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【秘】 ウユニ → サルコシパラ (-7) 2022/08/24(Wed) 23:19:32 |
【秘】 ウユニ → サルコシパラ 昨夜、口にしてしまった言葉が頭をよぎる。 治ったら、ウエディングドレスを着たい、なんて。 治るはずもないと思いながら言った言葉だったのに。 言わなければよかったと思っても、 遅 い。 (-10) 2022/08/24(Wed) 23:33:46 |
【雲】 サルコシパラ「ウユニさん…… どうか…自分を責めないでください。 これは僕が選んだ結末ですから。 貴女が悲しむことは何も…………。」 (D34) 2022/08/26(Fri) 0:02:43 |
【雲】 サルコシパラ激情の渦に飲み込まれたウユニを 守るようにサルコシパラは手を伸ばす。 裏切り者だと涙を流す姿に 心痛まないとは言わないが けれど彼女の言葉を否定することは サルコシパラにはできなくて。 (D35) 2022/08/26(Fri) 0:03:18 |
【雲】 サルコシパラ花一つ咲かない自分の身体を ウユニへと見せれば 「貴女の苦悩と比べれば こんなのは安いものです。」 そう言って彼女を落ち着かせようと その荒む心を宥めていく。 (D37) 2022/08/26(Fri) 0:06:24 |
【雲】 サルコシパラ荒むウユニを案じたサルコシパラは 思いついたようにウユニの瞳を覗いて 「私の部屋にもうひとつ贈り物があるんです。 よければ…持ってきてもらえませんか?」 そんな提案をする。 丘の上からサルコシパラの自室までは 数十分でたどり着ける。 しかし発症のきっかけが分からない以上 自分が不用意に動くのはあまり得策ではない。 もしもウユニが渋るのなら そのような理由もしっかりと告げるが 彼女は受け入れてくれるだろうか?* (D38) 2022/08/26(Fri) 0:07:49 |
【秘】 ウユニ → サルコシパラ「私は、いつまでも貴方を愛しているわ。」 貴方を見つめて、愛を囁くと。 柔らかな口付けを、貴方に贈った。 (-13) 2022/08/26(Fri) 13:56:17 |
【独】 サルコシパラ流行り病に犯されたように 身体中に倦怠感が駆け巡る。 彼女から愛を伝えられて 彼女の涙を見せられて 心が動かされる度に この倦怠感は強くなっていた。 (-15) 2022/08/27(Sat) 7:59:12 |
【独】 サルコシパラ並外れた精神が成し遂げた奇跡は 感情の昂りによる花の開花を押さえ込み 最愛の人を欺くことさえできてしまった。 しかし彼女がこの場所を去れば 無理矢理止めていた時計の針が回り出す。 (-18) 2022/08/27(Sat) 8:01:57 |
【雲】 サルコシパラ「ぐっ…ぁ…うあああっ…!」 自分が自分でなくなっていくような 恐怖を感じれば、頭の中はウユニとの 思い出に満ち溢れていく。 その度に背中の竜胆は羽化する蛹のごとく 大きな成長を遂げいき、腕先や身体の節々には 色とりどりの薔薇が咲き誇り。 そして左目に咲いたのは、勿忘草だった。 (D55) 2022/08/27(Sat) 8:04:58 |
【雲】 サルコシパラサルコシパラは血液のように 花弁を身体から散らしながら 丘の橋に生えていた木にもたれかかる。 しかし花咲みが留まることはなく、 やがてサルコシパラはその身体を 自分から咲いた花々に包ませて 遠くなる意識の中、蒼空を仰いだ。 (D56) 2022/08/27(Sat) 8:06:02 |
【置】 サルコシパラ「ウユニさん。 私は貴女に謝らなければなりません。 きっとこれを読んでいるということは 僕が今、貴女を哀しませているということ。 何も言い訳はできません。」 (L0) 2022/08/27(Sat) 8:14:24 公開: 2022/08/27(Sat) 8:30:00 |
【置】 サルコシパラ「貴女から病気の事を聞かされた時から 私はずっとこの道を考えていました。 決して貴女がこれを望まないことも 全てをわかった上で、僕は貴女の命を 未来に繋ぐことを選ぶことにしたのです。」 (L1) 2022/08/27(Sat) 8:15:20 公開: 2022/08/27(Sat) 8:30:00 |
【置】 サルコシパラ「だから叶うならどうか… 今は生き延びてください。 そうして好きなだけ寄り道をして 好きなだけ生き抜いてみてください。 また数十年後、貴女に会えることを楽しみに 私は蒼空で貴女を見守っています。」 (L3) 2022/08/27(Sat) 8:20:06 公開: 2022/08/27(Sat) 8:30:00 |
【雲】 サルコシパラ苦悩の日も、健やかなる日も 蒼空はいつだって壮大で青い。 蒼空を見上げたまま サルコシパラは小さく笑い独り呟くと そのまま意識を手放して。 いつも被っていた仮面が 滑り落ちるように地面に投げ出される。 (D57) 2022/08/27(Sat) 8:21:29 |
【雲】 サルコシパラ彼女が戻ってきた頃には そこにはサルコシパラの姿はなく あるのは木にもたれかかるように 咲いた竜胆や薔薇と たった一輪の、勿忘草** (D58) 2022/08/27(Sat) 8:24:25 |
【秘】 ウユニ → サルコシパラ いかないで、独りにしないで。 そばにいるって、死なないって言ったのに。 うそつき、わたしもつれていって。 (-20) 2022/08/27(Sat) 17:23:09 |
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