【神】 看守用 バンドッグ#ハノイの塔 「フン、小官がこの言葉を他の者に言う日が来るとはな」 息を深く吸う。 そう、今のあなたには、この上なく相応しい言葉がある。 「この── 頑固者が!!! 」「何が何だか知らんがすっかり腑抜けおって、 今の貴様より回りくどい言葉でうだうだと 慇懃無礼を並べ立てていた貴様の方が よっぽど人間じみていたわ!!」 「それとも初めから腑抜けだったとでも言うか? であれば責任を持ってその根性叩き直してやる!! ああ、引き摺って帰ってでもな!」 何せ夕飯の秩序がかかっている。 食事までには帰れ、と言い出したのは他でもないあなただ。 言い出しっぺが反故にするなどという事は無かろうな。 (G22) 2023/12/10(Sun) 0:52:39 |
【秘】 教育用 ロベル → 飼育用 チャコ思いの外、楽しげに戦闘をこなす貴方の姿に目を細めて笑ったり。 ドローンの操縦には興味深そうな表情を見せたりもしただろう。教育用は、最新技術にはまだまだ明るくないことも多いのだった。 「これ以上嫌いになりたくない、ですか。 万が一があったとき、敵意や悪感情を向けてしまいそうで怖いというグレイは少なくないでしょうね。 今まで、ひどい扱いをされていたのなら余計に」 貴方だってそう言うからにはきっと、嫌なことがあったに違いなくて。 それを聞き出そうとするには、どうにも躊躇してしまうのだけれど。 「私は気にしていませんよ、むしろ体を動かす事が出来てすっきりしているくらいです。 私の方こそ誘っていただいた礼をするべきでしょうね」 ケーキ、楽しみにしていてくださいね。と笑ってみせた。 (-64) 2023/12/10(Sun) 2:17:31 |
【秘】 教育用 ロベル → 軍事用 リュイ「大したストレスではない、と思われてしまうかもしれませんね。 八つ当たりのような暴力も、蔑むような言葉も。きっともっと酷く行われている場所があるのでしょう」 ここに呼ばれたのも、念の為にと主が計らってくれたものだ。 耐えられないというほどでもなかったのだから、貴方の言うことに反論することもない。 「リュイは、あまり戻りたくありませんか?」 (-65) 2023/12/10(Sun) 2:24:01 |
【神】 駅務員 イーサン#ハノイの塔 「そんな気はしていたよ」 本当におかしなグレイ達。だから集められたのか。 曲がりなりにもここはゲームの世界だ。 多少殺す気であっても何事もなかったかの如く癒えるだろう。 それでも。旗の一振り、石突きによる打ち払いは、 盾を狙い、鎖やレイピアを防ぐのに使い、 あくまで自分がこうして活動できることを第一に。 勝つつもりは微塵も無い。 だが、連れ戻される気も無い。そういう意地の張り方だ。 「君たちは俺のことを、 仲間だの、居なくなったら寂しいだの、友だの…… 俺はそうは思わないです。どうでもいいんですよお」 「だってそう思うのが、何よりも“痛かった”から。 そういったお優しい飯事遊びが、 グレイの仲間意識が、人間の厚意が、 俺にとっては全部、玩具に見出すものと変わらない」 どんどん目線が、得る気持ちが乖離していく。 自分ばかりが何者にもなれない錯覚に陥っていく。 どこからどこまでがバグと本心なのか分からない。 ▽ (G25) 2023/12/10(Sun) 16:05:37 |
【神】 駅務員 イーサン#ハノイの塔 それでも、確かに根底で抱え、苛まれていて、 だからこの塔に連れて来られたことには違いない。 「……世界を誰かに管理させることが、 正しいとは口が裂けても言いません、それでも」 「俺だけが永遠に立ち止まることすら許さないのは、 君たちのエゴです。自己満足でしかありません。 俺は皆のストレスのことなんて分からない、 皆にとっての俺だって同じ!それなのに!!」 電車正面の景色を背に、ホイッスルを手にする。 「俺は恨みます。この身体を作った者を、 まがい物の息を止めさせてくれない君たちを。 それでも構わないなんて言葉、聞き飽きたんです!」 給仕用としての働きが出来なくなっても。 疎まれはすれど、新しく換えようと言い出す者はいなかった。 くだらない情だ。これまでの働きに報いようとでも言うのか。 自分はもう、こんなにも疲れていたというのに。 ホイッスルを吹く。線路を模したデータの刃が伸び、 思い思いの方向に伸びて、進路を切り裂く。 (G26) 2023/12/10(Sun) 16:16:55 |
【秘】 飼育用 チャコ → 愛玩用 アトリ「ああ会えない」 依頼主が変わることは多々あった。 誰かに固執することもなければ、動物たちに情が移り過ぎることもなかった。 それでも、その主人だけは、もしかして。 「さみしい?」 「……確かに、それだけだったのかもな」 あいつらが間違っていたんだ。 もしくは自分に欠陥があったからこんな感情になるんだ。 そう思い込むことで楽になろうとした。 避けられもしない別れに折り合いを付けようとした。 それでも言うことは変わらない、目の前のあなたには後悔をして欲しくない。 「どういたしまして、……愛玩用はやはり可愛らしいな。 困らせるぐらいが丁度いい、良いこと悪い子のバランスを頑張るんだぞ」 避けずに撫でられることには少し驚いたように目を見開いたが、 あなたとじゃれ合うような仕草にふっと笑みを零せば暫く二人で頭をぐしゃぐしゃに撫でまわしていただろう。 お互い帽子や眼鏡が取れそうになったりしながら、眠りにつくまでその夜の時間は過ぎていったのだ。 (-66) 2023/12/10(Sun) 16:19:09 |
【置】 飼育用 チャコ飼育用は何処に歩けばいいかなど答えられなかった。 彼に対する答えも自分に対する言葉もすぐに出なかっただろう。 ただそれでも様々な可能性があることに気づいてしまった。 自分と違う者たちの暮らしをきいて、自分だから得られるものと得られないものを知った。 人間の為にならない自分など消えてしまいたいと。 人間の可能性を信じられない自分が愚かであると。 人間のことを愛してた自分が間違っているのだと。 まとまらない思考が、失った主人の顔で霧散する。 捨てきれないものがそこにはあった、貰った名が、役割が、確かにうれしかった日がそこにある。 (L1) 2023/12/10(Sun) 16:50:12 公開: 2023/12/10(Sun) 16:50:00 |
【人】 飼育用 チャコ大半が減った拠点の中で時計を眺める。 かちこち、と体内時計としっかりとかち合って、一寸違わないそれが心地いい。 全て無駄なく不備なく命令通りに動ける存在でありたかった。 自分の意志を告げることなど許されないと思っていた。 間違えた、そう感じる度に不満がどんどんと積もっていった。 だけど、今ようやく。 何か折り合いがつけられそうな気がしている。 「 はあ〜〜〜〜〜〜〜。 夕飯だけじゃなくて掃除係もいないじゃないかあ? おい、看守用。ライトは置いていっていないのか」 ここにずっと居たいような、名残惜しい気持ちになった。 割と楽園のような気がしていたが、いくら考えても現実に心残りがある。それが飼育用の答えなのだろう。 諦めるなと告げた看守用の声がリフレインする。 こんな迷ったままの自分が言っても役に立たなかったかもしれないな。 留守番をかって出てよかったという気持ちと、会いにいってやりたかった気持ちが半々である。 (15) 2023/12/10(Sun) 16:59:22 |
【人】 飼育用 チャコだから仕方なくだ、これは命令されてやったんじゃない。 自分がやりたかったことだと誰にでもなく言い訳をする。 袖を捲って息を吐く。 チーターanimal柄のエプロンを付けて、ビニール手袋を付けて。 「この程度、給仕用でなくとも完璧にこなしてやる」 自分がやれることをやって待っていてやるのが今の仕事だ。 どうせ無事に帰ってくるんだ、さっさと仕込みに入らなければ。 「当機の猫飯は冷めても美味いからなあ」 それでも早く帰ってこい、お前たちが居ないと寂しいだろ。 (16) 2023/12/10(Sun) 17:11:15 |
チャコは、猫飯のトッピングにキャビアとフォアグラを追加した。高級食材だ。 (a3) 2023/12/10(Sun) 17:14:19 |
【神】 看守用 バンドッグ#ハノイの塔 「そうだ、エゴだ!自己満足だ! 小官らのこれも、そして貴様のそれもだ!!」 これからする事は意地の張り合い、 どちらが意地を通すかのみっともない争いだ。 旗槍を盾で払い、データの刃を受け止め、 真正面から向かっていく。 看守用のやりたい事など一つしかない。 そしてそれはお優しい説得でも何でもない。 「小官は貴様の事など知らん、 空しいだとか代用品だとか、人間になりたいだとか 聞いた事しか知らん! だからわかったような口など聞かんがな!!」 盾さえもその場に棄て、だん、と踏み込む。 長い旗槍は懐に入ってしまえば振るえない。 多少データの刃に切り裂かれても構わない。 給仕用だったものの胸ぐらに手を伸ばす。 掴む事ができれば尋常でない力で引き寄せ、 (G27) 2023/12/10(Sun) 17:15:49 |
バンドッグは、そこに居れば、夕飯までには帰るから勘弁してくれ、と言っただろう。 (a4) 2023/12/10(Sun) 17:17:30 |
【神】 駅務員 イーサン#ハノイの塔 「だから───それが」 ごつん!!! 「 嫌だっていってるんでしょうがあ!!! 」旗槍を片手に、もう片手で肩を掴んで、 鬱憤でもぶつけるべく再び、強く、頭を打ち付ける。 「どうして“そういうもの”だと向き合って、 それから前を向いて生きていかなくちゃならない!? 分からないくせして頭ごなしにつべこべ言う、 筋金入りの頑固者はそっちの方じゃないですか……!!」 説得される気はない。なかったとして、 真っ向から石頭の水掛け論で殴りつけてくるやつがあるか。 上等だ、気が済むまで言ってやる。 「君たちだって休みたければ休めばいい! 道を照らすなら、勝手にすればいい! ああそうさ、灯りを掲げて、 『通った所が道だった』とでも嘯いてやればいい!!」 ▽ (G29) 2023/12/10(Sun) 18:57:32 |
【神】 看守用 バンドッグ#ハノイの塔 「──そして、貴様もだ!!」 石頭は石頭らしく。 思った事は全て、真っ向から叩き付ける。 世辞は嫌いだ。下らん御託も、社交辞令も。 何処ぞの誰かのように、思ってもない事を言いはしない。 「人間の厚意を、グレイの仲間意識を 飯事遊びと決め付けて掛かって、 望みがあったとして言わなかったのが貴様ではないか!! これでもまだ飯事遊びなどと抜かすか!!」 こんな殴り合いの言い合いが飯事遊びであるのなら、 それはたいそう──真に迫ったものであることだ。 「何から何まで不器用な奴め!! 最初からそう言っていれば良かったのだ!」 「貴様のせいで家事は待機している者どもに任せきりだ! こんな所で無駄な時間を使っていないで、 給仕用ならば給仕用らしく戻って家事でもしていろ!!」 事実、当番は夕食と掃除洗濯の殆どが欠けている。 留守番している者には苦労を掛けたことだろう。 「食事の時間までには戻れと言ったのは貴様だろうが!!」 (G32) 2023/12/10(Sun) 19:41:14 |
【墓】 点燈用 トムラビ#ハノイの塔 「あそこまでがっちり組み合っているト、 打てるものも撃てるものもありませんねエ……」 甲高いホイッスルの音。 放たれたデータの刃に渦のように鎖を巻き付け、 背負って投げる要領でその向きを逸らす。 微かに背中が削れたが、怪我の範疇でもない。 前衛と後衛 と相手 この身体は改造されて尚不便な事ばかりだ。 「男の子って皆あんな感じなんでしょうカ。 ……理解できない半分、羨ましい半分でス」 半ばぼやくように、愛玩用の持ってきた薬を借り受ける。 刃から解いた鎖でそれを巻くと、 そのまま、遥か高空へ向けて鎖を振って、強く引く。 頭上で破裂した薬品の雨は、 掲げられた灯の光と共に回復を撒き散らしただろう。 (+7) 2023/12/10(Sun) 20:59:08 |
【秘】 観測用 カムイ → 看守用 バンドッグ「給仕用が…? ふん、後手にしか回れぬのは歯痒いな」 長く過ごした仲でもなければ、 元より何某かの異常があるとされて招集された身である。 いつからそんな、人の忠告を聞かない程度だったのか。 「が、そうだな。 そんな聞きわけのない輩は、よく叱ってやるといい。 話を聞く段階になければ、その通りまず殴ってやれ。 人にいつまでには帰れと抜かしておきながら、 己は帰らぬなぞと駄々を捏ねるようなら もう引きずって連れて来い。 文句をつけられたなら、 主の言が主に返っただけだと言ってやれ。 何ぞか抜かすのなら、道理を通してからにしろと」 「給仕用の件が解決したとして、 ソレで終わりでは無いのが如何ともだが… 一先ずは目の前の事からで良いだろう。 小事も解決せずに大事が解決する事も無い」 「我も出来る事を為そう。 何、我はきちんと食事時の前には帰ってやる」 ふ、と息を吐いて。この日もまた、 殆ど用件だけの短い邂逅は終えられていた事だろう。 したらば御機嫌よう。 (-67) 2023/12/10(Sun) 21:25:08 |
カムイは、その日、やる事があると言っていた。 (a5) 2023/12/10(Sun) 21:37:11 |
カムイは、簡単な昼の用意だけをすれば、あとはそのやる事に当たっていた。そして、 (a6) 2023/12/10(Sun) 21:37:23 |
カムイは、夕食前にはきちんと戻って来ていたのだった。 (a7) 2023/12/10(Sun) 21:37:33 |
【墓】 送迎用 フーグル#ハノイの塔_第2層 送迎用は誰かと会話をした後。 その足で第三層へと皆の後を追って向かおうとしていた。 「――――……」 「……???」 何故だろう、”心”が一気に重くなった。 頭の中で、ご主人さまたちの声が大きく、一斉に響いている。 今はここで、殴られてるわけでもないのに、どこも痛くないはずなのに、ズキズキと痛む。 「―――ご」 「ごめ」 ▼ (+8) 2023/12/10(Sun) 21:50:55 |
【独】 観測用 カムイ/* 原作準拠文字数にしていて一番苦労した覚えがある。タマネギとキノコ入れ替えたねぇ!(しゃっきりタマネギが先だとオーバーした しかしお前和食方面にはいかんのな。自分が食べるならぶっちゃけ素でいいから、何か手を加えるならここにいる人準拠になる。そうだね! (-69) 2023/12/10(Sun) 21:51:28 |
【墓】 送迎用 フーグル#ハノイの塔_第2層 「ごめんなさい」 「はい、全部僕が」 「僕が悪い、ですから」 僕が旧型だから。 処理能力が劣るのも。 事故を起こしてしまったのも。 皆に怪我をさせてしまったのも。 ご主人様たちが多額の賠償金を支払うことになったのも。 全部。 全部、僕がちゃんと送迎できなかったせいだから。 わかっていますから。 ▼ (+9) 2023/12/10(Sun) 21:52:06 |
【神】 駅務員 イーサン#ハノイの塔 「ッ───」 「餓鬼でいい、一人でいいと言うてるに…… どこまでの聞かん坊なんですか、看守用ってのはあ」 避けることもなく真っすぐ殴られて、 そのまま項垂れる。迷いが膨れ上がっていく。 「別に、皆が飢えたって構いやしない。 洗濯物が溜まっても、困るのは俺じゃないんです。 心にも思ってないことを語ることが得意なだけ。 ……ああ、でも、あいつは守りましたね。俺の言葉を」 夕飯前には云々は、周りから見て正しいことを言ったまで。 正しさが。標となることもあるのだろう。 「でも結局、その飯事だって永遠ではない。 皆が皆一緒に暮らせるのは、この世界の中だけです。 君たちは……それでもいいんですか? 多かれ少なかれ、何か理由があって、 この塔に集められたグレイばかりじゃないですか」 「いつかここから離れても、 俺が安心して……歩いてみようと思えるくらい、 生きることに向き合えると、言えますか」 (G33) 2023/12/10(Sun) 21:54:07 |
【墓】 送迎用 フーグル#ハノイの塔_第2層 ―――アァ。 それでも。 たった一人無傷だった僕でも。 装甲だけは分厚く怪我をしない僕でも。 大好きな人に殴られれば痛むのだ。 心が。 だから殴らないでくれと願う烏滸がましい心をどうか。 「ゆるして、くださ……」 (+10) 2023/12/10(Sun) 21:54:10 |
フーグルは、皆と一緒に、第3層へ行けなかった。 (c3) 2023/12/10(Sun) 21:55:23 |
フーグルは、帰還することも、できそうになかった。 (c4) 2023/12/10(Sun) 21:55:48 |
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