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人狼物語 三日月国


51 【完全RP】ポムペッシュ・フェーリンコロニー【R15】

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【人】 受験生 雨宮 健斗


[あ、返事しちゃった。>>@1

 しまった、と思う間もなく、矢川の声が落ちる。
 見ていないけれど、声と>>@2足音がこちらを
 向いたのがわかって、慌ててパーカーを握りしめた。

 が、抵抗虚しくぶぁさ、と捲られて、
 勢いにつられて猫耳帽子もふわりと浮いて。

 急に明るくなった世界に目を顰めて、首は竦めた。

 そぉっと上目で見上げたら、矢川が見えた。

 …顔も耳も熱かったから、顔色はまぁ、
 悪くはないのだろう。   ]
 
(2) 2020/11/29(Sun) 8:07:47

【人】 受験生 雨宮 健斗


   …ご心配をおかけしました…
   多分大丈夫ぽい。


[二人にそう言って、立ち上がる。
 意地とプライドにかけて、負ぶってもらう訳には
 いかないと思いながら。

 ぽん、と叩いた帽子を近藤に礼を言って返す。

 なんか言おうとしたけど、
 礼以外のことは、やっぱり言えずに。  ]
 
(3) 2020/11/29(Sun) 8:12:12

【人】 受験生 雨宮 健斗


   人にあんまり頼むなは同意かな。
   まぁ確かに心配だしよ。


[さっきの矢川の言葉を繰り返す。>>@0

 俺らが聖人だったから良かったものの、と付け足して、
 ねー、と首を傾けてちらり矢川を見て。

 二人の声を聞きながら、多少はふらつきの残る足を
 ぼちぼち戻るかと動かそうか。  ]*
 
(4) 2020/11/29(Sun) 8:14:15

【人】 受験生 雨宮 健斗


[差し出された手に>>@5一瞬の躊躇いの後、
 ぐ、と力を込めて握って、立ち上がった。

 ピアノ弾きの端くれの己から見ても悔しいくらい
 大きくて、繊細な手だと思った。
 そんなことを考えていたから、矢川の頬が
 ぴくりと動いた>>@5ことなど、気付く訳もなく。]


   あー、そうかも。
   ちょっと部屋で寝るわ。


[近藤に答える矢川に、頷いて。
 BBQまでには回復する、と近藤に笑ったけれど、
 やっぱり立ち上がれば多少血の気が引いて、
 提案通りに肩を借りることになった。

 ふわりと浮いたのは、足元だけだったのか。
 有り難くも複雑な気分で。  ]
 
(29) 2020/11/29(Sun) 16:00:58

【人】 受験生 雨宮 健斗



   …高いんだよ肩が。
   また伸びたんじゃねぇの。


[なんて嘯いて。
 素直に感謝も言えずださいと人知れず唸った。 ]
 
(30) 2020/11/29(Sun) 16:01:48

【人】 受験生 雨宮 健斗


[ざく、ざく、と鳴る靴の下。
 近藤と別れて歩く静かな森で、
 先に口を開いたのは矢川で。

 けれど珍しくこちらを向くこと無く
 吐き出された言葉に、ちらりと横目で視線を流した。 ]


   …した。
   後悔はしてないが反省はちょっとしている。


[なにが、と聞かれたなら口籠もる。
 お前みたいな優しいやつにしときゃよかった、とは、
 今は言えない。  

 ふーん、と言う声が風に流れた。>>@7
 
(31) 2020/11/29(Sun) 16:03:03

【人】 受験生 雨宮 健斗


[ぼそぼそと紡がれる言葉が、普段より随分近い。

 そーだな、と頷いて、 ]

 
   あー!ちげぇ、文化祭のあとだろ!
   委員長にふられたやつ。


[とすぐに顔を顰めたけど。 ]


   ……居ないよ。
   なんか、自分のことも女もよくわからん。

   
   
つかお前はよ。
   ライブで、きゃーきゃー言われてんのは
   知ってるけど。


[矢川とは、反対側に顔を向けた。
 空と紅葉した森は綺麗だなと息を吐く。  ]
 
(32) 2020/11/29(Sun) 16:04:35

【人】 受験生 雨宮 健斗



 
女を抱いても、心が跳ねない。
 
 それは、いつからだったか、なんでなのか。

 そんなこと、一番大事だと思ってる友人に、
 とっとと相談すりゃいいのに、と思うのに、
 出来ない日が続いていた。 
 ]**
 
(33) 2020/11/29(Sun) 16:06:12

【人】 受験生 雨宮 健斗


[記憶にあまりない、棘のある言い方>>@9。]


   ……あぁ?


[無遠慮に眉を顰めてギロリと見上げたその顔は、
 なんとなく苦しげに歪んで見えて。
 眉尻は下がってて、なんでか
 
泣いてるようにも見えて

 そんなはず、ないのに。  ]


   …なんだよ。


[言ってやろうと口を開いたら勝手に取り消されて、
 けれどこっちは途中で止められなかった。 ]


   羨ましいわけねーだろ。
   なんかムカついてたわ。


[拗ねたような口調になった、と小さく舌打ちひとつ。
 彼が唇を拭ったのが目の端に映った。 ]
 
(60) 2020/11/29(Sun) 21:25:39

【人】 受験生 雨宮 健斗


[ざざ、と木々を揺らす風が吹いて。
 ただそれに紛れそうな小さな声を>>@11己の耳は
 ちゃんと拾う。
 拾ってしまう。

 
  
あ、と息を呑んだ。


 かぁ、っと頭に血が昇る。
 本当に頭だったか、顔だか耳だかが熱くなったのか。
 知りたくなかった、なんて。 
 何言ってんだ。 ]


   
   
はぁ?なん、で、
   …っ…俺なんて実際に聞こえてたんですけど!?

 
(61) 2020/11/29(Sun) 21:28:18

【人】 受験生 雨宮 健斗


[だから、なんだと言うのだろう。
 思わず言い返した声に自分が一番驚いて、
 すぐに恥じた。   ]


   ごめん、今のなし…


[同じ言葉を使って同じように瞳を伏せる。

 彼女欲しいと思わないの、なんて。>>@12


   ねえよ。


[食い気味で返した。
 すぐにあ、とか、う、とか、口の形を変えながら
 言葉を探って、

 …はぁぁぁぁ、と大きなため息を吐いた。
 しぶしぶ、口から絞り出す。  ]
 
(62) 2020/11/29(Sun) 21:30:12

【人】 受験生 雨宮 健斗



   ピアノ。
   手が最近調子悪くて。
   まじで弾けなくなって。
   試験近いし。

   気晴らしに女と遊んでも。
   そーゆーことしても。
   なんも思わなくなって。

   ちょっと参ってた、っつーか。


[またざぁ、と風が吹いた。
 今度こそ、あんまり聞こえないといいなぁ、
 とぼんやり考えた。  ]**
 
(63) 2020/11/29(Sun) 21:33:23

【人】 受験生 雨宮 健斗


[きっと怒るだろう、と思っていた。
 わかっていて、黙っていた。

 肩に触れる手に、力がこもるのがわかって。>>@25

 あぁやっぱり怒らせた、と苦笑いする。


 背の高い友人が、何を思っていたかなんて>>@25
 その心の奥は微塵も覗けないまま。


 
  
知っていたら、俺は多分、
 
 
笑ったと思うんだ。    
  ]
 
(78) 2020/11/30(Mon) 0:42:15

【人】 受験生 雨宮 健斗


[初めてだったと思う。
 こいつの、こんな声を聞いたのも、
 こんな、顔を目にすることも。>>@26


 羨ましいとさえ思う、大きな掌が熱かった。
 ぎり、と音がしそうなほど力が込められて、
 矢継ぎ早に責められる。>>@27
 ぐうの音も出なくて、けれど無性にカチンと来て。]


   うるせぇよ!


[振り解いてやろうとして身体を捻ったけれど、
 上手く出来なくて、肩を抑えられたまま
 矢川を睨みつけて。
 吐き出した舌打ちが重なった。>>@28
 
(79) 2020/11/30(Mon) 0:43:47

【人】 受験生 雨宮 健斗




   離せ。


 
(80) 2020/11/30(Mon) 0:44:11

【人】 受験生 雨宮 健斗


[矢川の手が首元に触れる。
 殴られる、と思った。
 目は逸らさずに睨んだまま、ぎり、となる
 奥歯の音を聞いていた。


 
  
殴られたほうが、
 痛くなかったかも知れない。


 噛みつかれるように、唇が触れた。
 だらんと落ちたままの左手が心底うざかった。
 ぶん殴ってやることも出来ない。

 がち、と歯が当たる音がした。   ]
 
(81) 2020/11/30(Mon) 0:46:57

【人】 受験生 雨宮 健斗


[無理矢理ねじ込む矢川の舌に傷がついたかも
 知れないと思う。

 さっきまで、己がしていたような。
 今までなんの気無しに繰り返してきたような。
 酸素を求めても許されない、
 呼吸が相手の手の中で、
 初めてぞくり、と身体が跳ねた。


 それは、恐怖にも、快感にも似た
   

 
(82) 2020/11/30(Mon) 0:48:15

【人】 受験生 雨宮 健斗


   ……っ…!


[はっ、はっ、と酸素を求めて短い呼吸を繰り返す。

 飲み込みきれなかった唾液が、唇の端を伝って、
 ぜいぜいと動く喉を撫でた。

 開いたままだった瞳で見た矢川の顔は、
 なかなか見事に歪んでいて、
 吐き出すように溢れる言葉を聞いていた。 ]



   …なんで、お前が
   そんな顔してんだよ。


[ぽつりと告げて、同じように歪んだ口元は、
 なんとか笑みの形に変えられただろうか。 ]**
 
(83) 2020/11/30(Mon) 0:49:51

【人】 受験生 雨宮 健斗


[特別だっつっても友人で、もちろん男で、
 がっちりホールドされて、
 うっかり頸動脈キメられて、
 殴られるどころかキスされて。


 いくらあいつがデカくても、
 多少己の血の気が引いていても、

 抵抗することなんていくらでも出来たはずなのに。

 何すんだ、って怒鳴るとこだろう。
    
 
  
普通は。
     ]



    …何やってんのお前。
    なんで、こんなこと、すんの。

 
(84) 2020/11/30(Mon) 8:16:12

【人】 受験生 雨宮 健斗


[さっきの、矢川の言葉を拾って。>>@27
 掠れた声は、いっそ穏やかだった。


 俺は、なんで、笑ってんだろう。    ]
 
(85) 2020/11/30(Mon) 8:17:04

【人】 受験生 雨宮 健斗


[身体が離れて、間を風が通り抜ける。
 あんなに熱かった体温が連れ去られて、
 急激に寒いと感じた。   ]


   サイアクだ。


[自嘲気味に笑いを増やして息を吐いたら声に出た。
 バニラじゃない、鉄の味が鼻腔から抜ける。

 視界がまたぐらりと歪んで。
 ごめん、と言う言葉が>>@36
 遠くで鳴く鳥の声と重なった。  ]
 
(86) 2020/11/30(Mon) 8:21:21

【人】 受験生 雨宮 健斗


[もう体重を預けられる肩はそこには無くて。
 置いてきゃいいのにそれでも己を気遣ってか、
 ゆっくり歩く矢川を、己の意思に反して
 閉じようとする瞼を懸命に上げて目で追った。]



   
   
矢川。


[呼びかけた声は、割に落ち着いていて。
 振り向いてくれなくてもいい。

 目の前が、急に色を失って。
 座り込むように、倒れる直前。    ]
 
(87) 2020/11/30(Mon) 8:23:02

【人】 受験生 雨宮 健斗




   あのさ、俺。



[届いたかな。   ]
 
(88) 2020/11/30(Mon) 8:23:39

【人】 受験生 雨宮 健斗




[ざす、と、
 
 落ち葉がまた鳴った気がした。  ]**
 


 
(89) 2020/11/30(Mon) 8:25:18

【人】 受験生 雨宮 健斗




[気づいてしまえば答えは至極単純で。
 もしかしたら本当はずっと前から、
 分かっていたのかもしれないけれど。

 頬に添えられた手で、
 頸動脈を抑えるように掴まれて、
 無理やりにでも突きつけられたのは>>@35

 
 
きっと唇だけじゃなかったんだな。  ]

 
 
(91) 2020/11/30(Mon) 14:06:07

【人】 受験生 雨宮 健斗


  
ぱち、と瞬いた。

 ぼんやり開けた視線の先には天井と、
 電気が見えた。
 体の下は落ち葉じゃなくて肌触りのいいリネン。

 自分の置かれた状況はなんとなくすぐに理解して。

 さっきまでのキリンの夢に思わず
 小さな苦笑いが溢れて、

 見える世界が滲むのが分かった。  ]
 
(92) 2020/11/30(Mon) 14:07:30

【人】 受験生 雨宮 健斗


[養護教諭の先生の声が聞こえて、
 右腕で顔を覆おうとしたら、
 点滴の管が引っかかってアラームが鳴る。

 今朝、部屋で何度も鳴らしたアラームと
 似たような音だな、なんて思いながら

 やがてやってきた医者の話を黙って聞いた。

 
 睡眠不足、と、貧血。
 医学部には圧倒的に足りない偏差値の己でも
 付けられる診断をして、人の良さそうな
 その若い医者が笑う。


 
いくら林間学校が楽しいからって、
 ちゃんと食べて寝なさい、
 と。 ]

 
(93) 2020/11/30(Mon) 14:10:26

【人】 受験生 雨宮 健斗


[点滴を外してもらって、立ち上がる。
 まだ寝ていたら、と言う声に首を振った。

 肉、食ってこないと。なんて笑ったら、
 無理しないようにと釘を刺されて
 退室は許可されて。

 確かに与えられた休息と睡眠のおかげで、
 随分楽になっていた。
 服装をちょっとだけ整えて、頭を下げた。

 部屋を出る際、ここまで運んでくれた友達に
 ちゃんとお礼を言うように、と言う
 先生の声が背中に届く。


 …はい、と小さく返事をした。  ]
 
(94) 2020/11/30(Mon) 14:12:08

【人】 受験生 雨宮 健斗


[先生にはああ言ったものの、
 流石にBBQに参加する気分でもなくて、
 ぼんやりと部屋に向かって歩いていた。

 部屋に戻っていいものか、と目を伏せる。
 けれど行くところも他にない。


 室内には誰も居なくて、足音が重く汚く響く。
 賑やかな声が漏れ聞こえていて、
 ふいと窓に目を向ける。

 月が、綺麗だな、と思った。


 文豪が意訳したその綺麗な文章を、
 知らない訳でもなかった。
 昨日の風呂を思い出す。


 
  
月は、ずっと綺麗だったんだ。 ]**
 
(95) 2020/11/30(Mon) 14:14:54

【人】 受験生 雨宮 健斗

  
 どこかの時間 
  


[いつの間にかしっかり認識出来るまでに
 なった声が聞こえて、振り返る。>>96


   おう。


[いつもと変わらない笑顔に、こちらが返すのは
 なんとなくぎこちない笑顔。
 …にならないように苦労した。  ]


   サンキュ、いろいろ心配かけました。


[気遣ってくれる言葉に頭を軽く下げた。
 近藤が紙袋を渡してくれる。   ]
 

   え、なに。
 
(97) 2020/11/30(Mon) 15:10:10