![]() | 【秘】 新人看守 ダビー → 『不死兎』 ニア 箱庭へ視線を移す。 丁寧に並べられた人形の数を見て意図を汲み取りつつも、貴方の話に耳を傾ける。 「そうか。でももう、何人にも俺の内側を明かしてしまったからな。完全に元の日常に戻ることは不可能だろうよ」 少女の指が兎の人形を弾き出した。対極にある人形に視覚が備わっていたならば、きっとその外側へと放り出されてしまったことだろう。 「……。兎は貴様か。そして向かいに立つのは俺。指で弾いたのは……恐らくは、俺が貴様に興味が無いと言ったことの暗喩か?」 観察して、一つずつ丁寧に答えを組み立てた。 (-303) もちぱい 2021/10/10(Sun) 23:35:14 |
![]() | 【秘】 新人看守 ダビー → 看護生 ミン/* お疲れ様です!どうかお気になさらず、リアル最優先です!煮るなり焼くなり好きにしていいなら棺桶さんとミンさんに美味しいご飯をご馳走します! 「確かに、医学は基礎をきちんと把握しておかねばならないしな。過ちが重大な危機を引き起こすことだってある」 やるべき事を済ませると、貴方の元に戻ってきた。 それからぽつりと静かにこぼれ落ちた言葉を拾い上げ……男は、備え付けの椅子を貴方に勧めるだろう。話が聞きたいという意思表示だった。男の意思に従うも従わないも、貴方の自由だ。 「……貴様の犯行に及んだ理由、当時の様子など、聞くことは可能だろうか。可能だったらで構わないが」 命令しても口を割らない者は割らないと知っているから、無理強いはしなかった。 (-312) もちぱい 2021/10/11(Mon) 0:00:49 |
![]() | 【秘】 新人看守 ダビー → 『不死兎』 ニア「……」 男は表情を変えない。ただ、食えない兎だなとは思ったが。 全てが無に帰っていく箱庭と、それから話はおしまいだと言わんばかりに浮遊する貴方を見ながら男は口を開く。今度はこちらが問いかける番だ。 「……B-128。貴様が人を知りたがり、そして等しく扱っていることは分かった。 ……その内側にあるものはなんだ? 貴様は人となりを知ってどうしたい? 人間性、特性を知って尚"同じ"と断じるならば、貴様が記憶したその情報に意味はあるのか?」 (-314) もちぱい 2021/10/11(Mon) 0:06:59 |
![]() | 【秘】 新人看守 ダビー → 叛逆者 ミズガネ「……ッ、ぐ、ぅ……っ」 抵抗はしない。けれど逃げられもしない。行き場のない男の肉体に、暴力的な快楽が叩きつけられる。 手足はとうに痺れてまともに動かせず、視界がにわかに暗く歪み始めてきた。狂人が男の体に手をついているのなら、きっとその手は透明な穢れだけでなく傷口から溢れ出した血液でも汚れてしまうだろう。 寒いのに熱い。痛いのに気持ちいい。苦しいのに楽しい。 何もかもがぐちゃぐちゃに一緒くたになって混ざり合った内側に振り回される感覚に吐き気がした。男は「自分で自分が制御出来ない状態」を何より一番恐れていたから。 「……っ、は、あれだけ俺のことが嫌いで、憎くて、とびきり反抗的だった、のに……っ、浅ましく、セックスに耽っているなんて……ふふ、はは。哀れで、無様で、たまらなく愛おしいよ、ミズガネ……ッ!」 もうまともに体も動かせなかったから、下から突き上げて攻めることも叶わない。ただただ狭い貴方の内側に容赦なく締め付けられる。 遠くに聞こえ始める貴方の声から離れたくなくて、歪で濁った感情を言葉に乗せた。 男の限界は、もうすぐそこ。 (-329) もちぱい 2021/10/11(Mon) 0:46:47 |
ダビーは、自室にいる。扉の向こうで、苦痛まみれの呻き声を溢し続ける。 (a73) もちぱい 2021/10/11(Mon) 0:52:22 |
ダビーは、それでも"愉しい"を確かに感じていた。 (a74) もちぱい 2021/10/11(Mon) 0:55:27 |
![]() | 【秘】 新人看守 ダビー → 『不死兎』 ニア「……そうか」 普段よく見る時と同じように、淡々と返した。 「俺もまた貴様への認識を改めよう。貴様は全てに無関心な訳ではなかった。むしろ、俺よりも広い視界を持って世界を見つめていた。 だからといって何かするという訳ではないが。ただ、そう……ああ、この認識を改めるという行いは。定義し直す事を望む貴様と似たものだろうか」 きっと話さないままだったとしたら、何一つ分からないままだったから。 「……人間らしい、か。他者に求めていた訳ではないが。欲していた言葉をここで聞くなんてな」 ブーツが鳴る。傍まで戻ってきた貴方とは反対に、今度は男が椅子から離れた。そのまま出入り口へ。 (-336) もちぱい 2021/10/11(Mon) 1:25:30 |
![]() | 【秘】 新人看守 ダビー → 叛逆者 ミズガネ「………………分かりたく、なかったさ……っ、」 視界が暗い。音が遠い。死の淵に着実に引き摺られていても、白い指が傷口をなぞれば肉体はひくりと跳ね上がる。痛みと快楽以外の感覚はどこかに置き去りにされてしまった。 「…………。ぁは、は。ふふ。 …………可哀想に。 」今のお前と、その嫌う者達や俺。同じ穴の狢じゃないか 口元が歪む。笑えたかは分からない。けれど、笑うつもりで唇が震えた。 「……っあ、く…………ぅ……っ!」 より激しくなる水音。苦痛に悶える心とは裏腹に、下腹に溜まる快楽は酷く甘美な味がする。しかし最初と比べて遥かに弱々しい男の呻き声は、汞の毒によって命が蝕まれていることを如実に伝えてくるだろう。 濡羽色の髪を乱しはしたなく踊る狂人を拒めない男は、相手の熱い内部に締め上げられて追い詰められ、そのまま陽芯に溜まった欲を素直に吐き出した。 (-344) もちぱい 2021/10/11(Mon) 1:53:53 |
![]() | 【秘】 新人看守 ダビー → 『不死兎』 ニア ぴたりと。扉に手をかける男の動きが止まった。 「……」 肯定もしない、否定もしない。敵でもなく、味方でもない。世界に公平な貴方。 貴方がもし少しでも何処かに傾いていたとしたら、男は普段通りぶっきらぼうに返事をしてそのまま立ち去っていた事だろう。 「…………ああ」 男は救いを求めている訳ではない。例え仮面を捨てて思うままに過ごした結果、一人になってしまったとしても。男はまるで意に介さない。男はただ己の思想のままに動くだけだ。 敵意があればそれは途端に愛でる対象になる。好意は苦痛を感じて素直に受け取れない。 歪んだ男にとって貴方の距離感は、一番息がしやすいものだった。 「…………………………ありがとう、ニア」 一度だけ振り向いて、それだけを呟き男は去っていった。 (-349) もちぱい 2021/10/11(Mon) 2:04:56 |
![]() | 【独】 新人看守 ダビーニア先輩、こちらのこと分析してくれるしまさかのダビーにとっての一番いい距離感で接してくれたし、一度の会話でもちぱいメロメロになっちゃったな (-351) もちぱい 2021/10/11(Mon) 2:08:47 |
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![]() | 【秘】 新人看守 ダビー → 叛逆者 ミズガネ 絶頂に身を委ねて震える貴方を見て、男は目を細めていたかもしれない。柔らかく、喜色に染まった翠色で。 欲を吐き出し終えて疲労した体は速やかに意識を手放そうとしたが、それを温度も情も無い人間の技術が阻んだ。 傷が塞がっていく。手足の痺れが無くなっていく。体が元に戻っていく事は良い事である筈なのに、命が本来持つはずの治癒力も無視した一方的な医療機器はどこか気味悪く感じた。死すらも克服した人の技術は、この程度の傷など数分のうちに治すことだろう。 「……ミズガネ。貴様……友人と呼べる者も先輩と仰ぐ者もいるのに、それらを捨てても尚復讐に走るのか」 まともに動かせるのは口だけだった。治療は正常に行われている。それでも、痛みの残滓や快楽の燻りは消えた訳じゃ無い。消えない感覚に疲弊した体の上に汗や精液などを散らしたままぐったりと横たわっている。 冷め始めた頭で、冷めた声で問いを投げた。ただ、暇だったから。魔がさしたから。明確な理由が分からないまま問いかける。 (-365) もちぱい 2021/10/11(Mon) 3:07:23 |
![]() | 【魂】 新人看守 ダビー「これは実際の映像ではなくメタとかいう奴の俺なんだが」 独り言のようなものです。トンチキできなくて禁断症状が出てきたので許してください。 「本編の自分が大変なことが起きている場合、それが例え時間軸が確定していなかったとしても全体に出にくいな……」 全チャ賑やかしの民の永遠の課題だと思う。 (_6) もちぱい 2021/10/11(Mon) 3:13:14 |
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![]() | 【魂】 新人看守 ダビー「貴様何気にトンチキしまくってるだろうが。ハモとか。ハモとか。ハモとか。 …………前言撤回。貴様、トンチキできるな……裏切り者じゃん……」 退室了解よ。アタイ今回多方面から怖がられてトンチキがマジで縁遠いわ。愉悦部として頑張ります。現場からは以上です。 (_12) もちぱい 2021/10/11(Mon) 3:36:06 |
ダビーは、血を持て余してるなら欲しいんだが!!!と言いたいところだったが今動けないでいる。 (a129) もちぱい 2021/10/11(Mon) 3:50:02 |
ダビーは、あまりの血の確率に思わず表に出てきてしまった。何もなかった顔でフェードアウトしました。 (a131) もちぱい 2021/10/11(Mon) 3:50:33 |
ダビーは、他人の血でもいける為の道具も持ってるけどお披露目は出来なさそう…と言う事は残念ながらなかった。 (a135) もちぱい 2021/10/11(Mon) 3:54:41 |
ダビーは、今元気どころか瀕死だけどトンチキしたかったのでイマジナリーダビーとしてみてくれの電波を出した。 (a138) もちぱい 2021/10/11(Mon) 3:56:10 |
ダビーは、U-681貴様今喧嘩中(オブラート表現)だがそれは止めといたほうがいい…の電波を出した。ゆんゆん。 (a139) もちぱい 2021/10/11(Mon) 3:57:20 |
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