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【秘】 0043 榊 潤 → 3839 南波 靖史「……どうだろうな。俺は、たしかにわからない。 あいつらが愚かなのか、自分達が愚かなのか」 「まだ、決めつけるには早いと思うぞ」 ため息をついた。迷子になっていない、がそこがゴールであるかなど。 まだ人生決めつけられることでもないのだから。 「説教をするつもりは無い、ただそう思っただけだ。気にするな」 「二度と得られない幸せは、何物にも代えがたい。 だが、再び得られないのでは無く別の形で存在するのだろう。 一期一会ときれい事でまとめはしないが、俺は――」 あの言葉が本当ならば、俺はこれが終わってしまえば。 「見つかればいいと思っている、俺にもお前にも。 今の形に囚われない何かをな。 今の自分が最上だと思わんことだ、どんなことに対してもなだ」 (-5) toumi_ 2021/09/20(Mon) 21:57:05 |
【秘】 0043 榊 潤 → 9949 普川 尚久「何を、誰にされた?」 ふらり。そう寄ってきた榊の眼はあなたにはまだ見えていない。 その眼帯の向こうもあなたは見ていない。 病気だとしても、目薬や、何かを処方していることを見たことがない。 その必要が無い、あるいは。どちらにしろ、対処する姿を見せていないのはそうだった。 顔を出されて、釘を刺されて。 なにか自分のなかに湧いた違和感を感じながら言葉を続けた。 「また、言いたくないか。 俺は、知りたい。お前が知りたいし、その不機嫌の理由を教えて欲しい」 (-87) toumi_ 2021/09/21(Tue) 18:14:25 |
【秘】 0043 榊 潤 → 3839 南波 靖史「期待をしているからだが」 「このくそったれな、世界でも幸福があることと絶望があることに期待をしている」 「人が苦しんでいる理由を知ることが好きだ。人が悦んでいる理由を知ることが好きだ」 「それぞれに決まったことも際限も存在しない。それだけを信じているし」 言葉を止めて。 「それしかすることがない、こんな場所では。 余計なことを考えるつもりもない。 悪いことを、していないからな」 ため息をついて続く話を聞いた。そして。眉をひそめる。 (-95) toumi_ 2021/09/21(Tue) 19:02:17 |
【秘】 0043 榊 潤 → 3839 南波 靖史「(人は、失いたいわけはないだろう。美しいと思いたくもないだろう。そういってないと保てないのだろう。永遠を求めていないこともないだろう。 それが――唯一だと決めつける道理がお前にも俺にもないだけだ)」 「お前の幸せを試す、……はあ。 眼帯は取ってくれるな。ろくに見えなくて感覚も無い」 お前の舞台に乗ると決めた、そしてこの異常な環境だ。 いいだろう、乗ってやる。だが一つだけ聞こう。わからない、思い出せないことがあった。 「 靖史 」 「誰かを幸せにするのが、お前の"幸せ"か? 自分が幸せになるのが、お前の"幸せ"か? 知らないといけない、"幸せ"は、誰のものなんだ。」 「伝えあわなければ、知らなければ常に変化していく。 永遠なんて"到底"存在しない。 隣で毎日言われない限り、変化しないもの以外では。 他人の幸せは、お前の幸せじゃない。 お前の幸せは、他人の幸せにならない」 その手を取って、引かれて。嘯く。 この先のことは、わからないわけでもない。 正直おっくうで仕方ない。 だが、教えてやらないといけない気がした。 当然のように、お前は、幸せでは無いと、告げた。 (-96) toumi_ 2021/09/21(Tue) 19:07:46 |
【秘】 0043 榊 潤 → 9949 普川 尚久「今しか、お前と会話できないからだ。 もうじき話したことは忘れてやるし、次に活かさない」 「気が向かないのなら仕方ないな、この期待は捨て置く。 小さな幸福と、好奇心と、感情はお前に淘汰された。可哀想だな?」 「お前は、それでも。聞かれないと、答えないだろう? 話そうとしないだろう」 「それが、あっていいのか、あってはならないことなのか。 決めるのはお前でも、世界でもない。俺が全てだ? お前の事情も知ったことではない」 「まあ――……今で無くともいいのか。 例の件、明日にでも片付けるぞ。 俺に話したくないといった事実だけ、そう今の俺は覚えておこう。 それほどいやなことがあってさぞかし、楽しかっただろうな」 今の話を聞けるのは今だけだ。 言っても通じないと思って言わないのは俺も同じだ。 (-100) toumi_ 2021/09/21(Tue) 19:21:33 |
【秘】 0043 榊 潤 → 9949 普川 尚久「そうだろうなあ、だからあえて言ってやった。 しゃべらないと勝手にそうする、そう思われて仕方ない」 誰か他人事のように告げれば、面倒くさそうに離れた。 首をひねらせ、自分の目元に触れると、 笑ったその顔に同じような笑いを返してやった。 その笑い方も、得意分野だからだ。 「かわいそうな俺を作っているのはお前らだがな……希望を述べているだけなので?」 そのまま頭に自分の分の毛布もかけてやる。 一枚の布よりもさらに闇が深くなり、あなたを暗い世界へといざなった。 「揃いだな、それなら明後日。準備しておけ……。 そして、具合が悪いのを見せつけられて一日を終わりにしたくない気持ちぐらい察しろ。 嫌なら、出ていけ。お前が出ていくのは止めない」 ため息をついて、本を開けばそのままあくびをして。 今夜も部屋の隅で文字を読み始めた。 (-270) toumi_ 2021/09/23(Thu) 16:45:57 |
【秘】 0043 榊 潤 → 9949 普川 尚久―――――――― ―――― ― 後日ここは運営に用意された、キッチン。 照明はどぎついピンクで。 どうやら酒を飲み続けて、先に続きを飲めなくなったほうが抱かれるショーを俺たちはやらされるようだ。 本物の酒以外が入ってるかは不明だが、少なくともうごけなくなり快楽が得られるのならいいのだろう。 (/*フォーチュンで高いほうが酒に強かったということで一発勝負) 「お前、前世で何をすればこんなことに俺を巻き込むんだ……」 実はこの要因が己にあることを自覚しているのだが、言ってやらないそうだ。 (-281) toumi_ 2021/09/23(Thu) 19:09:16 |
【秘】 0043 榊 潤 → 9949 普川 尚久「……俺が一体何をしたんだ?」 しらばっくれている。 肩をすくめながら出てくるリンクウッドsakeを手に取り揺らしてみる。 ため息を付きながらゆっくりと飲んで、身体の変化をみた。 「ああ、飲んだらお前は素直になるのかとどこかで適当なことを言ったが。実際どうなんだろうな、負けたほうが何かをするのをもう一つ加えないか?」 (-289) toumi_ 2021/09/23(Thu) 19:47:08 |
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