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【秘】 学生 ニア → 異邦人 サルガス(2022/03/24(Thu) 12:42:30) 「貴方は来る前から知ってたのね、このお祭りのこと。 少し羨ましい……私も知っていたら、楽しみだっただろうから。 緊張せずに来れたのかも、なんてね」 ポルクスの売る、美しい蛍火のような銀の灯火。 貴方も見たのなら心がぽかぽかと暖かくなったことだろう。 私もまた買いに行こうかな、と零して。足をふらり揺らした。 「……私が幸せであることを願っている、ってこと? それなら、そう。きっとこうしてお話をしていること。 貴方と花弁を目で追って、他愛無いことで笑い合うこと。 貴方が笑顔であること……かしら。咄嗟に出てこないけど」 (-12) 2022/03/24(Thu) 22:03:05 |
【秘】 学生 ニア → 行商人 テレベルム(2022/03/24(Thu) 13:23:43) 白いふわふわ達を暫く眺めていた、けれど。 その中でも飛んで行ってしまいそうな子を指で撫ぜる。 聞こえてきた声に、ふと首を傾げたりもしただろう。 「……白いふわふわは、白いふわふわ」 確かにそれ以上でも以下でもないのだけれど。 指先でつつくようにそろりと示し指を伸ばし、ふわふわを楽しむ。 悪戯好きらしいが、さて。どんな悪戯をしてくれるのだろうか。 (-15) 2022/03/24(Thu) 22:13:01 |
【秘】 学生 ニア → 行商人 テレベルム「ふふ。私もふわふわ、大好きです。 可愛くて、柔らかくて、優しくて、いい匂いがしそうだから。 …………ねぇ、こんにちは。私はニア。 ふわふわさん達は、お名前はあるのかしら」 貴方の膝元に耳を寄せ、白いふわふわ達にご挨拶。 それに回答があったとしても、無かったとしても。 声が聞こえたとしても、聞こえなかったとしても。 貴方を見上げて、はにかんだような笑みを零すだろう。 (-16) 2022/03/24(Thu) 22:13:23 |
【秘】 異邦人 サルガス → 学生 ニア「来たる楽しみに胸をふくらませることもまた幸福の形ですからね。 また次の年、そうでなくとも未来、楽しいことに溢れていることでしょう。必要であれば見つけ次第、あなたに伝えに行きましょう。二人で待てば未来はより輝かしいものになるでしょう」 「肯定。見識が正しくて嬉しく思います。 友好的な関係を築くことが、あなたの幸福につながるとおもったものですから」 吹く風と舞う花弁を眺める。夏にも秋にも祭りはあるのだろうか。違う風が吹いて、違うものが舞う。同じ人が隣にいれば、それは幸福なことだろうか。 「花を好ましく思いますか、春の花が好きですか? 季節が廻ればまた別の花も見られることでしょうか」 そんなとりとめもない会話を形にして。口元をほころばせ、笑みを見せた。 (-18) 2022/03/24(Thu) 22:21:57 |
【秘】 学生 ニア → 物書き ラサルハグ(2022/03/24(Thu) 18:00:19) 「本当に綺麗でしたね、あの灯火は……。 ラサルハグさんの言う通り、お星さまのような光でしたから。 ……夜に見たら、流れ星だと勘違いしてしまうかも」 貴方の詩的な表現がなんだか美しくて、優しくて。 そういえば物書きだと名乗っていただろうか、と思い返した。 さて、貴方が共に茶を楽しんでくれるのならば。 ぱちんと柏手を打ち、華やかな笑みが零れ落ちる。 「ふふ。良かった、デートのお誘いに乗っていただけて。 ……なぁんて。冗談です、安心してください。 無理だけはなさらないでくださいね、ラサルハグさん」 貴方が杖を持っていない方の手に、手を差し伸べようとして。 流石にそこまでは余計な世話か、と。そろり引っ込める。 そうして貴方が先導する道をゆっくりと歩きながら。 幾つもの寄り道をして、喫茶店へと辿り着いただろう。 ✿ (-20) 2022/03/24(Thu) 22:33:58 |
【秘】 学生 ニア → 物書き ラサルハグさて、貴方のお勧めのテラス席へと足を伸ばして。 眺めのいい席を見つければ、貴方へと椅子を引いておこう。 貴方が腰掛けたのを確認すれば、此方もゆるりと腰を下ろして。 流れていく花弁に時折視線を奪われながら、紅茶を一つ注文。 頬を緩やかに撫ぜていく風に目を細め、人々を眺めて。 届いた紅茶に浮いた一片の花弁をスプーンでつついて。 貴方の胸元の小瓶に、そぅと指を伸ばした。 口元には僅かに悪戯っぽい笑み。 「……実は私が蜜の妖精さん、でして。 誰のを奪ってしまおうか、悩んでいたのですけれど。 優しく穏やかな貴方の蜜はとても美味しそうですから。 ───…ラサルハグさんの蜜を頂いても、よろしいですか?」 (-23) 2022/03/24(Thu) 22:35:48 |
【秘】 日輪 キンウ → 学生 ニア花びらを追いかけるのに少し飽きたころに目に留まったので、 ほうっと咲いていたお花に話しかけただけなのです。にゃ。 「ほわー。にゃ。 情景が思い浮かびますです。にゃ。 水の町です。にゃ。華やかなここと違って静かでキレイそうです。にゃ」 はい、男の人に奢ってもらいました。にゃ。 と炭酸水を振るとコップの中でぱちぱちと泡が弾けます。にゃ。 見れば炭酸水の中にも花びらが浮いている。 「個々の人たちはこういう花びらみたいに、 澄んだ水面を放っておけずに華々しさを添えてしまいます。にゃ。 なので遊びに誘われたら楽しんでほしいのです。にゃ」 ぱし、と空中で花びらをぱんちするとニアの鼻の頭に花びらが乗ります。にゃ。 (-28) 2022/03/24(Thu) 22:47:45 |
【秘】 行商人 テレベルム → 学生 ニアふわふわ はあなたの手に揉まれるとコロコロと転がりながら、もてあそばれる。哀れ、 ふわふわ はふわふわされるためにあるそうだ。「……名前、あるのか? つけてやったことはない」 『ないぞ! たちは たちだ! それ でもそれ でもね ! の にいて しいことをしてやるんだ! すげーだろ! へへんっ』 「名前は無いみたいだな。 このふわふわは……・蜜を取ろうとしたり、悪い奴を見つけてはおちょくったり。 今は、俺を楽しませるために居てくれている」 (-52) 2022/03/25(Fri) 20:00:43 |
【秘】 行商人 テレベルム → 学生 ニア「ニアも」 髪に顔を寄せ、すりと寄ってくる。 男性というより大型動物のそれと、子供のような好奇心。 「 白いふわふわ と同じで良い匂いがする。俺の好きな花とお日様の匂いと……? 多分、ニアの香り、だな」 (-53) 2022/03/25(Fri) 20:00:54 |
【秘】 物書き ラサルハグ → 学生 ニア「デート……ふふ、私は構わないが。 私にニア殿ほどの女性は…、勿体無いかな。 …きっと、多くの人々に妬かれてしまうだろう」 少女の細やかな気遣いに少しばかり申し訳無くすら思ったものの、あらわすべきは謝意だろう。 引かれた椅子に礼を言いついで、そんな事を宣う。 春風が優しく頬を髪を撫で、穏やかな陽光が紅茶を透かす。良い席が取れた。 この店ならばどこであれ、良い席かもしれないが。 「……気配りの良く出来るお嬢さんだ。 …良き縁に、善く育まれているものだろうか。 そう簡単に得られる技能では…ないと。感心してしまうな」 年の頃にして品の良い振る舞いをするように見える。 こちらはこちらで我ながら年寄り臭い発言だと思うが。 そんな折、少女の囁きが年相応に楽しそうなものだから。 きょとんと一度、瞬きをして。 → (-73) 2022/03/26(Sat) 0:31:06 |
【秘】 物書き ラサルハグ → 学生 ニア首飾りは持ち主の手でそっと外されて、 「……そう言われては、断り難いが… これは陣営戦だったように思う。すると…、 …タダで差し上げるのも、同じ陣営の参加者に少し悪いか」 テーブルの上、少女と男の間に置かれた。 そのままゆったりと行儀悪く頬杖をついて、目を細める。 「…では、私が目を離している隙に。 貴公がこれを取る事が出来たら…、差し上げようか。 …赤子の手を捻るように、とまではいくまいよ」 (-74) 2022/03/26(Sat) 0:31:47 |
【赤】 学生 ニア/* そっか。味方からも奪えちゃうんだ。 それはそれでちょっぴり楽しそうだけれど。 私も勝負事は勝ちたいから、今回は我慢、かな。 (*6) 2022/03/26(Sat) 1:40:10 |
ニアは、黒髪に付いた一片の花弁を摘んで、優しく吹き遊んだ。 (a5) 2022/03/26(Sat) 1:41:30 |
【秘】 学生 ニア → 日輪 キンウ貴方の綻ぶような笑みも、まるで花のよう。 こんなところにも咲いていたのね、なんて笑みを深めて。 「えぇ、本当に綺麗だったの。貴方にも見せてあげたいくらい。 水面に映る花々が、水面に霞む星月が、光を伴っている姿を」 ぱちん、ぱちん。弾ける泡が瞳に映り、瞬きを二度、三度。 コップの中の炭酸水がしゅわしゅわと音を立てるのを聞けば。 ちょっぴり飲みたくなってしまったから、後で探してみよう。 「澄んだ水面を放っておけない、かぁ……。 ふふ、それなら私も炭酸水みたいにはしゃいで───…ん、」 鼻先に落ちた花弁を指先で摘んで、ふわり空に逃がそう。 風と舞い踊るように遊ぶ花弁を見送って、貴方に視線を戻す。 「……お名前。キンウ、だったかしら。 ありがとう、こうして気に掛けてくれて」 (-78) 2022/03/26(Sat) 2:04:25 |
【秘】 学生 ニア → 行商人 テレベルム白いふわふわ達を指先でつつきながら、触り心地を確かめる。 どのふわふわもふわふわしているのだけれど、折角ならば。 個々を識別できたらなぁ、なんて思うのだ。 「……みんな、お名前ないんだ。 ふふ、すごいね。本当にイタズラっ子だ」 白いふわふわ達に語り掛けるように声を掛ける。 蜜を取る、なんて言葉には胸元をそぅと確認したりして。 変わらず胸元にころんと転がるそれに安堵の息を吐いた。 何より今は貴方を楽しませる為に存在しているのならば。 根はとても素直で可愛らしい子たちなのだろうと結論付けた。 (-79) 2022/03/26(Sat) 2:31:31 |
【秘】 学生 ニア → 行商人 テレベルム「……ひゃ、」 さて、貴方の顔が髪に寄れば、間の抜けた声を上げてしまう。 擽ったそうな顔で暫く俯いていたけれど、はくはくと口を開いて。 「な、んだか。恥ずかしい……です。 私の匂い……へ、変じゃないなら良かった、です、けど」 結わった黒髪の一房を摘んで鼻先に寄せ、すんと香りを確かめる。 自分ではわからぬけれど、きっと『ニアの香り』がするのだろう。 良い匂いなのであれば幸い。だけれど、少しばかり悔しくて。 (-80) 2022/03/26(Sat) 2:31:55 |
【秘】 学生 ニア → 行商人 テレベルム貴方の流れる髪に鼻先を寄せれば。 甘い花の香りと、優しいお日様と……貴方か、白いふわふわか。 どこか暖かい匂いをいっぱいに吸い込んで目を瞑る。 きっと。この香りに包まれてお昼寝するのは気持ち良いだろう。 そんな想いを吹き払うように流れた春風は、ゆるり薫った。 (-81) 2022/03/26(Sat) 2:32:22 |
【秘】 学生 ニア → 物書き ラサルハグ「……ふふ、デートなんて本気で言ってしまったら。 私こそ妬かれて怒られてしまいそう……なんて。 ラサルハグさんは皆さんのアイドルのような存在ですし。 既に誰かに想いを寄せられているかもしれませんし、ね?」 離れた場所から眺めているだけでも、貴方の周りはいつも賑やか。 華やかな花々や、妖精のように愛らしい女性に囲まれていて。 だからこそ、少しばかり誘うのも躊躇われたのだけれど……。 なんて。そんな言葉は紅茶と共に飲み下してしまおう。 「……ふふ、お褒めに預かり光栄です。 スマートなエスコートが出来ていたらいいな」 誘った側としては、貴方に不快な思いをさせたくなくて。 それ以上に共に居て楽しかったと思ってもらえるように。 ついでに悪戯が上手くいくように、なんて下心が混じっていて。 年相応、よりかは少しばかり落ち着いた様子の貴方の言葉には、 多少なりとも面映ゆい気持ちにもなっただろう。 ✿ (-93) 2022/03/26(Sat) 15:12:26 |
【秘】 学生 ニア → 物書き ラサルハグさて。貴方が外した首飾りに視線を向け、再度顔を上げてみれば。 どこか余裕を感じる貴方の様子に、此方もゆるり頬が緩んだ。 両手指を組み、その上に顎を置いて。真正面から貴方を見つめる。 どうしたものか。暫しの思案の間に、花弁が一片傍に落ちた。 「……頬杖をついていたら、動きが鈍くなってしまいませんか」 冗談めかして囁けば、解いた指を滑らせて。 貴方との間に置かれた、卓上の小瓶に手を伸ばす。 本気で取ろうとは思っていない、緩やかな動きだ。 貴方の言葉からすれば容易に取れるものでもないだろう。 小瓶に貴方の手が被されば、素直に手を引くつもりだ。 (-94) 2022/03/26(Sat) 15:13:36 |
【秘】 物書き ラサルハグ → 学生 ニア「アイドル」 信仰の対象、偶像。否。言わんとする意味は解る。 とはいえ思い当たる節は無く、少女の言い分に首をひねった。 「……数日前に訪れたばかりの者が…そんな身分なら。 私がどうこうではなく…、この街の… この祭りを好く人々が、…人懐っこいのだろうな」 実際、人々の歓迎はあたたかく手厚い。 無論この少女も例に漏れず。出来るものならその親切に報いたいのだが、具体的に何をと思いつかないでいる。 この平穏を享受して、こうしてたのしく過ごすことが、 ひいては恩返しに繋がると良いのだが。 あまり発想が無くて、全くこれだから。 → (-96) 2022/03/26(Sat) 16:17:37 |
【秘】 物書き ラサルハグ → 学生 ニア幾らも距離近く見つめ合う形になって、少女の瞳を前に、 機嫌の良い猫の様に目を細める。 そっと伸ばされた細い手指に、 大人の男の手をおなじく緩やかに伸ばし、 ダンスの誘いよろしく添えるように取って。 「…そうかもしれないな。だから、…」 今度こそにっこり笑って、囁いた。 「…うっかり盗られてしまう事も、あるだろうさ」 このお茶会が終わるまでに、少女の悪戯は成功するだろう。 戯れにあきれるように、花弁は風に乗って去っていく。 (-97) 2022/03/26(Sat) 16:18:02 |
【独】 学生 ニア/* ラサルハグ氏、強すぎんか?????????? でも狂ったら危ないのはわかってるので深呼吸しておきます たくさん一緒に遊んでくれ 助かる (-99) 2022/03/26(Sat) 17:18:13 |
【秘】 行商人 テレベルム → 学生 ニア「今日暖かい日差しだ、今寝ても誰も咎めない」 だが、と、続けるテレベルムの瞳は穏やかで。 水晶の奥に秘められている人間としての本質が、まるで無色透明に溶かされているかのよう。 恥ずかしげもなく、どことなく嬉しそうな無表情はそのまま身を寄せて不敵に呟く。 白いふわふわの声は遠退いた。 幻のようで、はっきりと聞こえた何かの声。 それは再び静かに響くテレベレムの声に打ち消され霧散した。 「今だけは、その蜜も、ニアも。 誰にも盗まれないように俺が見張ってよう」 昼間にやって来るものならば、己がとっちめてやろうと。 機嫌よくしばらく話せば風が冷たくなってくる。 遅くならないうちに、あなたへと手を差し伸べ無表情は微笑んだ。 (-100) 2022/03/26(Sat) 17:18:28 |
【独】 学生 ニア/* ア゙ァ゙?! テレベルム氏も強火だな なんだこの村 あちこちの村に手を出してる為のんびりやろうと思ってたのに すげぇな 怖いな 好きになっちまうよこんなの (-101) 2022/03/26(Sat) 17:47:22 |
【秘】 学生 ニア → 物書き ラサルハグこの街の人々が人懐っこいというのには同意を表した。 越してきてから日は経たぬけれど、明るく迎え入れてくれる。 その優しさに甘え、貴方にも甘えて。 少女は祭りを大いに楽しんでいた。 そして恩を返すというのならばこの少女もそうだ。 貴方に声を掛けられ、こうして遊びに興じてもらっている。 それならば。貴方が何か注文するものくらいは、こちらで持とう。 ✿ (-103) 2022/03/26(Sat) 18:16:56 |
【秘】 学生 ニア → 物書き ラサルハグゆるり翠の瞳が細まるのを見つめ、少女も楽し気に首を傾ぐ。 触れようと思った小瓶。実際に触れたのは貴方の体温。 「……ふふ、案外難しいですね」 取られた手を見つめ、どうしたものかと微笑んで。 自身のものより少しばかり大きく筋張った手をやわく握る。 あぁ、貴方こそイタズラ好きの妖精さんのよう、なんて。 ✿ 一進一退の攻防の末、甘やかされた結果として。 貴方の小瓶を手に取ることに成功すれば、得た小瓶に唇を寄せる。 「……蜜、ごちそうさまです、ラサルハグさん」 茶器に零れ落ちる花弁、その道を目で辿れば紅に染まる空。 良い時間だ。貴方をこれ以上拘束するわけにもいくまい。 そろり席から立ち上がり、伝票と貴方に手を伸ばす。 さて、どちらも手に取れただろうか。 どういう結果になろうとも少女は満足そうだ。 きっと貴方との別れ際まで、笑みを湛えていただろう。 (-104) 2022/03/26(Sat) 18:17:09 |
【秘】 学生 ニア → 行商人 テレベルム「…………!」 暖かい日差しで、昼寝には最適。 まるで思考を読まれたような言葉に一拍置いて。 ふ、と静かに笑みを零した。全く、どこまでも優しい人だ。 (-107) 2022/03/26(Sat) 18:40:52 |
【秘】 学生 ニア → 行商人 テレベルム「……確かに日差しも暖かいですし。 風も緩やかで……この中で眠ったら気持ち良いでしょうね」 貴方の声に、瞳の奥に。『何か』が隠れている気がして。 それを探ろうと、貴方の瞳をじっと見つめている間に。 いつの間にか、白いふわふわ達の声も聞こえなくなっていた。 さて、貴方の声に我に返れば、瞬きを一つ、二つ。 盗まれぬように、なんて言葉に微かに笑みをも零しただろう。 蜜だけでなく、自身をも守ってもらえるのならば。 差し出された手を見つめ、間を流れていく花弁を見送って。 そろり、指先から重ねた手を握り、貴方に身を寄せ目を瞑った。 (-108) 2022/03/26(Sat) 18:41:10 |
【秘】 学生 ニア → 行商人 テレベルム───…きっと、それから間もなくのこと。 すぅ、と規則正しい小さな寝息を立て始めるだろう。 貴方に掛かる重みもまた、しっかりとしたものになる。 流れていく花弁や貴方の髪に甘えるように、懐くように。 僅かに動いた唇は、ゆるやかに弧を描き幸せな夢見を示す。 少女の目が覚めるのは、きっともう暫く後のこと。 (-109) 2022/03/26(Sat) 18:41:27 |
【秘】 日輪 キンウ → 学生 ニア「キンウです。にゃ。 ニアで良かったですか。にゃ?」 名前を問われると同じように問い返して。 「見て見たいです。にゃ。 水面に映った景色と同じくらい、 ニアの瞳に映った景色も綺麗そうです。にゃ。 でもわれわれは夜の民の髪の色なので、 夜に攫われないようにしないといけないです。にゃ」 くるりと回ると夜の色の髪が体の流れから少し遅れて、 舞い散る花びらを伴ってふわりと舞いました。にゃ。 「また、水面バシャバシャしにきます。にゃ。 忙しくなかったらまた遊んで。にゃ。ニア」 (-114) 2022/03/26(Sat) 20:20:13 |
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