
![]() | 【人】 謎の子ども[ 魔獣の住処は肉の器には向かないらしい。 子どもは新たに仕入れた知識へ、したり顔で頷いた。 あの種族は住処や巣穴の作り方も多岐に渡る生き物だが、 人間なら程度の差はあれ大枠は同じだ。 濡れた地面に寝てみたいという欲は湧いたが、 それについては口を噤むことにして。 ] おほしさま、きらきら。 おはなし、いっぱいしてたの。 [ どんな話をしていたかなどは憶えていないが、 夢想めいた言葉を、幼子はそれでも懸命に紡いだ。 子ども特有の突拍子のない妄想癖だと言われないのなら やっぱりこの人は、己にとっての安全地帯に見える。 ] (33) 2026/04/03(Fri) 14:13:02 |
![]() | 【人】 謎の子どもどっちも? [ 質問の意図は正確に汲み取られたらしい。 が、どちらでもあってどちらでもないと言うことは、 子どもの知識欲は然程は埋まらなかったようだった。 ] じゃあ、あなた、どうよぶの? おなまえ、ある? おめめきれいだから、きらきらさん? [ 恐らく──というより確実にそんな名前ではない。 目に映った喩えやすいものを口にしただけだ。 好奇心のままに指先で相手の両目をついてしまいそうな、 そんな幼さが子どもにはあった。 が、さすがに幾ら綺麗でも人体の目は取り外し出来ない。 少なくとも、普通に触れるだけでは。 本能的な理解のまま、子どもは指だけ彷徨わせる。 ] (34) 2026/04/03(Fri) 14:13:10 |
![]() | 【人】 謎の子ども……かえれないの? [ 子どもはそこでようやく泣きそうな顔をして、 顔を上げ、空を見た。 いくら待とうが星々の囁きは聞こえては来ないし、 月雲の秘めやかな声だって鼓膜を揺らしはしない。 途端に心細いような気持ちになり、 胸元をぐしゃりと握りしめ、子どもは俯いた。 さっきまで意気揚々と道を進んで冒険する気があったのに 今は潰えた夢のような淡さでしか、 好奇心が残っていない。 が、子どもがその不安のまま泣き出すよりも先に、 魔術師が両手を広げたのが視界の端に映って 子どもはもにょもにょと唇を動かし、それから頷いた。 ] (35) 2026/04/03(Fri) 14:17:48 |
![]() | 【人】 謎の子どもおせわ、なる。 あなた、きっと、いいひと。 [ それは魔術師長に対する魔術師の本能なのか、 或いは器の導きなのかは、子どもにも分からなかった。 広げられた腕の意図を確かめるように見つめ、 なぁに?とばかりに首を傾ぐ。 子どもは相手の準えたものなどなにも知らないまま、 懸命に両手を広げ返し、相手と自分の手のひら同士を ぱちん!と重ね合わせようとした。 が、当然大人と子どもでは広げる範囲に違いがある。 勢いのまま前に蹴躓き、「ぁわ」と間抜けな声が出た。** ] (36) 2026/04/03(Fri) 14:21:47 |
![]() | 【人】 はじまりの魔術師 コヒ[子どもと自分は同じ場所由来だという確信はあるものの、 子どもの言う「おほしさま」「おはなし」については 何も思い出せない。 人間にも胎内記憶がある者とない者とがいるらしいので 憶えていないのは個性だと片付けることにした。 勿論、子どもの話がつくり話だと疑う気持ちは微塵もない。 うんうん、と子どもの話に相槌を打つ。 元いた場所は子どもにとってとても居心地の良い場所 だったのだろう。 空の彼方について話す子どもの瞳は夜空の星をそのまま 埋め込んだようにきらきらしていた。] (37) 2026/04/03(Fri) 21:30:11 |
![]() | 【人】 はじまりの魔術師 コヒ[星の仔は人間の子と同じように好奇心旺盛であるらしいが 星に知識を置いてきたのか、それとも単にまだ身にある 情報量が少ないのか、両性具有についてはピンと きていない様子だった。] わたしに名前はないよ。 そういえば、友達にも聞かれたんだっけ。 群れにいるなら区別する為の名称はあった方が 便利だろうけど、ひとりでいるからね。 [友人のジョバンニには結局「おい」とか「おまえ」と 呼ばれて振り向けるので名前を持っていなくても 不自由はしていない。 だが、子どもと家族になるなら、区別する為に いるのだろうか。] (38) 2026/04/03(Fri) 21:30:23 |
![]() | 【人】 はじまりの魔術師 コヒおめめがきれいなのは君の方だよ、小さいさん。 君には名前がある? きらきらさん? [星そのもののような瞳の子どもに瞳を褒められるとは 思わなくて思わず笑み零れた。 自分の顔を見たことはあるのだろうか。 空間に光を反射させる魔術を行使して、子どもの眼前に 簡易の鏡を作る。 伸ばした指はちょうど自身の瞳の位置を撫でるだろう。 因みに勿論この方法でも瞳を取り出すことは叶わない。] (39) 2026/04/03(Fri) 21:30:44 |
![]() | 【人】 はじまりの魔術師 コヒ[大抵のことは出来る魔術師にも出来ないことはある。 この世界に実体を伴ってしまった以上、 「あちら」に渡るには肉の器を棄てる必要がある。 どうしてもと言うのなら、命を奪うことで肉の器を 剥がすことはできるだろうが、寿命を待たずに離れた 魂は「あちら」で同じ形を保てるかどうか保証できないし 何より魔術師には同族の子どもを殺すことに抵抗があった。] いいひとかはわからないけど、 わるいやつから護ってあげるよ。 [子どもにはハグの経験はないのか。 掌を合わせようとしてぐらついた身体を抱き締める。 ふたりの命の音が重なった。] (40) 2026/04/03(Fri) 21:31:08 |
![]() | 【人】 はじまりの魔術師 コヒそうだ、わたしの子になるのだから、 呼んでもらわないと。 「おとうさん」「おかあさん」 どっちでも良いよ。 どっちでも「なあに?」って振り向いて こうしてぎゅってしてあげる。 [魔術師はそのまま子どもを抱き上げて立ち上がった。 空に瞬く星は多くが白んできた光に呑まれ遠くなる。 明けの明星だけが、仔の行く末を見守りたいとばかり 懸命に光を送っていた。*] (41) 2026/04/03(Fri) 21:31:33 |
![]() | 【人】 謎の子ども[ ともだち?と、子どもは思わず首を傾げた。 その言葉を聞いて考えるところは幾つかあったが、 何でもかんでも口にするのは良くないことだ。 子どもは自己完結し、それから口を開いた。 ] ともだち、いるの? いなさそうなのに。 [ 盛大な無礼を放った子どもは、平然と首を傾いでいる。 目の前の大人はなんだかきらきら綺麗に見えて、 空に座する星のように映っていた。 星は星であり、友達を持つような存在ではない。 だから友達がいなさそうと言ったわけだが、 その意図を汲めるほどの語彙力が無かった。 ] (42) 2026/04/03(Fri) 23:57:31 |
![]() | 【人】 謎の子どもなまえ、ない。 きらきらさん、すき。 [ 満足気に頷き、子どもはふふんと機嫌よく笑った。 星を掴もうと無謀にも伸ばした指は、 突然現れた鏡へピタッと触れて行き先を封じられる。 鏡には、ぽかんと間抜け顔の子どもが映っていた。 確かに鏡の中の子どもの目はきらきらとしているが、 やはり、目の前の大人ほど綺麗には思えない。 警戒するように、子どもは眉をきゅっと寄せた。 ] これ、だれ。 まねしないで…… [ 鏡に映った姿は見知らぬ他人だと思っているらしい。 あっちいけ、とべしべし鏡を叩いたところで、 他人が自分と全く同じ動きをしていることに気が付いて 怖々と叩くのをやめることにした。 ] (43) 2026/04/03(Fri) 23:57:45 |
![]() | 【人】 謎の子ども[ 子どもを抱きとめた大人の体は温かく、 星雲のように寒々しくはなかった。 抱き上げられればその分だけ視線は高くなり、 夢が散るように白む空がよく見える。 ] おとうさん? おかあさん? どっちでもいい、こまる…… [ 子どもは一生懸命考えるために顔を顰め、 幾度も魔術師の瞳を覗いて、顔を眺めた。 呼び方を決めろと言われると悩んでしまうけれども、 ぎゅっとしてもらえるなら条件としては悪くない。 悪くない、というより「嬉しい」と呼ぶのがピッタリだが 子どもは少しばかり、見栄を張っていたい生き物だった ] (44) 2026/04/03(Fri) 23:57:54 |
![]() | 【人】 謎の子どもなまえ、つけて。 わたしのも、あなたのも。 それ、よびたい。 おほしさまも、おたがいのこと、よんでた。 だからわたし、それがいい。 [ 名案!とばかりに何度もこくこくと頷いて、 子どもは明けてゆく空を見る。 星は光に紛れて、夜までの間姿を消そうとしていた。 そこにいるはずなのに、見当たらなくなる。 見えなければ誰も星があることを証明できない。 迷子になったような気持ちを誤魔化すように、 魔術師の服を握りしめた。** ] (45) 2026/04/04(Sat) 0:00:42 |
![]() | 【人】 はじまりの魔術師 コヒ[あはは、と魔術師は笑った。 こんな小さな子にも魔術師の本質が宿っている。 純粋で、「違い」に敏感ないきもの。 互いを尊重すると言えば聞こえは良いが 違うものと共生することを本能的に忌避する 「群れない」性質を持ったもの。] いるんだ。 しょっちゅう遊びに来るから、紹介するよ。 [人間だけど、人間よりも植物が好きな変わり者。 此方から外には何も持って出られないのに、 外から色んなものを持ち込んでくれるお人好し。] (46) 2026/04/04(Sat) 11:13:00 |
![]() | 【人】 はじまりの魔術師 コヒそう。君にも名前がないんだ。 同じだね。 [子どもに名前がないことは自然と理解できた。 それをずっと不自由だとも寂しいとも感じてこなかったのも同じ。 自己を見つめたことはないだろうと見せた鏡は やはり子どもにとっては未知の体験のようだった。] これは君だよ、小さいさん。 ほら、大きなおめめにちゃんと星がある。 綺麗でしょう? [警戒心のまま攻撃していた子どもの手が止まる。 それを握って鏡像に触れさせれば、鏡には魔術師の 細く長い指も映った。 顔も傾けてみると、二つ並んだ菓子色の肌を 二人ともが視認できる。 こうしてみると、血縁関係はないのに、ふたりはとても よく似ているように思えた。 魔術師が子どもの頃、鏡という概念を持っていなかった から、覚えはないけれど、きっとこんな見た目だっただろう。] (47) 2026/04/04(Sat) 11:13:52 |
![]() | 【人】 はじまりの魔術師 コヒ[抱き上げた子どもには体温があり、それでいて 人間ではないことの証左のように何の匂いもしなかった。 これから先、摂取したものや経験によって、 子ども自身の匂いも獲得していくことになるのだろう。 その環境を整えるのが「親」であるという知識はあれど、 両性具有故に自己を父親とも母親とも断定できず、 どっちでも振り向こうとした強欲を子どもに咎められる。] 困るかぁ……そうだね。 友達に「おかあさん」とか「おとうさん」と 呼ばせるのも、本当のご両親の立場を盗むみたいで 良くないし、わたしも名前を持つべきなのかも しれないな。 [抱き上げたまま、夜が明けきる前に家へと歩き出す。 星が遠くなるのを子どもから隠すように。] (48) 2026/04/04(Sat) 11:15:05 |
![]() | 【人】 はじまりの魔術師 コヒ「きらきらさん」はもう星ではないから、 地上のきらきらの名前をもらおうかな。 「コーヒ・ヌール」、一番大きくてきらきらした 石の名前だよ。 長くて呼びにくければ「コヒ」って縮めてもいい。 [前に立つとノブを回さずとも扉が開く。 森の外の人間たちは靴のまま住居で過ごすが、 魔術師はその暮らしが気に入らないのでドアの前で 靴を脱いだ。 子どもの小さな靴も脱がせれば、自分の靴と並べて 置いて、部屋に入った。] (49) 2026/04/04(Sat) 11:15:54 |
![]() | 【人】 はじまりの魔術師 コヒ今は小さな靴も、いずれは大きくなるだろうから 「小さいさん」って呼び方も駄目だね。 ディアと呼ぼうかな。 [dearと綴れば親が子を呼ぶ時、恋人同士が互いを呼ぶ 時の一般的な呼称でもあるが、 diaと綴り「ダイア」と発音すれば、自分の個体名に 選んだ宝石の区分を指すものになる。 気に入らなければ他の候補を考えよう。 ふたりの生活はまだ始まったばかりだ。] (50) 2026/04/04(Sat) 11:16:20 |
![]() | 【人】 はじまりの魔術師 コヒ何か飲む? それともベッドを用意しようか。 もう朝だけど。 [窓から差し込む光には、星の気配はもうない。] おはよう、ディア。 [魔術師は愛し子を呼んで、頬と頬をぴたりとつけた。 親にそうされた記憶もないのに、長く観察してきた 人間の親を模倣して。**] (51) 2026/04/04(Sat) 11:17:07 |
![]() | 【人】 謎の子ども[ 名前とは個体名を識別する必要がある時に付与されるもの。 星々が囁き合うだけなら名前など個々には不要であり、 魔術師にも子どもにも名が無いのは必然であった。 鏡の中を見知らぬ他人だと思い込み、 攻撃していた小さい手がスっと引っ込んでいく。 怯えて逃げたり大人に救いを求めるのではなく、 自分で追い払おうとジタバタするあたり 幼子は存外気が強いようだった。 ] ともだち、よぶの? おとうさん、おかあさんって? へん。 おなまえ、ひつよう。 [ まるで仕方の無い子どもを言い含めるような調子で、 大真面目な顔でこくりと子どもは頷いた。 どうやらアドバイスしたつもりらしい。 見目は不思議なほどに共通点の多い二人でも、 幼さゆえか、性格面は違いが見えた。 ] (52) 2026/04/04(Sat) 18:59:50 |
![]() | 【人】 謎の子どもこーひー? [ それは人間が好む飲料だ。 どうやら違うらしい、と目をぱちぱち瞬かせてから、 むうと子どもは唇を突き出して、あい、と首肯した。 ] コヒ。 こっち、よびやすい。すき。 [ 幼子の菓子より甘い滑舌でも言いやすく、 大人の耳にもきちんとした形で聞き取れることだろう。 靴を脱がされる時はされるがまま、 終わった時、子どもはぷらぷらと足を揺らしていた。 二人の分が並ぶと、自分の靴の小ささが際立つ。 幼子は大人ぶってコヒのものを履き直そうとしたが、 それより先に、名付けの気配に頭を上げた。 ] (53) 2026/04/04(Sat) 18:59:56 |
![]() | 【人】 謎の子どもでぃあ? [ こちらは少し舌がもたついた。 舌を噛みそうになり、むむ、とどうにか言い直してから 何度も口の中で音をころころと転がしていく。 幼子には、まだその名前に込められた意味は分からず けれど何も察せないほどに鈍くはない。 ふにゃっと頬をゆるめ、ココア色の頬を赤くして ようやく己の名前を飲み込んだ。 ] ありあと、コヒ。 わたしのおなまえ、でぃあ。 よばれたら、なあに、する。 [ 覚えたよ、とアピールするように胸を張って さっきのコヒの発言をなぞらえるように返事をする。 拙い子どもの、大人ぶった真似事だった。 ] (54) 2026/04/04(Sat) 19:00:01 |
![]() | 【人】 ディアのむ。こーひー。 [ 飲めるわけがないのだが、幼子はしたり顔で答えた。 頬と頬がぴたりとくっつくと、 なんだかくすぐったいような、こそばゆいような、 訳もなく笑いだしたくなるような 色んな感情が、星の瞬きよりも色付いて重なった。 ] おあよ、コヒ。 [ おはよう、の言い方はすっかり溶けきっていたが 子どもは気付かないまま、嬉しそうに笑った。** ] (55) 2026/04/04(Sat) 19:03:28 |
![]() | 【人】 はじまりの魔術師 コヒ[鏡像を自己だと認識出来ないのに、 友達におとうさんやおかあさんと呼ばれるのが変だという 常識が備わっているのが面白い。 ふふ、と魔術師は笑った。] そうだね、友達に変だって思われる前に 教えてもらって良かったよ。 [彼もきっと「変」だと衒いなく言って来る性質の人間で 率直なところは子どもと似ているかもしれなかった。 指を鳴らせば鏡は消えて、辺りは元の森に戻る。] (56) 2026/04/04(Sat) 20:05:49 |
![]() | 【人】 はじまりの魔術師 コヒ飲んだことあるの?コーヒー。 あれを「コーヒー」と呼ぶのとは別のことばを持った 人たちが名付けたんだけどね、「コーヒ・ヌール」。 [ヒはイに近く、「コ・イ・ヌール」とも呼ばれるが そういった蘊蓄は披露する機会もなく、子どもの口からは 縮めた「コヒ」という言葉がまろびでた。 この瞬間、由来からは離れ、魔術師は「コヒ」という 個体名を手に入れたのだった。] ありがとう。 これで、友達にも自己紹介出来る。 「わたしの名前はコヒだよ」って。 [親と認識できる呼称も捨てがたかったが、 呼ばれてみればこれが特別なのだとしっくりくる。 子どもが成長して発音が上手くなっても、自分は 「コヒ」のままでいる。] (57) 2026/04/04(Sat) 20:06:08 |
![]() | 【人】 はじまりの魔術師 コヒ[響きに乗せたコヒの想いを感じとったのか、 子どもの舌では少々上手く言えない「ディア」を 拒否する言葉は出なかった。 たくさん呼ぼう。 親愛を込めて。 いつか大きくなって子どもにとってのdearが現れても 別の愛称を選んでほしい。 dearは、このなんでもないありふれた夜を特別にして くれた「小さいさん」だけの大切な名前だから。] ほんとうに? [苦いのを好むのかどうかは知らなかったが、 飲めないならば自分が飲めば良い。 それが親だとコヒは思った。 魔道具を使って湯を沸かし、粉に注いで抽出するのは 人間と同じように自らの手で。 飲みやすくする為のミルクも傍に置いて、 毛布を魔術で固く組み上げた簡易のチャイルドチェアに ディアを座らせる。 向かい合って飲んだコーヒーは苦い筈なのに、 星をはちみつにして溶かしたように甘かった。*] (58) 2026/04/04(Sat) 20:06:25 |
![]() | 【人】 はじまりの魔術師 コヒ――それから―― [友人が訪れたのは数日後のこと。 彼はもう迷わないように彼自身に誘導魔術の刻印を こっそり施しているので迎えに行く必要はなく、 今まで通りノックとほぼ同時に扉が開かれた。] (59) 2026/04/04(Sat) 20:06:37 |
![]() | 【人】 植物学者 ジョバンニえ、は?! いつの間に産んだ?! いや、妊娠してたらさすがにわかる、 てことはよそでこさえた子か?! [友人は人間じゃあないってことはとっくに察してたが、 こないだまでは確かに独り暮らしだった筈だ。 赤子って言うにはデカい、友人そっくりの子ども。] 坊ちゃん?嬢ちゃん?? [そんなところまで、こいつにそっくりだ。] (60) 2026/04/04(Sat) 20:07:40 |
![]() | 【人】 はじまりの魔術師 コヒ産んでないし、わたしの胤でもないよ。 でも、わたしの子だ。 ご挨拶、できるね? この男がわたしの友達、ジョバンニ。 [ディアをちらりと見る。 前に話したことがあったろう?と。] そうそう、わたしにも名前ができたから名乗らなくては。 「コヒ」って、これからは呼んでくれるかな。 [此方は友人に向かって。] (61) 2026/04/04(Sat) 20:09:07 |
![]() | 【人】 植物学者 ジョバンニ[花が綻ぶように咲うのを見てつられて笑う。] 俺が言った時はいらないっつってたのにな、名前。 コヒ。 呼びやすくて良い名前じゃねーか。 [ちょうど土産にコーヒーを持ってきたところだ。 淹れてもらおう。 子どもは飲めるか知らんが、飲めなきゃ何かはあるだろ。 ここにコヒの子どもとして暮らしているなら。**] (62) 2026/04/04(Sat) 20:09:22 |
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