人狼物語 三日月国


84 【R18G】神狼に捧ぐ祀【身内】

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【秘】 書生 シキ → 左方舞 五十鈴

「――あぁ、本当に酷かったよ。
 昨日のことだってのに、本当に最悪過ぎて、
 
あそこにいた時の記憶が曖昧になってる
くらいだ」

青年の視点は、何処とも知らぬ処を見つめて。

……仲良く、ね


自らの投げかけた言葉に対する返事に
わざとらしく、思わせ振りなものを紡ぎ。
(-75) 2021/07/27(Tue) 17:06:34

【秘】 左方舞 五十鈴 → 書生 シキ

「そう、
仲良く
、ね。

……僕は神狼を殺して、島に本物の神を作ることを願う一族さ。
今年こそ、本当に生贄が出る。
神狼が降りてくる。
……その時を見計らって神狼を殺して心臓を食べて、僕がこの島の神になる。
生贄がいらない、本物の善神になる。

……でもさ、もしも失敗したら、その時は僕と結婚して欲しいな。
男女両方の機能があるけどさ、生まれた時は女だよ。
この血を絶やすわけにいかない。

一緒にさ、この島を……神狼と崇拝派と悪趣味な祭りを呪ってさ、楽しく生きようよ」
(-76) 2021/07/27(Tue) 17:27:01

【独】 左方舞 五十鈴

「ねえサクヤ、ねえサクヤってば」

床に伏したサクヤは、見るも無残に犯し尽くされ白濁にまみれていた。
優しく優しく、いたわるように抱きしめて、さらしで体を拭う。

「……ねえサクヤ、僕を見て。
僕だけを見て、今だけでいいから。
僕、サクヤのこと大好きだよ。
ずっとサクヤのことが好きだったんだ……だから、ソトで手術を受けてきたんだよ。
サクヤと、ずっと一緒にいられるための手術。
……ね、サクヤ。
僕のお嫁さんになってよ……」

ぼんやり、どこを見ているのかわからない瞳と一瞬目が合う。
優しく瞼にキスを落とし、唇に軽く触れる。
……本物の恋人のように。
(-77) 2021/07/27(Tue) 17:36:15

【秘】 書生 シキ → よろず屋 シラサワ

「っは……ぅは……っ」


事切れそうになる寸前まで繋がっていた唇は
やがて音を立てて離れ、息苦しさと、溢れる熱で
しっかりと濡れた息遣いが、青年の口から溢れ出る。


『あっ、ぅ、ぁ―――……ッ!!』



攪拌されていた意識に、その滾りが押し込まれ。
弾ける快感が、青年の細い躰を染め上げて。

「っく、ぅ……あッ、ラ、サワ…さ、ん……ッ!」


激しい交じり合いの中で、あなたを名を呼ぶ。
"それ"を見失わぬようにと、己の爛れた本能のままに。

自らを喰らう"狼"の名へと、
真っ直ぐ手を伸ばすかのように、呟く。
(-78) 2021/07/27(Tue) 17:40:48

【独】 左方舞 五十鈴

「ね、サクヤ……大好きだよ……」

まるで積年の想いを本当に告げているように、サクヤに語りかける。
もちろんそれは、サクヤを孕ませるため。
サクヤを孕ませて、この血を繋ぐため。

もし、今回髪狼殺しに失敗しても。
いつか、いつの日か、子孫が……必ず髪狼を殺すから。

「……サクヤ、僕がきれいにしてあげる。
汚いもの全部掻き出してあげるから、ちょっとだけ我慢して。
サクヤ……大好きだよ、サクヤ……」


祭りの終わりまで、五十鈴はサクヤを犯し続けるだろう。
(-79) 2021/07/27(Tue) 17:43:22

【秘】 書生 シキ → 左方舞 五十鈴

「――ハ、ッハ、クハ……っ」

何もかもが、可笑しい。
ここに自分がいるという現実すら。


「俺は『先生』に、夢でも見させられてるのか?
 この最悪の島も、最悪な大人たちも
 君が男で女で、神を食い殺そうってのも
 何もかも嘘みたいだが、本当のことなんだな」

嗚呼、それとも。
いま己が感じていること全てが"幻"だとするなら
むしろ、いっそのこと"人"としての皮など
今この場で捨てて、夢のままに狂うべきなのか。


「――ああ。
 いいよ、五十鈴。

 
お前がしくじったら、お前は俺の子を孕め。


 この島の神を食い殺すための
忌み子
を宿してくれ。
 俺が感じたこの島の
憎悪
を、お前の子に宿させてくれ。
 そうして、この島を乗っ取るんだ――お前と俺とで」
(-80) 2021/07/27(Tue) 17:53:46

【秘】 よろず屋 シラサワ → 書生 シキ

「は……ァ、…し、き……ッ」


漸く至った欲を吐き出し、
余韻に浸るように青年のナカをゆるゆると擦り、
鈍く粘った水音が、接合部から聞こえる。

己の上に跨る彼の腰を撫でやり、名前を呼ぶ。

例え後にシキから今日が消し去られるとしても。
この弱き獣は、覚えているだろう。
自らの身体に刻まれた傷と同じように。



夜の下で、海が輝いていた光景を。



腕を伸ばし、己に覆いかぶさるようにさせ、
唇を重ね、愛おしいモノを愛するように。

舌先を触れ合わせ、
爛れて蕩けた互いの熱を交換する。

「………ッは……。」
(-81) 2021/07/27(Tue) 17:57:33

【秘】 呪術師 リェン → よろず屋 シラサワ

「シラサワが手を尽くしていたのは、
 見てこそいないが、感じていたよ」

しかし知っていながらも、祠にシキがいるという事自体を
リェンの結んだ古い約束が拒む。

「そろそろ、儀式だ贄だなどという風習も終いかね。
 人を島に縛る為の物など、本来必要ない物なのだから」

人は自由であるべきだ。
選びこの島で生き、死ぬのであればそれも良いだろう。

"遣い"も"舞子"もという言葉に、さしものリェンも
いつもの笑顔とは違った笑いがこみ上げる。

「神も悪魔も、人の願いと人の意思あっての物。
 支えを喪った神ほど脆い物もない」

もうすぐ終わる、そんな予感の中で、
古く、神狼と結んだ契約が薄れていくのを感じる。

「今年、か。
 最後になるかもしれないから、終わりまで見届けないとね」
(-82) 2021/07/27(Tue) 18:01:46

【秘】 よろず屋 シラサワ → 呪術師 リェン

「……手を尽くし、ね。俺はなんもしてへんよ。
 ただただ口八丁に全部焚きつけただけや。
 
"煽動の真似事をしていただけに過ぎないんだよ、リェン"。


褒められるべきことなど何も無い。

良いのだ、シキが此処に居ないことは。
この獣の胎のことは忘れてしまった方が良い。
悪しき風習の成れの果て。
爛れに囚われた肉の祠のことなど。

この男は島に来て、その爛れに囚われてしまった。

新しい虜囚が出来ないことは、喜ばしいことだ。

「……だから、俺は"此処から"見とるだけやで。
 "右舞の毒"も、"左舞の幼牙"も、……"狼の謀反"もな。」

リェンを見る男の表情は、未だ笑っている。

傷を隠した服の下、首元に。
己の息の根を止める、縄を巻いて。

ああ、神狼はお怒りだ。
ならば"狂い人は囁こう"、己を喰えと。
(-83) 2021/07/27(Tue) 18:19:33

【赤】 よろず屋 シラサワ

/*
更新来るんかなぁ。

とりあえず俺は投票は沙華→自分にしとるで。
他がどうするかは任せるわ。
(*38) 2021/07/27(Tue) 18:27:30

【赤】 よろず屋 シラサワ

/*
沙華→自分やと語弊があるか。

沙華→シラサワ やな。

俺は舞台から退場したかて影響あらへん狂人やからな。
五十鈴はんも沙華はんも無事なるならこうするわな。
(*39) 2021/07/27(Tue) 18:34:05

【秘】 書生 シキ → よろず屋 シラサワ

「……っは…ぁ……、……ぁ……」


――腹の中へと注がれる熱は
青年の蕩けきった曖昧な意識を、今一度だけ
その汗ばむ躰の内へと寄り戻す。

「……ら、サワ……さん……っ……」


あなたの声が聞こえれば、青年もまたそれを。

そのまま、熱く煮立つ感覚に揺れながら
あなたに抱かれ、溺れさせられたその意識を
深い、深い、水底へと沈めさせていくように。

「――、――………。」


そうして、あなた以外の全てを忘れる為に。
己が瞳を染め上げた海の色を、決して忘れぬように。

青年は、もう少しだけ。
あなたのくれた熱と共に在る。
(-84) 2021/07/27(Tue) 18:46:39

【秘】 よろず屋 シラサワ → 書生 シキ

接合部が音を立てるのも気にせず、
名を呼んでくれる青年を抱く。

憐憫で爛れに堕としたというのに、
健気に己の名を呼ぶこの青年を優しく抱く。

「……シキ……し、き…。」


最早何も聞こえはしない。
互いの熱だけを、互いの身体だけを感じるままに。

ああ、けれども刻は過ぎていく。

リェンが印を消してしまう。
沙華が記憶を消してしまう。

青年を呼ぶ海からの声、今日この時限りの契を。
不器用で傷付いた弱き獣の道化の舞を。

…欠片でも残るなら、
その
"本"
に小さな折り目を付けて。

全ての悲しい思い出と共に、彼岸花の名を抱いて。


それで十分だと、笑って狂人は首に縄をかけられよう。


ああ…それでも、助けてくれる誰かがいるならば。
(-85) 2021/07/27(Tue) 19:07:51

【秘】 左方舞 五十鈴 → 書生 シキ

「……っふ、あははははは!!!
いいねえいい顔だねえシキ!
そう来なきゃね。
僕はずっと本気だよ、そのために踊りも覚えたし、そのためにママからこの血を継いでる。

……だからさ、もし失敗した時はさ、一緒にうーんと恨もう?
この島も、祭りも、髪狼も全部恨んでさ。
この島の全てを恨む
忌み子
を産んでさ……

この島を、乗っ取ろうね


五十鈴は嬉しそうに、心底安心したように微笑んだ。
あとは……待つのみ。
今夜が、勝負だ。
(-86) 2021/07/27(Tue) 19:35:38

【赤】 よろず屋 シラサワ

夜空を見上げる。海を瞳に湛えた男は、
これから打ち上るだろう花火を想像して、眼を細めた。

「皆よう此処まで来たなぁ。」

そんな呟きが、闇夜に消えゆく。

さぁてそろそろ店じまい。
道化の見世物は終わりの時間だ。
(*40) 2021/07/27(Tue) 20:10:30

【秘】 書生 シキ → よろず屋 シラサワ

「…、………。」

青年は、何もかもを
その輝かしき深みへと沈みこませた。

何も知らぬ、何も見えぬ青年の昏き瞳。
飢え爛れた獣の巣で、己に刻まれる筈だった傷痕は
自らを抱き、そして沈み往かせた海の色に満ちている。

それもきっと、束の間の安息でしか無いのだと
僅かに残った己の理性が顔を下ろし、己を嗤う。


この男から与えられた、全ての熱と安堵は
この島から与えられた、全ての恐怖と共にある。
故に、全ては幻と消え、いずれ己もまた消え往くのだと。


そうであっても、今はただ
その熱の中に抱かれてさえいれば。


はらりと垂れた、
い栞紐。

それが示していたものも、きっと、
この夜が明ければ、共に霞んでいくだろう――
(-87) 2021/07/27(Tue) 20:12:13

【赤】 よろず屋 シラサワ

「神狼はんに抗うんはええけど、
 あっちの味方が黙ってへんやろうからなぁ。

 …ちぃとぐらい、足止め出来たらええけどな。」

己の隻手で首元を手で触り、そうぼやく。
(*41) 2021/07/27(Tue) 20:12:59

【秘】 学徒 蝶間 → 右方舞 戸隠

「思い違いをして頂いては困る。生憎、小生は犬死は御免被る。
 其れに、"偶像"に興味は無い。結局、殺すのは貴方みたいな目の前にいる事象のみだ」

即ち是天命に非ず。殺生也。
故に、無慚等勘弁だ、と。

「然れど、小生は
"呼び水"
だ。
 何であれ、大きく物語は胎動する。小生は、其れに感謝している」

はらり、一枚、一枚と本を捲った。

「……まぁ、結末は小生にもわかりかねるがね」

「────まぁ、悪事を働く者は必ず天誅を受ける。努々忘れぬ無かれ、とは言っておきましょう」
(-88) 2021/07/27(Tue) 20:17:09

【赤】 よろず屋 シラサワ

怖いなどとは言わない。
最後まで、笑って道化は歩いて行こう。
言葉を装って、真意を隠して。

「……もし帰って来れたら…どうやろな。
 ただの希望的観測やな。

 
……ありがとう、秋雨、聞いてくれて
。」

「まぁ、俺が行くとも限らんけど……。」
(*42) 2021/07/27(Tue) 20:17:44

【鳴】 奉公人 ユヅル

「いよいよ、今宵が大一番となるでしょう」

月がまた昇る。
金の瞳に月を浮かべ、弓を構えた。

「………幸多からんことを、願います」

最後に一度、強く弓弦を引き絞る。
矢をつがえずに鳴らすのは魔除けの作法だ。
弦が空気を震わせ、拡がる。
余韻が溶けて消えゆく中、弓手は静かに佇んでいた。
(=0) 2021/07/27(Tue) 20:19:44

【秘】 よろず屋 シラサワ → 書生 シキ

/*
〆が綺麗なので三日目これにて!
お相手ありがとうございました…!

シキ君可愛かった…。

ついでに四日目二回目で吊られてくる予定です…
(-89) 2021/07/27(Tue) 20:21:03

【人】 書生 シキ

――曖昧に残っている心の"痕"。
目を凝らし、その継ぎ接ぎへと意識をやる。

最早、大人たちの言葉紡ぎなど興味は無い。


何者の視線も掻い潜るかのように
ひっそりと、流れ往く足取りのまま
青年は、三度その姿を隠すだろう。
(17) 2021/07/27(Tue) 20:21:46

【赤】 よろず屋 シラサワ

「出来たら俺が足止め行くんが一番やわ。
 皆には、まだやることあるやろうからな。」

なぁ、神狼、と地面に向かって言葉を零す。

この島を囲む海と同じ色を瞳に持って、
もう逃げ場はないぞ、と。
(*43) 2021/07/27(Tue) 20:26:40

【秘】 書生 シキ → よろず屋 シラサワ

/*
こちらこそお相手頂き感謝です!
終始圧倒されてしまった、初BLでこれは大変貴重な思い出です……
遅筆が祟ってだいぶ遅々としてしまい
改めて申し訳ありません、本当にお世話になりしました。

えっ吊られるんですか?????
えっえっヤバ……………………どうしよう…………………(悶)
(-90) 2021/07/27(Tue) 20:27:31
シラサワは、笑って皆を眺めている。
(a2) 2021/07/27(Tue) 20:29:08

【秘】 よろず屋 シラサワ → 書生 シキ

/*
これがBL本職パワーって奴です。
初経験が良いものになっていれば幸い…。
いえいえ、とてもかわいかったです。
自分だけ盛り上がってないかな? とは思いつつ好き勝手しました(

少なくとも皇狼と自己票で2票確保してるので。
良かったら二回目の投票をシラサワにお願いします。

……まぁ、…思い出して来るなら……?
シラサワは最後まで笑っていますので。
(-91) 2021/07/27(Tue) 20:33:13

【秘】 学徒 蝶間 → 忘れ屋 沙華

はらり、はらり。堕落の声が耳朶を擽る。
それはもう、学徒は肩を払うかのように鼻で笑ってしまうだろう。

「是は是は。百鬼夜行の有象無象とは、小生もお初にお目に掛かり、嬉しい限りだよ」

膝にうだれるような感触にさえ、気にも留めはしない。
至って学徒は、忘れ屋の行動には今は一切の抵抗も示さない。

「そう捨てたものでは無いよ。確かに、本とは所詮空想。
 然れど、此処に綴るは確かに"生"で在る、と」

一つ筆をとれば其れは誰が為の物語。
因果通ずれば沙汰の限りに非ず。
薄紙一枚が、即ち現である、と。

「……さて、小生に何を望むかは存ぜぬが、アナタが思うような人間では無いよ」

「其れに、肉詰めなら間に合っているのではないのかな?
 ほら、小生の膝元にこんなにも
"無駄"
の詰まった肉袋がいる。可哀想に」

「いっそ、小生が書き上げても構わないよ。
 題名は……そうさな。『思い上がりの忘れ屋』と言うのは如何かな?」
(-92) 2021/07/27(Tue) 20:40:29

【墓】 学徒 蝶間

はらり、はらり、一枚、一枚と紙を捲る。
残った項目も、後わずか。

「さて、いよいよ大詰めだ。仕込みは重畳」

はらり、はらり、一枚、一枚と紙を捲る。

学徒は静かに、天を仰いだ。
何とも侘しき、土天上。

「さて、最後に笑うのは如何なるものか……嗚呼、小生は犬死こそ御免だが、盛り上げるには充分な事は起きるとも」

「しっぺ返しを受けるか、悪が笑うか、或いは漁夫の利を得たものがいるか……」

はらり。最後の項目で、指が止まる。
(+6) 2021/07/27(Tue) 20:45:55

【墓】 学徒 蝶間

「正鵠を射る者は、必ず現れる。さて、汝は如何なる事象なりや────?」

学徒は、問いかけた。
うすら笑いを浮かべたまま、有終を待つ。
……嗚呼、其れにしても、だ。

「可惜夜とは、良くぞ言ったものだ……─────。」

学徒は静かに、本を閉じた。
(+7) 2021/07/27(Tue) 20:50:09

【人】 よろず屋 シラサワ

「祭りも終わりやなぁ。」

男は最後まで、笑っている。笑ったまま。

「……綺麗な花火、見れるとええな。」

彼岸花
を一輪、拾い上げて。
(18) 2021/07/27(Tue) 20:52:11

【人】 よろず屋 シラサワ

 

 「………道化は楽しかったよ。」


 

彼岸花の花言葉を、贈ろう。
血塗られた爛れた過去に、さよならを。
(19) 2021/07/27(Tue) 20:59:14
 




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