【人】 杓谷 薫気になる人がいる。 そんな風に誰かに言葉にすることはないけれど、確かに気になる人がいる。 わたしのような人間は残念ながらなかなか受け入れてはもらえない。 一般的な人とは違うから。 一般的な形とは違うから。 だから、どうしても臆病になってしまう。 だから、その想いに蓋をしてしまいたくなる。 それでも、わたしはその人がお店に来ると、ほんの少しだけ幸せになる。 話しているだけ。応対しているだけ。 ただ、その時同じ場所に存在しているだけで。 けれど、わたしのその気持ちはいつまで、このままでいられるだろう。 誰にも相談できないまま。 わたしは、いつもの通りに仕事をこなす。** (2) 2023/04/10(Mon) 15:00:31 |
杓谷 薫は、メモを貼った。 (a1) 2023/04/10(Mon) 15:01:25 |
【独】 杓谷 薫/* 村、設定とか大丈夫かな…とオロオロしてるけど、この度辺見先輩(この村では先輩じゃないが!)とイチャイチャする権利をいただけたので頑張ります! 体調は大丈夫! 直前にぶっ倒れたからしばらく平気のはず!(平気とは OKでたのでフタナリちゃんです。上も下も大きめ予定。 どんな展開にできるかドキドキしてますが頑張る! (-0) 2023/04/10(Mon) 15:06:29 |
【人】 行政書士 辺見 華蓮 みんなと最後に逢ったのは、 神崎さんと小鳥遊君の結婚式だったろうか。 あまり長い間二人を独占しての話はできなかったけれど、 ケーキカットにキャンドルサービス。 二人はとても幸せそうだった。 「小鳥遊君、神崎さん、おめでとう! とてもよく似合ってるよ。」 彼女のドレス姿に心からの祝福を。 その時はさすがにチョーカーはつけていかなかったし、 つけなくても大丈夫という感じにはなっていたと思う。 これからも仲良くね、私はもう大丈夫だから。 めいっぱい、そんな気持ちを伝えた。 海堂もあっちはあっちで随分頑張っているって、 秋元さんは言っていた。 彼女がそう言うなら、きっと本当に夢に向かって 頑張っているんだろう。 いつかドームをいっぱいにする日が来るかもしれない。 その時に二人が一緒にいたら、それはとても幸せなこと。 みんな、それぞれの道を歩んでいる。 あの日のことは、もういい思い出だ。 (4) 2023/04/10(Mon) 17:52:36 |
【人】 行政書士 辺見 華蓮 「…と。もう少し頑張ろっと。」 私は相変わらず大手の行政書士事務所で働いている。 とはいえ私自身も正式に行政書士にはなっているし、他にも士業の資格は取った。 社労士は既に、FPも持っているし、もう少し頑張れば中小企業診断士も。 そのくらいになれば、この年齢でも独立だって十分にできる。 学生の頃はあのサークルで随分無茶な事もしてしまったけれど、 神崎さんのおかげか、今は泥酔して痴態をさらすような事もない。 それに、出会いのようなもの自体がほとんどなくなった。 事務所と家を往復して、帰りには時折ジムに寄って、家では勉強して、それだけ。 他にと言ったら、週に2度ほどバーに立ち寄るくらい。 (5) 2023/04/10(Mon) 17:53:05 |
【人】 行政書士 辺見 華蓮「すみません、今日はちょっと予定があるので・・・失礼します。」 たまには飲みでもどうかという所長には日頃とてもよくしてもらっているけれど、こういう誘いには多少下心が混じっているのも知っている。昔の私なら、あるいは断り切れずに受けたのだろうか。 でもまあ、常通りやんわりと断って、私は私の予定どおりにいつもの場所へ向かった。 (6) 2023/04/10(Mon) 17:53:49 |
【人】 行政書士 辺見 華蓮―BAR リーリエ― 落ち着いた暗さの店内をくぐればそこは私の隠れ家。 静かなジャズに密やかな会話、時折シェイカーを振る音、氷の立てる音。 いつも通り、カウンターの右隅から2番目に腰かける。 「すみません、ギネスビールをお願いします。それから…ソーセージの盛り合わせも。」 いつもではないけれど、最初によくする注文。 スーツ姿の私は、この席によく座っているし、金曜は必ずいるから店員さんも私と見ればわかるかもしれない。 私もそう。おすすめを聞いたり、時には会話に付き合ってもらったり。 あまりお仕事の邪魔にならないよう、ずっと喋ったりすることは控えているけれど、 リーリエでの時間は私が自分をさらけ出せる唯一の時間。 時折感じるほんの少しの寂しさを紛らわせる時間。 これからも、そのほんの少しの寂しさを飲み下して私は生きていくのかも。 そんなことを考えながら、オーダーする。** (7) 2023/04/10(Mon) 17:56:57 |
行政書士 辺見 華蓮は、メモを貼った。 (a2) 2023/04/10(Mon) 17:59:24 |
【人】 杓谷 薫「いらっしゃいませ。」 カランカラン、とドアベルの音に反応して顔を向ける。 どんな相手に対してもこの第一声は変わらない。 内心、どきりと胸をときめかせる相手だとしても。 わたしの気になるこの人は、週に二度ほどこのBARを訪れる。 ほぼ同じ席に座り、最初に注文するのはほとんどがこれ。 だから、私は頼まれるその前に既にそれを手にしていた。 瓶の栓を開けて、冷やしたグラスと共に提供する。 特にいつも断られていなければ、ソーセージの盛り合わせが出るまでの繋ぎとしてのお通しとして少量のナッツの小皿を差し出した。 (8) 2023/04/10(Mon) 20:17:30 |
【人】 杓谷 薫彼女の名前や年齢、仕事に考え方。 私はそのどれほどを知っていただろう。 マスターに話すことも、私が話を聞くこともあったかもしれないが、基本的に私たちは聞き手役だ。 お客様方がゆっくりと心身を癒す場所としてこの場があるのだから、こちらから話すことは少ない。無いわけでは無いけれど。 ただ彼女には知的な輝きがあった。 数多の男性を虜にしてしまうだろう肉体的な魅力も。 きっと恋人もいるのだろう。婚約者とか、もいるのかもしれない。 そんな風に、彼女に出会うと会えた喜びと、それ以上は叶わないと言う切なさを身のうちに抱えることになる。 それでも。 (9) 2023/04/10(Mon) 20:17:50 |
【人】 杓谷 薫「今日も、お仕事お疲れ様でした。 お変わりありませんか?」 ソーセージの盛り合わせを奥から受け取り、彼女の前に置きながら首をかしげる。 特に変わりなく、平穏ならそれも良い。 私に。 私に、もう少し勇気があれば。 そんなことを考えながら、いつもの笑顔で。* (10) 2023/04/10(Mon) 20:18:08 |
【人】 行政書士 辺見 華蓮オーダーしてすぐにギネスビールとナッツの小皿が出てきたので、カウンター越しに店員さんの顔を見つめ、ふっと笑みを浮かべた。いつもの女性だ。 ギネスは冷やさないほうが美味しいというのが通の意見らしいけれど、私はほどほどに冷えている方が好き。 つまりこのグラスを冷やしたスタイルが好き。 小皿に盛られたアーモンドをつまみながら、私の好みをすっかり理解してくれている、この店員さんの顔を見る。 年は私と同じくらいで、身長も同じくらい?結ったポニーテールと切れ長の目は、なんとなくさっぱりした性格を感じさせる。 同性に好かれるタイプ、かどうかはわからないけれど仕事柄、出会いは多いだろう。 人生経験も多分豊富なんじゃないかな、なんて勝手な想像をしたりもする。 (11) 2023/04/10(Mon) 21:37:53 |
【人】 行政書士 辺見 華蓮カウンターに座って話をすることもまあまああったけれど、基本彼女やマスターは聞き手だから、私は彼女達の事はあまり知らなかった。ひょっとしたら名前でさえも。 私の方は、名前に仕事くらいは話したことがあった…というか、話の成り行き上名刺を渡したことがあったと思う。 「行政書士ってやつです。一応、私自身も資格を持ってるので。 といっても、今はそれ専門だけじゃ食べてけないですからね、他にもいろいろ勉強してるところ。 今は他所で勤めてますけど、いつか開業して自分の事務所を持てたらいいなって思ってます。」 そんなぐらいの話は、彼女にも既にしていただろう。 (12) 2023/04/10(Mon) 21:38:52 |
【人】 行政書士 辺見 華蓮―今日― 「ありがとう。今日も無事、変わりなしよ。」 差し出された>>10ソーセージの盛り合わせを受け取り、軽く笑ってみせる。 ちょっと疲れたようには見えてしまうかもしれないけれど。 市販のものより随分大きめの、しっかりボイルされたソーセージにマスタードを乗せ、 端を噛んで唇を窄めて咥えつき、ぷりっとした中から溢れ出る肉汁と脂を、小さくぢゅっと音を立てて吸い尽くす。 「ん…おいし……♪」 ギネスの苦味に脂ののった味わい。思わず笑みがこぼれてしまう。 それだけで十分幸せ…ではあるのだけど、ふと店員さんの方に視線を向けた。 (13) 2023/04/10(Mon) 21:41:00 |
【人】 行政書士 辺見 華蓮「何かおすすめのカクテルとかってあるかな? あんまり強くない…酔い潰れないくらいの。 そうね、あなたのおすすめというか、好みというか、そういうのある?」 そうリクエストしたのは、まだ名前もろくに知らないとはいえ、こうして毎週ならず顔を合わせる彼女の事に、 純粋に多少興味をもったからなのだろう。 あるいは、少し寂しさがいつもより強くて、誰かと話をしていたかったのだ* (14) 2023/04/10(Mon) 21:45:18 |
【独】 行政書士 辺見 華蓮/* さて…こうしての本格的な再演はほぼ初めてですが、よろしくお願いします。 タイマンというのは他の誰にも気兼ねはないけれど、お相手に対しては気を遣うところはやっぱりあるかもしれない。 どのくらいの返しをしていけばいいかとか。 日数は普通の村並みにあるし、十分に回せる…といいなあ。 (-1) 2023/04/10(Mon) 21:47:52 |
【人】 杓谷 薫彼女の印象。 先ほどあげたものに加えて、アルコールに弱くはなさそうだというものだ。 このような店に定期的に来ているのだからある程度はそういう客ばかりなのは否定はできない。 >>14けれど、そんな彼女から"あまり強くない""酔い潰れないくらい"のお酒と聞かされて、わたしは思わず目をわずかに見開いた。 「私のおすすめと言いますか、好みでしたら マリブ・コークでしょうか。 ラムベースのマリブはココナッツの香りがして 甘くても甘すぎない、官能的な味わい…と 称されることが多いです。」 説明しながらボトルを出す。 グラスの上まで氷を入れ、マリブとコーラを適量注いでマドラーで下からすくうようにからりと混ぜた。 ココナッツの香りがふわりと広がる。 南国の香りは少しばかり気持ちがふさいでいる時でも開放的な気持ちになれて、開放感の足りない自分はこの香りが特に好みだった。 カクテルとしては弱い部類に入るし、これなら良いだろう。 手早く作ると、彼女の前へ。 (16) 2023/04/10(Mon) 22:37:14 |
【人】 杓谷 薫「ミルクと合わせて優しい味わいにしても良いですし デザート感覚でピニャコラーダにするのも合いますが コーラと合わせて弾ける感じが、 南国の開放的なイメージをより感じられる気がします。 それにしても…珍しいですね。 おすすめを聞かれることがあっても 私の好み、と言う聞かれ方は初めてですよね。」 オススメなら何度か渡したことがある。 その時の気分によってとか、こう言うのが良いと言われるとその時その時で合うものを出した。 けれど、酔い潰れないくらいと言う条件で、しかも自分の好みを兼ねて注文されたのは初めてな気がする。 だから、何となく嬉しくて頬が緩んだ。 (17) 2023/04/10(Mon) 22:37:37 |
【人】 杓谷 薫「苦いよりは果実の香りのする 甘くて、でもアルコールの強いカクテルが好きです。 自分を許してくれるような気がして。 甘えさせてくれるような気がして。 …でも、今日の辺見さんは、酔わないくらいが 良いのですよね。」 そう尋ねながら、新たなカクテルを作り始める。 また別の、今度はアルコールが強いものだ。 これは自分用のつもり。 何となく、自分も飲みたくなったからだ。 …こう言う事に、マスターは甘いから、まあ大丈夫。* (18) 2023/04/10(Mon) 22:37:54 |
【人】 行政書士 辺見 華蓮あまり強くないお酒、酔い潰れない程度のお酒。 学生の頃はもっと強いものを好んで飲んでいた。 ウィスキーや焼酎だってロックで飲むのは好きだったし、一番は地酒。 一升瓶の半分くらいは余裕で空けられた。 でも、それはもうしない。 そうやって飲める自慢をした結果、私は自分の価値を損なったというほかないし、 残ったものは特にない。人でさえも。 (19) 2023/04/10(Mon) 23:16:38 |
【人】 行政書士 辺見 華蓮「マリブ・コーク……ラムベースね。 へえ、トロピカルで…官能的な味わい。うん、それをお願いするわ。」 カクテルづくりを見る>>16のは楽しい。 取り出されたマリブとコーラ、氷を入れたグラスに注いで混ぜると氷のからんと小気味いい音が響く。 ココナツの甘い香りは確かに南国を思わせる。 提供されたグラスを受け取り、炭酸の弾ける様に視線を向けた。 一口喉に運べば、喉に抜けるさわやかな炭酸とココナッツの香り。 「ラムとコーラ……うん、絶対間違いないやつ。普通のラムじゃなくてココナッツの香りが効いてるのが、 なんだか本当に南の島に行ってるみたい。 いいチョイスね……ありがと。」 片手でグラスを掲げ、くいっと一口、二口。南国の香りが咥内に満たされる。 深く、深く息をついた。 (20) 2023/04/10(Mon) 23:16:57 |
【人】 行政書士 辺見 華蓮「甘くて強いのが好き、か。って事はあなたもまあまあ飲める方? 珍しいんだ。こういうオーダー… いや、なんとなくね。バーテンダーだと、男性客に声かけられたりする事ありそうってイメージがあってね。 そういう好みみたいな…聞かれたりするのかなって思ってた。」 控えめに言っても、顔立ちはいいしスタイルも女性らしさがしっかり出ている。 仕事ぶりも、私が見ている限りは真面目でしっかりしている。 そういう人は間違いなく男性にも人気があるものだ。恋人などいるのでもなければ。 (21) 2023/04/10(Mon) 23:17:09 |
【人】 行政書士 辺見 華蓮「そう。酔わないくらいがいいの。飲もうと思えば飲めるけど… そういうのはもうやめたんだ。色々失敗もあったしね。 ……自分を許してくれる、か。 ふふ。じゃあ、今甘えたい気分なの?」 彼女が作っているカクテル>>18は、誰もオーダーしていない。 彼女自身のためのものだろう。 飲みたい気分なのかな、なんて思いながらそんな事を聞いたのは、軽い気持ちから。 ただ、彼女の言うことはよくわかった。 自分に言い訳したい気分、甘えたい気分。 私が昔やたらと飲んでいた時も、心のどこかにそういう気分があったのかな、と今では思えるから* (22) 2023/04/10(Mon) 23:18:51 |
【人】 行政書士 辺見 華蓮ちなみに、彼女が私の食事中に視線をそらして少し居心地悪そうだった>>15のには気づかなかった。 そのぐらいリーリエで食べるソーセージは美味しいもので、その間は幸せな気分に浸っていたはずだから。 気づいていたとしても、別段気にはしなかっただろうけれどね* (23) 2023/04/10(Mon) 23:21:57 |
【独】 行政書士 辺見 華蓮/* 今迄みたいに鳩からじゃなくて箱なので、気が付くと随分レスポンスの量が増えてしまってるけれど… 私はエロルじゃなければ長くてもそんなに差し障りはないけれど、この辺も加減が難しいところ… (-2) 2023/04/10(Mon) 23:24:21 |
【人】 杓谷 薫「でもここで、単なるラムではなくて マリブにするのが好みのポイントですね。 ラムコークも甘くて好きですけれど マリブコークは香りが違いますから。」 >>20確かにラムとコークは間違いない。 間違いないと言いながら、下心ある男はラムを多くするものだなんてチラリとよぎるが、余程そんな注文を受けない限りはレシピ通りの味を提供する。 「まあ、それなりに飲めますし、好きですから こう言う仕事をさせて頂いていますね。 レシピ通りに作るだけなら飲めなくてもできますが 自分で味を知る事も大事ですから。 …まあ…時々、男性のお客様の中には 私のことを探りたがる方もいらっしゃいますね。 ですが、私の恋愛対象は女性ですから。」 男性客の件は少し苦笑いを禁じ得ない。 確かに年齢を聞かれたり、好みを聞かれたり、飲めと強要されそうになる事もある。 ひどく酔った客はマスターが宥めてあしらうが、時には激昂させて酒をかけられた時もあった。 けれど、しれり。事実を告げて肩をすくめる。 男に抱かれたことはあるが、どうにも性に合わなかった。 合わなかったし、時には自分の体を暴いた上で萎えられた事もあったから、もう懲り懲りだ、と言う気持ちが強い。 その気持ちが強い上に、元々女性の方が惹かれる気持ちが強いのも事実なのだ。 ブランデーとアマレットをロックグラスに同量注ぎステアする。 杏仁豆腐のような香を纏う、琥珀色の強めのカクテル。 (24) 2023/04/10(Mon) 23:43:15 |
【人】 杓谷 薫「人は沢山の失敗をしてしまうものですからね。 そこから学べたのなら良いのかもしれません。 …甘えたい、とか。許されたい、とか。 そんな気持ちを抱えているのは否定できません。」 >>22問いかけにふふ、と笑いながら。 今できたばかりのフレンチコネクションを軽く掲げてから口にした。 不思議な世界の住人は、けれど秘めた心を隠してる。 喉を灼くアルコールの強さに目を細めた。 「けれど…こう、大人になると難しいですよね。 だからこそ、飲んでしまうんですけど。 でも、ちゃんと自制はしていますよ。」 むやみやたらに甘える事も、自暴自棄になる事も今はない。 お酒に逃げるだけの日々はもう無い。 けれど、その分勇気に欠ける日々が続いている。 そんなことを思うと、胸に寂しさが宿るけれど。 (25) 2023/04/10(Mon) 23:43:42 |
【人】 杓谷 薫「…そう言えば。 私、薫です。」 自分は彼女の名前を知っているけれど、名乗ったことはない。 そう思い、コースターを裏返すとそこに自分の名前を記した。 杓谷薫、と。** (26) 2023/04/10(Mon) 23:44:01 |
【人】 行政書士 辺見 華蓮「確かに。ラムコークなら家でも作れるけれど、マリブは…うん、こういうところで飲むならこっちね。」 少し特別感のある香り。官能的といわれるのも確かに納得がいく。 オーダーの事やバーでの仕事の内情はわからないにしても、彼女の話の一端からだけでも、 一部の男性客相手の苦労は何となくしのばれた。 飲みの誘いや、個人的なことを聞き出されるのは確かに気分はあまりよろしくないだろう。 下心交じりであれば特に。 「なるほどね。自分で作ったものの味はわかっておきたい、そりゃそうだ。 …そっか、うん。あなた、結構モテそうだもんね。 私も似たようなものかもしれないけど。」 女性が恋愛対象。それに応える代わりに、自分の事を小さく付け加えた。 正確には恋愛対象がはっきり女性というわけではない。女性でも抱ける、抱かれられるという程度のもの。 昔付き合っていた相手は男性だったし、恋愛を介しないにしても、ほとんどの相手は男だった。 もっとも、その記憶は大半ないのだけど。 女性は1人だけ。しかも恋愛関係ではなし。ただ、決して悪くはなかった。 精神的な満足という意味では、ある意味男以上だったかも。 なんてことをふと思う。 (27) 2023/04/11(Tue) 6:23:34 |
【人】 行政書士 辺見 華蓮「まあ……ね。酒の席での失敗は本当にいろいろしたわ。 学んだよ、すごく。 そっか。…そうよね。そういう事もあるもんね。」 甘えたい。許されたい。許されたい、というのはどういう気持ちだろう。 アルコールを言い訳にしたいと思うことは私もあったけれど、そういうことだろうか。 彼女のグラスから漂うアーモンドとアプリコットの香りは正に杏仁豆腐のもの。 フレンチコネクションの名前は知らなくても、この香りは一度嗅いだら忘れない。 乾杯とは言わないにせよ、私も軽くグラスを掲げてマリブコークを呷った。 「わかるよ。…うん、大人になると、素直に人に甘えたりするのは難しいよね。 飲んでも、自生制が効かないこととかあって、失敗したりして、なんとか立ち直って…」 今はもう、サークル時代みたいな失敗もしないはず。 失敗して失うものは大きいし。 寂しさを我慢するほうが容易いからそちらを選んだ。 (28) 2023/04/11(Tue) 7:00:56 |
【人】 行政書士 辺見 華蓮ごくりと喉を鳴らしてグラスを傾けマリブコークを飲み干す。 ふと、差し出されたコースターに書きつけられた名前に目が止まった。 「薫さん?杓谷さんね。 そう言えば、いつも私のオーダー、先に準備してくれてるよね。 ありがとう。って、前から言いたかった。」 彼女、薫さんの整った顔を見つめて目を細める。 それから空になったグラスを差し出した。 「私にも、あなたが飲んでるのと同じもの。もらえるかな?」* (29) 2023/04/11(Tue) 7:16:29 |
【人】 杓谷 薫「ふふ、辺見さんは美人さんですからね。 美人な常連さんは大事にしたいですから。」 >>29喜んで貰えたならと笑みを返す。 けれど、追加オーダーに目をまるくする。 先程は酔わない程度の、と言っていたのに。 「結構強めですよ。」 けれど、その一言を添えて断りはしなかった。 空いたグラスを下げるとフレンチコネクションを手早く作りはじめる。 全てを入れてステアして、からりと音を鳴らして彼女の前へ。 「どうぞ。フレンチコネクションです。 度数はおよそ30度。 甘いですが強いカクテルです。 1971年に公開されたアメリカ映画の フレンチコネクションから命名されました。」 差し出しながら蘊蓄も一応添える。 映画のタイトルにして、その内容は犯罪絡みの組織の事だ。 けれどその風味はとても甘く、それでいて強く。 自分の分のグラスを手にしてまたそれで口内を潤した。 (30) 2023/04/11(Tue) 18:06:02 |
【人】 杓谷 薫「甘えたかったり、弱音を吐きたかったり。 もしそうなら、お話し伺いますよ。」 そして会話の中から、これくらいならとつい口にした。 仕事のこと。恋のこと。人生のこと。 カウンター越しにお客様から語られる言葉を、店員として受け止める為に。 バーテンダーはそんな事も仕事なのだ。 癒されたい誰かにお酒を提供しながら、吐き出される悲しみや寂しさをそっと受け止める。 でも。 もし、機会があるのなら。 「…もし良ければ、お店の外ででも。 辺見さん、とても素敵な方ですから。」 こんな事を言うのは、女性が恋愛対象だと言った後では悪手だろうか。 でも、冗談で済ませられるよう。 ウインクしながら、グラスを傾けた。* (31) 2023/04/11(Tue) 18:06:18 |
【人】 行政書士 辺見 華蓮美人、と容姿のことを言われるのはよくある。 仕事柄もあり、身だしなみはきっちりしているつもり。 でも嬉しいものだ。 「んー?ふふ、ありがと。 薫さんも私以上に綺麗だと思うけど。 …大丈夫、少し強めくらいなら。 それより、貴女の飲んでるものに興味が出たってことかな。」 両手で頬杖をつきながら、薫さんの手際を観察させてもらう。 アマレットとブランデーだったっけ。混ぜ合わされればブランデーの豊潤な薫りにアマレットの杏仁の芳香。合わさって芳しい。 薀蓄に耳を傾けつつ、一含みすれば口内が満たされる。 (32) 2023/04/11(Tue) 19:06:02 |
【人】 行政書士 辺見 華蓮「へえ、犯罪組織の映画… ホントだ、30度。強いわけだわ。でも…いいね、これ。 うん、気に入ったかも。」 もう一度口に含めば久々の強いアルコール。体の奥に熱が入るのを覚えた。 薫さんから、話を聞くと言ってくれたのはそのあたり。 グラスを軽く揺すりながら、少し苦笑い。 「弱音か。…そうなのかな。 …そうかもしれないね。 わかっちゃうんだろうな、こういうの。」 合わせて添えられた言葉>>31に、ふと顔を上げ、ウインクと視線が合った。 (33) 2023/04/11(Tue) 19:06:37 |
【人】 行政書士 辺見 華蓮「あはは。ありがとう。…でも、いいの? ゆっくり話を聞いてもらえるのはありがたいけど…」 ただの客にそこまで付き合ってもらうのは悪い… と言いかけて、言葉を止めた。 もちろん、ただの客にそこまでする道理なんてないはずだ。 だから、彼女は私のことをただのバーの客とは見なしていない。 彼女は自分に言い訳したくて、私は思いを吐き出して甘えたい気持ちがあって。私は彼女に興味を惹かれた。 なら、答えは一つしかない。 (34) 2023/04/11(Tue) 19:11:13 |
【人】 行政書士 辺見 華蓮「ううん、なんでもない。 明日は休みだし、薫さんが良ければ、お仕事終わりに 外ででも話を聞いてもらえたら、嬉しいなって思うわ。」 ウインクに応えるように、頬杖のまま小首を傾げてみせた* (35) 2023/04/11(Tue) 19:13:33 |
【人】 杓谷 薫そう。 認めてもらいたい。許してほしい。 自分の身体を。この器を。 願えば、体にメスを入れてどちらかの形になることは出来た。 実際に精巣はこの体には害になる可能性があるからと除去する事を薦められる事もあった。 でも、私は選べなかった。 生まれたままの自分の形を、それを誰かに受け入れてほしいと願っている。 この形が私そのままなのだと、わたしはこのまま生きていきたいと思っている。 戸籍は男性。 性自認は女性に近く、恋愛対象は今となっては女性に傾いている。 男性に抱かれた事もあった。 けれどこれは違うと思ってしまったし、現に上手くはいっていない。 女性と恋愛した事もあったけれど、長くは続かなくて。 >>33そう、今この瞬間だって許されたい。 それを、過去のように自暴自棄になるのではなく、叩きつけるのではなく。 受け入れてもらえずとも、ただ在ることを認めてもらえたなら。 (36) 2023/04/11(Tue) 20:56:59 |
【人】 杓谷 薫「…直ぐ上がりますから。」 >>34何かを言いかけたようだった。 >>35けれど、小首を傾げて誘いを受け入れる彼女を見て、思わず頬が緩む。 クイッとグラスを呷ると甘いアルコールが喉を灼く。 マスターに声をかければ、仕方ないわねと言ったふうに笑顔で解放してくれるはずだ。 今日は新人くんもいるし、それでいてお客様も少ない。 それでも、ある程度引き継ぎや片付けで待たせる事になっただろう。 奥に引き、戻ってきた私はパンツスタイルの私服に着替えて、彼女の元へ。 「お待たせしました。…どこに行きましょう? カフェでも良いですし、 私の部屋も近いですよ。」 お客様を部屋に連れ込むとは、と言われるかもしれない。 けれど、職業柄ある程度アルコールは揃えてあるし、簡単な肴も作れる。 二次会に使われる事自体はよくある話なのだ。 けれど、深夜にやってるカフェで話すのも悪く無い。 彼女を連れて外に出ようとしながら、囁いた。 (37) 2023/04/11(Tue) 20:57:20 |
【人】 行政書士 辺見 華蓮「ん、そうなんだ。 じゃあ、このまま待たせてもらおうかな。」 どうやら、私の勘違いというのではなかったらしい。 それに、社交辞令というわけでもなかった。 くいっとグラスを煽るのに合わせて、私も。互いにカクテルを飲み干せば、アマレットの香りと強い酒精が喉を灼く。 薫さんの声をかける先、>>37マスターの方に視線をやれば、快諾してくれた様子。 他の客も少なければ、そのくらいは融通が利くのだろうか。 しばらく待っていれば、私服に着替えた彼女が現れる。 (39) 2023/04/11(Tue) 21:58:36 |
【人】 行政書士 辺見 華蓮「ううん、そんなに待ってないよ。 どこがいいかな。 私はこの辺はこのバーとランチを食べるようなところしか 普段立ち寄らないし… カフェもいいけど。……でも、そうね。 薫さんの部屋でもいいなら…… お言葉に甘えさせてもらおうかな。 ゆっくり話をさせてもらうなら、そっちの方が いいかもしれないしね。」 囁きに小さくうなづいて返す。 わざわざ部屋にあげてくれるというのなら、断る理由はもうない。 私の部屋は家具と本棚とベッド程度の殺風景なものだけれど、彼女はどうだろう。 自宅をバーカウンターのようにしている人も中にはいるらしい。 そういうものだったりしたら、そうでなくても面白そう。 だから、彼女の部屋を、と。そう所望した。 (40) 2023/04/11(Tue) 21:59:25 |
【人】 行政書士 辺見 華蓮歩きながら、隣の彼女に視線をやる。 彼女といったのは結わえた髪と女性らしさをしっかり感じるフォルムのせい。けれど、こうして近くで見ると顔立ちは少し中性的なものを感じなくもない。 短髪にしたら一瞬迷ってしまう可能性もある。 けれど、私の印象では彼女はやはり女性だった。 こうして私を誘ってくれる人は、なんだかんだで時々いる…というか、実際今日も所長に飲みに誘われたりしたわけで。 それらは全て男性だったのだけど、彼らと今隣にいる彼女の間には、うまくは言えないけれど何か違うものがある、気がした。 もっとも、最終的にはそんなに違いはないのかもしれない。 違うとしたら、多分それは私の感じ方なんだろう。 その正体はわからないけれど、ただ、彼女が私に興味を持ってくれていること、私もそんな彼女に興味を持っていること。 それだけはどうしたって確かだった* (41) 2023/04/11(Tue) 22:08:34 |
【人】 杓谷 薫私の部屋は1LDKだ。 寝る部屋と、食事をして寛ぐ部屋。キッチンはカウンター式になっているものの、普段はそこを活用することはない。 カウンターになっているだけで、テーブルを出すのが面倒だからとそこで食事をするだけの場所になっている。 しかしこうして人が来た時は別。 ただの客と店員でもないのに、カウンター越しに話したりカクテルを作ったりもできるのだ。 ただし、この配置は食事をしながらテレビを見たい時には不便だったりする。 テレビは其の向こう側、ソファの方に向けられているから。 そんな部屋に、最近気になっていた女性を招待する。 少し緊張するけれど、人を誘える程度には片付けていてよかったと安堵もした。 彼女を連れてやって来た私の家は、店から数分のマンションの中。 共通エントランスを開けて、エレベーターで三階の角部屋に向かう。 (42) 2023/04/11(Tue) 22:29:10 |
【人】 杓谷 薫「特に面白いものもないですけど…。 ゆっくり寛いでくれて構いませんから。」 鍵を開けて、彼女を誘う。 私の部屋も余計なものはあまりない。けれど、部屋には甘やかなラベンダーとオレンジの香りが仄かに漂う。 部屋ではリラックスできるようにと、常用しているアロマの香りだ。 部屋に写真の類はなく、マガジンラックにはカクテルやアルコールに関する書籍が入っている。 この部屋には大きめのソファに、サイドテーブル。 カチリ。と、鍵を閉めてしまったけれど、…良いよね? 彼女をソファに案内して、私はキッチンに向かう。 簡単につまめるものと、何か飲み物を用意しようと。 (43) 2023/04/11(Tue) 22:29:24 |
【人】 杓谷 薫「どうしましょう、まだアルコール飲みますか? ノンアルコールももちろん用意できますけど。 …食べるのはクラッカーとチーズ、 それにピクルスならさっと出て来ますよ。」 もちろん、時間をかければ他のものも作れる。 けれどカロリーも気になる時間帯かと、あれこれ準備しながら問いかけるのだ。 それにしても。 (…期待しても、良いのかな?) 自分は、女性が恋愛対象だとはっきり伝えている。 それなのに、と少しばかり期待してしまう自分がいる。 でもそれは、自分を女性として見て、なのだろう。 いつもは自分自身、女性として生きて暮らしている。 立派に育った胸を隠すつもりはないし、気に入ってもいるからだ。 でも、それなら。 (44) 2023/04/11(Tue) 22:29:41 |
【人】 杓谷 薫(…そうなってから、伝えても良い…よね。) つきり。ほんの少しの罪悪感。 悟られないように、飲み物とおつまみとを携えて、彼女のもとに行こう。* (45) 2023/04/11(Tue) 22:29:56 |
【人】 行政書士 辺見 華蓮リーリエから歩くことほんの数分。 エレベーターに乗って案内された3回の1LDKの部屋は、私の間借りしている部屋よりは洒落た感じになっていた。 通されたソファに腰かける。 「お邪魔しまーす…… いい香り。 ラベンダーと…オレンジね。 ううん、そんな事ないわ…十分面白い。 私の部屋はもっと殺風景だし。来てよかった。」 少しぶしつけかなとも思いつつ、ざっと眺めた部屋はさっぱりしていたけれど、大きめのソファに、カクテルやお酒についての本を収めたラック、カウンター式のキッチン。 確かにこれなら、人を誘って飲みなおすにも不便はないだろう。 彼女の人となりは信用できると感じているし、誰の邪魔も入らない。カフェよりもこっちでよかった、と自分の選択の正しさを内心誇った。 鍵を閉めた音>>44は特に気にならなかった。 (46) 2023/04/11(Tue) 22:48:59 |
【人】 行政書士 辺見 華蓮「そうね… アルコールはもういいかな。 もしソフトドリンクかノンアルコールの何か… あれば一杯だけ。 おつまみはそれで充分かな。お願いしてもかまわない?」 薫さんに応えながら>>44、彼女が準備する様子を眺めていた。 こうして誘いがあって部屋に通してもらっているし、恋愛対象は女性だとはっきり聞いている。 だから、話をして、場合によってはその先だって十分考えている。 彼女の秘密だけはこうしていても知る由はないけれど。 自分に言い訳したいのだとしたら、まさに今こうしている誘いの事だと思っているから。 (47) 2023/04/11(Tue) 22:49:34 |
【人】 行政書士 辺見 華蓮薫さんが飲み物とおつまみを持ってきてくれたら、 「えっと… そうね。まず乾杯する? 何にって話だけど……二人の健康とか、 ……出会いは…ちょっとくさいかな? まあ、でも…乾杯。ね?」 なんて話してみるのだ。私の話はそれからでもいいはず。 聞かれたら、少しずつ話し始めよう* (48) 2023/04/11(Tue) 22:50:42 |
【独】 行政書士 辺見 華蓮/* うん、レスポンスさすが早い! それに本当、しっとり丁寧に綴ってもらってるよね… 落ち着いた大人の雰囲気。本当に感謝です。 薫さん可愛い人だな… (-3) 2023/04/11(Tue) 22:52:56 |
【人】 杓谷 薫ノンアルコール、とのことなのでスポーツドリンクをチョイスする。 ただのミネラルウォーターより身体に浸透しやすく、二日酔いを避けるのに好都合だからだ。 グラスに氷を入れて冷やし、そこに注いでいく。 トレイに二つのグラス、そして平たい皿につまめるものを乗せて彼女の元へ。 サイドテーブルにトレイを置いて、グラスを持つ。 彼女の隣に腰を下ろして、グラスを軽く合わせる前に。 「そうですね、乾杯…。 2人の平穏に、とか? 健康も確かに大事ですけど、 心の平穏も同じくらい大切ですし。 健康とか言い始めると思う以上に年齢を感じちゃいますし。」 多分彼女も同じくらいの歳だろう。 歳を重ねるのは悪いことではないけれど、若かった頃は〜とそちらの話題ばかりになりそうで、つい笑ってしまう。 年齢のことをまだ笑えるうちは、まだまだ自分も若いのかもしれないけど。 くすくす笑いながらグラスを合わせ、ゆっくりと水分を補給していく。 まだ酔うまではいってなかったけれど、それでも確かにアルコールを摂取した体に瑞々しさが宿る気がした。 (49) 2023/04/11(Tue) 23:03:29 |
【人】 杓谷 薫「ところで、辺見さん…、華蓮さん。 華蓮さんのお話、早速聞かせて頂けませんか? 寂しかったり…甘えたかったり? 大丈夫、いまは私しかいませんから。」 グラスを置いて、にっこりと笑みを浮かべる。 彼女が話しやすいように、と真っ直ぐには見つめないけれど。 伸ばした手を彼女の膝の上に乗せて。 ぽん、ぽん、と軽く叩いて促した。* (50) 2023/04/11(Tue) 23:03:44 |
【人】 行政書士 辺見 華蓮差し出されたのはスポーツドリンク。ちょっと意外ではあったけれど、確かに酔い覚ましにはこういうのがいいのかもしれない。 手に取れば、グラスの冷たさが心地良い。 薫さんが腰を下ろすのは私の隣。ソファだから当然とはいえ、こんなに短時間でこんなに距離が縮まっていることにも、 それに特に違和感を感じていない自分にも驚いた。 「ふふっ。そうかも。健康はちょっとまだ早いかな。 薫さんも…まだ20代かな。私もまだ28だし。 うん、じゃあ二人の平穏に、かんぱい。」 今より若かった頃、というと学生の頃だろうか。 確かに懐かしいし、あの頃の話なら楽しいこともいっぱいある。 話したくないこともあるにせよ。 グラスをかちりと小さく合わせて、喉に運ぶと多少とも火照った体に潤いがしみ通っていく気がした。 (51) 2023/04/11(Tue) 23:22:48 |
【人】 行政書士 辺見 華蓮「いただきます。…うん、おいしい。いつも、夜はおつまみくらいであんまり食べないから。」 口に運ぶのはクラッカーに乗せたチーズの小片。もう少し何か食べたかったお腹にはちょうどいい。 もう少し飲んだところで、薫さんの方から話を促されてそうだった、とグラスを置いた。 「ごめんね。そうだった、こうしてるのが楽しくてついつい。 私の話、聞いてくれるんだったもんね。」 膝の上に置かれて、先を促すように軽く叩く手にふっと緊張が解かれて表情を崩す。 にこりと笑う薫さんの方に視線を向けながら口を開いた。 (52) 2023/04/11(Tue) 23:23:03 |
【人】 行政書士 辺見 華蓮「といっても、具体的に何がってわけでもないんだけど…… 寂しさと甘えたさっていうのは確かにある、のかな。 そんな大した話でもないんだけどさ。 私ね、学生の頃はもっといっぱい飲んでて。酔い潰れるまで飲むのが普通だったんだ。 それでいろいろトラブルなんかもあったりして…まあ、今更いうのも恥ずかしいけど、お持ち帰りみたいな。 でも、私はその事ほとんど覚えてなくて…また同じような事を別の相手とやっちゃったりして。 そういうのが続いて、さすがに痛い目も見たから泥酔するまで飲むのはやめて… 今はもう本当にやめたんだけど。 (53) 2023/04/11(Tue) 23:33:49 |
【人】 行政書士 辺見 華蓮「逆にお酒が入ってないと、 なんかうまく人とプライベートに付き合えないっていうか、 なんかうまくいかなくて…… ずっと誰かと付き合うとかそういうのもなくて、 このままずっとそんな感じで生きてくのかなって。 それも悪くはないけど、なんかね…… たまにそれが無性に寂しくなったりもする、みたいな。 そんな感じ。」 なんだか思ったよりまだ酔っているのか、あまり脈絡のないような話になってしまった。 でも、聞いてくれると言ったんだし、構わないかなって。 「…うん、大した話でもないかもしれないけど。 薫さんは…そういうのもなさそうだよね。」 なんて、ふと話を聞いてくれている彼女のことを尋ねてみた* (54) 2023/04/11(Tue) 23:34:32 |
【人】 杓谷 薫>>53彼女の語る"痛い目"。 魅力的な彼女が語るからこそ、容易に想像がつく。 とは言え、自分の想像を遥かに超えるような事まであったかも知れない、とまでは考え至らなかったけれど。 魅力的な彼女のその身体に、酔っているからと無体を働こうとする輩がいるのは容易に想像がついてしまうのだ。 痛々しくも思う。けれど、同時にその事を想像しかけて僅かに眉を寄せた。 彼女が誰かの手により淫らに貪られる姿。 それを具体的に想像してしまったら、彼女の話を聞く立場を失ってしまう気がしたから。 ましてや彼女はその事を覚えていないのだ。 「あー…、それは分かる、かも。 特に仕事に一生懸命になってしまうと 前のトラブルもあって、余計そう言うのを 仕事関係には持ち込みたくないと言うか。 そう言う、弱い自分?を、見せたくないと言うか。 今は仕事が生活の殆どだから、余計に。」 彼女の膝に置いていた手。 うん、うん、と頷いて聞いて、今度は話しながら自分の元へと戻していく。 自分の膝の上で両手を組んで。 (55) 2023/04/12(Wed) 6:33:58 |
【人】 杓谷 薫「でも、恋の仕方とか弱さの見せ方とか分からなくなって お酒に頼りたくなっちゃう。 そんな事、私にもありますよ。 恋愛に臆病過ぎて、お酒にばかり頼ってしまう。 自棄になる勇気も最近はなくて、 今日みたいに誰かと2人きり、なんて 本当に久しぶりなんですよ。」 >>54そう言うことがなさそうなんて事はない、と首をすくめて見せる。 お持ち帰りはされそうになっても拒絶していた。 そんな風に誰かに身体を晒す勇気はとっくになくなっていたからだ。 でも、今日はなんだか、特別だ。 話を聞いて終わりでも良い。 彼女が穏やかな心持ちになれば良い。 そんな風、尽くしたい気持ちと、若しかしたらという期待する気持ちが頭をもたげていて。 彼女に再び手を伸ばす。 今度伸びた手は彼女の頭を軽く撫でて。 撫で下ろした手はそのまま肩に落ちてこちらに緩い力で抱き寄せる。 (56) 2023/04/12(Wed) 6:34:41 |
【人】 杓谷 薫「私はずっと寂しいと思っているし、 けれど、信頼できるか、信頼しないといけない相手しか 自分のことすら語れませんからね。 現状、マスターの事は仕事の上で 信頼関係を作らないといけないから、話してるけど。 華蓮さんの事は、お話聞きたいし、知りたいって。 そう思えたけど、私はずるいから やっぱり自分の事を話すのはまだ怖いですしね。 …華蓮さんは魅力的だから、 いつも見ていて、近づきたいなと思ってましたけど。 お客様ですし、逆にそうなると壁ができて。」 でも。今はこうして、手の届く位置。 頬が少し赤くなる。更に手を伸ばしてしまいたい。そんな欲が募るけれど。 こくり。空気を飲み込んで。 (57) 2023/04/12(Wed) 6:34:57 |
【人】 杓谷 薫「お酒がなくても。 その、華蓮さんの寂しさとかを埋められる、そんな相手に 私がなれたら、嬉しいんですけどね。」 ストレートな告白をできるほど、若くもなく勇気もない。 だから、まだ友人としてと笑える距離から詰めていく。 友人としては少し近すぎる距離で。** (58) 2023/04/12(Wed) 6:35:21 |
master ソワレ・リリーは、メモを貼った。 (a3) 2023/04/12(Wed) 6:37:55 |
【人】 行政書士 辺見 華蓮話し終えて、スポーツドリンクを一口。甘酸っぱいピクルスも口の中で噛み締める。 少しの間静寂が訪れた気がした。 具体的にはっきりとしたことは言っていないけれど、多少強めのアルコールが入っているから言えること。 こういう事を口にするだけでも、やっぱりお酒の力が必要になる。 まして人と親密になろうとするならなおさら、という感じだ。 それで結局理性まで飛ばしてしまっていたのが今までだったわけで。 ただ、こんな風にそれを言葉にしたのは… そう、自分から口にしたのはほとんどない事だった。 「わかる、かな? でも、仕事始めてからは特にそういう思いは 強くなったかもね。 どうしても、社会的な信用がないと やってけないところだから。 弱い自分を見せたくない、もそう。」 薫さんの手が彼女の方に戻って、彼女の話の番だと理解した。 だからちょっと身を乗り出して、薫さんの方に耳を傾ける。 (59) 2023/04/12(Wed) 7:40:36 |
【人】 行政書士 辺見 華蓮「そっか。薫さんもそういうこと……あるんだ。 貴女はカウンターから見てたらさっぱりして なんだか格好良くて… 私とは違うんだろうなって思ってた。 その久しぶりの相手に私を選んでくれたのは… うん、すごくうれしいかな。」 頭に軽く手が触れて、肩を緩く引き寄せる。身を任せて、さっきよりも近くなった。 私にも、それは自然な距離に思えた。 「ああ、あのマスターさん。…そうなんだ。 そういう事あるよね。 私も、事務所の所長なんかは、仕事上の上司としては すごく信頼してるんだけど… いっそ誰でもいいからさっさと見つけてくっついちゃえば 面倒もなくなるのかなって思ったりもするけど、 それもなんか踏み出せなくてね。 多分、私もうそこまで男性とお付き合いしたいとか 結婚しないととか、そうは思ってないんだろうな。 ふうん……そっか。なんかあるんだ。 いいよ。私も今の話で全部が全部ってわけでもないしさ。 そっか。じゃあ、ずっと前から気にしてくれてたんだ。 …知らなかったな。 でも… うん。悪い気分じゃない。」 (60) 2023/04/12(Wed) 7:44:20 |
【人】 行政書士 辺見 華蓮いろいろと相槌を打ったり、言葉を添えたり。 ぐっともう一口。触れられるほど近くにいる薫さんの方を見つめた。 「ってか、そう言ってもらえるのは嬉しいかな。 薫さんも、十分魅力的だと思うし。 こうしてる今は店員と客でもないしね。 お酒がなくても寂しさを埋めてくれる…か。 そうね。…いい提案だと思うな。 で、私も薫さんに同じようにできたら、 もっといいと思うんだけど。」 告白というには大分遠回し、単なる女性の友人としてでも違和感のない言い回し。ただ、そう言いながら、私も彼女の手に自分の手を重ねながら告げた。寂しさを埋めるにもいろいろあるとでも言いたげに* (61) 2023/04/12(Wed) 7:49:17 |
行政書士 辺見 華蓮は、メモを貼った。 (a4) 2023/04/12(Wed) 7:49:36 |
【独】 行政書士 辺見 華蓮/* ん?10/13? 4/13か。なら明日の23時か。 健康に村するなら、そのあたりに寝れたらいい感じだもんね。 後は私が早めにコアタイムに移れれば… まあ、でもこの感じなら色々できる気はする。 (-4) 2023/04/12(Wed) 19:14:43 |
【人】 杓谷 薫>>61彼女の方から手を伸ばされ、視線が絡まる。 どきりと胸が高鳴るのは止められない。 頬に熱が宿り、彼女から目を離せなくなる。 触れ合える距離。 吐息も鼓動も聞こえそうな距離。 その近さに、思わず見入ってしまうけれど。 「…それって、わたしが、華蓮さんに。 恋愛感情を抱いてるって事なんですよ。 今日だけではなく、明日も、その先も。 一夜限りの夢は嫌だなあと…。」 苦く笑ってしまったのは、これ以上先に進むなら。 後で裏切られた、騙されたと言われては嫌だからと。 彼女の手に手を更に重ねた。 本当は今すぐキスしてしまいたい。 けれど、そうしてからだと戻れない気がする。 彼女がわたしを否定したいときに。 今なら、それが嫌だったなら。 やっぱりごめんなさい、と店員とお客様に戻れるから。 だから、重ねた手をそっと握って。 目を閉じてから、小さな声で囁いた。 (62) 2023/04/13(Thu) 3:55:19 |
【人】 杓谷 薫「私ね。戸籍は男性なんですよ。 でもこの身体、手術したわけでも治療した訳でもなくて 私には両方、あるんです。 …珍しいでしょ?」 彼女の手を引き、胸に押し当てる。 自然な柔らかさ。 するりと手を解いて、自分の股座に手を触れる。 どちらも意識させるように。 「今まで、私を女だと思って、 こっちがあると知ると萎えるとか、 さあっと引いてしまう人、多かったです。 手術を受けてどちらかの形に整えれば もう少し生きやすくはなるかもしれないけど でも、…これがありのままの私だから。」 目を開く。少し困り顔をして。 見つめた先の彼女の顔はどんな顔をしていただろう。 どんな顔をしていても、私は目を逸らさずに。 (63) 2023/04/13(Thu) 3:55:37 |
【人】 杓谷 薫「受け入れてもらえるなら、触れ合いたい。 でも、もしまだ判断がつかないなら 今日は華蓮さんの寂しさだけは埋めたいかな。 華蓮さんに触れるだけ触れたい。 …華蓮さんのエッチな声、聞きたい。なんて。」 触れ合いたい。温もりを感じたい。 でも、こんな事は稀だから。 いきなり店員とお客様の関係から、深い関係になるだけでも奇跡なのにこんなのを受け入れてもらえるとは思ってない。 でも、誠実に接したいから。 肌を晒すならの秘密を打ち明けて、指先を伸ばす。 頬に触れて、ほんの少し顔を近づけて。 …そのまま近づいて、唇を重ねようとする。 勿論、拒絶したければ止められるほどゆっくりと。** (64) 2023/04/13(Thu) 3:55:52 |
【人】 行政書士 辺見 華蓮二人して手を重ね合い、視線を合わせる。 酒精混じりの熱い息がうっすら顔にかかる。 私に好意をもってくれているのはとうにわかっていたけれど、どうやら思った以上に私のことを想ってくれていたらしい。 握られた手に温もりを覚えながら、彼女の話を聞いて…目を瞬かせた。 「え?そうなんだ。ごめんね、てっきり女性だとばかり思って… 両方……?」 手が導かれるのは服の上からもわかる膨らみ。 そして、股に薫さんの手が触れる。 素直に取れば、つまりそういう事になる。 最初はシーメールというやつかと思ったけれど、手術をしていないとも言っていた。 (65) 2023/04/13(Thu) 12:42:38 |
【人】 行政書士 辺見 華蓮「…えっと。つまり、その…元々両方あるってことでいいのかな。 身体的には。」 先天的な両性具有というやつだろうか。知識として知っていても、見るのは初めて。 薫さんの振る舞いになんとなく引っかかるものがあったのも、今なら理解できる。 ただ、咄嗟にどう答えたものかはわからず、薫さんの話を聞いていた。 最初こそ確かに驚いたものの、静かに、先程までと同じように。 困り顔の薫さんをそのまま見つめながら。 口を開いたのは、薫さんの話が終わってから>>64。 「そっか。じゃあ、私のこと好きだっていうのは本当なんだ。 私に触って、気持ちよくして、寂しさを埋めたいって そう思ってくれてる。 それに、今日だけじゃなくて、ずっと。 恋人としていたいって思ってくれてる。 ってことだよね。 うん、身体のことはさすがにちょっと驚いちゃったけど…」 (66) 2023/04/13(Thu) 12:48:52 |
【人】 行政書士 辺見 華蓮「でも、うれしい。…すごくうれしい。」 顔を崩しながら告げたのはその一言。 「きちんと知り合っては間もないけど、 私は薫さんの事、素敵だと思ってるよ。 だから、触れ合えたらいい…そうしたいと思ってる。 それに、私はあんまり男とか女とか関係ないって 思ってる方だし、むしろ精神的には女性的な方が 親しみやすいっていうか、 まあセックスはがつんと強めが好きだけど… と、ともかく。薫さんの話聞いてね。私…」 股に触れている薫さんの手をとって、自分の胸の下、心臓にくっつける。服越しでもはっきりわかるだろう。 心臓が信じられないほど早く強く鳴っている。 (67) 2023/04/13(Thu) 12:56:56 |
【人】 行政書士 辺見 華蓮「ね?こんなに興奮しちゃってるんだよ。だから… きて?」 頬に触れる指を受け入れ、軽く目を閉じて薫さんに唇をさしだそう。 むしろ私から顔を寄せて、身を乗り出して。 触れやすいように* (68) 2023/04/13(Thu) 12:59:02 |
【人】 杓谷 薫>>66素直に頷く。誤魔化せるものでもないし、誤魔化したくない。 だけど。 >>67驚きながらも、私の言葉に嬉しいと返してくれる華蓮さんに頬の熱が高まっていく。 胸の下、とは言っても豊かな膨らみが触れてビクッと手を震わせた。思春期の男子中学生でもないのに、緊張してる。 でも、指先や手のひらに伝わるのは確かに早く刻まれる鼓動。 >>68きて、なんて誘われたら。そして唇を寄せられたら。 「ん…。」 柔らかで艶やかな唇を重ね合わせる。 年甲斐もなくドキドキしながら、触れ合わせて、重ね合わせて、二度、三度、繰り返しては舌先を潜らせる。 >>67セックスはガツンと強めが好きらしいけど、私にどこまで出来るかな。 舌先を伸ばして唇をくすぐって、舌先を触れ合わせて。 ズボンの下、熱がどんどん嵩んで硬さを帯びていくのがわかった。 豊かな胸を鷲掴みにする。そうしても手からこぼれ落ちるほどの大きさに目を細めて、指先を沈み込ませてはこねていく。 外側から寄せて、下から持ち上げて。柔らかさを堪能しながら、上着をはだけさせて行こう。 私も上着を脱ぎ捨てて、床に落として身軽になる。 ソファの背もたれに押しつけながら、私は唇を離してかぷりと首筋を喰んだ。 (69) 2023/04/13(Thu) 21:34:20 |
【人】 杓谷 薫「激しいのが好き、なんて言われると 我慢できなくて乱暴になっちゃいそう…。 あんまり、誘い過ぎないで?」 大切にしたい気持ちがある。 でも、嫌がられても泣かれても無理矢理暴いてしまいたいような、そんな凶悪な感情もゼロじゃない。 だから、それを伝えるように強く吸い付いてキスマークを残す。 あぐ、と軽く歯も立てながら、ブラウスのボタンを外していく。 白い肌が顕になると、舌をツツ…と這わせながら鎖骨にまた吸い付いた。 太ももに手が滑り落ち、スカートなら裾から、パンツスタイルなら前側から侵入経路を作って指先を辿らせていく。 秘められた女性の園を、トントン、と軽く叩いた。 「それとも…優しいのより、激しいのが好き? それとも、やっぱり甘やかされるのも好き?」 耳元に囁きかける。 それとほぼ同時、じゅぷっ、ちゅぷっ、と音を立てながら耳に濃厚なキスを落とした。* (70) 2023/04/13(Thu) 21:34:35 |
【人】 行政書士 辺見 華蓮胸の膨らみの下、心臓に触れた手が震えてふふ、と息が漏れる。 なんだか初々しい反応。私より人生経験は豊富そうなのに。 「ふふ。んっ…」 目を閉じて、軽く触れあう柔らかさ。重ねて何度も味わってみる。 私も舌をそっと伸ばし、ちょんと舌先を触れ合わせて触れ合う。 今はスーツ姿だけど、上着を脱いでしまえばシャツ姿に、胸の膨らみもはっきり見えるはず。 それを鷲掴みに、こねあげられる。シャツ越しでもたっぷりとした胸は指を沈ませていく。 寄せて、持ち上げて、夢中になってくれる。でも同じ揉まれるのでも、なんだか優しく、 押さえるところも気持ちいい…ような気がする。 「ん、ふぁ。う、ん……」 ソファの背もたれに押し付けられ、首筋を食まれたら自然と悩ましい声が鼻に抜けた。 (71) 2023/04/13(Thu) 22:05:41 |
【人】 行政書士 辺見 華蓮「そっか、ごめんごめん… 激しいのっていうか…女の子も好きで、むしろ そっちの方が気持ちは通じ合うのかなってのがあって。 でも、気持ちいいのはやっぱり奥まで届く男性の方かな… みたいな。そういう話。 実際激しい経験はいっぱいしたんだよ。 他の人の話だから詳しく聞かれるまではあんまり 言わないけど、いろいろ…… 泥酔して自分じゃ覚えてないのもあるけど。 うん、わかった。誘いすぎないようにする… なるべくだけど。」 強く吸い付いてキスの痕を残すのは、愛情だろうか。それとも独占欲? どっちもよく知っている感情。今は懐かしさすらあるけれど。 首筋へのキスは柔らかく、でも下に履いた黒いパンツスーツの前を開かれて、下着越しに軽く叩かれると、 じくりと久々に女の部分が目覚めてくるのがわかる。 (72) 2023/04/13(Thu) 22:06:37 |
【人】 行政書士 辺見 華蓮「ん……そうね。最初は優しめからの方がいいかも。 いっぱい甘やかしてほしい、かな。」 囁かれるままに、耳元に落ちるキス。耳から犯していくような声にぞくりと震えつつ、 薫さんが手を当てていた股間のふくらみに手を当て、さわりと上から撫でた。 「そうだ…… 聞いてもいいかな。 薫さんは両方、使ったことあるの? 男の方と… 女の方と。」 私からするにも、聞いておいた方がいいだろう。 薫さんがどんな風に愛されたいかも、知っておきたいから* (73) 2023/04/13(Thu) 22:07:59 |
【独】 行政書士 辺見 華蓮/* 十分に時間取ってもらってるし、結構いいペースなんだよねえ。 体調さえ大事にしてもらえれば… 薫さんも結構がんがんいける方っぽいね。 ふむ。最初は優しめ甘々でいこうかな。 男の子の方経験浅そうなら私からいく手もあるかもだし。 (-7) 2023/04/13(Thu) 22:22:36 |
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