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人狼物語 三日月国


179 【突発R18】向日葵の花枯れる頃【ソロ可】

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【人】 高峰 誠一郎

その後の記憶はあまりない。
気づいたら自宅に戻って、棚から未使用のノート、ペンケースから黒の水性ペンを出して机に向かっていた。

ぐちゃぐちゃした気持ちのせいで気が紛れていた、そんなところだろう。

ペンの蓋を外し、俺は。
今の気持ちを全て吐き出す勢いで書き連ね始めた—……。**
(91) シバ 2022/10/15(Sat) 21:37:04
高峰 誠一郎は、メモを貼った。
(a18) シバ 2022/10/15(Sat) 21:38:04

【人】 楯山 一利


よく女友達や、アイツともこうやって飲んだけど
一度話し始めたらマシンガントークし続けられるのって
女性特有?スゴイなぁと感心を抱きつつ。
愚痴の内容にはわかりますよーと共感して聞いて
ほかほかと温かい肉まんを頬張り、酒を口にする。

俺も友紀さんが買ったチーズやらナッツやらを
「あざす!」と嬉しそうに礼を言ってから
時たまちょこちょこと、つまませて貰っただろう。>>81

俺が勧めた無糖のチューハイは、
どうやら気に入ってくれたらしい。
最近CMでも店頭でもよく目にするようになって
試しに飲んだ時に、あんまり甘くなかったなぁ
って思いついたから言ってみたんだよね。
友紀さんの口に合って良かった。
(92) りお 2022/10/15(Sat) 22:45:42

【人】 楯山 一利


どうやら俺の想像は当たっていたらしい。>>82
ガキの頃に観てた、戦隊モノに出てた人
ってのは、俺の記憶違いではなさそうだ。
やっぱりそうかぁ、って頷いて。

「初恋の……好きな人が、結婚しちゃっても
 応援しようって思えるのは
 中々出来ないことですよ。

 本当にあの人の事が大好きだったんすね。
 そこまで情熱を注げんの、スゲーと思いますよ。
 友紀さんは、ファンの鑑っすね。」

話を聞いてるだけでも熱が伝わって来る。
限界オタクって、友紀さんも自称してるくらいだから
ファンを通り越してる気もするけど
こうやって誰かを想って、行動に出来る人は
素直にスゴイなぁって思うんだよね。

俺もブレイクダンスが好きで
色々調べたり、毎日練習に打ち込んだり
ダンスの上手い人たちには
憧れと尊敬の念を持ってはいるけど
全てを捧げてまでとか
ここまでの情熱は、俺にはないかもなぁ。

だから、本当に感心したんだよね。
上手い言葉が見つからなかったから
ちょっと軽々しい言い方になっちゃったかもだけど。
(93) りお 2022/10/15(Sat) 22:46:18

【人】 楯山 一利


「ん?まぁ、異性っすけど。
 女の子ですよ。
 同い年……なんだけど、"姉弟"みたいな関係。」

異性か同性かによって印象が変わる
ってのは、どういうことなんだろと首を傾げつつ
問われたことには、素直に答える。
そういうオタク界隈特有の思考ってのは
俺には知らない世界だし、想像もつかないことだし。


「アイツは、俺のこと弟みたいに思ってて
 それで……ちょっとお節介焼きなんすよ。
 だから、お前には関係ないだろ、って。
 突き放すこと言っちまったんすよね。 
 
 俺が、つまんねー意地張っちゃっただけです。」

友紀さんにそんな話をしたら、
アイツの顔がいちいち浮かんじまうなぁ。

笑った顔も、飽きれたような顔も
ちょっと不機嫌そうな顔も
……そして最後に見た、あの顔も。>>0:23
(94) りお 2022/10/15(Sat) 22:47:11

【人】 楯山 一利


「まぁ……その。
 俺の話は、後で良いっすよ。

 友紀さんほど、深刻じゃないですから。
 喧嘩なんて…いつものことです。」

俺を気遣って、話を促してくれたんだろうけど
どうにもあの表情が焼き付いて離れなくて…
心残りっていうか、後悔ってのが過っちまう。
そうすると、友紀さんの話をちゃんと聞けなくなりそうだし
上手く笑えなくなりそうだったから
あんまり続けたくないなぁ、って。
そんな気持ちで、後回しを希望した。
(95) りお 2022/10/15(Sat) 22:47:32

【人】 楯山 一利


「うんうん、分かりますよ。
 余所見なんかせず、一途でいるべきっすよね。

 現代日本は自由恋愛ですけど
 一夫一妻制って法律もありますし。
 友紀さんの言う様に、誠実であるべきですよ。」 

芸能人という立場なら、猶更
人の目に触れる機会だって多いワケで
友紀さんのように根強いファンも大勢いるはず。>>84
結婚相手には勿論だが、ファンたちのためにも
誠実に生きて、幸せな家庭を築くべきなんだと
俺も心の底から賛同する思いだった。

浮気という、一時の快楽に身を任せてしまえば
奥さんもそうだし、多くのファンを裏切り
悲しませることになるかぐらいは
バカな俺にでも分かることなのになぁ。
(96) りお 2022/10/15(Sat) 22:48:25

【人】 楯山 一利


友紀さんの手に持っていた缶が、
盛大な音を立てて凹む。>>85
俺も持っていたハンカチを取り出して
噴き零れたアルコールを拭くのを手伝いつつ
まぁまぁ落ち着いて、と宥めよう。

「俺も浮気できる神経が分かんねーっす。
 根性腐ってのかもしんないなぁ。
 
 てか、俺思ったんすけど。
 友紀さんはファンとして
 あの人に文句の一つぐらい言っても
 良いと思うんですよね。

 ファンレターでもファンメールでも。
 ……ああ、出待ちもしてたんなら
 直接言うことも出来ますかね?」

ここまでの大ファンだったら
俳優さんだって、友紀さんの存在を
認識しているかもしれないから
面と向かってファンの一人から「シンジランない!」
って言われた方が、グサッと来るかも?

それに、友紀さんの鬱憤も不満も
少しはスッキリするんじゃないかな、って。*
(97) りお 2022/10/15(Sat) 22:51:18
楯山 一利は、メモを貼った。
(a19) りお 2022/10/15(Sat) 23:04:49

【人】 霧ヶ峰 友紀

 
─公園─
 
ちょっとやそっとじゃ止まらないからマシンガントークと言う。
結構前に流行ったらしい歌でも歌ってた、確か。
 
でも。
>>93私は本当にファンの鑑かな?
それは全く自信がない。
そもそもファンの理想系って何だろう。
少なくとも全てを受け入れるだけではないし、好きで好きで堪らなくて、でも相手に迷惑をかけない。それが大前提な気はしてる。
だからそう言われて、ちょっと私は困った顔をした。
迷惑さえかけなければ、好きの形は色々ある。
お金をかけてもかけなくても、好きと言う形、ファンということに変わりはないと思う。
いろんな好きの形を私は否定したくない。
勿論、浮気は論外だったけど。
 
 
>>94>>95そんな中でチラリと聞けたカズさんの話。
でもこっちを優先されてしまって…まあ有難いけど。
後でもう少し話を聞けたらとも思う。聞いてもらってばっかは申し訳ないし。
実際、言葉に出していくと少しだけ気が晴れてくる気がする。
>>96それにしても、チャラい陽キャに見えてこういうとこの価値観は似通ってるのが不思議だ。
まあこういうのに隠も陽も関係ないかもしれない。
でも。
>>97こぼれたお酒を一緒に拭いて貰いながらの言葉にはちょっと唸った。
 
(98) もくもく 2022/10/16(Sun) 6:43:48

【人】 霧ヶ峰 友紀

 
「文句…言う価値もないかな…?
 と言うか、文句を言ったらその後の反応が気になって
 またあの人の事を考える時間が増えちゃうから
 やらない方が賢明、ですかね。
 
 1人のファンとして、だと、
 まだあの人の事を好きな人たちから見たら
 粘着アンチと思われても仕方がない行為ですし。
 SNSとかで炎上…して、そう言うのも、嫌ですね。
 もう、残念だけどあの人についてなるべく早く
 何も考えないようにしたくて…。
 
 コレ。です。」
 
 
しみじみと語りながら、凹んだ缶の中身を口にする。
そう、だからお酒に逃げたかった。
炎上案件になるのは嫌。
直接文句を言いにいくのなんて何様?になるし。
それに、相手を傷つけたい訳じゃないのだ。
無にしたいのだ。
本当に大好きでずっと恋をしていた人。
でも、…だからこそ許せずに。そして怒りを持続なんて出来なくて。
 
(99) もくもく 2022/10/16(Sun) 6:44:17

【人】 霧ヶ峰 友紀

 
「芸能人だからだけじゃなくて。
 リアルでも、例えばほとんど接点の無い生徒会長とかに
 ずっと憧れて視線で追っていたとしても
 その生徒会長が彼女と浮気して別れて、
 憧れてたのに最低です!とか
 遠目で見てるだけだった後輩に言われても
 
 ねえ。 と私は思うんですよ…。」
 
 
2次元じゃなくて仮にも3次元だけど。
それでも遠い相手は遠いのだ。
どんなに焦がれても違うのだ。
だから言わない。
ある意味黙って立ち去るファンの方が芸能人としては痛手かもしれないが、何か彼のためにアクションしようとは思わなかった。
ただ、密やかに傷ついて、密やかにさっていく。
それが上手くいかないのは単に自分の心の問題だと。
 
(100) もくもく 2022/10/16(Sun) 6:44:39

【人】 霧ヶ峰 友紀

 
「それでも、恋は恋でした。
 向日葵の花言葉みたいに、
 向日葵が太陽を見つめ続けるみたいに、
 ずっと焦がれ続けた恋。
 
 届かないのに見つめ続けて。
 諦めよりも先に失望してしまって。
 今はその悲しさを消化中なんです。」
 
 
ポロポロと涙がこぼれていく。
お酒臭くなってたけど、ハンカチでそっとそれを拭いた。
泣いて、飲んで、食べて、語って。
そうして気持ちを供養してるようでもあって。
 
(101) もくもく 2022/10/16(Sun) 6:45:15

【人】 霧ヶ峰 友紀

 
「私のことはこんな感じですかね〜。
 憤りをぶつけるより早く忘れたい。
 その時間すら本来惜しいって感じです。
 
 ところで、カズさんは幼馴染さんと
 どんな喧嘩しちゃったか聞いても良いですか?」
 
 
少し泣いて。少し語って。
そうして気持ちが少しスッキリした私は、今度はカズさんの番と落ち着いて尋ねることができていた。
新しいチューハイをまた開けながら。*
 
(102) もくもく 2022/10/16(Sun) 6:45:43
天のお告げ(村建て人)は、メモを貼った。
もくもく 2022/10/16(Sun) 6:47:42

高山 智恵は、メモを貼った。
(a20) sakanoka 2022/10/16(Sun) 7:52:02

【人】 古寺 貴菜

とりあえずドラマの原作本を上下セットで購入し、併設されたカフェスペースで読み始める。

なるほど、SNSの この原作をドラマ化した勇気は認める の意味が分かった。
とにかく主人公がひどい、独善的で……なんというか自分が世界の中心であるかのような立ち振る舞い。リアルにいたらアームロックをかけたくなるような男だ。
ヒロインもヒロインで二股かけといて「彼に惹かれてしまった自分が悪いの」とかほざく、二股かけられる形になっていた元恋人が無事逃げ延びてくれて何よりである。
もう一人のヒロインはいかにも当て馬のようなことをさせられて……いや、これ以上はやめよう。
ここが家なら奇声を上げながら本をゴミ箱に叩きつけていたところだった。
危ない危ない……。
(103) tanuki 2022/10/16(Sun) 9:59:41

【人】 古寺 貴菜

時計を見るつもりでスマホを見ると、四人目の男からメッセージが来ていた。

『二次会来ないの?』

うるせーばかしね、何が楽しくて少しいいなと思った男が見知らぬ女とイチャイチャしている姿を見ないといけないのだ。
どう返せばいいか少し悩む。
ここは本音をオブラートに包み無難に 慣れないヒールで疲れた とでも送っておけばいいか、と返信をする。

『うるせーばかしね』

……オブラートが破れて本音が駄々洩れになったな?
(104) tanuki 2022/10/16(Sun) 10:14:44

【人】 古寺 貴菜

だが悲しいかなこれが我々の普段のやり取りだ。
向こうはこちらを女として見ていない、男友達との延長での付き合い方をしてくる。
その証拠に

『ひでぇ』
『今日の主役様になんてことを』

などと言いながらふざけたスタンプを連打してくる。

『主役様は前みたいに無様に酔いつぶれるなよ』

などと親切に釘を刺しておき、どう返すべきか。
思いを伝える気などない、これがそういう類の感情であるという確証もないからだ。
ならば今まで通りに返せばいいだろう。

『体が米を欲しているからそれどころじゃない』

向こうが望んだ関係を、そのまま続けるのが一番楽だ。**
(105) tanuki 2022/10/16(Sun) 10:23:53

【人】 高山 智恵

 ショコラバナナパフェのセットを注文したお客様>>90のレジ会計の際、軽くお礼を言われたので、「いえいえ」って笑顔で返して。
 彼の退店時にも、いたって明るく声を掛けて見送った。


「よろしければまたぜひ、
 うちにいらしてくださいね」


 これはただの社交辞令という訳ではなく、本当にリピーターになったとしても歓迎する心算だったから。
(106) sakanoka 2022/10/16(Sun) 10:25:32
古寺 貴菜は、メモを貼った。
(a21) tanuki 2022/10/16(Sun) 10:25:47

【人】 高山 智恵

 アイスが溶けないうちにパフェに口をつけてくれたその客>>86が、本当に黙々とパフェを食べ続けて――味わってるって感じの素振りも(多分)なくレモンのアールグレイを飲み干していた>>89のは見えていた。……さっき彼が零していた愚痴のことも思えばあまり他人には見られたくない姿だったかもしれないけれど……
ごめんね、この時わりと私暇だったせいで、見えちゃってたんだ……。


 実際のところあの客があの時どんな気持ちだったかっていうのは、顔色とかからは窺い知れなかった、けれども。
 多分あの人、なんにも味わってなかったんだろうなあ……とは思う。まあ、本気で落ち込んでいる時には本当に何の味も感じられない――ひどい場合は文字通り喉も通らない――っていうのもままあることだし。

 それでも、ショックの腹いせとかでガチで暴れてくるお客様ならまだしも、そうじゃないならいつだって来てくれていい。
 何かあった時に駆け込める場所、居場所になれる場所、っていうのもカフェの特別な役割のひとつだと思うからね。**
(107) sakanoka 2022/10/16(Sun) 10:30:54

【独】 高山 智恵

/*
このブーケトスキャッチ>>90本当に悲しいな……!
家に居られない>>0:17理由ってこれだったのか……お疲れ様だよ……
(-26) sakanoka 2022/10/16(Sun) 10:37:30

【独】 高山 智恵

/*
>>104こっちもこっちで相変わらず四人目の男ひどいですね……(ログ投下直前にこれが見えて吹き出しかけた)
(-27) sakanoka 2022/10/16(Sun) 10:44:16

【人】 室生 悠仁

 

  高校生の頃、街中を歩いていると
  路地の方から荒れた声が聴こえたことがある。

  あまり野次馬する質ではない。
  危機が迫れば首を突っ込むより離れる方な俺が
  そっと壁沿いに覗き込むことにしたのは。

  隣りにいた彼なら首を突っ込むだろうと思ったのと
  聴こえてくる声に、苦しそうに謝る若い声が
  混じっていたからだ。
 
(108) どあ 2022/10/16(Sun) 10:58:04

【人】 室生 悠仁

 

   「 もしもし、警察ですか?
     暴行事件があってます。

          〇〇商店街の近くで─── 」
 
  
  音が聴こえないようにカバンの中でビデオモードにし、
  出来るだけ顔が残るように映したあと。
  暴漢たちに聞こえるように俺が警察に電話をする。

  暴行をやめて引いてくれるようにあえて聞かせているが
  もし襲いかかってくるようなら彼が少しは
  時間を稼いでくれる予定だ。
  俺には体力がないが、彼は体格もよく体力もあり
  運動も得意な方だから。
 
(109) どあ 2022/10/16(Sun) 10:58:42

【人】 室生 悠仁

 

  運が良いことに、想定した方へと事態は転がった。
  暴漢たちは舌打ちをしながら慌てて逃げていき
  俺たちと、被害者である少年だけがこの場に残った。

  そばかすの目立つその人物のもとへ駆け寄れば
  痛々しく腫れた頬が目に入り、俺は顔を顰める。
  よく見れば着ている制服は俺たちが通う学校のものだ。
  ネクタイの色を見るに、どうやら後輩であるらしい。

  もうすぐ警察が来るから安心しろ。
  そう落ち着かせるように穏やかに彼が声をかけると
  少年は先程までの恐怖の顔を歪めて泣きそうになりながら
  なんとかというように笑みを見せる。
 
(110) どあ 2022/10/16(Sun) 10:58:53

【人】 室生 悠仁



   『 助けてくれてありがとう、……っす。
     あんたたちは命の恩人だ。 』


  敬語に慣れていないのか、申し訳程度についた語尾は
  気にするほどでもないが。
  その後に続いた言葉には思わず彼と顔を見合わせた。

  警察に会いたくない。
  だからこの場をすぐに離れていいか。

  暴漢たちは様子を見るに酒に酔っていた。
  だから、一方的に暴行されていたと思っていたが
  少年にも後ろ暗いことがあるのだろうか。

  お願いします、と頭を下げられて
  戸惑いに少しの間俺は立ち尽くしてしまったが。
  隣にいる彼は承知したらしい。
  了承の言葉を零すと、少年に肩を貸し始めた。
 
(111) どあ 2022/10/16(Sun) 10:59:01

【人】 室生 悠仁

 

  彼は思い切りが良い。
  自分の信じたことに一直線で、それが失敗だとしても
  きちんと受け止める強さがある。

  そういう姿を見るたび、眩しくて、焦がれて。
  傍にいていいのかと、自問自答する>>0:37

  融通が利かないときもあるけれど人に恵まれているから
  まずい方向に行っても軌道修正する誰かがいる。
  
  そう、誰かが。彼の傍にいるのは俺でなくていい。
  その事実に、いつも胸が締め付けられている。
  
(112) どあ 2022/10/16(Sun) 10:59:26

【人】 室生 悠仁

 

  彼は少年を信じることにしたのだろう。
  決断するには勇気がいる。
  俺はならばと、少年の荷物らしきものを拾い上げ
  あとに続きその場を離れることにした。

  怪我があり、ふらついている現状
  少し休まなければ表を歩けないだろう。
  適当なところで止まれば改めて腰を下ろし
  水筒の水でハンカチを濡らして
  赤く腫れた頬に冷やすように当てた。

  そうすれば、ぽつぽつと少年は自分の事情を話し始める。
  助けた俺たちには話さないといけないと思ったのだろう。
  頬が痛いだろうに、義理堅い。
  しかし、その内容でやっと
  俺は先程の行動でよかったのだと納得することが出来た。
 
(113) どあ 2022/10/16(Sun) 10:59:36

【人】 室生 悠仁

 

  少年の家族は祖母しかいないらしい。
  父母はおらず、一人でずっと育ててくれていたと。
  だから、絶対に心配をかけたくない。
  自分を殴ったやつが捕まらなくても
  痛くても、辛くても。よっぽどでないなら我慢したい。
  
  隠すと返って心配させるのではないか。
  教えてもらえないと悲しくさせるのではないか。
  そうも思ったが。
  ……少年にとっては、それが愛なのだろう。

  俺には少し気持ちがわかった。
  なにせ、俺も隣の男に真実を隠しているから。
  ただ、その行動は少年のようにただ愛からではなく
  もっと利己的なものが多く絡んでいるが。
 
(114) どあ 2022/10/16(Sun) 10:59:48

【人】 室生 悠仁

 

  隣の彼も、先に信じていたようだが
  それはそれとして話には頷いていた。
  少年の頭を撫でていたのは労りだろう。
  子どもじゃない、と少年は苦笑していたが
  甘んじて受けているのは、やはり堪えていたからか。

  流石にこの状況で嫉妬は、……するが。
  少年よりよっぽど俺のほうが子どもだった。
 
  そんな様子をおくびにも出さずに
  ある程度体力が回復する時間が立った頃
  俺たちは帰路につくことにした。

  名前は名乗りあったからまた出会うこともあるだろう。
  送ろうかとの言葉に首を振られたので
  適当な場所で別れて、その日の邂逅は終わる。
 
(115) どあ 2022/10/16(Sun) 11:00:01

【人】 室生 悠仁

  

  警察官の人には悪い子としちゃったな、
  と少年のいない場だからと話していた俺達の前に。

  先輩!! と大きな声で、
  頬にガーゼを貼った少年が現れて。
  そしてたまに俺たちの周りにいるようになるのは


             そう遠い未来の話ではない。**  
 
(116) どあ 2022/10/16(Sun) 11:03:59

【独】 室生 悠仁

/*
ご都合主義とファンタジーが合言葉
(-28) どあ 2022/10/16(Sun) 11:36:20

【人】 楯山 一利


友紀さんの話を聞きながら
肉まんを食べきり、酒を口にする。
…おっと。もう空になってしまった。
すかさず次の缶に手を出し、開けて飲んだ。

「ファンの鑑」だと俺が言った後の
友紀さんの表情は、なんだか困ったような
釈然としないような感じに見えた。>>98
あまり自覚がないのか、
それとも色々と考えすぎる性格故に
模範的と言えるような存在ではないと思っているのか。
そこは分からなかったけど……。

芸能人ってのは、自分の努力だけじゃなく
友紀さんのようなファンの支えもあるからこそ
輝き続けることが出来るんじゃないかなって。
だから、その人からすれば
"ファンの皆様"って立場になると思うし。>>99
友紀さんはその中でも特に
熱意溢れる大ファンだったんだから
大事にすべきファン様だろうって思うんだよね。
(117) りお 2022/10/16(Sun) 13:32:46