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【人】 転校生 矢川 誠壱[ 見にきてほしいとおもった。 それが自己満足だとわかっていて。 全英詞で、うまく伝わるかどうかは わからなくても、彼に伝えたかった。 その左手がうまく動かなくたって、 君には君の音があって、 ごまかさないで、受け入れて、 本当は全部ひっくるめて愛してほしい だって俺は言っただろ? 君の音が好きだって そう、伝えたかっただけなのに、 わかってしまった。気づいてしまった。 それよりも弱い自分のことが、 自分が今まで逃げてきたことが、 ───こわくて、目を逸らしてきたことが。] (41) ななと 2020/06/21(Sun) 6:38:30 |
【人】 転校生 矢川 誠壱[ 黙って歩いて出た体育館。 広いこの学園で、まだ道も覚えてないから ここがどこなのかもわからないけれど、 一心不乱に歩いた。 だれもいない場所をさがして。 ようやく見つけた使われていない 教室の扉をひらいて、入る。 人の声が遠く、騒めいて聞こえた。 適当な椅子に座る。 負ったままのベースケースを、 そっと隣に下ろした。 だれの記憶にも残りたくないとおもってた。 褪せて消えていくだけの存在になって それをただ眺めているだけになるなら いっそはじめからなければいいと。 だけど、───本当はたぶんわかってた。] (42) ななと 2020/06/21(Sun) 6:39:03 |
【人】 転校生 矢川 誠壱[ 本当に記憶に残りたくないのなら 誰にも関わらなければいいし、 音楽なんてしなければいい。 一人で奏でるだけの日々を過ごせば そこに記憶は存在しなくなる。 ただ、自分だけが覚えていられる。 それでも人に関わるのは わざわざ音を共に奏でたいと思う その時間が終わらなければいいと願う いつかまた、もう一度と祈る 結局のところただ寂しかっただけだ。 見たくなかった、だけで。 本当は誰かの記憶に残りたい、 本当は─── ] (43) ななと 2020/06/21(Sun) 6:39:22 |
【人】 転校生 矢川 誠壱[ はは、とちいさく笑いが漏れる。 己にとって、人との関係は いつだってうすっぺらくて。 吹いたら飛んでいくようなものだった。 それは、己を守るためで、ただの意地。 だけど、 ───いまは、それが嫌だ。 彼らの記憶に残りたい。 矢川誠壱という人間がいて、 そこに確かに存在していたのだと 途切れない、関係が築きたい。 ───いまさら、どうすれば上手くできるのか ああ、おれは人間と接するのが、 きっと今日できた年下の友人よりも ずっと下手なのかもしれないとおもった。 前髪をくしゃくしゃとかき混ぜる。] (45) ななと 2020/06/21(Sun) 6:40:03 |
【人】 転校生 矢川 誠壱[ 手を伸ばしたケースからベースを出して。 そのファスナーを開いた。 アンプに繋いでいないエレキベースは 本当に微かな音しか紡がないけれど。 膝の上において、構えて鳴らした。 かっこいいと、すごい、と言ってくれた 彼らに見合う自分で本当に今いられるのか それはわからない。 かすかに響くGは、壁を伝わない。 ただそこにただ落ちるだけだ。 ひとりって、こんな感じだったっけ そう、おもいながら 弾き始めるのは、セッションで演った曲。 聞こえないはずの兎が跳ねた。]* (46) ななと 2020/06/21(Sun) 6:40:28 |
【独】 転校生 矢川 誠壱/* そういえばわたしはベースは弾いたことがないので…誰か弾いてたって方いた気がするんですけど…調べながら&学生時代の記憶を呼び起こしながら書いてはいるのですがまちがってたら申し訳なく… (-579) ななと 2020/06/21(Sun) 10:11:41 |
【独】 転校生 矢川 誠壱/* おはようございました かきかけのろるがあるので完成させたい気持ちはあるのだけどお仕事がわたしを離してくれないので夜になるかもしれません&それが〆になりそうな予感 とりあえずがんばります (-676) ななと 2020/06/22(Mon) 11:38:37 |
【独】 転校生 矢川 誠壱/* 延長ありがとうございます⸜( ´ ꒳ ` )⸝ そういや矢川の性的指向についてまったく描写してないんですけど……(突然の意味深) (-731) ななと 2020/06/22(Mon) 21:13:45 |
【独】 転校生 矢川 誠壱/* え?雨宮くんを口説きに行ってもいいって?(言ってない) とりあえず書いてたんですが眠気が限界なのでまた明日…(延長に甘えている顔) (-779) ななと 2020/06/23(Tue) 0:23:30 |
【独】 転校生 矢川 誠壱/* ちなみになんですけどあんずさーん!数年後の未来軸とか回してみてもいいですか?するかどうかはさておき (-789) ななと 2020/06/23(Tue) 12:42:49 |
【独】 転校生 矢川 誠壱/* 矢川の恋愛遍歴について考えていた結果、たぶん年上にモテてきたんだろうなという結論に達したし、過去何人か彼女いた気はするんですけど、でもなんか結局「わたしのこと好きじゃないよね?」って振られるタイプだろうなと思ってて、いざ特別な人になりたいし特別な人を作りたいなって思った時はすげえ愛重めなんじゃないかなという予感しかしません ちなみにたぶん同性のことが好きになってもべつにそんなに悩まなそうだしむしろごりごりに押していきそうな予感しかしませんが雨宮くんと要くんがこのあともずっと友達でいてくれるならたぶんどっちかになにかしらの感情を抱きそうだな感はあるんですけどなんとなく要くんには女の子と幸せになってもらいたいっていうか女の子に振り回されてる要くんが見たいなって思ったりもしたりしますし、雨宮くんのことが好きになったことをあっけらかんと要くんには暴露する矢川の図が思い浮かんだのでそんな感じになりそうな予感がしますただ雨宮くんが女の子としあわせになる未来も見たい気持ちもあるのでとりあえず矢川の未来軸はそろるでなんか回すのでゆるしてもらえたらわたしがとてもよろこびますのでどうぞよろしくお願いします(ここまで一息) (-792) ななと 2020/06/23(Tue) 13:00:22 |
【秘】 帰宅部 雨宮 健斗 → 転校生 矢川 誠壱[ 今どこ? 俺さお前に話したいことがあんだよ。 謝んなきゃいけないやつ。 俺、嫉妬してた。 …バレてたかな。 初めて合わせた時に。もう。すぐに。 だからお前が、俺の音を好きだって、 そう言ってくれた時、 お前に何がわかるんだ 言いかけたりしたんだ。 最低だよな。 自分でもわかってんだ。 ] (-799) yukiyukiyuki 2020/06/23(Tue) 13:34:49 |
【秘】 帰宅部 雨宮 健斗 → 転校生 矢川 誠壱[ あのセッションさ。 何色もある絵の具のパレット開ける時みたいに、 わくわくさせられたくせによ。 曲が進めばイルカみてぇに跳ねて。 その度に弾けて飛んで煌く飛沫みたいなお前の音にさ。 あぁ俺には、出せねぇって。 もちろん手のこともあって、 悔しくて、情け無くてさぁ。 ] (-800) yukiyukiyuki 2020/06/23(Tue) 13:36:48 |
【秘】 帰宅部 雨宮 健斗 → 転校生 矢川 誠壱[ だけど、須藤の絵見て。 それからお前らのバンド、聞いてたらさ。 …手じゃねぇ、って。 自分にちゃんと、必死に向き合ってきたからこそ、 その絵だったり、音だったり、なんだなって。 俺は、言い訳にして逃げてただけなんだよ。 ] (-801) yukiyukiyuki 2020/06/23(Tue) 13:38:34 |
【秘】 帰宅部 雨宮 健斗 → 転校生 矢川 誠壱[ いろんな個性の色があって、 こんな俺にだって、俺の色があって、 逃げずに、負けずに、ちゃんと愛してやれって。 そう言われた気がしたんだ。 なぁ多分、合ってんだろ? 俺すげぇな。ふふん。 恥ずかしいっつーの。 ] (-802) yukiyukiyuki 2020/06/23(Tue) 13:40:31 |
【秘】 帰宅部 雨宮 健斗 → 転校生 矢川 誠壱[ だから、向き合ってみることにしたんだ。 自分の人生は、自分の手で。 どうにかするしかねぇんだもんな。 母親が聞いてたら多分、こってり絞られる くらいには下手だったピアノかもだけど。 …だけど、なんかさ。 伝わってたら、いいんだけどな。 ] (-803) yukiyukiyuki 2020/06/23(Tue) 13:42:28 |
【秘】 帰宅部 雨宮 健斗 → 転校生 矢川 誠壱[ なぁ。 また、一緒に演ろーな。 お前の音が、俺も好きだよ。 ]* (-805) yukiyukiyuki 2020/06/23(Tue) 13:44:20 |
【人】 転校生 矢川 誠壱[ しとしと、雨が降り続く。 どうして、この時期にわざわざ 学校行事を持ってくるのだろうか。 それは単純に疑問だった。 その意味をまだ今は、きっと 理解できそうにない。 ぼんやり見つめた窓の外。 どこにも届かない音が床に落ちる。 スマートフォンが震えた。 メンバーからだろうということくらい 安易に想像がつくのだけれど。 どうして黙って出て行ってしまったのか そう問われるとうまく言葉には ならないのだろうと思う。] (102) ななと 2020/06/23(Tue) 18:38:53 |
【人】 転校生 矢川 誠壱[ あのステージに立って思った。 誰かの特別になりたかったんだなあ、と。 あのステージから見て思った。 その光の根源にいる人が この音の渦の中溺れずに立っているはずで。 あのステージを見て思った。 その光を受けた人が 何故だかどうしても眩しくて。 泣いてしまいそうだったから。 踏み出してくれればいいと思った。 彼の描いた世界が好きだったから。 もっと、たくさん触れて欲しかった。 遠く、離れたところからではなく、 直接音に触れたその筆がなにを描くのだろうと。 踏み出してくれればいいと思った。 彼の奏でる音が好きだったから。 もっと、その音を聞かせて欲しかった。 揺れる音の波にきらめきを感じたかった。 そんなエゴに似たなにかが、 彼らを動かしたことが、たとえば それが特別だというのならば。] (103) ななと 2020/06/23(Tue) 18:39:17 |
【人】 転校生 矢川 誠壱[ 特別になりたかった。 ただ、特別になるのは怖かった。 結局たぶん、臆病者なのだ。 彼らは踏み出したのに、 己はここに立ち止まったまま。 その先に進むのが怖かった。 だからひとり、こんなところで 立ち止まったまま、動けなくて。 あの熱気の中にあった音の粒をただ 無機質な床の上に落としていくだけ。 カタン、と小さく椅子が音を立てた。 ベースをそっと近くにあった机に置く。 そのまま足を窓際へと進める。 降り続く雨の音。目を閉じた。] (104) ななと 2020/06/23(Tue) 18:39:33 |
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