陽葉 シロマ(匿名)は、メモを貼った。 2022/07/09(Sat) 19:09:37 |
【秘】 長女 カナイ → 陽葉 シロマ『私は 慣れてるから 、あんまり驚かなかっただけでさ』 ………… 「 ん ぇ?」バヂ、と脳裏に火花が散らばった。 「おろぉか、」 もつれる舌に構わず、思考が垂れ流されていく。 こういうとこもだめなんだ。ぼくって奴は。 「ぉ 驚かなかった て 」何に? 「 こず ちゃ、 きみ」「死んだ人に 慣れてる。」 のか? 間抜け面が、月光をかすかに纏うきみを見る。 (-135) 2022/07/09(Sat) 19:13:31 |
【秘】 陽葉 シロマ → 奔放 クリス「……異常か。 君が言うのなら、そうなんだろうな」 貴方がその言葉に、蔑みや畏れ──何らかの感情を込めているとは思わない。 だから不快に思うでもなく、事実として受け入れる。 漂っていた足を止めた。 視線は合わない。 「何でもできる、とまでは思ってないけど。 試みてくれそうだとは思っているんだ」 何もせずに諦めるなんてこと、君はしないだろう? ▽ (-146) 2022/07/09(Sat) 21:35:51 |
【秘】 陽炎 シロマ → 奔放 クリスつい先程、向けたばかりの言葉が返って来るのを聞いた。 分の悪い賭けだ。 きっと君は、私の思う通りになってくれない。そんな予想はしている。 けれども、 「 ────ああ、期待しているよ! 」嬉しいと思ったから。 子供らしく、少女のように笑身を溢した。 「……この校舎に眠る全ての謎を解く≠ニ言ったんだ。 よろしく頼むよ?」 唇は静かに弧を描き、ピントが外れたように輪郭が滲んで──── ───ゆらり、少女の影が消えていく。 (-147) 2022/07/09(Sat) 21:37:05 |
【秘】 奔放 クリス → 陽葉 シロマ「嬉しそうにするな」 ぼやくように呟いた。何が嬉しいのかさっぱりだ。 ──それに理解を深めるべく、動くのだ。 結局、不出来な模倣でしかないのだろう。 あれのようには必要な物だけ以外打ち払う事が出来ない。 結末として、こうなるのもまぁ当然だったのだろうが。 それを打ち切る機能は自身には搭載されていない。 「美談にはなりやしないのだろうから」 「僕の何を知ってるっていうんだ、あいつは」 投げかけるわけでもなく、呟いて。 なぞがそこにあるから。 立ち上がって、歩き出した。 「暴いてやるよ、白間」 相馬栗栖という男はきっと。 探偵には向いていない。 (-150) 2022/07/09(Sat) 22:13:26 |
【秘】 陽炎 シロマ → 長女 カナイ「……ん、変なこと言ったかな」 心配そうに貴方の顔を覗き込む。 その様子は、生徒を助けようと席へやって来る教師の姿を彷彿とさせる。 白間梢はいつも通りだ。 いつから? 白間梢は昔からこんな子供だった。 どんな? 正月に親戚で集まった時だって、隅に座る貴方の隣にいたのは決まって彼女だった。 本当に? 「……それに、先生になるならさ。 何事にも動じず構えてなきゃいけないだろう?」 嬉々として語り出すのは、時代遅れも甚だしい教師像。 そもそも。 彼女は、進学を諦めた筈である。 奨学金という手段もありながら、少しでも早く家を出たいからと。 数年間の通学が保証される家庭ではないからと。 そう小さく溢した、いつかの帰り道。 ────空は、どんな色をしていただろう。 (-167) 2022/07/10(Sun) 0:02:54 |
陽葉 シロマは、メモを貼った。 (a75) 2022/07/10(Sun) 4:50:43 |
【秘】 長女 カナイ → 陽葉 シロマ「 こ、 ずちゃん…」覗き込んでくる顔を、呆然と見つめ返す。 当然返ってくるはずの否定は、行方知れずで。 「こずちゃ ん、 」変なこと言ってるのは、きみの方だ。 「……こずちゃん…」 白間梢は、そばにいてくれた。 いつまで? 血を分けた人たちにすら馴染めない、鹿乃のそばに。 梢は優しい。しっかり者の、こずちゃん。 例えば? 皆の人気者で、何でもできるすごい子なんだ。 昔っから、ずっとずっと。 本当に! 「んぃ、 ぎぅ 」▽ (-194) 2022/07/10(Sun) 6:44:46 |
【秘】 長女 カナイ → 陽葉 シロマ「 せ、 んせぇ なるの か 」脳の裏がバヂバヂ煩くて、チカチカ火花が舞い散って。 けれど、細い細い糸が。こんなに煌めくから。 のろのろと、縋りつくように白間の上着を握る。 そうしなければ─── 目の前の少女が急に、遠くに行ってしまうような気がして。 ……絶対、いい先生になれるのに、と。 こっそり唇を噛んだ日の空は、思い出せない。 『こ こずちゃ…… うぅん、ん。そぉ、か。 そ、かぁ……』 (-195) 2022/07/10(Sun) 6:52:18 |
【秘】 陽炎 シロマ → 長女 カナイ焼けた肉の臭いがする。 ……ぐるる。 場違いな腹の音がどこかで鳴った。 どこで? 「うん……やっぱり、諦めきれなくてさ。 こうなったら自力で先生になるしかないと思ってね」 これ が口に出すのはおかしなことばかり。しかし声色は変わらず、自信に満ち芯の強さを持っている。 まるでおかしいのは貴方であると断言するかのようだった。 焼けた肉の臭いがする。 「でも先生って、生徒がいなきゃできないだろう?」 上着を掴む手に、そっと自分の手を重ねる。 その手のひらは、焼けた様に熱い。 ▽ (-204) 2022/07/10(Sun) 12:16:58 |
【秘】 陽炎 シロマ → 長女 カナイ「 だから、生徒を集めてるんだ。 」貴方達である必要はあるのだろうか。 「誰も置いてけぼりにしない。 誰もがありのままの自分でいられる。 そんな学級を作りたいんだ。」 貴方である必要はあるのだろうか。 「……カナ姉にも、手伝って欲しい。 私達だけじゃ、難しいことだから」 それでも。 貴方を、ねーちゃん≠、頼った。 焼けた肉の臭いがする。 (-205) 2022/07/10(Sun) 12:18:02 |
【秘】 長女 カナイ → 陽葉 シロマ焼けた肉の臭いがする。 蚊取り線香の煙が、仄かにたちのぼる。 いつもの夏を切り取ったような、日常に漂っていた香り。 ぁ 集める て。 縋る手が焼かれるように熱い。 きらきら綺麗なだけの糸は鋭くて、 「どうや ……って」 ぼくが見たかったのはそんな、おかしな幻じゃなかった。 ▽ 焼けた肉の臭いがする。 (-212) 2022/07/10(Sun) 14:56:19 |
【秘】 長女 カナイ → 陽葉 シロマ「あは」 「き 決まってる 青褪めた顔が、乾いた笑いを漏らして。 壊れた蛇口みたいにぼとぼと言葉を吐いていく。 「ぼくでも。わかる、ぞ」 「なぁ、こずちゃん」 「……こ 」 「ころすん か」 ぼた、ぼた。 大粒の汗を落として、ぐる。間の抜けた音。 誰のだ。 焼けた肉の臭いが、渦巻き型の夏の香りを覆っていく。 「せ 先生、に なりたいから、か ?」 (-213) 2022/07/10(Sun) 15:01:04 |
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