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人狼物語 三日月国


202 【ペアRP】踊る星影、夢現【R18/R18G】

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【人】 武藤景虎


 温泉も行ってみるにしても明日かなー、場所離れてるみたいだし。
 帰って飯食って酒飲んだら出る気なくなりそうだしな。

[オムライスで酒盛りというのも微妙かな、とは言いつつ、酒のアテなんかもなんかしらあるだろう。

チョコもあるし……、あ、と思い出してジャケットのポケットに手を突っ込んで。

人一人分?二人分かも、くらい離れた位置に座ってるくっきーの前に、はい、と拳を突き出した。

上に尖った銀色の小さな包みを見れば何かはすぐわかると思うけど。
何?って聞かれたら非常食?とは返すかな。

なんとなく硬い顔してる気がしたから、って気のせいだったらそのまま取っといてくれたらいいし。

チョコは食うと元気になるので。]*
(220) 2023/03/02(Thu) 10:36:20

【人】 緑山 美海

>>215
「バカは風邪を引かない、でしょ?」

「はいはい、火傷するかもしれないお馬鹿さんは下がってください」

そう言って火の番を交代する。
自信があるのも慣れてるのもわかっているから、時々後ろを振り返って確認したりしたのだろう。

「···本当だ、星も綺麗に見えるね」

朱く揺らめく炎から目を離し空を見上げれば、白く輝く無数の星々が広がっていた。

「こういう空の写真とかってスマホじゃ上手に撮れないだよね」
「しっかり目に焼き付けて帰ろう」

暫く眺めれば、此方も珈琲の準備を。持参した珈琲豆を器具の中にいれてセット完了
あとは直火にかけるだけ、暫くすれば出来上がるだろう。

「珈琲は砂糖だけでいい?今日はミルクも入れる気分かな」*
(221) 2023/03/02(Thu) 11:08:06

【人】 黒崎柚樹


[脱いだら?>>216

すごいとかは解らないけど、女性的魅力という観点からは貧相だと思ってるよ。

アスリート的には足のみならず、上腕二頭筋や三角筋もそれなりついてると思うけど。

でも鍛えてる割にはそれほどには筋肥大しない体質のようで、同じ内容のトレーニングをしているのに男子はわかりやすく筋肉の線が出てくるのに、なんだか少し悔しいな、とは。

そんなあれそれは、絶対口には出さないけれど。]

 ……やっぱり持ってるんだ?

[アーモンドチョコ。
ありがとう、食べたくなったら貰う、と、それには素直に頷いておいた。]
(222) 2023/03/02(Thu) 11:22:46

【人】 黒崎柚樹

[武藤に掴まれたところの腕が、なんだか熱い気がして。

左腕を右手で押さえるようにしながら、夜の湖面を眺めながらぽつぽつと言葉を交わした。]

 いや……案外、平気。

 男も女もごちゃ混ぜで男部屋でカード大会して、
 眠くなってその場で爆睡して怒られたくらいには。

 …………って、いや、男部屋じゃなく。
 女部屋、で。

[気が緩んでたのかな。

いくらかの懐かしさを感じる湖の風景に、ウッドデッキに置かれたベンチ。
表情を隠す薄暗さもあって、うん、緩んでいたんだろうな。

大部屋云々の話を向けられて、つい、去年の合宿の事を語りかけ。

慌てて訂正しながら、そもそも夜そんな強くないから早く寝てしまうと思う、と早口めに言い添えた。]
(223) 2023/03/02(Thu) 11:23:21

【人】 黒崎柚樹


 ……どうだろ、あれも子供の頃にしか乗ったことないな……。

[スワンボートを視界に収めつつ、でもああいうのは恋人同士で乗るものじゃないの?と武藤へは胡乱な視線を向けてしまう。

漕げと言うなら漕ぐけど。全力で。

多分、すごい勢いで湖面を爆走するスワンという、あんまりない光景が見られるだろうなとは思うけど。]

 スワンも案外運動には良いかもだけど……、
 でも、ボート漕ぐ方がしたいな。

[あれも良い運動なんだよ、マシンジムにボート漕ぎの動きを模したローイングマシンというのがあるくらいなんだから。]

 広背筋と僧帽筋。効くよ?

[そんな話をしていたら、照れたり焦ったりで不穏だった顔色もいくらか平常に戻りかけてきていたというのに。]
(224) 2023/03/02(Thu) 11:24:57

【人】 黒崎柚樹


 ────………………え……。

[絶句した。

突き出された拳に、反射的に受け止めるよう広げた手のひら。
三角形みたいな、円錐みたいな、個性的な形のチョコの包みが落とされて。

────『なんか食べたら落ち着くかなって』
────『それにチョコは特に落ち着くので』

耳奥に、あの時の武藤の言葉が蘇る。

あれは、今年のお正月。
二人の名を刻んだ指輪を、一緒に受け取りに行った。

指輪は武藤からのクリスマスプレゼントで、イブの日に指輪を選び、刻印する文字を決めて。

年明けの当日、緊張や照れでどうしようもなくなってしまった私が、"おまじないの言葉とかは無い?"と武藤に無茶振りした結果が、口の中に放り込まれたこのチョコだった。]
(225) 2023/03/02(Thu) 11:25:38

【人】 黒崎柚樹


[ああもう、悲しいくらいに武藤だなあ。

私への恋心とか、性別の認識とか。
そんなものが全部消えてしまっていても、優しいのは変わらないし、私はやっぱり武藤の事が大好きで。]

 ……………………っ。

[俯いたら、ベンチの板張りにぽつぽつと水滴が落ちた。

肩も震わせず、声も漏らさず。
ただ泣き出した私に、武藤が焦らないわけないのは解ってるのに。

涙を止めようとすればするほど喉奥から変な音が出てしまいそうで、せめてとチョコを持たない方のパーカーの袖を目のあたりに強く押し当てた。]

 ごめ……ちょ、と、思い出すこと、あって。
 たいしたことじゃ、ない。

[大丈夫。武藤には、関係ないことだから。*]
(226) 2023/03/02(Thu) 11:27:15

【人】 片連理 “椿”

  そうね……、そうかもしれません。
  人間にしては、ちょっと変わっているでしょう?
  あ、バター取ってくださる? お砂糖は……こっちにあるわね。

[切ってもらった人参を小鍋に入れながら、まるで世間話のような口調で呟く。小さなキッチンは二人で立つには随分と狭い。聞き慣れた彼の声は耳に心地よく、椿は歌い出しそうな上機嫌で、手際よく料理を進めていく。

 フライパンに蓋をして、火が通るのを待つ。その間にまな板と包丁を片付けて、皿を用意する。肉が焼けたら皿に移して、同じフライパンで簡単にソースをつくる。そんな日常の光景に、およそ日常とはかけ離れた会話が挟まって、奇妙な緊張感が漂う。]
(227) 2023/03/02(Thu) 11:34:51

【人】 片連理 “椿”

[人間ではないような。実際、その通りだ。初めから、人間と呼んでいいようなものではなかった。

 椿はバターで煮た人参も皿に乗せ、肉にソースをかけた。それを、側の小さな丸テーブルに乗せて、カトラリを用意する。カウンターに用意されていた小さな丸いパンの入った籠はテーブルの中央へ。]
(228) 2023/03/02(Thu) 11:36:14

【人】 片連理 “椿”

  いただきましょう。
  ええ、とても人間的な食事だわ。


[これくらいの人間のふりならいつでもできる。
 多分、できるはず。]


  そう思いませんか、楓様?


[やや自嘲気味に、椿はそう口にする。
 それが、彼の耳にどう響くかはわからないけれど。]**
(229) 2023/03/02(Thu) 11:36:50

【人】 緑山 宗太朗

そうとも言う!

「でも本当に俺、火傷しないんだぜ?!」

体は下がって言葉は食い下がって口はとんがらせた。得意分野で怪我しないはともかく、火傷しないまで行くと誇張表現であろう。

振り向いたそちらと目が合えば >>221 手腕を使って大きく丸を作った。その調子で!のサイン。

「綺麗な空見てると、胸が
スっ……
となるから気持ちいいんだよな〜」

スっ……
としたついでに、ちょっと深呼吸。焚き火の方から風が吹いてきて、温暖と清涼の混ざったものが肺に入った。
ちょっとの焼けた木の匂いは、鼻に。
(230) 2023/03/02(Thu) 11:53:31

【人】 緑山 宗太朗

「なかなか難しいぜ〜、ピントすぐどっか行くし……」
「……写真に撮れないのは、いい思い出にするって事で!」

一緒になって目に焼き付けようとする。

まだまだキャンプは始まったばかりで、星空を目にする機会はきっと沢山ある。
でも、今日の宙は今日しか見られないから、焼き付けている。割合真剣だ。キャンプの初日に相応しい、さっき見た彼女の目のように、キラキラとした星空だと思った。

男の心のアルバムに新たなページが増えた。
焚き火の前で木を焚べるお嫁さんの写真と、今の星空の写真と、今日あったことの一筆添えが。

コーヒーに入れるもの。>>221
聞かれてうんうん唸る。何か考えているらしい。

「うーーーん……」
「ブラック?」

今日は砂糖も要らないと。今日は一味違う形で飲みたいらしい。
珍しく見えるかもしれない。1さじの砂糖を入れて飲んでいる風景が、自宅ではよく見られる筈*
(231) 2023/03/02(Thu) 11:56:24

【人】 一匹狼 “楓”

[人間でないかもしれない、とすんなり認める姿が彼の胸中を掻き立てる。>>227
 何も感じていないふりをして言われるがままに頼まれたものを取って渡し、料理を進める彼女の姿を少し離れた位置から眺めた。

 確かに、彼女は少し変わった存在なのかもしれない。
 けれど、それと人間でないことが容易にイコールになるものだろうか?]
(232) 2023/03/02(Thu) 12:55:18

【人】 一匹狼 “楓”

[上機嫌の彼女を見守りながら意識を逸らす。
 室内を軽く眺めた後は、仕上がっていく料理へと目を向ける。
 手際よく用意されていく品々が食欲をそそった>>228


  誰かに料理してもらうなんて初めてだ。


[彼はテーブルに向かいながら呟いた。私的な時間に他人に料理してもらうという経験は、彼にはなかった。それも目の前でなど。そこまで近しい間柄の人がいなかったのだ]
(233) 2023/03/02(Thu) 12:55:54

【人】 一匹狼 “楓”

[席に着いた後、意味ありげな言葉とともに自嘲するような問いかけがあった。>>229
 それをすぐに問い返すよりも、まずは食事を始めた]


  いただきます。


[素直に言葉に出して、味見がてらにそれぞれ一口ずつを口に運んだ。
 彼女は上手でないと自称したが>>206、グラッセも、焼いたラムも、かけられたソースも、どれも楓の舌には申し分なかった]**
(234) 2023/03/02(Thu) 12:56:13

【人】 武藤景虎

[部活の合宿でみんなでカード大会して、異性の部屋で爆睡して怒られる>>223とか、他愛のない微笑ましいエピソードなんだと思う。

聞いてる間に若干眉間に皺が寄ってるのに気づいて、この話にそんな気に入らないとこあったかと内心に疑問符が浮かんだ。

オレならそのまま女子もいるような部屋で寝るとか絶対無理だなって思ったからだろう、きっと。]

 ……は?

[話の合間で相槌を打とうとしたつもりが疑問系ともつかない低い声が漏れて、自分でも驚いた。

声量はかなり小さかったので聞こえたかは微妙だが。]

 ああ、うん、女子部屋……で、寝たら怒られるよな。

[女子から王子様とか言われてるくっきーが女子部屋で爆睡始めたら、さぞ騒がしいことになりそうだし、とは笑って続けたつもりだから、特におかしなとこは見せてない、と思う。

そんな感じだったから、早口で付け足された“夜強くない“というのにも、じゃあ寝るのを邪魔しないようにはしとくわ、と似たような調子で返した。]
(235) 2023/03/02(Thu) 14:34:34

【人】 武藤景虎

[スワンボートは恋人同士とかで乗るもの>>224と言われて、別に気にしないでよくね?とはやっぱり不思議そうに返してしまったが、くっきーが恥ずかしいというのなら気持ちを汲んではおこう。]

 ボート漕ぐのを筋トレの一環だと思ってる……?
 いや、くっきーが漕ぎたいなら任せるが。

[漕ぐのが楽しいみたいなのもあるとは思いつつ、オレは特に運動のために乗るもんだとは思ってなかったから。

足にしろ手にしろ漕ぐのも筋トレに繋げる発想が面白いなと笑ってしまった。

そんな話をする頃には硬そうに思えたくっきーの表情も和らいでいた、とは薄暗がりの中では気づかなかったのもあるんだけど。]
(236) 2023/03/02(Thu) 14:34:56

【人】 武藤景虎

[チョコの粒をひとつ広げられた手の平の上に落とすと、驚いたような声を短く発した後にくっきーの目から溢れ出した雫に固まった。]

 えっ……、

[理由もまるでわからず、どうしよう、と頭の中でぐるぐると考えていると、何か悲しいことだろうか、思い出すことがあるせいだと途切れがちに告げられて。>>226

ごめん、とも、悪い、とも判別のつかないことをもごもご口内で発する。

目の周りを服の袖で押さえる様子に、両の手、というよりは腕を伸ばしかけて数センチ離れたところでとどまった。

ちょっと待て、何しようとした?
混乱と動揺でぐちゃぐちゃな脳内で問いかけてくる冷静な部分から制止がかかる。

くっきーは男で、友達で、同じ年で、って考えたらどう考えても取る行動ではない。

いや、女子だとしたら尚更取るべき行動じゃないのでは?と一瞬頭を掠めて。
何でそんな懸念する必要があるのかとは多分冷静ではないからだろう。]
(237) 2023/03/02(Thu) 14:36:50

【人】 武藤景虎


 …………っ、

[何があったのか、どうして泣いてるのかとか、聞いてやれたらくっきーも楽になれるのかも。

これ以上を踏み越えてはいけないと常の癖のようなもので、無意識に引いた線の先、ギリギリのところに立ってるような状態で。

半ば無意識に空いた手で項垂れた黒髪に一瞬触れると、バッと手を引く。

明らか挙動不審のまま、勝手に動きそうになる両手の平に視線を落とすと、深く息を吸って]
(238) 2023/03/02(Thu) 14:37:45

【人】 武藤景虎

[
────バチン!


思い切り自分の両頬を挟むように叩くと、乾いた音が静寂に響いた。]

 いっ……てえ……

[急に何ごとかと驚かせたかもしれないことを謝る余裕もなく、じんじんとした痛みにとりあえず冷静にはなれた気がする。

ほんの少しだけ、ではあるけど。

音のせいでくっきーはこちらを向いていたろうか。

俯いたままだったとしても、片手で持っていたままのさっき渡したチョコを取り上げて、銀紙を剥くと小さな三角錐の塊をくっきーの唇に押し付けた。]

 あーー……、今食べとこ。
 ほら、非常事態だし……?

[どっちかというとオレのが非常事態だったんだが、チョコを摘んだ指の向こうに感じる感触に動悸が激しくなる感じがして。

早く食ってくれと思いながら口が開かれるのを待った。]*
(239) 2023/03/02(Thu) 14:39:07

【人】 緑山 美海

>>230
焚き火から少し距離を取り、貴方の傍の椅子に座る。

「胸がスッと、か」

一緒になって深呼吸。吸って、吐いて。

「何か空気が美味しい気がするかも、やっぱり自然っていいね」

「星空ってピント合わないよね、今度いいカメラ買おうかな」
「でも、夜景より、私たちには手ブレ補正がしっかりしてた方がいいかも」

せかせかと慌ただしく動く誰かさんもいることだし、綺麗な星空を眺めながらそんなことを話す。
星空を眺めている間に珈琲が出来上がったようで、それをキャンプ用のマグカップの入れれば、2人分の珈琲の完成です。

「ブラックの気分なんだ、珍しいね」
「私はいつもの。···舌、火傷しないでよ?」

ブラックの珈琲がふたつ、その片方を手渡した。
(240) 2023/03/02(Thu) 15:22:26

【人】 緑山 美海

ふぅふぅ。
熱々の珈琲を充分に冷ましてから口を付ける。

「······美味しい、何か特別な感じがする」

いつもの珈琲も直火にかけると芳ばしさが違う気がする、焼けた薪の匂いがほのかに混じっているからだろうか。

「これ買おうかな」

次にキャンプに行く予定もないのに、そんなことを呟く馬鹿な女がいたそう。
淹れたて珈琲で身体を温めれば、お待ちかねの焼きマシュマロの時間。

「宗太郎、準備は終わってる?」

と貴方に微笑みを向ける。
新しい思い出は何ページ増えてもいいもんね、いっぱい楽しまなきゃね。*
(241) 2023/03/02(Thu) 15:23:20

【人】 黒崎柚樹


[ごく僅か、風で立った波とも言えないくらいの波が、岸に当たって微かな水音を立てているくらいの静けさの中。

武藤の「……は?」はそこそこしっかり耳に届いた。

囁き程度の声量にしたところで、武藤の地声は大きいから。]

 ………………?

[ああ、"クールガイ"が女子部員の部屋で遊んでそのままそこで寝るとか、デリカシー無さすぎるとかそういう?と理解して、そこをとやかく突っ込むことはせず。

そもこの話は元々の武藤にもしたことがない。
見た目の印象より遙かに慎重で警戒心の強い武藤は、私に常々警戒心を持てと言い続けていたから、過去の話とはいえそんなエピソードを口にしたら渋い顔をするだろうことは想像に難くなかったから。

でも、今の武藤が、今の自分に対して警戒心云々で渋い顔をする理由はないのだし。]
(242) 2023/03/02(Thu) 15:43:39

【人】 黒崎柚樹


 筋トレっていうか……スポーツ?

[不思議そうにボート漕ぎは筋トレの一環なのかと武藤に問われ >>236 、まあ大体そんな感じ、と、真面目に頷いてしまう。

テニスや水泳と一緒だよと続けたけど、そういえば、"海遊び"みたいな記憶は子供の頃が最後のもので、水着になったらガチ泳ぎするみたいなのしかしてないな、とは。

そういえば、数多のサークルに所属しているコミュ強の武藤は、バーベキューもしたことあると言ってたから、夏の水遊びも色々行ってるんだろうな。

先の事すぎて特段約束をしてるとかは無いけれど、武藤と海かプールに行くなら、いかにもなスポーツ用の水着しか持っていない自分は新調しなきゃなとうっすら考え、いや、そんな未来も、今は来るかも解らないじゃない、と打ち消して。

武藤と2人で居られるのが楽しいのと、苦しいのと。

多分、積もりに積もった感情は、コップの縁から溢れる寸前だったんだろう。]
(243) 2023/03/02(Thu) 15:44:32

【人】 黒崎柚樹


 …………っ…………、

[涙、止まってよ。

武藤、困ってるじゃん……と、自分で自分を宥めようとしても、ぽたぽたどころかぼろぼろと溢れ続ける涙は、涙腺が壊れてしまったのかなと思うほど。

目を覆っている今は、武藤がどんな顔をしているのか、呆れてるのか困ってるのかも解らなかったけど。けれど、泣いている友人を前に去って行くような人でもないから、ひたすら、ごめん、って思っていた。

なんでもないんだよ、と伝えるように、私は緩慢に首をふるふると左右に振っていたのだけれど。]
(244) 2023/03/02(Thu) 15:45:08

【人】 黒崎柚樹


 ……ッ!?……へ……?

[とても覚えがあるよ。その、"バチン!" >>239 って音。
冷静になろうとか、気合い入れようみたいな時、時々武藤がする仕草。

泣き濡れた顔を思わず上げてしまったら、武藤が両頬から手を外すところだった。]

 ど、した、の…………。

[目を見開いたら、最後の涙の1滴が目縁から溢れていったけど、びっくりしたあまりに涙は止まった風だった。

ふに、と銀紙が外されたキスチョコが、口元に押し当てられ、おずおず口を開いたらそのままころんと口中に押し込められて。

記憶、無いんだろうに。自覚もきっと無いんだろうに。
あの時と同じ、"おまじない"のつもりなのかな。]

 ………………。

[じわ、と体温で溶けていく甘くてほろ苦い武藤の大好物に、かし、と奥歯を立てて、俯きながら十数秒ばかり、私は無言でもぐもぐと口を動かしていた。]
(245) 2023/03/02(Thu) 15:45:43

【人】 黒崎柚樹


[本当は、武藤にして、って言いたかったけど。

でも今はそれをしちゃいけない気がしたから、私は左手だけゆるりと上げ、そこそこの勢いで自分の頬をバシン!と叩いた。]

 ……ッ…………ったぁ……。

[痛いなあ。
痛いけど。

でも胸の方がずっと痛くて、それでもまだいくらかは頑張れる、と思えた。頑張らなくちゃ、って。]

 ……ごめん。もう大丈夫。

 そろそろ御飯炊き始めてるだろうし、コテージに帰ろう?

[武藤が言う通り、何か食べれば元気出るし、今、出たし。大丈夫だよと立ち上がった。*]
(246) 2023/03/02(Thu) 15:46:26

【人】 緑山 宗太朗

一緒になって深呼吸。>>240 今日は何かしら一緒に行う事が多いなぁ。
……普段もこんな感じだったっけ?
ほぼほぼ毎日一緒に居ると、行動も似るのかもしれない。一緒になっておバカをする時もあった事だし >>144

「木に囲まれてデトックス〜ってね〜
……家の周り森みたいにしたらさ、
俺たち、何時でも今みたいな新鮮な空気吸えるんかな〜」

なにか言い出した。
唐突な思いつきを、真剣に考え始めている。

「まずタモは入るじゃん?」
あると森っぽいので。

「ドングリも植えていいな……」
どんぐりが庭にあると、毎秋遊べそう。

「美海はどう思う?」

と、空想に意見を求めた。実際植えられるかどうかは……謎だ。
(247) 2023/03/02(Thu) 16:08:11

【人】 緑山 宗太朗

「手ブレ?なんでぇ?」
「星は動かないぜ」

手ブレの元凶となっている男には、自覚がない!行動に落ち着きが出るのは何時頃になるのだろうか。

直火にあぶられたヤカンがぽこぽこと鳴り出したら、お湯の沸いた合図。

注いで貰ったコーヒーを「ありがと〜」と受け取って、ふーっと息を吹きかけている。一息で覚ましたい派。息に応じて湯気がもうと長く立つ。

「たまにはな?」
「美海、ブラック好きだよな。」

1口啜るといつもの味。味はいつもの豆のだけど、外で飲んでるってだけで倍美味しく感じる。
ほぉ、と吐いた息は少し白い。胃が温まっている感じがする。

砂糖なしだと飲めないと思ってたけど……意外とブラックでも飲めるかもなぁと感心している。やっぱ入れた人の腕がいいのかも。

ちらっと横を見た。ほんのりと焚き火の明かりを反映した顔も、ここでしか見られない風景かもしれない。
(248) 2023/03/02(Thu) 16:22:24

【人】 緑山 宗太朗

買おうかな >>241 の一言に

「買おう買おう!また使うっしょ」

食いついた。家でキャンプ気分を味わうのもいいだろうし……
またこうやって遊びに来た時、役立つのではという重いも、多分にある。また一緒に、遊びに行きたいのだろう。大自然のあるどこかに。

「なんなら俺が買おっか?」と旦那様は乗り気も乗り気だった。

そして、
抜かりなく準備はできている。

そう言わんばかりに、何本かのマシュマロ串を掲げた。焼く為のマシュマロは、少し大きめだ。
1個だけさしたの、2個連続でさしたのと、3連刺し。好きな物をどうぞ?と、先手を譲った。
「初心者には1個のがおすすめ!」と、自分の経験談を交えて話している。*
(249) 2023/03/02(Thu) 16:24:24
 




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