XIII『死神』 タナトスは、メモを貼った。 (a75) 2022/12/17(Sat) 18:08:36 |
XII『吊された男』 ユグは、メモを貼った。 (a76) 2022/12/17(Sat) 18:15:30 |
【人】 XII『吊された男』 ユグ――ゼロと別れるころ―― [誰かに自分の幸せを決められることが気に食わない>>211。 生まれてすぐに迎えが来ていたなら、幸福に暮らせたろう>>194。 それぞれにはそれぞれの思想があって、受け入れるも入れないも、思いは様々らしい。 前世にも、現世にもだ。 ――それなら。 はじめからこの洋館にいた人なら、どうなのだろう。 箱庭の空間を幸福と思うのか。それとも、世界を守りたいのか。 浮かぶのは、ひとりの顔。] (299) 2022/12/17(Sat) 18:40:10 |
【人】 XI『正義』 マドカ―― 回想:せいと ―― [そのこどもは、4つ年下の少女だった。>>1:389 君はとてもよくできた生徒で、素直な良い子だった。 かつて故郷で、弟をはじめ、年下の子供たちに そうしたように、 僕は君にも読み書きを教えた。 人というものは、文字や言葉を媒介にして、 思考する。記憶する。伝達をする。 文字というのは、人が人として生きるのに 必ず必要な知識だ。 その最初の一歩の導き手として、 求められたことが嬉しくて、僕は笑った。] (300) 2022/12/17(Sat) 18:40:33 |
【人】 XI『正義』 マドカ[ヒナギクはとても良い生徒だった。 いつもは大体図書館で。 時にはカフェテリアでお茶を飲みながら。 希望があったなら、僕の部屋でも。 はじめ、君は、 世の中にどんな話が存在するか、勿論知らなかった。 優しいお話が好きなのか、 心躍るお話が好きなのか。 それとも、夢と魔法のお話が好きなのか、 どこか教育的な、童話が好きなのか。 けれど君が求めたのは、 僕、についての話だった。] (301) 2022/12/17(Sat) 18:40:48 |
【人】 XII『吊された男』 ユグ……シンは、どう思うのでしょうね。 [小さく呟くのと同時、職員がこちらに声をかけてきた。 慌てた様子の職員>>217は目についていたものの、まだ『世界』の訪れに東奔西走しているのだと思っていた。 けれど、伝えられたのはすでにはじまった世界の崩壊の話で。 天変地異、異常気象>>198。たしかに、気の早いこと>>218。] (302) 2022/12/17(Sat) 18:40:55 |
【人】 XI『正義』 マドカそれなら、 僕の生まれ故郷の話をしようか。 故郷って言うのは、ふるさと、とも言って、 自分が生まれた土地のことだけどね。 僕の生まれは海の上、 東地域の港から、ずーっと先に、あるんだよ。 [それはきっと、ヒナギクの知らない世界だろう。 僕の生まれた地域の本は、 大陸のものほどは揃っていなかっただろうけど、 全くない、というほどでもなかった。 けれど、文化の違いがあるものだから、 ヒナギクには少し難しかったかもしれない。 人というのは、自分に身近なものほど 理解がしやすいものだ。 それは、こどもに限ったことではない。] (303) 2022/12/17(Sat) 18:41:04 |
【人】 XII『吊された男』 ユグわかりました。ありがとう。 [知ったところで、今すぐに何らかの対処を行えなるわけでもない。 ひとつ頷いて、人探しのリストに『世界』の姿を加えた。 ヒナギクほど動転しないさまを、冷たいと思われたろうか? 果ては、世界を守る気はないのだと。 積極的な崩壊を選び取りはしないが、その結果を受け入れないとも思わないから、はたから見れば同じこと。 せめて伝えてくれた職員には身の安全を守るよう言って、見送る。] (304) 2022/12/17(Sat) 18:41:27 |
【人】 XI『正義』 マドカ[いつだったか、僕の部屋で行われた授業、 君に読み聞かせる本の準備をしている最中、 君は“それ”を見つけてしまった。 枕を赤く汚した朝は、 早々に片付けるのが常なのだけど、 その日の君は、朝から僕の部屋へと 突撃してきたものだから、 僕も片付けそびれてしまったのかもしれないね。 はたして、見てしまった君は何を言うんだろうね? 大丈夫、怒らないよ。] (305) 2022/12/17(Sat) 18:41:32 |
【人】 XII『吊された男』 ユグ[――時間がないな。 焦り。ゼロと別れひとりになって、内心に落ちてきたのは、そんな感情だ。 問答無用で崩壊させてしまうのであれば、傷つく人が出る。 ヒナギクも嫌がっていた>>1:402。チェレスタは諦めていると言ったが、守りたい人がいるのは事実>>160。 ゼロも その理由はともかく 箱庭には行きたくないと言っていたし>>218。このままでは、不平不満は残るだろう。それらは無くすことは出来ないものだとしても、軽減させることは出来るのではないか。それすら許されないなんて。 それが一番、ユグにとっては後悔する結果と思われた。 チェレスタの祈り>>220を無駄にするのは、心苦しい。] (306) 2022/12/17(Sat) 18:41:49 |
【人】 XI『正義』 マドカ[僕が教えた文字で、言葉で、 君の世界がひとつずつ、色づいていくと良い。 そう、願って君に贈ったノートには、 色とりどりの花が咲いていた。 君に贈り物をした日、 君はまるで、花開くように笑った。 君の感情が芽吹く度、 僕はまたその眩しさに目を細めたんだ。**] (307) 2022/12/17(Sat) 18:41:51 |
【人】 XII『吊された男』 ユグ (308) 2022/12/17(Sat) 18:42:13 |
【人】 XII『吊された男』 ユグ (309) 2022/12/17(Sat) 18:42:39 |
【人】 XVU『星』 エト ー 『星』の証持ち ー [『星』の証を持って生まれた子は 物心ついた頃には、星詠みと二人暮らしでした。 彼が証を持って生まれたが為に 村外れの星詠みの元へ厄介払いされたのです。 その事を『星』の子は今に至るまで知らぬまま。 星詠みは自らが親ではない事を伝えていました。 同時に、星の意を持つ言葉から エト と、名付けられました。そして星詠みは、『星』の子へ "星を読み、未来を詠む" そんな占いのようなものを教えました。 『星』の子が興味を示し、真似をしようとしていたからです。 実際、教え始めてから覚えるのも早いものでした。] (310) 2022/12/17(Sat) 18:45:57 |
XI『正義』 マドカは、メモを貼った。 (a77) 2022/12/17(Sat) 18:46:34 |
【人】 XVU『星』 エト[星が動いて、自分達へ色々と教えてくれる 『星』の子はそう思っており 星詠みにもそうだよねと問う場面がありました。 動いているのは我々の在る星であり 我々の見ているあの星達が動いている訳ではない 星詠みは『星』の子へ正しきを返します。 ん〜〜 と暫し考え込み、空を見上げて 「でも エトも ほしよみさまも いまは うごいてないのに 星はちゃんと うごいてますよ?」 不思議そうに首を傾げて再び問う『星』の子 そうして見上げている小さな頭を 星詠みは何も言わず、優しく撫でました。] (311) 2022/12/17(Sat) 18:46:55 |
【人】 XVU『星』 エト[星詠みは、『星』の子を育てるにあたり この世界についてあまり多くを教えませんでした。 生きる為に必要な事はしっかりと伝え 他は『星』の子が興味を示したものだけ教えたのです。 世界についての様々を吹き込んでしまうと 何より、証持ちについてを伝えてしまっては この子の純粋さや穏やかな面を消しかねない 星詠みがそう判断しての事でした。 『星』の子には知らぬお話です。] (312) 2022/12/17(Sat) 18:47:31 |
【人】 XVU『星』 エト[これは余談のお話 『星』の子は子供の頃から丁寧めな口調ですが これは星詠みの口調が移ったものであり そういう教育を受けた訳ではありません。 『星』の子は星を好み、信じていますが これは親しみ由来のもので、信仰心ではありません。 洋館に来るまでの『星』の子にとって 星詠みと過ごす生活と、夜空に輝く星々 それらが世界の全てでしたから 彼は成る可くしてこう成ったのでしょう。] (313) 2022/12/17(Sat) 18:48:02 |
XII『吊された男』 ユグは、メモを貼った。 (a78) 2022/12/17(Sat) 18:48:36 |
XII『吊された男』 ユグは、メモを貼った。 (a79) 2022/12/17(Sat) 18:50:03 |
【人】 XVU『星』 エト[閑話休題 そうして育った『星』の子は 14歳となった8年前 自身が証持ちというものだと知らされつつ 星詠みの御守りである貝殻を託され 洋館へと送り出されたのでした。 そこで初めて、世界の事を知ったのです。 "箱庭"と呼ばれる存在 そこにいた子らの生まれ変わりである証持ち その証持ちが世界では良く思われていない事 等々の事も、そこで初めて知ったのです。 流石の『星』の子も衝撃を受けました。 星詠みは優しく、そんな話をしていなかったから。 しかし同時に、悲しむでもなくそういうものだとすんなり受け入れもしていました。 自身が今まで知らなかっただけで それが世界の在り方なのだろう 『星』の子の考えとしてはそれでした。] (314) 2022/12/17(Sat) 18:50:37 |
【人】 XVU『星』 エト[経典、それを読めば 嘗て箱庭で、箱庭の子らに起こった様々な事 それらがある程度は分かる、らしい。 分かっていて、尚 現在まで『星』の子は読んでいないのですが 読んでも知れるのは過去過ぎた知らない世界であり 洋館にいる人の事とは違うから、だそうです。 『塔』や、『女帝』との因縁 それを気にする様子はありつつ 心が伝えてくれているから そんな考えで読むには至っていないのでした。]* (316) 2022/12/17(Sat) 18:53:45 |
【人】 [『 力 』 フォルス――売店 [ 淹れたコーヒー片手に売店へ戻ると トレーに何かが置かれていた>>266 ] ―――…、 [ 一枚の紙を手に取れば>>a62 大大吉の紙に書かれた『世界の命運』に 繕う必要の無い笑顔を今ばかりはしま―― ] …… えっ、 いや クロすごいな!? [ 店を出て右左ついでに上見てクロを探した ] (317) 2022/12/17(Sat) 18:59:39 |
XVU『星』 エトは、メモを貼った。 (a80) 2022/12/17(Sat) 19:01:41 |
【人】 [『 力 』 フォルス[ こんな状況だというのに。 なんだか少し、心が軽くなって ――癒されてばかりだ と 新しい文字に触れる時 文字の練習や計算に励む姿 その間にも交わる ふとした何気ない会話にも ぬいぐるみは特段好きという訳でもないけれど もらった羊のぬいぐるみは 今もまだ枕元にある きっと、そこから無くなれば冷たさを覚えるほどに。 置かれていた代金をしまえば 手近なペンを手に取った] (318) 2022/12/17(Sat) 19:02:42 |
【人】 [『 力 』 フォルス[ 選択を委ねられた時 諦念に似た情は抱いたとも 答えへの迷いは無かった だからまっすぐ立っていられた ] (319) 2022/12/17(Sat) 19:03:30 |
【人】 [『 力 』 フォルス[ いつものように クロより少し小さな文字をしたためていく " 俺は " ペンをそこで止めたのは ポケットで端末が震えたから。 丁度遠く 微かに届いたのは よく通るヒナギクの声か ――書きかけの返事を持ってその場を後にした ] * (320) 2022/12/17(Sat) 19:04:32 |
XI『正義』 マドカは、メモを貼った。 (a81) 2022/12/17(Sat) 19:11:17 |
【人】 IX『隠者』 アリア―― 夜、ブランコのある広場 [ その夜、空に月は見えるだろうか。 昼間は暗い色をしていたようだから、>>17 見えたとしても雲に包まれて朧な月光か。 その空の彼方で世界が既に崩壊への序曲を奏でていると その時の私は、もう知っていたと思う。>>202 そんな状況であるのなら、この洋館に寝静まる夜は もしかしたら訪れていないのかもしれない。 だとしても、ふらりと抜け出してきた。 「夜風に当たりたくなったので。 べつにすぐに戻りますよ、大丈夫です。」 職員に見咎められてもそれで押し切る。 実際本当にその通りなので、 短くはない付き合いのスタッフは通してくれる。 この薬師もどきはわりかしそういう人間である。 ] (321) 2022/12/17(Sat) 19:43:21 |
【人】 IX『隠者』 アリア[ であるから、後ろめたいことなどないのだけれど 広場でブランコを揺らす姿を見つけられたなら 相手にはよるだろうけれど、 しー、と人差し指を立てて「内緒ですよ」と示すだろう。 本当は門外にあるガゼボまで行きたかったけれど>>0:31 さすがに怒られるだろうから塀向こうの花畑で妥協した。 というのはただの余談である。 ] 明日世界が終わるなら、 この景色だってきっと最後になるでしょう。 [ この夜に付き合う誰かがいれば、きっとまずそう言う。 自分の、そして誰かの答えが決まっていたとして、 全員のそれを知り得ることはおそらくない以上 世界の命運だなんて、 神のみぞ知る ことなのだから。 *] (322) 2022/12/17(Sat) 19:44:19 |
IX『隠者』 アリアは、メモを貼った。 (a82) 2022/12/17(Sat) 19:45:24 |
【人】 ]X『悪魔』 ゼロ── ユグと、 ── 面白さは、平和に勝る。 穏やかな中で可能な主張って時点で、 そこにもう自由はない。 世界? 疎ましかったさ。 呪ってる、今でも。 滅びて良いとも思ってる。 でも、 自分が置かれた環境からなんて、 もう、とっくに抜け出してたんだよ俺は。 自分の力と、ベルのおかげで。 抜け出せたのは、俺が自由だったからだ。 与えられて喜ぶ段階は、もうずっと昔にすぎている。 [だからこそ、 生まれた頃に迎えに来てくれたら、だ>>194。 一番苦しかった時でも間に合ったかもしれない。 でも、吹っ切れて、 ベルに出会って、幸せだと思ったあの時からは、 もう一方的な迎えなんて煩わしいだけだ。] (323) 2022/12/17(Sat) 20:15:00 |
【人】 ]X『悪魔』 ゼロ[この洋館については感謝してる。 『証持ち』な事に対しても、 俺は別に、今は煩わしいとは思っていない。 これのおかげでベルに会えて、 これのおかげでベルを連れ出せて、 今、共に暮らすことが出来ている。 証持ちでなければ、 俺はもうとっくに死んでいたし、 彼女との共通点がなければ、 出会った時にこうなってもいなかったろう。 だから、洋館に来てからは長かった髪>>0:280を切って、 証を隠さずに生きていた。 誰に文句を言われようとも構わずに街に行った>>1:134。 そこで証持ちでも構わずに>>0:507、 打算を含んでようが対等のように接する人間もできている。 そいつらの事が好きかどうかはまた別の話だけど。 大嫌いなもの多い。 好きなものはほんの一握り。] (324) 2022/12/17(Sat) 20:15:31 |
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