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楢崎大地は、ふらふらと中庭に歩いていく (a2) 2021/11/06(Sat) 21:26:27 |
楢崎大地は、中庭で歌い始めた (a3) 2021/11/06(Sat) 21:26:59 |
楢崎大地は、異能制御のアクセサリーをしていない (a4) 2021/11/06(Sat) 21:27:17 |
【人】 楢崎大地歌声が口からこぼれる度に、周囲の植物は枯れていく 歌声が口からあふれる度に、目の前の木は花を咲かせていく 中庭にある桜の木 体育祭もせまる秋の空の下で、季節外れの桜が咲いていく 歌声は止まらない 歌声を止められない このままなら、周囲の草も花も木も枯れ果てたとしても、たった一本の桜だけは美しく咲き誇るだろう 全ては彼の桜のために、枯れていく (2) 2021/11/06(Sat) 21:32:00 |
楢崎大地は、季節外れの桜の下で歌っている (a6) 2021/11/06(Sat) 21:33:29 |
【人】 楢崎大地しばらく歌い続け、桜が満開になったところで ふつりと糸が途切れるように、レコーダーが止まるように、歌が終わる ぼーっとした目で桜の花をしばらく見上げ 不意にその下で間食の唐揚げ弁当を食べ始める 「めちゃくちゃ異能抑えられなくて焦ったけど、花見弁当になってラッキーだったかも」 (12) 2021/11/06(Sat) 22:17:21 |
【秘】 楢崎大地 → 朝日元親『喧嘩売るなら美味いもん食いたい』 『そこの動物園、今だとライオンランチとハイエナパフェってのあるらしくて』 食欲 (-25) 2021/11/07(Sun) 0:45:25 |
【秘】 朝日元親 → 楢崎大地『普通のファミレスのランチやパフェで満足出来ないわけ?』 『っていうか何だよ、ライオンランチもハイエナパフェも』 『動物の名前ただ付けただけじゃないか』 動物園の商法に容易く引っかかってないか、こいつ。 (-27) 2021/11/07(Sun) 0:54:20 |
【秘】 楢崎大地 → 朝日元親『ミーアキャットミルフィーユとかイボイノシシステーキとかもある』 『ハイエナパフェも写真見た感じ、可愛いかったし……』 動物園商法に引っ掛かってる自覚はあるものの気になってしまったのでしょうがないのだ (-28) 2021/11/07(Sun) 0:57:41 |
【秘】 朝日元親 → 楢崎大地『敢えてキリンとかゾウとかを外すその動物園のセンスはどうなの?』 『ヤケにハイエナ推すけどさ』 『嫌いなもんは嫌いなんだよ』 『僕の1日を嫌いなもんで棒に振れってんなら話は別だけど』 あとやっぱりそのセンスの動物園、近寄りたくはないな。 (-29) 2021/11/07(Sun) 1:03:59 |
【秘】 楢崎大地 → 朝日元親『実際に見たら印象変わるかもなって』 『なんなら、動物園帰りにまた別のとこ行けばいいし』 棒に振らせようどころか、がっつり振り回すつもりだ (-30) 2021/11/07(Sun) 1:07:28 |
【秘】 朝日元親 → 楢崎大地『 めちゃくちゃ連れ回す気じゃないか 』『あのさあ、今更見ただけで変わるかよ』 『それに僕はただハイエナが嫌いな訳じゃない』 『この異能を思い出すから、ハイエナが嫌いなんだ』 ハイエナの世間の評価が風評被害だって事くらい僕が1番よく知っている。 でも僕が知ってるからって、何かが変わるもんじゃないだろ。 (-31) 2021/11/07(Sun) 1:13:45 |
【秘】 楢崎大地 → 朝日元親『1日連れ回すしなんなら徹夜カラオケお夜食コースまで付き合わせてやるからな』 『明日の朝日を拝めると思うな(明け方に寝て昼に起きるだろうという意味で)』 『え、ハイエナっぽくなるだけの異能だろ?』 『普通にシンプルな変化系っぽそうだけど』 その程度の認識である (-32) 2021/11/07(Sun) 1:17:36 |
【秘】 朝日元親 → 楢崎大地その返信を見て、僕の手が一瞬止まった。 『悪いけど、無理だよ』 『夜には寮に戻らないといけないから』 『ハイエナっぽいどころか、ハイエナの特性を全部持つ、が正しいかな』 『だから変化形というよりは強化系だよ』 『役に立つこともあるけどさ』 『「ハイエナのようなやつ」っていい言葉じゃないだろ。そういうこと』 (-33) 2021/11/07(Sun) 1:24:28 |
【秘】 楢崎大地 → 朝日元親『そういえば、寮ってその辺の規則厳しかったっけ。残念』 『別に、ハイエナのようになるからってハイエナのイメージと同じと思うか?』 『というか、ハイエナは可愛いんだけど』 『話ずれるからそれはおいといて』 『結局、そういうことを言うやつは、自分より強そうだから貶そうっていうやっかみだけで言ってるんじゃないか?』 『気にするだけ無駄、朝のうちに明日の夕飯を気にした方が建設的なぐらい』 (-35) 2021/11/07(Sun) 1:36:39 |
【秘】 朝日元親 → 楢崎大地────規則ではない。 僕が寮に戻らないといけないのは、別の理由だ。 でもそれを口にする必要は無い。 こんな情けない話、誰にも言えるものか。 『やっかみだとしても』 『そうやって貶す余地がある時点でさ』 『気にするだけ無駄なのはそうだよ』 『でもだからって、嫌いだって感情をどうにかできるもんじゃないだろ?』 (-36) 2021/11/07(Sun) 1:50:54 |
【秘】 楢崎大地 → 朝日元親『気にして嫌いになると、負けてる気になって、余計ハイエナの可愛さを勧めてやりたくなるなぁ』 『けど、あんたは優しいやつだな』 (-38) 2021/11/07(Sun) 1:56:11 |
【秘】 朝日元親 → 楢崎大地『は?』 また、は?とか言ってしまった。 いや今回は、打ち込んで送信してしまった。 『今の話でどうしてそうなるの』 純粋に理解が出来なかった。 僕は嫌いなものが嫌いと、主張をしているだけじゃないか。 (-40) 2021/11/07(Sun) 2:25:18 |
【秘】 楢崎大地 → 朝日元親『だって、そういう奴らをその異能で何にも言えなくなるぐらい叩きのめしたりしてないんだろ?』 『言われて耐えて、関連するものを嫌いに思う』 『苦しくてもそれを選べる時点で、優しいだろ』 (-41) 2021/11/07(Sun) 2:27:50 |
【秘】 朝日元親 → 楢崎大地考えた事のない視点だったから、また返信を打つ僕の手は止まる。 『前科者にはなりたくないからね』 少し間を置いてそんなことを返すけど、ポーズに過ぎない事は僕自身がよく分かっている。 そんなことをいちいち考えられる程、キレた時の僕が利口じゃない事は僕が1番よく知っている。 『それに自分の異能で怪我されるのは嫌だろ』 『どんなにムカつく奴でもさ』 ムカつくを通り越し、憎んですらいる相手はいた。 それでもその場で加害をしなかった事を考えると、楢崎の言葉は正しいんだろうか。 いつの間にかそんな、答えの出ない思考に沈む。 (-42) 2021/11/07(Sun) 2:43:00 |
【秘】 楢崎大地 → 朝日元親『いくらひねても、お前は獣にはなれないよ』 『例え見た目や能力が完全ハイエナになっても、やっぱり優しい人間だ』 『暴走して、俺がお前をハイエナと呼んで、すぐに襲わなかった』 『結局、それが事実だ』 (-43) 2021/11/07(Sun) 2:49:27 |
【秘】 朝日元親 → 楢崎大地『そう思ってたんだ、あんた』 暴走していた間のことは薄らだけど覚えている。 知られたくない異能がああも派手に知れ渡った事に絶望して、人の目を恐れて、もう全てどうでもいいとすら思っていた。 それでも他人を襲わなかったのは、それが八つ当たりだと気付いたからか。 かなりギリギリの葛藤ではあったから、そこまで詳細な機微を僕はもう思い出せはしないけど。 「……」 一言だけ返信をして、短く息を吐いた僕は、再度スマートフォンの画面を指で叩く。 『そこまで言うなら』 『動物園、行ってやるよ。1回だけね』 (-61) 2021/11/07(Sun) 13:45:56 |
【秘】 楢崎大地 → 朝日元親『楽しみにしてる』 『楽しい思い出、作ろうな』 そう送信して、笑みを浮かべる 予定を合わせて、遊びに行くその日が楽しみだ (-65) 2021/11/07(Sun) 14:15:45 |
【秘】 朝日元親 → 楢崎大地『はいはい』 それだけ打って、メッセージアプリを閉じる。 楽しい思い出になる予感は、あんまりしない。 そもそも獣臭いんだよね、動物園。 それでも行ってやってもいいかと思うくらいには変化はあった。 ここ数日の、新薬騒動のお陰だ。 僕にとっては、かなり皮肉なことに。 (-67) 2021/11/07(Sun) 14:35:33 |
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