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【神】 トラジコメディ フカワ死体とは、物理的な重さ以上に重く感じる。 沈み込むような感触が腕に纏わりついていて、 どんな抱え方をしても、それが楽になることはない。 こんなものを遺棄をしようだなんて思う人間は、 自分とはまた違った方向に狂ってしまったんだろうな。 非現実的なことばかり考えて、心ここにあらずを装った。 「───皆さま、ご無事でしたか?」 ノブを頑張って回し、脚で扉を開けて中を窺う。 資料室は、ひらけた会議室に比べて息苦しい感覚がした。 叶の遺体を丁寧に、壁と棚の間に寄りかからせ座らせて、 神陰間から預かったタブレットを机の上に置いて、 漸く。魂まで抜けるような溜息をひとつ吐いた。 (G0) 2022/06/11(Sat) 14:05:56 |
【神】 トラジコメディ フカワ「会議室には、 もう戻らない方がよろしいかと。 差し当たって申し上げるならば…… 恐らくあそこに奈尾さん、陣取ってます。 明確な害意も動く気配もなかったとはいえ、 色々不安だったので、扉を棚で塞ぎました」 封印されててくれよ〜と念じる。届く当てはない。 「……脱出、しなきゃですね。 もう……誰かが死んだりするのは懲り懲りです。 それに、これ以上この会社に振り回されるのは御免だ」 (G1) 2022/06/11(Sat) 14:12:35 |
フカワは、タブレットのロックの向こうをいくつか想像してみた。 (a2) 2022/06/12(Sun) 4:24:14 |
フカワは、マユミとカナイの様子を鑑みるに、未来と叶い損ねた願いばかりが詰まってるのだろうと想った。 (a3) 2022/06/12(Sun) 4:28:28 |
フカワは、一度沈んだらもう登れない、一方通行を行く。西に沈んだ夕焼けの残光がなければ今にも消えてしまいそうで。 (a4) 2022/06/12(Sun) 4:33:55 |
フカワは、ひとりぼっちの寂しさを智♂していた。 (a5) 2022/06/12(Sun) 4:35:24 |
フカワは、ただ、そこにいたかった。 (a6) 2022/06/12(Sun) 4:35:34 |
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