75 【身内】星仰ぎのギムナジウム【R18G】
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| 「ほいほほ〜い まだ食事もらっとらん子は居らんですかいね〜? 今からもらう子はサァビスで 俺ん皿の プルーンつけちゃるよ〜」 適当な誰かにドライプルーンをプレゼントし、 マイペースに朝食を取り始めた。 喉はずいぶんマシになったよう。 (1) 2021/05/30(Sun) 20:04:36 |
少女はやはり朝食の場には現れなかった。けれど、確かにこのギムナジウムに居る。今もなお。
| レヴァティは、決意に満ち溢れているシェルタンをよそに、いつも通りだ。 (a2) 2021/05/30(Sun) 20:09:19 |
『いない』女が、食堂に姿を表した。
もっとも食事目当てではない。
守るべき対象を把握するには、食堂に顔を出すのが
おそらく一番手っ取り早いと考えたからだ。
それに自分なら、心無い暴力や、大人の治療を受けた時に
一番被害が少ないと考えているからだ。
他人には言わない。怒られるから。
暫く、食堂の様子を監視していた。
『いない』彼は誰にも見られない。
当然のことだ。
けれど、『いない』彼は誰も見ない。
――昨日そばにあった、手を握り合った人のことでさえ。
死にたいと思っている。早く、早く、死んでしまいたい。
死にたい。 死にたい。
迷惑をかけずに、生きたい。
生きたかった。
迷惑になるなら、死にたい。
生まれてから、ずっと。ずっとそう思っていた。
そのために、食べなかったのに。
こんなことをするくらいなら、殴り殺された方がマシだった。
手酷く犯された方が良かった。
久しぶりに口にした
人の肉
は、美味かった。
美味かったのに。
無理矢理口に含まされたそれを考えると、気持ち悪くて、本当に。
本当に、死んでしまいたい。
| レヴァティは、どこかで呟いた。「綺麗だからで金貨がほしい子になりたかったなァ」 (a8) 2021/05/30(Sun) 21:52:43 |
「…………」
何も言えなかった。それ以上、子供の顔も見ることは出来なかったし、ラサルハグに何かをすることもなかった。
ぎり、と歯ぎしりをして。
屈辱と、罪悪感と、何も変えられない無力感。
鞭をその手に持ったまま、その場に立ち尽くしているだろう。
自室で丸くなって泣いていた。
全てを、そのすべてが
死ぬときは二人だから怖くない。
ああでもけれどね、本当にボクは臆病で、本当のことを話すのも難しくて。
違うんだ
違うんだ
違うんだよ
「ねえ、カストル、悪ふざけなんて、よくない嫌だ」
「ルヘナ、カストル……ルヴァ……」
部屋のベッドの片隅で、ポルクスは震えて丸くなっていた。嗚咽を漏らして、涙を流す。
| >>5 朝の食堂 サルガス 「ん〜? 具合悪いなら、少しお腹に物入れたら横になったら? 保健係さんが倒れちょったら示しつきませんよぉ」 ひょい、横から落とさないようにトレーを拾って。 病人でも食べやすそうなものを少量盛り付けた。 「テーブル? お部屋? どこに持ってく〜〜?」 (8) 2021/05/30(Sun) 22:41:59 |
| レヴァティは、「ああ」 いつかのことを思い出した。 (a13) 2021/05/30(Sun) 22:46:39 |
| >>11 朝の食堂 サルガス 「そう? ふぅん」 サルガスが何に反応をしたのか、レヴァティはよぉく見ていた。 「倒れていたら医務室に持ってくけんね〜」 それより前に持っていかれるかもしれないが、 本人がそう言うのなら、レヴァティの対応はそうなる。 (13) 2021/05/30(Sun) 23:03:53 |
| (a15) 2021/05/30(Sun) 23:04:14 |
| レヴァティは、朝食の後、放送の指示書をもらった。昼休みに流すつもりだ。 (a16) 2021/05/30(Sun) 23:10:53 |
ルヘナ
と
中庭に落とし穴を穴掘る約束してたのに。
すっぽかしちゃった、病気、違ういや、それもそうだろう。
こんなんじゃルヘナにも、ルヴァにもカ、カストル。カストル。ねえ、どうして。どうして。
なお。カストルは中庭に入ってったこともなく。
つまり、あまり思い入れも何もなかったから別に何も感じなかったろう。たのしい!と無邪気に笑ったろう。
それに遊びに誘われるのは嬉しかったし、落とし穴ランキングを作るレベルできっと遊んだろうに
約束、やぶっちゃった……
泣き虫のポルクスは、ずっとずっと部屋の隅でぶつぶつと何かをいいながら、泣いていた。
泣いていた。
| (a17) 2021/05/30(Sun) 23:39:43 |
メレフは、朝食を取りもしないまま 流れてきたヴァイオリンの音色に耳を傾けている。
死にたい。けれど。
この音は、旋律は もう少し聴いていたくて。
目を閉じて、耳を澄ませていた。
あなたの部屋
泣き声と呟きとで満たされたあなたの部屋に
近づいてくる音がある。
一人分の足音があなたの部屋の前で止まり、
恐る恐るといった様子で二度ノックされた。
「ポルクス、いるよな。入ってもいいか」
尋ねる声には約束をすっぽかされた怒りや、
あなたに対しての恐れなどは微塵も含まれていない。
スピカの盾の外に歩み出たのだ。当然の帰結では、ある。
食堂から人が少なくなってきたころに、あの日のように 中庭に向かう。
るへな!
「……?」
こんな、こんな時、一瞬喜んで跳んで行ってしまいそうになった。ごめん、カストル。
転んでしまってああ格好もつかないね、カストル。
一緒に悩みながら、真剣に文章を書いて、カストル。
ボクは、もう僕しかいないのに。
転んだな、という音が二回ほど
出迎えない、そんな選択肢はない。
「……」
「わ、どうしたの、ルヘナ?」
二人分の生活物資、あたかもそこに居たような部屋。
丸められた幾つかの紙。
そして少年の瞳は散々泳いだ末に合ってしまった目線からは
『あの狂気』
が薄れていた。
「今、中荒れてるけど、入る?」
そう言うポルクスは少し困ったように笑った。
ポルクス
部屋の内部から聞こえる転倒音に少し心配そうにしたけれど、
彼はとびっきり強いから大丈夫だろうと思い至る。
強度の高さは少しくらいなら知っているつもりだ。
出てきた彼の様子を見て異変を認識するも、
人の往来の可能性があるこの場所でそれを尋ねる気もなくて。
周囲を見渡す意識もないから
誰かに見られていても気付かないままだろう。
「お邪魔してもいいなら。
俺は荒れてる程度では気にしないよ、お前はどうだ?」
ルヘナ
「気になるけど、それどころじゃない、みたいな
」
ポルクスは、周囲をちょろっと見てから
「」
袖を引っ張って、抱きしめるように引き込んだ。
執着心と愛情と喜びはそのままに、けれどいつもの大型犬が飛びつくようなものでもなく。
それは何時にでも、砕け散ってしまいそうな、ものだった。
ポルクス
「そうか、なら上がらせてもら、」
言葉の途中でも引かれるままに、抵抗もせず
あなたの腕の中に収まった。
彼らから向けられていた執着も愛も知っていた。
もちろん狂気だって理解はしていたけれど、
そこから離れることはあまり想像できなくて。
……長くともにいたからこそ、
彼の様子が違うことも分かってしまうから、
そっと抱き締め返して背をとんとんと優しく叩いた。
「……いなくなったのか、カストルは」
中庭にやってきた。
シェルタンは『そうでなくなった』らしいが、
依然としていない者はいる。
まあ、私もそうなのだが。
個々人の事情なんて、わからない。
でも、動かなければ人を救えない。
だから、とりあえず中庭に来た。
昨日はここに人が集まったから。
表の担当がシェルタンならば、
私の担当はこちらだろう。
笛を吹くような風流な真似はできないので、
とりあえず食べられそうな草を物色していた。
みんなを支えられたらそれでいいと思おうとしている。
「………」
無意識のうちに、シェルタンの部屋の前に足を運んでいた。
今の自分が会っていいものなのかも、分からないけれど。
メレフは、扉をノックした。
中庭 スピカ
「……ごきげんよう、スピカ。
今日も会えてうれしいわ。」
イクリールは、今日も変わらず中庭に居る。
まだ部屋から出てはいけないと言われてはいるけれど、
大人達だって四六時中イクリールに掛かり切りとはいかない。
『イクリールは、大人達のお気に入りだ』
そんな噂が流れるのは、何も今に始まった事ではない。
そして、単なる噂と断言する事もできはしない。
だって、イクリールは現に大人達ととても仲が良くて、
そして何より、その噂はそもそもの話
イクリールから、子ども達を遠ざける為のものだ。
それでも、イクリールにはそんな事は関係無い。
恐れるものなど、やはり無い。
野草を物色するスピカを見て、少し困ったように笑うだけ。
シェルタン
「…よお」
お節介野郎、とは続かなかった。
顔色の悪い少年がドアの外に立っている。
多くの感情、と多くの罪悪感。
目の前を塗りつぶされそうな感覚に襲われた。
君しかいないんだよ。
部屋には散乱した文章、いくつかの本、お菓子、お茶。
大きな兎のぬいぐるみ。
纏めかけられている、荷物。
「に、にいさんがいなく、なるわけ……
か!鏡、鏡の中」
「」
「どうして、僕を呼んで、」
「どうして」
治ってしまった双子は、優しく聡明で、無論ポルクスだってそうである。
気弱な分、細やかに所に勘付き、勉学では兄より少し優れていて。集中力もあり、やさしく。多くを重んじるっことができた。
張り巡らされた狂気が目減りしている以上、盾としては使えないが……
ルヘナとカストルと、ルヴァは(?)別だ。
「ごめん、ごめんなさい」
めそめそしながらもルヘナを片手にお茶を入れようとする。間違いなく手遅れだった。
取り合えずベッドの上に座らせて、お茶を飲む。
「」
知ってるよ。
「何年の付き合いがあると思ってるんだ、それくらいわかる。
お前だって俺のこと、少しくらいは分かっているんだろ?」
ずっと彼ら『二人分』の狂気を受け取っていたのだ、
明らかに目減りしたそれに気付かない訳もない。
……それはきっと、自分だけではないだろうけど。
謝られる間も片手に確保されているため
お茶を入れる手伝いができない。
とはいえこれもある種いつものことではあった。
三人でお茶会をする時はいつも、二人が用意してくれていて、
自分が用意したのはテーブル上を片付けるくらいだったから。
ベッドの上、彼を見上げながらお茶を一口飲む。
「……正直、つい最近までお前達がどうして
『そうだった』のかを俺自身忘れていたからな。
お前の口から聞きたいよ、お前の……事件も、悪性も。
それ以外でもいい、お前が話したいことならなんでも」
「こんにちは、イクリールさん」
まあ、実際のお目当てはイクリールだった。
スピカから見て、もっともわからない子、
それがイクリール。
「ねえ、私ずっと疑問だったの。
こうなった子って、多かれ少なかれ変わるものじゃない?
私だって、多少は変わってると思う。
だけど、あなたは変わらない」
「他人からの扱いなんて関係ないかのように振る舞うし、
今日もこうして、まるで『いる』ように、ここにいる」
「みんな救いたい、なんていうけど、
あなたに関してはとっかかりも、問題も掴めない」
これは詰問とか、そういう意図はないんだけど、
と前置きして。
「ねえ、あなた、一体何を抱えてるの?」
スピカ
「なんだと思う?」
その疑問の向けられた先が自分だった事に、
ほんの一瞬だけ、イクリールは瞠目した。
てっきり、スピカは手を差し伸べるべき『誰か』を
探しに来たものだと、そう思っていたから。
けれどそれも一瞬の事で、
その後にはいつものように穏やかな笑みを浮かべていた。
「ここに居る子は……ギムナジウムに居るわたしたちは。
かならずしも『何か』を抱えていなければならないのかしら?
それは、全てが全て、解決しなければならないもの?
わたしたちの中に、けっしてあってはいけないものかしら」
ねえ、スピカ。
イクリールは、問いに問いを返す事を恐れない。
だって、自分が答えた分、相手だって答えても良いはずだ。
「わたしは……なにも、ではないけれど。
それでも、みんなと比べたらずっと。
悩みごとは、少ないはずよ。不便なことだって、一つも。
だから、みんなのことを気にかけてあげたいの
『せんせい』も、きっとそれを望んでいるわ。」
それでもまだわからないことがあるのなら、
これからもっと知っていけばいいわ。
そう言って、イクリールはもう一度、スピカに笑い掛けた。
少なくとも、それがイクリールにとっての『真実』だ。
イクリール
「ああ、確かにイクリールさんの言う通り。
手を施さなくてもいい病気だってある。
それが病気かどうかすらわからない子も。
ただ、大人から見たら異常というだけで、
ここにいる子もいますものね」
自分だってそうだ。
こんなところに押し込められるという点で、
スピカはこの病気が嫌いだったが、
今はもうそうではない。
彼の盾になれるから。
「オーケー。私が間違ってるわね、確かに。
いない子と向き合うのに、
偏見を持っていたらどうしようもないわ」
「……あなたに余裕があるのなら。
イクリールさんも手伝ってくれる?
私に何ができるかなんてわからないけど、
でも、こうやって私たちが日常を過ごすだけで。
人を受け入れられると示すだけで。
助かる子たちがいるはずなのよ」
そう、ルヘナに教えてもらったから。
スピカ
「うん…わたしのこと、わかってくれてうれしいわ、スピカ。
でも……レヴァティのいうように、
きっと、それを受けいれられないことだって
誰かには、受けいれられてもいいはずなのよね。」
でも、と続く言葉はぽつり、独り言のように。
人には誰だって許せない事と許したい事があって、
間違ってしまう事だって、何度でもあって
知らなかったのなら、知った上でそうしたいと思うなら。
自身の誤ちを、正したいと思えるなら。
誰かの事を、好きになりたいと思えたなら。
つまりまったく、それでいいのだ。
「いいわ。わたしにできることなら、なんだって。
なにができるかは、わたしにもまだわからない。
だから、これから一緒に考えましょう?」
大丈夫。
あなたはもう、
弱くて小さな、独りぼっちのスピカではない。
一緒に手を取って、戦ってくれる人が
こうして確かに居るのだから。
「」
「だよね、カスト……
」
いつか虚空に話しかけていたブラキウムを、思い出した。
どんな気持ちだったかなんて想像するのも難しいけど。
「少しは知っているつもり、だけど。
」
ブラキウムは、凄い人だ、今なら尊敬できる。
今なら少しルヴァが怖がった理由も、ちょっとだけ。
それにイクリールだって、そうだ。
シトゥラ。良くしてもらってたのに、たまに名前を間違える。
メレフは僕ら普通に叱ってくれた。
他の子の、名前や良いところも今なら分かる。
ヘイズの名前くらいは。デポラが言っていたこと。
「それは僕が悪いと思う。確証は持てないけど」
「認識の伝搬……みたいな。」
「例えば、
風紀委員のスピカはご飯いっぱい食べて
森に行ってキノコを食べる
のは、まあそういうものとして認識するだろ?」
スピカを抱きしめた。また傷付けてしまった、のだろう。
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