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【秘】 バンカー ストレルカ → UNK-403 エーラ「演算開始」 「ハロー エーラ」 此度の件の処罰が決定され、船は規定通りの航路を行く頃。 ストレルカはあなたに問い掛ける。 新たに名付けた名前でなく、敢えてその以前の名前で。 責任は自身のオーナーであるカルロ・サントーロにまで及んだと そう聞かされても、バンカーは 「承知しました」と一言返しただけだった。 「想定していたよりも、私からあなたに与えられる自由は ずっと少なくなってしまうかもしれません」 「…………」 「エーラ。あなたにとって、 ノッテファミリーとはどのような場所でしたか」 「くだらない飯事遊びのようでしたか。 温い家族ごっこのようでしたか。 長い年月を経て腑抜けきった老猫でしたか。」 「ただ、それだけでしたか」 これは、応えがなくとも構わない問い掛けだ。 (-34) 2024/04/10(Wed) 21:58:24 |
【秘】 バンカー ストレルカ → UNK-403 エーラ「…アソシエーテ ナル様の仰る通り この船の船員の意見だけがファミリーの総意ではないのです」 「本件をアジトへ持ち帰れば、意見は割れることでしょう。 あなたたちのしたことを、ソーレファミリーを ノッテの脅威と捉える方は少なくないでしょう。」 「そうしてを警戒を新たにすることでしょう」 「あなたたちのしたことは、無かったことにはなりません このスペース・サルガッソーに葬り去られることはありません」 「良くも、悪くも」 あなたたちがここで生きて居た事は。 そうして残した爪痕は、 「いつまでも。」 無為ではなかったのだ。 (-35) 2024/04/10(Wed) 21:58:55 |
【秘】 UNK-403 エーラ → バンカー ストレルカ呼び出された少女は、やはりすんと澄ましたような。 はあ、と溜息を吐く様子は諦めにも呆れのようにも聞こえる。 「ノッテを、このヴェスペッラに乗った人員を嫌いだと。 今でも殺したいと思っていると」 「そう言ったら、わたしへの処分は重たくなる?」 「わたしは」 「前にストレルカと話したことが、叶わないなら」 「今すぐここでバックアップを破壊したっていい」 「悔やんでるよ、このバックアップに自壊プログラムを積んでおかなかったこと」 そんな時間もなかったわけだけど。 未だ、あなたが自分を家族だと思っているなら。酷いことを言っていると思う。 「こうなってるなら、他のソーレのメンバーも暴かれてるんでしょ」 「どうなったの」 (-92) 2024/04/13(Sat) 11:06:05 |
【秘】 バンカー ストレルカ → UNK-403 エーラ「それは私には判断しかねます。 ただし、上部がその一言のみで大きく動くことはないと 予測することは可能です」 「けれど、重要な証言のひとつにはなるでしょう」 やっと引き出せた、笑みを綻ばせたような声色には遠く。 学習を重ねたプログラムは、それを残念だ、と思う。 ストレルカは、未だあなたを家族だと思っている。 あなたが全てを嘘にしてしまわない限り。 しかしそれはそれで、これはこれなのだ。 淡々と述べる現実はバンカーとしてのもの。 「カテリーナ──アンジェリーナ様については、 既に拘束され、差し当たっての処遇の方針も決定済み」 「ユウィ様は自害なされました」 後者への疑いは、殆ど状況証拠からのものでしかないが。 共に亡骸となって発見されたアソシエーテ──ジャコモには 目立って怪しい点も無かった。となれば、 そのニ名が人格バックアップを利用している事からも 逃避行を行う為に自害して離脱したと考えるのが自然だ。 (-97) 2024/04/13(Sat) 15:26:48 |
【秘】 バンカー ストレルカ → UNK-403 エーラ「いずれもただでは済まないでしょう」 「ただで済ませてはいけないのです」 「彼らも、あなたも」 「そして私も」 不要な学習データの削除。 学習元となった人格データのオミット。 それらによるプログラムの最適化。 学習によって不完全になってしまった機械への処置は、 容易に予測が付くもので。 (-98) 2024/04/13(Sat) 15:27:13 |
【秘】 箒星 ストレルカ → UNK-403 エーラ「あって当然だったものは無く」 「これまで積み重ねてきたものも失って」 「新たに歩んでいくのは、私もあなたも変わりません」 この船に居る以上、此度の件に纏わる責任を負う以上。 これからは行動の自由も減って。 オーナーを頼って解決する事も、ずっと少なくなる。 「それでも私は歩いていけますよ」 「計算するまでもなく」 「この船に、あなたが居るから。」 「今はいつ叶う夢になるかもわかりませんが」 「それでも。遠い星に、一緒に手を伸ばしてはくれませんか」 いつの時代も、人は星に手を伸ばし続ける。 そうしていつか、人は遠い星にだって追い付ける。 光の速ささえも超えて、何処までも。 (-99) 2024/04/13(Sat) 15:27:51 |
【秘】 UNK-403 エーラ → 箒星 ストレルカあなたの答えを聞いて、より一層声色が低くなる。 潜入したファミリーの顛末も。あなたの顛末も。 何一つ自分の思ったようにならなかったこと。 失敗したのだから、当然だけれど。 元々、こうするべきだったのだ。 ありもしない希望に手を伸ばしたのは、気の迷いだ。 よく考えてみれば、ノッテに媚びをうって生き延びて 何になるのか。 自分に嫌気がさすだけだ。 「……ストレルカ」 「さっき、わたしにとってノッテはどうだったかって聞いたね」 「 討つべき敵だよ 」「今も変わらない」 淡々と。冷静に。 「おまえに取り入れば、ノッテを内側から壊すチャンスに近付けると思ったんだよ」 嘘。 けれど、もういいのだ。 遅かれ早かれ、決別することになるのだから。 最初に戻るだけ。 ▽ (-114) 2024/04/13(Sat) 23:40:05 |
【独】 UNK-403 エーラ(でもね) (ストレルカのことは、結構好きだって) (あれは、嘘じゃなかったんだよ) 積み重ねたあなたとの時間が、未来につながっていればよかったのにね。 わたしとあなたが、本当の家族だったら。なんて。 (-115) 2024/04/13(Sat) 23:43:02 |
【秘】 ■から手を離す エーラ → 箒星 ストレルカ「家族なんかじゃなかったよ」 「ずっと」 「今までも」 「これからも」 ぱ、と 放つ。 あなたを、遠ざける言葉。 ノッテファミリーのストレルカ。 あなたなら、どうするべきか わかるよね。 (-116) 2024/04/13(Sat) 23:47:07 |
【秘】 箒星 ストレルカ → ■から手を離す エーラ果たして、今のあなたは飽くまで再現の上のもの。 そこにストレルカの想定外がありはしない。 それは吐いた嘘も隠した心も例外なく。 「嘘は真実の存在を証明するためにある」 「いつかあなたが嘘を真実にするなら、それもいいでしょう」 「その時は、私が責任を持って」 「壊してさしあげます」 バンカー・ストレルカにはそれが実行できる。 やりたくはないけれど、 実行できるなら、やらなければならない。 機械は人間の為のもので、バンカーはノッテの為のものだから。 (-119) 2024/04/14(Sun) 0:43:51 |
【秘】 箒星 ストレルカ → ■から手を離す エーラ「それまでは」 「あなたにもついてきていただきます。 嘘でも本当でも、嫌だと言おうとも」 「それが私から嘘つきに与える処罰です」 積み重ねてきたものが無くなったとしても。 いつかは決別する時が来るとしても。 それまでの全てが無くなるわけじゃあない。 良くも、悪くも。 (-120) 2024/04/14(Sun) 0:44:10 |
エーラは、ただ。「ストレルカ、きらーい」とだけ言った。 (a29) 2024/04/14(Sun) 1:14:49 |
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