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【人】 月影 帳ええ、あなたにできることですよ。 ここでは探し物が成功したらお代を頂いています。 ―――あなたが記憶を取り戻してから お願いをお伝えいたしますね。 (5) 2023/07/30(Sun) 3:02:42 |
【人】 月影 帳[ もう二度と、このお店には来ない事。 それが、僕が君にするつもりのお願い。 今言っても困惑させるだけだから。 言うつもりはないんだ。 ] (6) 2023/07/30(Sun) 3:03:35 |
【人】 月影 帳―――お金払わないの、気になりますか? どうしても、というのなら。 この店にあるもので 気になるものがありましたら ご購入頂けたら嬉しいです。 [ まあ、探し物のお代というより ただの買い物なわけだけど。 別に悪い話ではないと思うし 君から探し物の対価を受け取るのは やっぱり気が引けるから。 これ以上の代替案も思い浮かばなかったしね。 ……どのみちいつもの方法で 代金を決めたとしても 時間がかからないから要りません、って 話になってくるんだけどね。 ] (7) 2023/07/30(Sun) 3:04:08 |
【人】 月影 帳[ そうして君は帰っていった。 本当は送りましょうか?って言いたかったけど 君からしたら初対面の男に 送るって言われてもちょっと… 割と怪しいだろうし。 暗いのでお気をつけて、って見送った。 一人きりになったところで 僕はさっき閉じた本を開く。 そこには緋色のリボンがついた栞。 この色を見る度、君を想っては 罪悪感と後悔にさいなまれ続けていた。 あの時、なんであんなこと言ったんだろう なんで謝らなかったんだろう。 幼かった自分が嫌になる。 いっそ幼かったからって 年のせいにして君を忘れてしまえば楽なのに そんなことはできるはずもなかった。 ] (8) 2023/07/30(Sun) 3:04:44 |
【人】 月影 帳*** [ いつもと違って探し物を知っている。 ただ、知ってるからこそ迷っていた。 事故前後の記憶が、なくなった記憶。 それを思い出したいなら、事故のことを 思い出さないといけないってこと。 事故があった場所に行けば 刺激にはなるだろう、とは思っているものの。 事故は君にとっても怖いものだったはずで そこへ君を連れて行っていいものか、って。 ] (9) 2023/07/30(Sun) 3:05:53 |
【人】 月影 帳[ 一週間後、答えは出ないまま。 夕方までがすごく長く感じて 昼間はずっと落ち着かなかった。 それでも夕方頃にはいつも通りのフリくらいは 出来ていたんじゃないかと思う。 君が来る少し前、 頻繁に来る女の子が今日も店へ来ていた。 いっつも来るけど雑貨を買う時もあれば ただの冷やかしの時もある。 ……冷やかしの方が多いかな。 正直、興味なかったんだけど 二人しかいない時はしつこく話しかけられるし 面倒だなって思って席を外すことも多い。 今日は君が来るのを知ってるから そういうわけにもいかないし。 カウンターで本を読みながら 君を待つつもりでいたんだ。 店員にしては態度が悪いのは…… ちょっと勘弁してほしいところだけど。 ] (10) 2023/07/30(Sun) 3:06:39 |
【人】 月影 帳[ 何読んでるんですか? なんて話しかけられてあなたには関係ないです、 って我ながら冷たい返事をしたはずなのに その子はめげることもなく。 関係あります! とか知りたいんです 、とかいろいろ言ってきて。 ため息をついて、本のタイトルだけ 教えたところだったかな。 君が入ってきてくれたのは。 扉のあく音に反応して 彼女も君の方を振り向いて 人目を気にしたのか一旦僕から離れてくれた。 ] (11) 2023/07/30(Sun) 3:07:35 |
【人】 月影 帳こんにちは。 ああ、何か気になるものがあれば。 ご自由に見て言ってください。 [ ふわりと微笑みながら勧めて もう一度彼女の方を見れば 邪魔だと言わんばかりに君の方を見ていた。 はあ、って露骨にため息をついてしまったのは 彼女に少しだけ悪い気もするけど 迷惑なことをしてるからしかたない。 ] (12) 2023/07/30(Sun) 3:08:06 |
【人】 月影 帳……申し訳ございません。 今日はもう、お店を閉める予定なので 何かご購入する予定がなければ お帰り頂けないでしょうか。 [ 本当はもっと丁寧な言い方とか あったんじゃないかなって思う。 言葉の端々に棘が含む言い方に 流石の彼女もイラっとしたようで、 あっちの子はいいんですか 、って聞かれたから。] (13) 2023/07/30(Sun) 3:08:32 |
【人】 月影 帳あちらの方は僕の 特別 なお客様ですから。[ と、君の方を見て言うんだ。 それから常連の女の子へと向き直り。 ] それと。 僕は 誰とも 付き合うつもりもありません。何度来ていただいても無駄、ですから。 [ きっぱりと言い切ると 君の方へ歩いていって手を差し出す。 ] (14) 2023/07/30(Sun) 3:08:59 |
【人】 月影 帳ということで。 お待たせいたしました。 あなたの準備さえ宜しければ 出発してもいいですか? [ そう、君に問いかけたんだ。 君がいいと言ったなら 店を出て、ひとまず事故があった場所の近くまでは 歩き出そうかな、って考えながら。 ]** (15) 2023/07/30(Sun) 3:09:54 |
【秘】 星川 緋彩 → 月影 帳いえいえいえいえ、 十分凄いじゃないですか だってただの勘って言われるって事は当たったのでしょう? 能力って分かりやすい物ばかりじゃないですよ、本当に。 [今のご時世魔法っぽいことは科学で割と再現出来るもの。 本物のファンタジーより現実の方が余程便利で楽に 凄いことが出来ちゃうのってなんだかおもしろいわね。] (-4) 2023/07/30(Sun) 10:02:17 |
【秘】 星川 緋彩 → 月影 帳[続いた言葉に、じわじわと胸が熱くなってくるの。 知ってる人がいる。分かってくれる人がいる。 その喜びは過去にも感じた事とわからない。] 店員さん も 、魔法使い なんですね![今度は私が『も』を付ける番。 昔の相手が自分だなんて全く気付かない。] (-5) 2023/07/30(Sun) 10:03:37 |
【秘】 星川 緋彩 → 月影 帳昔も? 同じように思った人がいるのですね。 気が合いそうです。 あのですね、 記憶を戻せてなくて説得力低いのは承知の上で 私も魔法使いなんです って言ったら信じて貰えます?[今の私なら軽い小物一つなら昔ほど疲れず浮かせられるわ。 手品に見えそうだけど……。 証明してみせましょうか? そう言って使える物がないか周りを見渡したの。 遠慮されるなら素直に引くし頼まれるならやるつもりよ。] (-6) 2023/07/30(Sun) 10:04:02 |
【秘】 星川 緋彩 → 月影 帳……そうなのですか [その言葉に首を傾げたの。 今の私に意味が分からない事、というのは 戻った私にはわかることでいいのよね? あれ、なんかそれってつまり?] (-7) 2023/07/30(Sun) 10:04:40 |
【秘】 星川 緋彩 → 月影 帳魔法 っていうからにはもう既に何かを掴んでいるのかな、と思って [会話しながら、知らない内にもう魔法で知られている。 その可能性がまず閃いたのよ。 それだけの話。] (-9) 2023/07/30(Sun) 10:05:00 |
【人】 月影 帳[ 君が疑問に思うのも無理はない。 不自然な態度な態度だろうと思う。 聞かれてしまったら ちょっと困った顔になったかな。 ] ……いえ、少し眩しかっただけですから。 [ 自身で輝くことのできる 星 の光は他の光に頼って輝くふりをする 月 には眩しい。君にはどんな意味で聞こえただろう。 照明が眩しかったとか、 そんな風にとらえていてくれると 有難いなって思う。 ] (32) 2023/07/31(Mon) 21:20:41 |
【人】 月影 帳信じていないのにいらっしゃる方もいますよ。 だから……そう考えられるあなたは 素敵だと、僕は思いますよ。 [ つられたように笑いながら返した。 どこか遠い場所には 自分が会いたいと思う人に会える、なんて 噂の町だってあるくらいだから。 現実的には有り得ないことはあるものだ。 ] (33) 2023/07/31(Mon) 21:21:02 |
【秘】 月影 帳 → 星川 緋彩[ 凄いって何のためらいもなく言ってくれるのも 前と同じで、そんな真っ直ぐな言葉に ちょっと困ってしまうんだ。 すごいって言われるほどの事じゃないって 僕はずっと思い続けているし。 もっとすごい力なら…と 何度もない物ねだりをしていたから。 店員さんも、と言われても 僕は驚きもしない。 知ってる魔法使いって君のことだからね。 ] (-13) 2023/07/31(Mon) 21:22:12 |
【秘】 月影 帳 → 星川 緋彩……え、それ、は……。 …… 初対面 の僕に、言っていいんですか?[ ただ、まさかそれを今の君の口から 明かされるとは思ってなかったから 君が思うのとは違う意味で戸惑っていた。 ] (-14) 2023/07/31(Mon) 21:22:37 |
【秘】 月影 帳 → 星川 緋彩魔法、使えるんですね。 証明なんてなくても信じますよ。 [ 過去に証明してもらってるし 君に魔法を使ってもらうのが少し…… 怖い。 もうあのころとは違うのかもしれない。 そもそも証明するくらいなら 危ないことになんてならないのかも。 それでも不安はぬぐえなかったから。 証明は遠慮してしまったんだ。 ] (-15) 2023/07/31(Mon) 21:23:00 |
【人】 月影 帳[ 今の君には分からない、は 余計な言葉だったなって 君の言葉を聞いて気付く。 一瞬、僕が君の知り合いなんだって 気づいたのかと思ったけど そうは解釈しなかったみたいだ。 ] (34) 2023/07/31(Mon) 21:24:07 |
【秘】 月影 帳 → 星川 緋彩さぁ、どうでしょう。 ……それは秘密、という事で。 企業秘密…っていうと変かもしれませんが。 [ 唇に指を当てて秘密だって誤魔化した。 どのみち、君がすべて思い出したら この疑問だってわかるんだから。 ] (-16) 2023/07/31(Mon) 21:24:30 |
【人】 月影 帳あとは……押し葉や押し花の栞もありますよ。 これもそうですね。 [ 手近にあった本に挟んである栞を 君へと見せる。 緋色のリボンに紅葉の押し葉の栞。 紙の色は白で、結構シンプルなものだけど ここに来てくれるお客さんに結構人気なんだ。 ] (36) 2023/07/31(Mon) 21:25:37 |
【人】 月影 帳赤が好きなんですよね。 似合わない、ってわかってるのに。 [ 男でこういう栞使ってる人は 珍しいって目を向けられることもあったから 言い訳みたいなことを口走ったのは ちょっと余計だったかもしれないな。 ]* (37) 2023/07/31(Mon) 21:26:02 |
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