【秘】 福祉学部3年 小鳥遊 翔 → 4年 犬鳴 崇[女性だから、というよりも、実家の両親に対する説明が切実に必要だった。 何せ実家暮らしなのだ。 どんなに遅くとも「その日のうちに帰ってきなさい」と言われるし、徒歩圏内だからヘタをすると迎えに来るかもしれない。 連絡なしに帰宅しなかったらどんなに叱られるか。 しかし、帰らない説明もどうしたものか。 難易度はかなり高いのだ、納得できる理由を説明するということが。] 思えば、恋愛くらいですよね。 自分自身の経験で見方が変わりそうなジャンルって。 これは貴重な経験かもしれない…。 [少なくとも、元彼の時は告白されて浮かれてしまったが、じゃあ好きだったのか?というと少し違う。 だから、自分からこう思えたのは初めてだった。 お互いに照れ臭くて笑ってしまう。 手を繋いで歩く、その足取りがどうしても緩くなった。] (-67) 菜林 2020/11/15(Sun) 11:17:56 |
【秘】 福祉学部3年 小鳥遊 翔 → 4年 犬鳴 崇今見たら、タイタニックも違って見え…。 うん、えっと。 君の名は、くらいにします? [タイタニックは長いし、ディカプリオはそこまで得意では無い。 しかしそういうシーンがあったと思い返して、安全圏のアニメの方が良いかとタイトルを出した。 そうした、大人しい内容の恋愛モノが良い気がする。心臓的に。]** (-68) 菜林 2020/11/15(Sun) 11:18:22 |
【人】 4年 犬鳴 崇[“崇さん“そな呼び方に少しだけむず痒さを覚えはしたが、彼女のように盛大にに反応したりはなかった。] いいですね。 今日はゆったりとしましょうか。 [椅子から立ち上がってDVDを探す。 その中から『陽のあたる教室』を手に取った。 飲みものを聞かれれば、とある映画の有名なセリフを引用する。] I'll have what you're having. [同じものを。]* (51) JohnDoe 2020/11/15(Sun) 12:00:55 |
【秘】 4年 犬鳴 崇 → 福祉学部3年 小鳥遊 翔[彼女の意図に気付いて小さく笑った。 小鳥遊のこういうところがとても可愛らしいと思える。] 随分可愛らしいチョイスですね。 キラーコンドームとは大違いです。 [『タイタニック』は部屋にあるが、『君の名は』はどうだったろうか。サブスクで視聴できたような気がするし、部室にならあるかもしれない。] 一緒に観ていきましょう。 色んな作品を。 [絡めた指を、きゅっと握る。 今日という日は終わってしまうが、また明日がある。明後日も明々後日も、きっと。]* (-79) JohnDoe 2020/11/15(Sun) 12:12:43 |
【秘】 福祉学部3年 小鳥遊 翔 → 4年 犬鳴 崇あの時は心穏やかじゃなかったですしね。 今は、心穏やかにしたいので。 [笑われた、という事は多分意図は透けたのだろう。 それでも構わない。 それに、いろんな作品を見ていけば良い。 これからも一緒に。] そうですね、映画は古いのも面白いし新作もドンドン出てきますし。 また映画館でも見に行きましょうね。 [約束、と笑った。 絡めた指、そこにかかる力。胸の奥がほんのりと温かい。 さほど遠くもない自宅に着くと、名残惜しいがその指をゆっくりと解いた。] おやすみなさい、先輩。また、明日。 [小さく手を振って、玄関へ。 彼が背中を向けるまで見守ってから、中に入るつもりだった。]** (-85) 菜林 2020/11/15(Sun) 13:11:15 |
【人】 4年 犬鳴 崇きっと、本当の感動はそういうものなのでしょう。 映画はフィクションです。 例え逸話を元にしていても現実ではありません。 [創作である。 あるいは脚色があり、虚飾が施される。 そこに真実はない。作られ彩られたものがあるだけ。] ですが、時にとても素敵な感動を与えくれます。 [嘘と、作り物と知っていて、なお心動かされる。 素晴らしい作品は人の心を揺さぶる。] (61) JohnDoe 2020/11/15(Sun) 13:18:02 |
【人】 4年 犬鳴 崇僕は映画をそんな風に観たことはありません。 創作物、エンターテイメント。 どこか冷めた目で見ています。 [作品を評価するのとはできても、それをまるで現実の出来事のように受け止めることはできない。 “感動的”と思うことはあっても、“感動”することはないのだ。] サチはとても素敵ですね。 [隣に座る小鳥遊の頭を優しく撫でる。 映画を観て目を潤ませるなんてあっただろうか。記憶にはない。]* (62) JohnDoe 2020/11/15(Sun) 13:18:41 |
【秘】 4年 犬鳴 崇 → 福祉学部3年 小鳥遊 翔はい、約束です。 [離れる指が、まるで約束の指切りの様。 名残は惜しいが手に残る彼女の温もりを握りしめた。] おやすみなさい、また、明日。 [小さく手を振る可愛らしい恋人に、こちらも小さく手を振ると背を向けて歩き出した。 明日もまた彼女に会えると思えば、離れる足どりも少しだけ軽くなった気がした。]* (-86) JohnDoe 2020/11/15(Sun) 13:26:55 |
【秘】 福祉学部3年 小鳥遊 翔 → 4年 犬鳴 崇[彼の背を見て、その背中に向けてそっと人差し指を向ける。 それから人差し指と親指で自分の頬と顎を指し、ゆっくりと下に下ろしながらその指の間を狭めていった。 そうして、家の中に入る。 遅かったね、と母から言われて、笑った。] 映画四本も見ちゃった。楽しかった! [そして浮かれている自分に何か思ったのか、何か言いたげな母に自分は気づくこともなく。 幸せな余韻に浸りながら夢の世界へ。]** (-91) 菜林 2020/11/15(Sun) 13:45:18 |
【人】 4年 犬鳴 崇前から優しい先輩ですよ? [急な大声には驚いたが、振り払われないのならと優しく頭を撫で続ける。 耳まで真っ赤で、その様子が おもしろ 可愛かったので。]今日の講義はいつ頃終わりますか? [そういえばすぐに真っ赤になるな、なんてことを思いながら、午後の予定を聞いておいた。]* (72) JohnDoe 2020/11/15(Sun) 14:46:01 |
【人】 4年 犬鳴 崇[小鳥遊 翔とはこんなに可愛らしい生き物であっただろうか。 変わったのは彼女なのか、それとも彼女を見る自分か、その両方か。] 鍵はかかっていませんよ。 [チラリと向いたその先の扉。 今にでも誰か入ってくるかわからないのに甘えた仕草。 その髪にそっと口付ける。] サチはこんなに甘える人でしたっけ? [小さく笑いながら意趣返し。]* (80) JohnDoe 2020/11/15(Sun) 15:21:31 |
【秘】 福祉学部3年 小鳥遊 翔 → 4年 犬鳴 崇行きたいです!何見ましょう? [問いかけには即答。 ぱっと明るい笑顔が咲いた。]** (-113) 菜林 2020/11/15(Sun) 15:44:31 |
【人】 4年 犬鳴 崇[女子扱いされない、そうだろうか?と。 たしかに、自分は彼女のことを女の子というより、部員、映画好き仲間という扱いだったかもしれないが。 元彼は? たぶん、元彼とのことがあって女の子扱いされることを自分から避けていたのではないだろうか。] とても可愛い女の子ですよ。 [おでこに小さく口付けて、ゆっくりと頭を撫で続けた。 「ここは部室」という心の声は封殺した。]* (88) JohnDoe 2020/11/15(Sun) 16:04:11 |
【秘】 4年 犬鳴 崇 → 福祉学部3年 小鳥遊 翔コテコテのラブロマンスでも観ましょうか。 [愛らしいその笑顔に、揶揄うように答えて笑いあうのだった。]* (-117) JohnDoe 2020/11/15(Sun) 16:04:57 |
【人】 4年 犬鳴 崇[冷静に現状把握。 扉が開いて、そこに菊波がいて、小鳥遊がキスをしようとしたところを、見られた。 そして扉が閉まった。] 見られましたね。 [いつも通りの声、いたって平静。 固まり切ってる小鳥遊とは正反対に。] ここは部室ですから。 こういうこともあるでしょう。 [仕方ないことと言わんばかりに。]* (98) JohnDoe 2020/11/15(Sun) 17:10:53 |
【秘】 福祉学部3年 小鳥遊 翔 → 4年 犬鳴 崇もう、部室では、二人きりになりません。 [帰り道に合流したなら、きっと拗ねた声だった。 悪いのは自分だとわかりきってはいる。 けど、今は恥ずかしさがまさっていた。 それでも、やっぱり一緒に帰りたかったし、一緒に映画を見たりして過ごしたかったから合流したはず。]** (-125) 菜林 2020/11/15(Sun) 17:24:05 |
【人】 4年 犬鳴 崇こんにちは菊波君。 また後で小鳥遊君。 [至って平静、まるで何もなかったかのように。 それでも菊波が入ってきて、小鳥遊が出て行って、扉が閉まれば、気持ち静かになった部室で言うのだ。] 菊波君は空気の読めない男ですね。 [やはり怒ってるでも呆れてるわけでもなく、いつも通りの顔と声で、スマホを弄りながら。]* (113) JohnDoe 2020/11/15(Sun) 18:23:06 |
【人】 4年 犬鳴 崇ありましたよ。 [山にしか興味ありませんみたいな顔ですかしていた友人に恋人ができた。自分のことなんかよりもよっぽど良いことだと思えた。] ハッピーエンドの映画よりも良いことです。 [赤飯でも炊いてやろうかと考えていた、半分以上本気で。]* (138) JohnDoe 2020/11/15(Sun) 19:27:39 |
【人】 4年 犬鳴 崇[小鳥遊君 ──────── 井田には気をつけてください。 自分のことは鈍感なくせに驚くほど勘が良いです。 隠したいなら近寄らないてください。] [特に隠したいわけではないけれど。 もしそのつもりなら、という助言のつもりで。]* (139) JohnDoe 2020/11/15(Sun) 19:30:48 |
【秘】 4年 犬鳴 崇 → 福祉学部3年 小鳥遊 翔[帰り道、拗ねたようなサチに笑いを堪える。 可愛い人、本当に。] そうですか。 残念です。 [落ち込んだふり。 好きな子には、というやつだろうか。 子供じみていると思いながらも、サチには意地悪したくなる。]* (-134) JohnDoe 2020/11/15(Sun) 19:45:43 |
【人】 4年 犬鳴 崇こんにちは。 [元気よく入ってきた二人に挨拶。 いつもこの二人は元気いっぱいだ。] さあどうでしょう。 [そう菊波にはそっけなく返した。]* (152) JohnDoe 2020/11/15(Sun) 20:08:07 |
【秘】 福祉学部3年 小鳥遊 翔 → 4年 犬鳴 崇だ。 だって、二人きりになると隣に行きたくなるんです。 頭を撫でられたら嬉しいし、頭とかオデコとかにキスされると、…キス、したくなるじゃないですか。 [だから本当に、間が悪かった。 唇にキスして欲しい、そう思ってしまった時だったのだから。 けれど、落ち込んだ様子に悩んでしまう。 繋いだ手を、にぎ、にぎ、と迷うように握った。] まだ、二人きりに慣れてないから。 甘えたくなっちゃう…と言いますか…。 [自分の気持ちを抑えられる気が、しない。]* (-140) 菜林 2020/11/15(Sun) 20:10:17 |
【人】 4年 犬鳴 崇さて僕も用事があるので。 [天音が出ていくと、それに続くように立ち上がった。] そうですね。 無茶振りにも応えられる後輩になってください。 [フっと笑みを浮かべて菊波を見ると、空気を読みますよ、みたいな顔で部室を出ていく。 二人が付き合っていることは知らないが、少なくとも高藤が菊波に気があるのはだれの目にも明らかだったから。 それぐらいの空気は読んでみせよう。]* (161) JohnDoe 2020/11/15(Sun) 20:18:33 |
【秘】 4年 犬鳴 崇 → 福祉学部3年 小鳥遊 翔[にぎにぎと落ち着かないサチの手をぐっと握りしめる。] 良いですよ、甘えて。 でも確かに部室ではやめておきましょう。 [小さく呟く「歯止めが効かなくなります」と。] 本当に二人になれるときだけです。 そのかわり─── [─── 我慢しませんよ。 半分は意地悪で、そしてもう半分は本気でそう囁いた。]* (-144) JohnDoe 2020/11/15(Sun) 20:23:04 |
【秘】 福祉学部3年 小鳥遊 翔 → 4年 犬鳴 崇歯止め。 [それは、たしかにそうかもしれない。 際限なく甘えてしまいそうな自分が恥ずかしいし、それすら受け止めてくれそうな気がする。 部室ではやめて、本当に二人きりになれる時だけ。 ちゃんとコントロールしなければ、とうなずいた。] っ、そ、の…。 [囁きに目を見開いた。 視線がさまよう。けれど、繋いだ手を解いたりしない。 もちろん知識はある。なんなら、映像で見た事もある。AVではなく、そのシーンという形で。 だから、目を逸らしたまま小さな声で呟いた。] …お手柔らかに、お願いします。 [知識に経験が伴っていないから。]* (-150) 菜林 2020/11/15(Sun) 20:37:06 |
【秘】 4年 犬鳴 崇 → 福祉学部3年 小鳥遊 翔[自室に帰ってきた、サチを連れて。 緊張しているのだろうか、さっきあんなことを言ったせいで。少し意地悪をしすぎたかな、と思う反面、さっきの返事、それにこうしてついてきたのはそういうことだと思っていいのだろうか。] 適当に座ってください。 コーヒーでいいですか? [とは言ってもインスタントコーヒーしかない。 冷蔵庫にコーラは入っている。] 何を、観ます? [努めて平静に、なるべく昨日と変わらぬようにそう尋ねた。]* (-153) JohnDoe 2020/11/15(Sun) 20:53:19 |
【秘】 福祉学部3年 小鳥遊 翔 → 4年 犬鳴 崇[そうして足を踏み入れた、二度目の彼の部屋。 昨日と変わらずに膝を抱えている。 いや、むしろ、昨日より強く膝を抱え込んでいた。] あ、はい、なんでも大丈夫です。 コーヒーならミルク、ください。 [そのうち、部屋にコーヒーの香りが漂ってきたのか。 なにを見よう。 そう尋ねられても、今はとっさに答えられない。 暫く沈黙が続く。 こう言うことを。 自分から言って良いのかもわからなかった。] (-156) 菜林 2020/11/15(Sun) 21:16:21 |
【秘】 福祉学部3年 小鳥遊 翔 → 4年 犬鳴 崇…その。 あの。 ごめんなさい、今は、その。 何を見ても、頭に入りそうにないです…。 [それは映画に失礼だ。 それに、映画を見たら夜が来る。 夜が来たら、家に帰らなくてはいけない時間に近づく。 そうしたらまた帰らなくてはいけないだろう。 そう思うと、喉がカラカラに乾くのを感じながら拳を握りしめた。] (-157) 菜林 2020/11/15(Sun) 21:16:47 |
【秘】 福祉学部3年 小鳥遊 翔 → 4年 犬鳴 崇犬鳴、先輩。 [呼びかけて、手を伸ばす。 もし彼が隣に来てくれたなら、そっと自分から唇を重ねようとする。 部室では途中で止められたから、と。]* (-158) 菜林 2020/11/15(Sun) 21:17:11 |
【秘】 4年 犬鳴 崇 → 福祉学部3年 小鳥遊 翔[隣に座って、それからサチを迎える。 柔らかな感触、温かで、サチの唇に触れていると心臓の鼓動が強く速く跳ねる。] 奇遇ですね。 僕も同じです。 [きっと何を観ても何も頭に入らない。 それどころか、そういうシーンがあったならサチの元彼と同じことをしてしまいそうだった。] ……サチ…… [もう一度、今度は自分からキスをする。 触れ合わせるだけの口付けではなくて、映画のキスシーンのように、啄むように、食むように、求め合う恋人同士の熱いキス。]* (-162) JohnDoe 2020/11/15(Sun) 21:32:08 |
【秘】 福祉学部3年 小鳥遊 翔 → 4年 犬鳴 崇[同じなのか。同じなんだ。 そう思うとほっとした。自分だけじゃない。 自分の元彼のことはもう忘れかけていたけれど、もしかして同じ気持ちだったんだろうか。 それに自分が寄り添えなかっただけで。 けれど、今の自分は、彼と同じだ。 唇を触れ合わせる。昨日と同じ。 それが少し激しくなる。 角度を変えて、啄むように、貪るように。 そのまま勢いに負けてのけぞってしまいそうになって、彼の肩を両手で掴んだ。] はっ、…ん…。 [ぎゅ、と指先に力が篭る。 求める気持ちはあったが、行動がついていかなくてどちらかと言うとされてばかりだっただろう。 それを、受け入れるばかり。]* (-187) 菜林 2020/11/15(Sun) 23:07:52 |
【秘】 4年 犬鳴 崇 → 福祉学部3年 小鳥遊 翔[求める欲が膨らんでいく。 性急にならないよう、サチの気持ちも身体もついてこられるようにと思うのに、もっと欲しいと気持ちが止められない。 ぬるりとしたものがサチの口内に侵入する。 ディープキス。映画のシーンでも、たまにそうであるように舌を差し入れた。 探るように舐り、サチの舌を見つけ出せば触れ合わせた。 止まらない、止められない、止まりたくない。 もっとサチが欲しい。 深く激しいキスは、互いの唾液が混ざり合ってクチュクチュといやらしい水音を鳴らしていた。]* (-201) JohnDoe 2020/11/16(Mon) 1:35:43 |
【秘】 福祉学部3年 小鳥遊 翔 → 4年 犬鳴 崇 んゆっ!? [口の中にぬる、と舌が入ってくる。 驚いて声が出た。悩ましげに眉を寄せて記憶を探る。舌先を触れ合わせて擦り合わせると、心地よさに鼻にかかった声が漏れた。 映画の中ではこんな風に音も声も出ていなかったと思う。 それこそAVを見ていたなら音が過剰に拾われていたかもしれないが、そちらは未視聴だった。] んぁ、ふ…んっ!ん、んん…。 [もっとほしい。もっと触れ合いたい。 そんな気持ちはあるのに、キスだけでも受け止めるのが精一杯だ。 嗚呼、アナは自分と同じ未経験だったのに、あんな事を求められてさぞ戸惑っただろう。 くら、と。上手く呼吸すらできなくて、不意に体から力が抜けた。]** (-202) 菜林 2020/11/16(Mon) 1:53:39 |
【秘】 4年 犬鳴 崇 → 福祉学部3年 小鳥遊 翔[我に返るようにハッとして、力の抜けたサチを抱き止めるように支える、ギュッと。] 大丈夫ですか? [無理をさせてはいないだろうか。 そう思うのに、やはりサチを求める気持ちは止められない。] 嫌だったら抵抗してください。 止められるかはわかりませんが。 [髪を撫で、頬を撫でてもう一度唇を重ね、再び舌を差し入れて、舌同士を絡め合わせる。 触れ合っていればいつまでこうして居たくなる。 キスがこんなに気持ちいいなんて思ったのは初めてだった。]* (-203) JohnDoe 2020/11/16(Mon) 2:18:39 |
【秘】 福祉学部3年 小鳥遊 翔 → 4年 犬鳴 崇は…、ん、大丈夫…。 [頭がクラクラする。だけど嫌じゃない。 彼の言葉に頷いたが、嫌じゃないから抵抗する筈もなかった。 気持ち良い。 自分だって人並みに性欲はある。 興味もあるし、自分の体になら幾度も触れたことがあった。 だと言うのに、これは気持ちよさのレベルが違う。 部屋の中に自分の荒い息遣いと、唇と舌が触れ合う音が響く。] はあ…っ。 先輩、グレイみたいなこと…しない、ですよね? [キスの合間か、一度終えた時。 深く酸素を吸い込んでからそんなことを尋ねていた。 キスで蕩けた眼差しで彼を見つめる。 そうした特殊な事をされなければきっと大丈夫だ。 しかしもし特殊な事をされるなら? その時は、ゆっくりと慣れていきたい。] (-208) 菜林 2020/11/16(Mon) 5:43:11 |
【秘】 福祉学部3年 小鳥遊 翔 → 4年 犬鳴 崇…そうじゃなければ、多分、嫌じゃないです。 でも、もし、そう言う事あったら、…教えて? [その辺りの相手のことは、何もまだ知らない。 自分自身についてもそうだから。 ただ、そうした事があっても受け入れたいと、あの映画を思い出して頬をすり寄せる。 これは映画ではない。 けれど、だからこそ二人で道を作っていきたかった。]** (-209) 菜林 2020/11/16(Mon) 5:43:39 |
【秘】 4年 犬鳴 崇 → 福祉学部3年 小鳥遊 翔僕にはグレイの様な世界はありません。 [とろんとした瞳、もし特殊な嗜好があっても教えてと言うサチ。頬を擦り寄せて甘える様な仕草。 どんなに控えめに言っても可愛らしい。] サチのことも、もっと教えてください。 [そうしてまた唇が重なる。 キスの仕方を教える様に、だけど自分だって経験が豊富というわけじゃない。だから、お互いが気持ちいいと思えるキスの仕方を二人で探っていくように。] (-220) JohnDoe 2020/11/16(Mon) 7:20:35 |
【秘】 4年 犬鳴 崇 → 福祉学部3年 小鳥遊 翔[キスをしながら、服の上からサチに触れる。 ゆっくりと、その細身の体をなぞるように、優しく触れる。 昨日はニットの上下、今日は?] ……サチ…… [欲望は止まることを知らない。 キスをすればするだけ、サチに触れれば触れただけ、もっと欲しくなる。 頬、肩、腕、背中、腰、それから太腿、お腹を伝って、柔らかな胸に触れた。] (-221) JohnDoe 2020/11/16(Mon) 7:21:39 |
【秘】 4年 犬鳴 崇 → 福祉学部3年 小鳥遊 翔[サチへの愛情と欲望が高まるほどに、小さな染みの様に黒い感情が生まれていく。 元彼とはキスだけ? それともこんな風に触れられた? もしかして─── 自分だって初めてと言うわけじゃないのに。 嫉妬心、独占欲、想いが膨らむほどに昏い感情さえも膨らんでいく。]* (-222) JohnDoe 2020/11/16(Mon) 7:22:59 |
【秘】 福祉学部3年 小鳥遊 翔 → 4年 犬鳴 崇ちょっと、ホッとしました…。 [グレイのような世界はない。 それなら良かった、と安堵の笑み。 けれど教えられるほど自分のこともまだわからない。 彼に行った通り自分にだって性欲はある。それはきっと、ほぼ誰にでもそうだろう。 一人でした事もある。 けれどその時に思い浮かべていたのは、具体的な妄想ではなくて抱きしめられながら触れられているだけの、甘い甘い幻惑。 その相手が誰だったかなんて、もう。 また重ねられる唇。 今度は先程より舌を差し出して、舌と舌を擦り合わせるようにして絡めた。 彼のキスに負けてしまわないよう、両腕を彼の首に回して縋り付く。 彼の指先が体に触れた時。 ビクっ、と体が震えたが、止めなかった。] (-223) 菜林 2020/11/16(Mon) 8:03:43 |
【秘】 福祉学部3年 小鳥遊 翔 → 4年 犬鳴 崇[普段から動きやすさ重視の格好をしている自分は、今日もいつもとそう変わらない。 夏よりは少し厚めのチュニックとレギンス。 頬から始まり、指先がその衣服の上を辿っていく感覚になんだか泣きそうになる。 嫌ではない。 ただ、緊張し過ぎてしまっていた。] あ…。 [肩や腕はまだ良かった。 背中を辿ると擽ったさに唇が離れ、息をつく。 腰を辿る指先に肩に力が篭った。 太腿。膝を強く閉じたのは、嫌だからではないと気づいてもらえるだろうか。 そうして、お腹を辿って控えめな胸。] ン…。 [俯いて、拳の甲で口元を覆ったのは、声が出るのが恥ずかしかったからだった。 もうすっかり顔は真っ赤で目は潤んで、でもこれからもっと恥ずかしい事をするのだと知っている。 それを、期待してもいる。 触れた掌に、自分の心臓の音の速さが伝わってしまうだろうことも、また恥ずかしい。 彼の心に、昏い感情が頭を擡げている事には気付けなかった。] (-224) 菜林 2020/11/16(Mon) 8:04:12 |
【秘】 福祉学部3年 小鳥遊 翔 → 4年 犬鳴 崇先輩、好き…。 [ただ想いを確かめるように。 こちらからどう動いて良いのかわからないのもあって。 その想いを、言葉にした。]** (-225) 菜林 2020/11/16(Mon) 8:04:39 |
【秘】 4年 犬鳴 崇 → 福祉学部3年 小鳥遊 翔[本気の「好き」は心に刺さる。 モヤっとした昏い感情なんて純粋な想いには叶わない。矮小な独占欲も嫉妬心も、どこかに消えてまう。] 僕も、好きです。 [だから口にした、サチがそうしたように。 キスをして、こうして触れて、特別だとわかっていても言葉にすることには意味がある。 ギュとその華奢な体を抱きしめて。 それから額に口付けして、チュニックを脱がせた。] (-233) JohnDoe 2020/11/16(Mon) 9:41:25 |
【秘】 4年 犬鳴 崇 → 福祉学部3年 小鳥遊 翔[井田に言わせると手が早いらしい。 でも、きっとサチも望んでいると思う。 自惚れだろうか、都合のいい解釈だろうか。 チュニックの下、インナーも脱がせ、慎ましい胸を隠す下着も取り払う。 頬にキスをして、それからもう一度唇を重ねてたら、ベッドに横たえよう。]* (-234) JohnDoe 2020/11/16(Mon) 9:41:58 |
【秘】 福祉学部3年 小鳥遊 翔 → 4年 犬鳴 崇[好きと言葉にして、好きと言葉にされる。 それが嬉しくて頬が緩む。 抱きしめられるのが嬉しくて此方からも身を寄せる。 だが、一枚一枚衣服を剥がされていくのは、何だか途方も無く心許なかった。 下着姿になるだけでも頭がクラクラするほど。なのに。] …先輩? [慣れてる?と不安な声が出た。 下着に手を回され、ホックが外されて胸元が解放される。 慎ましいとは言え確かに柔らかな膨らみを両腕で隠しながら、ベッドに横にされ彼を見上げた。 確かに恋人になる事が面倒と言うくらいだから、その、経験はあるのだと思う。 そんなの、とは思う。 けれど慣れる程に下着を脱がせたことがあるのか、と思うと少し居た堪れない。] (-235) 菜林 2020/11/16(Mon) 10:08:21 |
【秘】 福祉学部3年 小鳥遊 翔 → 4年 犬鳴 崇その、先輩も、…脱いで? 私ばっかり、恥ずかしくて、ずるいです。 私、初めて、だし…。 [どうにかして、恥ずかしい想いを共有してほしい。 それにもっと触れ合いたい。 優しくしてとは望まない。 もうとっくに優しくしてくれている。] …分かんない、から、教えて? [どうして良いのか、悪いのか。 映像で見ただけでは、文字で追っただけでは分からない今がここにある。]** (-236) 菜林 2020/11/16(Mon) 10:08:59 |
【秘】 4年 犬鳴 崇 → 福祉学部3年 小鳥遊 翔[今からサチの初めてを奪う。 少し前までならそれを重く感じたかもしれない。 でも、今はそれが嬉しく思う。 誰も触れたことのない肌。 指先でなぞる。 それから膨らみに手をかけてその頂きを摘んだ。 愛しさと同時に、嗜虐心が擽られる。 クリスチャン・グレイほどの歪んだサディズムは持ち合わせていないとしても。 恥ずかしがるサチをいじめたくなる。] (-237) JohnDoe 2020/11/16(Mon) 10:35:55 |
【秘】 4年 犬鳴 崇 → 福祉学部3年 小鳥遊 翔[慣れてなんかいない。 きっと映画のこういうシーンを見た回数のほうが断然多いだろう。] 綺麗です。 [プチプチと一つずつボタンを外してシャツを脱ぐ。 鍛えてはいない貧弱な体、普段気にした事なんてないのに、サチにそれを晒してしまうと少し恥ずかしい。 太っていないだけマシだと開き直る。] 脱がしますよ。 [教えてという言葉に、コクリと頷く。 レギンスを脱がせてしまえば、もうあとはショーツ一枚だけの姿。 思わず息を呑んだ。] (-238) JohnDoe 2020/11/16(Mon) 10:37:09 |
【秘】 4年 犬鳴 崇 → 福祉学部3年 小鳥遊 翔[自分も下を脱いで、下着も脱いで。 隠すものが何もなくなると、覆い被さる様に肌を合わせて、キスを交わした。 飽くこともなく何度も。]* (-239) JohnDoe 2020/11/16(Mon) 10:38:07 |
【秘】 福祉学部3年 小鳥遊 翔 → 4年 犬鳴 崇[奪う、ともし口にされたら苦笑いを浮かべた筈だ。 これは合意で、初めてで凝り固まっている自分をリードしてくれているのだから奪うは無いだろうと。 ただ、今はあまり多くのことに思考を割けない。] ひあっ! う、うう、あー…。 [前半は、胸の先を摘まれての甘い声。 後半は、恥ずかしさに耐えかねる唸り声。 片手は彼の手に重ねて甘えるように。 片手は口元を押さえて、顔は横を向いてしまう。] (-243) 菜林 2020/11/16(Mon) 11:24:42 |
【秘】 福祉学部3年 小鳥遊 翔 → 4年 犬鳴 崇うう…。お世辞でも、そう言って貰えると嬉しいですけど、恥ずかしいのは変わらないですね。 [顔を彼の方に向けられない。 脱がせると聞いて腰を浮かせ手伝いはしたが、自分の下着はどうなっていたか。 聞こえてくる衣擦れの音。 チラっと視線だけ彼に向けて慌てて元に戻す。 好きな人の裸身と言うものは、それだけで、とても。 自分の上に彼が覆いかぶさってくる。 触れ合う肌が心地良くて、重なる唇が嬉しくて、自分からも彼にやっと腕を伸ばした。 彼に縋り付く。 キスして抱きしめ合うだけでほら、こんなにも幸せだ。 肌と肌を合わせるのがこんなに心地よいなんて。 手を繋ぐのとも、唇を重ねるのとも違う。] ん、ア、先輩……っ。 [キスの合間に相手を呼ぶ。 唇が艶めいて、呼吸が乱れて肌がじんわり汗ばんだ。]** (-244) 菜林 2020/11/16(Mon) 11:25:06 |
【秘】 4年 犬鳴 崇 → 福祉学部3年 小鳥遊 翔僕はお世辞を言いません。 [真剣な眼差し。 目が合えばまたキスを繰り返す。 抱きしめあい、擦れ合い汗ばむ肌と濡れた唇、乱れた呼吸にサチの熱を感じ取れば、スゥとショーツの中に手を忍ばせる。] 怖いですか? [触れる指先。 大事な部分に触れる。 抱き合いながら、ただ優しく触れる。] (-249) JohnDoe 2020/11/16(Mon) 12:30:16 |
【秘】 4年 犬鳴 崇 → 福祉学部3年 小鳥遊 翔[ただゆっくりと触れるだけの指先。 乱暴にはせず、性急に中に突っ込むようなこともせず、サチが刺激に、触れられることに慣れるようにと、キスを繰り返しながら。 あるいはそれは。 壊してしまわないかと臆病だったのかもしれない。 しばらくして、手を離すとショーツに指をかけてスルスルと脱がせていく。 そして、二人何も纏わぬまま抱き合って、耳元で囁く。] ……いいですか? [その時が、近づく。]* (-250) JohnDoe 2020/11/16(Mon) 12:30:55 |
【秘】 福祉学部3年 小鳥遊 翔 → 4年 犬鳴 崇うぅ…。 [でも嘘はついてた。なんて、今は言い返せない。 その代わりにほんの少しだけ睨め付ける。 それでも真剣な眼差しと、重ねられた唇にその視線すらすぐ和らいだ。] んひっ!? あ、…や、…やじゃ、な…い…っ! [大事な部分。 そこはもう、自分でも信じられない程に潤っていた。 何度も何度も重ねられた唇に心が昂り、意識しない間に体が整えられていった証。 ヤ、と思わず口にしてしまったから、直ぐに違うと首を横に振った。 熱く潤うそこに触れられるとたまらず身体が震えた。 逃げるように腰が引いてしまう。 時に耐えかねたよう、びく、と突き出すように腰が震えた。] (-255) 菜林 2020/11/16(Mon) 13:09:27 |
【秘】 福祉学部3年 小鳥遊 翔 → 4年 犬鳴 崇んん、ん、あ…。 ここまで、して、…やだなんて、言わないですよ。 [とうとう互いに一糸も纏わぬ姿になる。 囁かれた言葉に、甘く喘いで乱れた呼吸を整えていて自分は少しだけ笑った。 本当に優しい人だ。 彼の顔を両側から包む。 リップノイズを響かせて唇を重ねて、ゆっくりと膝を曲げながら僅かに開いた。] (-256) 菜林 2020/11/16(Mon) 13:10:06 |
【秘】 福祉学部3年 小鳥遊 翔 → 4年 犬鳴 崇先輩、…。 [あんなにたくさん映画を見ていたのだから、何か良い台詞でも思いつくかと思っていた。 けれど、何も今は思い浮かばない。 ただ、彼を呼ぶ。 まだ下の名前すらなかなか呼べないけれど。 胸元をまた隠そうとしていた両腕を彼に伸ばした。 来て。と、願いを込めて。]** (-257) 菜林 2020/11/16(Mon) 13:10:36 |
【秘】 4年 犬鳴 崇 → 福祉学部3年 小鳥遊 翔[怖くはないのだろうか。 自分のことを本当に好きでいてくれる、その想いの強さを自惚れではないかとすら思っていたが。 きっと、その反対。] …………… [頷く。 “先輩“──意地悪をして名前を呼ばせようとも思ったが、だけどその響きに安らぎにもにた温かさを感じる。 伸ばされた手。 掴んで唇を押し当てる、少し気障な仕草。 それからベッドの脇の引き出しからゴムを取り出した。あまり慣れぬ手つきでそれを自らに被せる。 もしかしたらそのままでもサチは受け容れてくれだかもしれない、だけど無責任なことはしたくなかった。 彼女を特別と想うから。] (-259) JohnDoe 2020/11/16(Mon) 13:29:51 |
【秘】 4年 犬鳴 崇 → 福祉学部3年 小鳥遊 翔[触れる。 焼けるような熱さは自分のものか、それともサチのものか。 押し当て、沈み込ませる。 誰も侵したことのない聖域を、男が踏み荒らす。 しばらくして純潔に触れた。 これ以上は入り込めないと思えるほど狭く硬く。 男を拒むように。 逡巡は瞬きの間。 額にキスを一つ落として、腰をグッと奥へと進める。] (-260) JohnDoe 2020/11/16(Mon) 13:30:34 |
【秘】 福祉学部3年 小鳥遊 翔 → 4年 犬鳴 崇[王子様みたいだ、と、手の甲のキスに目を細める。 しかし、そのまま来るかと思ったが、その前の準備の事をすっかり失念していた。 そう言うところが自分が抜けてるだとか、心配されてしまう一面なのかもしれない。] んぐ…。く、は…。 [熱い。熱くて硬いものが自分に宛てがわれて埋められていく。 少し、痛い。ずうんと痛重いと言うか、普段は無いものがそこに在る事が、異物感を強烈にさせていた。 それでも、その侵入が一度止まる。 緊張して強張っていた体が、終わったのかと安心して力が抜けた。] (-263) 菜林 2020/11/16(Mon) 13:59:51 |
【秘】 福祉学部3年 小鳥遊 翔 → 4年 犬鳴 崇イイッ!? あっ!! い、んん…っ!!![しかしまだ終わりではなかった。 痛みに身が竦む。体の内側がこじ開けられて、ひゅ、と喉の奥が鳴った。 ずくずくと体の奥底が熱を帯びて痛む。 ぼろぼろと涙が溢れて、痛みを逃すために懸命に呼吸を繰り返していた。] せん、ぱい、…先輩ぃ…。 [けれど、痛いと言えば心配させそうで言えなかった。 その代わり何度も、涙声で彼を呼ぶ。 両腕を伸ばして彼に縋り付いて、ぐす、と鼻を鳴らした。] あた、頭、撫でてくださいぃ…。 [それは、自分なりの最大限の甘え方。]** (-264) 菜林 2020/11/16(Mon) 14:00:47 |
【秘】 4年 犬鳴 崇 → 福祉学部3年 小鳥遊 翔[痛いはずだ。 閉じていた場所を無理やり押し広げられて。 こんなにもキツく締め付けるのだから、サチの痛みは相当なもののはず。 頭を撫でる、優しく。 溢れる涙を指で拭い。 髪を、それから頬を撫でる。 重ねた体を動かすことなく、サチが落ち着くまでそっと撫で続けた。]* (-265) JohnDoe 2020/11/16(Mon) 14:25:50 |
【秘】 福祉学部3年 小鳥遊 翔 → 4年 犬鳴 崇[涙をこぼしながら頭を撫でられる。 涙も拭われて、だんだんと痛みも心も落ち着いてきた。 大きく深呼吸しながら彼の手を握る。 そうして、涙に濡れた瞳で彼を見上げて笑った。] 有難う、先輩。 その、もう、大丈夫だから…。 [きて。 はにかんだ笑みを浮かべながら、こちらからも彼の頬を撫でる。 まだ、痛くてきついかも知れないけれど、きっと大丈夫だろう。 このまま自分は、彼に身を委ねて、そうして。]* (-267) 菜林 2020/11/16(Mon) 15:06:29 |
【秘】 福祉学部3年 小鳥遊 翔 → 4年 犬鳴 崇[はじめての証で汚れたシーツ。 恥ずかしさと火照りとがまだ入り混じる感覚を抱えながら。 直ぐには動けず、くてりと倒れ込む姿があったと言う。]** (-268) 菜林 2020/11/16(Mon) 15:07:02 |
【秘】 4年 犬鳴 崇 → 福祉学部3年 小鳥遊 翔[濡れた肌 心地よい疲労感に、満たされる充足感。 特別な子の特別な証。 くたりとしているサチを胸に抱く。 汗に濡れた髪を撫で付けて、そっと囁く。] ……サチ…… [名前だけ。 「好き」も「愛してる」もなく、ただ何よりも愛おしく感じるその名を、口にした。]* (-269) JohnDoe 2020/11/16(Mon) 15:16:10 |
【秘】 福祉学部3年 小鳥遊 翔 → 4年 犬鳴 崇…ん。 [彼の肩口に、胸元に額を擦り付ける。 彼の体温も匂いも声もとても愛しかった。] せん、ぱい。 [呼びかける眠そうな声。 満たされて、とても幸せだったのだ。 だから顔を上げて唇を寄せて、また彼に擦り寄る。 そのまま微睡んでしまったなら。 実家の親の連絡が入るまで、そのまま眠ってしまったかも知れない。]** (-271) 菜林 2020/11/16(Mon) 15:43:14 |
【赤】 4年 犬鳴 崇─ 名作は名曲と共に ─ [とある日、ふと気になったことがあった。 高藤がどこかで聞いたことのある曲を口ずさんでいたのである。] それ何でしたっけ? 何かの作品で使われてたと思うのですが。 [ハッキリとは思い出せないが、有名な作品か、あるいは有名な曲か、はたまたそうでは無かったかもしれないが。] いい作品というのは、 いい曲と共に覚えていたりしますね。 スターウォーズ然り、インディジョーンズ然り。 皆さんは劇中やテーマソングで、 “これは名曲“って何かありますか? [自分は何だろうか、トップガンで使われた曲が好きでサントラを持っていたりした。]* (*17) JohnDoe 2020/11/16(Mon) 16:03:48 |
【赤】 4年 犬鳴 崇エンヤですと「アルデバラン」という曲のクレジットに、 “リドリー・スコットに捧ぐ”としたのが有名ですね。 [エンヤはアイルランドの女性シンガー。 ケルトの民族音楽を意識した曲調が特徴的。 リドリー・スコットは言わずと知れたエイリアンの監督。他にもブレードランナーやグラデュエイターやブラックホークダウンなとも有名。]* (*19) JohnDoe 2020/11/16(Mon) 16:24:33 |
【秘】 4年 犬鳴 崇 → 福祉学部3年 小鳥遊 翔─ 夜 ─ [二人でベッドに寝転んでいたらいい時間になってしまった。 正直に言えば、このまま二人で映画でも観たい気分ではあったが、帰らなければならないらしい。 そこに我儘を言うつもりはなかった。] 送って行きますよ。 [当たり前のようにジャケットを羽織って一緒に外へ出ようとした。]* (-275) JohnDoe 2020/11/16(Mon) 16:26:58 |
【秘】 福祉学部3年 小鳥遊 翔 → 4年 犬鳴 崇─夜─ [言ってしまえば、自分が悪かった。 遅くなるのに連絡を入れ忘れる失態を犯したのだから。 だから、親からのそれは怒りの連絡で、微睡んで映画でも見たかったけれどそれはまた次回に持ち越しとなった。 それだけ、夢中になる経験だった。] 有難うございます、…あの、シーツ、ごめんなさい。 [着替えを済ませて頭を下げる。 シーツに残った赤が何となく居た堪れない。 ハンカチみたいに洗って返す事ができたら良いのだが、剥がして帰って良いものだろうか。 申し出て、そうしても良いと言われたらシーツを抱えていただろう。 少し脚の間が変な感じだが、来た時と同じ格好で彼の横に並んだ。] …そう、言えば。 井田先輩が、犬鳴先輩は手が早いってメール送ってませんでしたか? その、…早いでしょうか。 [もしくはその前歴が?と、素直な疑問。]** (-277) 菜林 2020/11/16(Mon) 16:35:53 |
【赤】 4年 犬鳴 崇そもそも『天使にラブソングを』って邦題が秀逸です。 元は『Sister Act』ですからね。 それはそれとして。 僕は『hail Holy Queen』です、ベタですが。 『Salve Regina』をよくも大胆にアレンジしてます。 『Oh happy day』も明るくていい曲ですよね。 あの作品は、名曲を上げるとキリがないぐらいです。 [1も2も、本当にいい曲ばかりだし、作品の内容もとても素晴らしい。この作品のせいで、洋楽の邦題にやたらと「天使」が付けられたというのだから面白い。]* (*21) JohnDoe 2020/11/16(Mon) 16:38:17 |
【秘】 4年 犬鳴 崇 → 福祉学部3年 小鳥遊 翔[流石にシーツを持たせて帰らせるようなことはしなかったし、それを謝られてしまうのもおかしな話だったので、やっぱり頭を撫でることにした。] 井田君が……ですか? [眉をグッと顰める。 恋人になって二日目でいたしているのだから手が早いと言えばそうなのだろうか。しかもサチは初めてだったわけだし。だけど、知り合ってからと考えれば?] どうでしょうか。 僕から手を出したのは初めてなので。 [元カノの時はいつも受け身だった。 求められれば応えたけど、自分からというのはあまり記憶にない。] ……早かったですか? [段階を踏む人とそう言われていたのに。 付き合って二日目、もっとゆっくりと段階を踏むべきだったのか。もしかすると一足飛びに関係を持ってしまったのだろうか。]* (-278) JohnDoe 2020/11/16(Mon) 16:44:32 |
【秘】 福祉学部3年 小鳥遊 翔 → 4年 犬鳴 崇[頭を撫でられると気持ちが落ち着く。 気恥ずかしいが、洗濯は任せることになった。] …ええと。 わたしは、嬉しかったです。 ずっと他の子が頭撫でられたりしてると、わたしも頭を撫でてほしいなと思ってましたし。 あ、もちろん誰でも良いわけじゃ無いですけどね。 だから、想いを受け止めてもらえて。 頭を撫でてもらって嬉しくて、キスしたらもっとキスしたくなって。 たくさん触れ合いたいと…ほら、言ったじゃないですか。 私だって、そういう欲はあるんです。 [それを今まで出して来なかっただけ。 出して来なかったぶん、胸に秘めていただけ。] …だから私は嬉しかった。 [だから良いんですよ、と笑った。]** (-282) 菜林 2020/11/16(Mon) 17:06:58 |
【秘】 4年 犬鳴 崇 → 福祉学部3年 小鳥遊 翔[どんな顔をしていただろう。 ─── 朴念仁は罪です。 泣いている後輩とか、落ち込んでいる後輩とか。 ちょっとしたことだった。 手を出すとか、下心があったわけじゃなくて。 いつからだろう。 いつから、サチはそんな風に見ていたのだろう。 また、頭を撫でる。 他の子達に何の気無しにしていたのとは違う。] 今はもう……サチにだけです。 [小さく呟いた。]* (-288) JohnDoe 2020/11/16(Mon) 17:48:16 |
【赤】 4年 犬鳴 崇井田君にしてはドメジャーで来ましたね。 [井田だってマニアックだったり、ニッチなものばかりではないのだけど。慣れた軽口。] ベニィ・グッドマンですか。 観たことないですね。 最近、伝記的なものもよく観るので、 機会があれば是非観てみたいですね。 [この男の薦めるものにハズレはほとんどない。 キラーコンドームはまだ観ていないし、観る予定もないが。]* (*24) JohnDoe 2020/11/16(Mon) 17:51:20 |
【秘】 福祉学部3年 小鳥遊 翔 → 4年 犬鳴 崇…そうしてください。 [言葉がすれ違う。 自分のそれは、恋人として。特別な相手として。 そうして見てくれるのが自分だけにして欲しいと言うことだ。 頭を撫でてしまう事はこれからもあるかも知れない。 相手を慰める時に頭を撫でてしまう事はあるかもしれない。 でも、それなら自分の事はもっとたくさん撫でてほしい。 そんな気持ちで、頭を撫でる彼の手に目を細めた。] 私も。…これからもずっとそばにいられるように、頑張りますから。 [そう、できれば、ずっと。 彼も自分も大学を卒業して、就職して。 出来れば末長く。 面倒臭がりではあったが、そのためにならいろんなことを頑張れる気がした。]** (-290) 菜林 2020/11/16(Mon) 18:08:50 |
【秘】 4年 犬鳴 崇 → 福祉学部3年 小鳥遊 翔[───頑張らなくていいです。 だけど、一緒にいたい、そのために頑張るというサチの言葉は素直に嬉しかったから、言葉にはしないまま。] 手放しません。 だから、一緒にいたくなくなった時は、 頑張らないといけないかもしれませんね。 [頭を撫でていた手を降ろして、サチの手を取る。 昨日、彼女がそうしたように、指を絡めるようにして手を結んだ。] 覚悟してください。 [照れ隠しに前を向いた。 だけど、その歩みはゆっくりと緩く。]* (-303) JohnDoe 2020/11/16(Mon) 18:35:51 |
【秘】 福祉学部3年 小鳥遊 翔 → 4年 犬鳴 崇そんな日、来るのかなあ。来ない気がします。 先輩こそ。 [呼びかけて、こほんと咳払い。 にんまりと笑いかけた。] 崇さんも、覚悟してくださいね。 わたしにとってはやっと実った恋なんですから。 [これがエピローグで終わりではない。 これから続いていくものなのだから、と繋いだ指先に力を込める。 次の曲がり角を曲がれば自宅が見える。 その。自宅前に。 腕組みして怒りの形相の母が待っていて、彼はともかく自分は家に帰ってからお説教されタイムになるのだが。 今はまだ、幸せの余韻の中。]** (-309) 菜林 2020/11/16(Mon) 19:00:29 |
【人】 4年 犬鳴 崇─ ずっとずっと前のこと ─ それ、面白いですか? ………? [部室に居たのは見覚えのない顔、たぶん新入部員だろうか。 でも掛けた声にすら反応が鈍くて。 それになんだか齧り付くように見入っているその顔が余りにも真剣だったから、邪魔してしまうも悪い気がして、なのでソファに座って最後まで一緒に観ることにした。] これ何てタイトルですか? [それで、エンドクレジットになって漸くもう一度声を掛けてみた。] 部員の犬鳴です。 結構面白かったですね。 [それが初めて顔を合わせた日のことだった。]* (288) JohnDoe 2020/11/16(Mon) 21:56:09 |
【人】 4年 犬鳴 崇あまり観ないジャンルなので新鮮です。 というか、ティモシー・ダルトンですよね? ボンドとのギャップがすごいですね。 [決して名作とは言えないがコメディとして割り切って見ればそこそこ面白いところもある。] 初めまして。 映画、好きなんですか? [あまりにも真剣な表情が目に焼き付いて、そんなことを尋ねていた。]* (293) JohnDoe 2020/11/16(Mon) 22:21:36 |
【人】 4年 犬鳴 崇僕は雑食です。 ホラーとかサスペンスを良く観ますが、 アクションもコメディも観ますよ。 ただ恋愛ものはあまり観ませんね。 [表情の明るい子、第一印象はそんな感じだった。 映画が好きって気持ちが真っ直ぐ伝わってくる。] よかったらお勧めの作品とか教えて下さい。 [映画好き。 ただそれだけの共通点があれば映研の仲間としてはもう十分だった。] コーヒー飲みますか? [腰を落ち着けて話をしようとコーヒーを淹れることにした。 他に部員はいなかったのかもしれない。 二人はすぐに打ち解けて映画の話に夢中になった。]* (297) JohnDoe 2020/11/16(Mon) 22:36:47 |
【人】 4年 犬鳴 崇[遠慮なくどんどんずけずけと話が進む。 元より年齢の上下と先輩後輩とかあまり気にしないタチ。 ただただ映画の話ができるのが楽しかった。] そうなんですね。 アニメ映画ってあまり観ないので。 [これが切欠でアニメも観るようになっていくが、まさかプリキュアを劇場で見ることになるとは露ほども想像できなかった。] 小鳥遊君は色々なことを知っていますね。 すごいです。 [すっかり話し込んでいた様で、コーヒーを啜ったらすっかり冷めてしまっていた。]* (307) JohnDoe 2020/11/16(Mon) 22:56:40 |
【赤】 4年 犬鳴 崇ラピュタとかもですか? [それとも実写だけだろうか。] 苦手なシーンですか。 どうでしょう、あまり意識したことはないですね。 デウスエクスマキナ的なシーンは少し苦手かもしれません。 [あまりにもあまりなご都合主義というか。 シナリオの一切が無意味に感じてしまって一気につまらなく感じてしまうから。]* (*38) JohnDoe 2020/11/16(Mon) 23:09:40 |
【人】 4年 犬鳴 崇僕でいいんですか? [あまり人と映画を観にいくことは多くない。 劇場は自分の好みを優先することが多かったし、それにとっくに別れた元カノから「一緒にいても面白くない」と言われてしまったのもあったから。] インド映画ですか? あの踊るやつですよね。 いいですよ。 新しいジャンルの開拓はいつでもワクワクしますね。 [一人では踏み出せない一歩。 でも誰かと話をしたり、部室で一緒に観たり、映画館に行ったり。 そうやって自分の枠を広げる瞬間はとても貴重だと感じられる。 小鳥遊もまた、自分にとってそういう存在になっていった。]* (315) JohnDoe 2020/11/16(Mon) 23:15:06 |
【人】 4年 犬鳴 崇[それから小鳥遊とは何度か映画館に一緒に行ったりもした。 部室でよく映画も観たし、二人だけのときも多かったと思う。 あるときを境にそういうことがパタリとなくなったときは、すこし寂しさも感じていたのかもしれない。 でもそれは今振り返ればの話。 当時は全然そんな風に思ったりはしなかった。 まして小鳥遊が自分をそういう風>>320に見ていたことなんて気づきもせず。 だけど、いつからかだろう。 いつの間にか互いの距離が近いことに気づいたのは。 一緒に映画を楽しんで、一緒に映画を語って。 そんな時間がとても楽しかったから、とても大切な時間だったから。 小鳥遊は女の子として扱われることを避け、そんな小鳥遊を女の子として扱うのを避けた。 ”小鳥遊君”── その呼び方がそのまま二人の距離を定めていた。] (322) JohnDoe 2020/11/16(Mon) 23:35:27 |
【赤】 4年 犬鳴 崇僕は酔いませんでしたけど。 最前列は首が痛くなりましたね。 [席をどこにするかはとても大事なことだと改めて思ったものだ。]* (*40) JohnDoe 2020/11/16(Mon) 23:42:15 |