奏者 イルムヒルトは、メモを貼った。 (a2) leaf 2022/11/26(Sat) 8:24:24 |
【秘】 奏者 イルムヒルト → 大富豪 シメオン[女は、己の内に穿たれた、萎えぬ剛直に笑みを零す。 何度喰らわれ、満ちても足りない。 何度抱かれても、欲しくなる。 その生きざまを美しい。と感じた貴方だからこそ。 魂さえ一欠片も残さず啜り、飲み干してしまいたい。 この男だから欲するのだろう。 誰よりも美しい貴方。経た年は貴方の魅力を損なう処か より女の熱を煽る。 私と貴方との間には覆せぬ年の差はある。 されど、だからこそ。私は貴方に出会えたのだろう。 年をとり、磨かれながらもより貪欲に それを昇華せんとする美しさに 何処までも熱い指先に 触れ合う肌から感じる、貴方に 私は魅了されたのだ。] (-6) leaf 2022/11/26(Sat) 9:50:03 |
【赤】 奏者 イルムヒルト ひぁ、 あ! ――― んんっ。 [ぐちゅり、水音。 再び熱く滾る切っ先を突き立てられた女は啜り啼く。 抱かれながら、満たされながらも爪先から飢えていく。 まだ足りない。 ――まだ、もっと。欲しい。 その思いは、今。女を喰らい、喰らわれる男もまた 同じように抱いているのだと知っている。 互いにどこまでも求め、乱れ、喰らい、 絶え間ないかのような水音が、支配する空間は 高まりあう己らが性はあれども、退廃的なものは一切ない。 堕落ではなく、昇華を。 依存ではなく、共鳴を。 昨夜のように互いの音を混じらせて どこまでも、貴方と喰らいあう。] (*8) leaf 2022/11/26(Sat) 9:50:18 |
【赤】 奏者 イルムヒルト[抵抗もなく引き起こされた体は、男の胸に己の背を 預ける形になる。 重力から解放されたかのように胸は揺れ 揺さぶられた体は尻椨を男の股座へ打ち付ける形となり 己が背に感じる胸筋の脈動に、 益々穿たれる胎を熱くさせてしまう。 結合部からは最早、留めきれぬ程満たされた交わりの証が 女の肌と男の肌。そして褥の色を変え スプリングの音とともに、肉と声が奏でる音が 今、この空間を支配していた。 首筋に感じるものに、 女は喉を反らして啼く。 刻まれた痕を舐める舌。快感をなぞるように 耳裏まで嬲られながら。零す吐息はただ、熱く。*] (*9) leaf 2022/11/26(Sat) 9:50:32 |
【秘】 奏者 イルムヒルト → 大富豪 シメオン[囁きに、思わずきゅぅと雄を締め付ける 正直な私の、躰。] ―――――――― 狡いお方。 言葉1つでも、私を昂らせ、燃えさせるのね。* (-7) leaf 2022/11/26(Sat) 9:52:13 |
【赤】 奏者 イルムヒルト[胎を抱かれながら。胸を弄ばれながら 私自身が貴方の楽器となってしまったかように。 上気させた肌が、株のような汗を散らす。 奏でられた音は、蜜壺だけではなく私の鼓膜まで犯していく。] ぁん、ぁあ、ぁ。 [揺さぶられながらの断続的なビブラート 貴方の指に奏でられた箇所は赤く色づき、 芯をもちながらふっくらとして より高らかな音を貴方の耳に届けるのでしょう 2つが混じりあい紡がれる音はより深く、より甘く。 貴方とのユニゾン以外では、叶えられぬものを 磨き上げて、高めてゆくのでしょう] (*15) leaf 2022/11/26(Sat) 11:39:20 |
【秘】 奏者 イルムヒルト → 大富豪 シメオン貴方様、こそ。 あなたの、所作――1つ、1つが。私を震わせる。 [美を磨くため、美に触れるため 今はそのような題目も必要のないこと。 渇望するものは、貴方の熱。 貴方の眼差しに、指に、舌に、熱杭に。 ――そこにはただ、欲する心のみが。] (-13) leaf 2022/11/26(Sat) 11:39:41 |
【赤】 奏者 イルムヒルト[揺れる白丘へと触れていた指がたどり着いた先 掴まれれば命を手中に収められたかのような態勢に。 私の音を、貴方は今誰よりも 何よりも近くで触れている 抱いた腕へと身を任せ、 官能の限界に達するのは男が先か、女が先か。 ――それとも。同時か。 乱れた息とともに、締め付けられる腕に嫋やかでありながら しなやかな躰が撓り、長い髪が散る また、満たされる。 ――また、己は命を喰らってゆく。 奥の奥まで男の熱で染め上げられながら、女は。*] (*16) leaf 2022/11/26(Sat) 11:40:09 |
【秘】 奏者 イルムヒルト → 大富豪 シメオン[女は、笑みを湛えて己を抱える腕ごと胎を撫でる 聞かずとも理解している問いかけを口にするあなた 双方が、それが既に己の中にあることを理解している。 ――女は、高揚感を隠しもせずに。] 貴方様と、おなじ。 [それだけで、伝わることもまた*] (-14) leaf 2022/11/26(Sat) 11:40:31 |
奏者 イルムヒルトは、メモを貼った。 (a4) leaf 2022/11/26(Sat) 11:42:08 |
【赤】 奏者 イルムヒルト[緩い戒めから逃れることもせず。 絶頂の余韻と、充足感に身と心を浸していた。 一時のものだと、本能は理解している。 最上を知れば、再び、或いはそれ以上を求める飢餓を。 貴方も、私も。 されど今は。その逞しい腕と胸の中に。] (*37) leaf 2022/11/26(Sat) 21:26:52 |
【秘】 奏者 イルムヒルト → 大富豪 シメオン 欲深いのは、致し方ないかと。 そうでなければ……満足して、しまうわ。 [それは剰りにも、勿体ないと。 女は漣のように笑う。 満たされながらも、それ以上を望んでしまう。 欲しがるのは総てを。貴方のエゴすら、美しく私を魅了する。 でも、名を呼ばれたら。 どうしてでしょうか。酷く気恥ずかしい心地になるの。 覗き込む貴方の顔を見つめる私は、先の淫らさの余韻の中に未だ名残の雪のような初心さも孕み。 されど瞳だけは。貴方を魅せた強欲なまま。 真っ直ぐに。 互いの足りないものを喰らいあうかのように] (-52) leaf 2022/11/26(Sat) 21:27:26 |
【秘】 奏者 イルムヒルト → 大富豪 シメオン ジョスイ様。 [囁きは、貴方の口の中に消えるのでしょう。 指より熱く。柔らかなそれをふれ合わせながら。 侵入者に己の舌は柔らかく絡み、吸い付くようにして男を味わう。 瞳を閉じて、舌のもたらす感覚に身を浸し。 混ざりあい、飲み込む唾液すら熱く感じてしまう。 粘膜も、歯列も。感じることを始めて知った私は。 貴方の腕に両腕絡ませて。 貴方に先にて呼ばれた、私の名を回顧する。 貴方の名を、呼んでみたいと思った理由は思い至らず。 ] (-53) leaf 2022/11/26(Sat) 21:29:49 |
【赤】 奏者 イルムヒルト[用意されたガウンは上質で。 己の肌を隠すように余韻を閉じ込める 乱れ髪を手櫛で数度、撫で付けて 貴方の言葉にひとつ、頷く。 差し出された手に己の手を重ね。 立とうとすればふらつき。羞恥で頬を染めて。 それでも往きますと、視線は真っ直ぐに。貴方に向けて*] (*38) leaf 2022/11/26(Sat) 21:34:16 |
【人】 奏者 イルムヒルトー 浴場 ー [一目でわかる、上質な浴場のつくり 湯気の中に香る柑橘と木の香りは上質で。 それは何処か心地よく体を解していくかのよう。 そのなかで貴方は、老いの知覚を吐露する。 口惜しくも、それを理解しているという色で。 あれ程の欲を持ちながらも、老いの足音への 抗いようもないことを] ……然れど。 年月を経ることで、深まるものもありましょう。 若さだけでは、届かぬものも。 [貴方なら、経る年月の中で。 そう思える程の美を見せてくれると、言外に。 少しふらつきながら、湯に手を浸す。 指先に感じる温かさは、先の荒ぶる程の熱さとを 無意識に比べて、しまいそう。] (14) leaf 2022/11/26(Sat) 22:46:35 |
【人】 奏者 イルムヒルト[透き通る湯は、暖かみのあるブラウンに染まり 何処か森の小道のような色合い。 硝子張りの向こうの展望に、思わず吐息を溢して、見いる 湯の中に身を浸せば、蕩けるような心地と 少しだけひりつく入り口に内腿を閉じて。 問いかけには、小さく笑みを溢して] それ以上に、美しさを知れましたから。 まだ何処か。高揚しているみたいです。 温かくて、染み込むような。 ……音や、熱。それ以外にも。このような 美も、あるのですね。 [湯を、掌に掬いながら。ぽつりと。] (15) leaf 2022/11/26(Sat) 22:52:26 |
【人】 奏者 イルムヒルト[そして、明日の夜の演奏をと 誰かの添えではなく、己のものを望まれるなら。] 承りました。 ……奏でましょう。あの夜よりも深い音を。 [冗談めかし笑う貴方をみやりながら、女は是と返して。 また世界を奏でる喜びを。 指先に込めんとするでしょう。*] (16) leaf 2022/11/26(Sat) 22:55:59 |
【秘】 奏者 イルムヒルト → 大富豪 シメオン……ひとつだけ。 奏でるときに。 貴方は、それを近くで聴いていただけますか? [女が望む我儘は、それひとつ あの夜のような魂の共鳴を。また味わいたいという欲と 交わり、高められる美を、女神に捧げようと*] (-60) leaf 2022/11/26(Sat) 22:59:12 |
【人】 奏者 イルムヒルトー 浴場 ー [貴方のように自分の美の到達点を理解するには 今花開き更に磨かれんとする私の美は未だその無数の可能性の中に 然れど。道はたしかに見えて。あとはそれに向け歩いていくのみの私。 到ることは出来るのか。その極みに 或いは貴方と同じように、その道の先を見るままに届かぬかもと理解するのか。 できるなら。いや、掴むのだ。可能性は私の手の内に既にあるのだから。 思いをあらたに、芽生え育つ美を私は深め奏でていくのでしょう。いつか頂きに到るまで。 餓えと、満ちるを繰り返しながら、我欲のままに。] 静と、動。どちらも。 心惹かれてやまない、もの。 [掬った掌より零れ落ちる湯。 それをぱしゃりと肩にかける。 零れる前に取り込むがごとくに。] (24) leaf 2022/11/26(Sat) 23:55:45 |
【人】 奏者 イルムヒルト[明日は彼には用があるらしい。 演奏ひとつだけの女とは違い、 彼にも多くの為さねばならぬことがあるのでしょう。 女は頷く。 ほほえみ、その言葉に頷く。 必ず行くという、貴方の言の葉。] (26) leaf 2022/11/26(Sat) 23:56:40 |
【秘】 奏者 イルムヒルト → 大富豪 シメオン ……嬉しい。 [その時浮かべた笑みは。何処までも透き通るような。 或いは花咲くような。 昇華しあう美の熱を。知るもの同士の約を 女は心の底より、歓びて。] (-66) leaf 2022/11/26(Sat) 23:59:15 |
【赤】 奏者 イルムヒルト[夜の演奏迄には幾ばくか時もある。 満ちながらも、爪先から餓えていく心地もまた、 女も。きっと。今眼前へと近づいた、男も 飢えた獣性は、満ちたりを知れども欲に限りなく。 それを知るが故に、証を見た女は艶めき、 口元に三日月を穿くのだ。] (*47) leaf 2022/11/27(Sun) 0:03:41 |
【赤】 奏者 イルムヒルト[調律をとばかりに、女もまた誘いに手を伸ばす。] ……奏でて、よいのですか? [と。甘やかに言の葉を溢したならば、 剛直に触れるたおやかな指は リュートを爪弾くよりも緩やかに。されど絡みつくように 裏筋を掌と指で擦るだろう。 奏でるのに集中すれば 自然、自分の双丘を剛直に押し付ける形になるのだが 恥ずかしがることはなく その欲の、ままに。*] (*49) leaf 2022/11/27(Sun) 0:08:02 |
奏者 イルムヒルトは、メモを貼った。 (a16) leaf 2022/11/27(Sun) 0:11:07 |
【赤】 奏者 イルムヒルト[良いという言葉と、 手の中の熱が硬く、震える様子を見 女は緩やかに触れる指で優しく扱いて、いたのだが] ……舌と、口、と。 [こうだろうか。剛直に手を添えれば、 切っ先の形を確かめるように、鈴口や亀頭を舌先で触れ ぐるりと円を描くように舐めた後 其れを口に咥えて頬張って。 竿の半ばまで飲み込むようにして、喉や頬肉を使い 吸って圧をかけてみる 誰が教えたわけでもない、昂らせ方。 唯、咥えて、味わって。 私の手で貴方の欲を育てたくなったから。 悦びを与える方法を、貴方が教えるのなら 女は貪欲に吸収し、それを身に着けてゆく そして1つ、花が開くのだ。] (*57) leaf 2022/11/27(Sun) 13:09:30 |
【人】 奏者 イルムヒルト― 2日目夕刻:中央広場 ― [2日目のはじめに、女が望んだことは リュートの手入れと調律に必要な道具。それから 破られた服の代わりに着られるものを。 ――其処に男はおらじとも、 叶えられたのなら驚くであろうし、 思わず頭を下げて礼をいう。 今宵の演奏の約を叶えるために女は調律を怠らぬ。 夕刻に中央広場に向かうまでは音は屋敷の中で、響き。 空が茜に染まる頃、 女は装飾のない、紺の衣装に身を包み フードを被ってその場所へと向かう。 広場では早朝に美しい歌と自由に、楽しそうに踊り舞う娘の 演があったとの噂を耳にする。>>44 誰なのだろう。――見てみたくあったな、とふと思いながらも 広場の、とある場所へ向かえば あの方の従者なのだろう人に促され 指定された場所に座れば、普段の酒場より見る景色と違うのだな、と思う。] (50) leaf 2022/11/27(Sun) 13:24:31 |
【人】 奏者 イルムヒルト[違うのは、人々の視線。 美しく舞う花でもなく、天の歌声を持つ女でもなく 其処にいるのは使い込まれたリュートを持った フードを被る女、1人。 頭にかかった其れを外し、 弦を一度、掻き鳴らせば空気が変わる。 其処に在るのは常の添え物の音ではなく 世界を、紡ぐ音。] (51) leaf 2022/11/27(Sun) 13:24:49 |
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