71 【R18】歪んだ愛の形【身内】
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*
……いつか、綺麗なウェディングドレスを
君が着ているところをこっそり見たいな。
[
抱きしめた彼女の顔を見ると、
ふと頭に浮かんでしまったそんなこと。
彼女にはもっといい人がいるはずだから
そう、こっそりでいい。
出席もしないし、日時も教えなくていい。
ただ、人伝に聞けたらそれでいい。
でもそんな話は長くは続かなかったかな。
]
んー…美味しい。
だって心配だったから。
少しでも僕が助けられることあれば
なんだってやりたかったし。
[
ガトーショコラを口にしながら、
アイスコーヒーにも口をつけ。
過去の話は、あまりしない気がするけど
彼女との思い出の話なら
話はまた違うらしくて。
さっきまで何にイライラしていたのか
飛んでしまったような気さえするので、
段々といつもの彼に戻っていったような。
]*
理子のためなら予定くらい変更できるよ。
だから、勉強頑張るんだよ?
[ 結局のところ、彼女の成績が良くなければ
長期の休みは彼の家で追加授業をするだろうから
彼女のなら大丈夫と思いつつ、
つい口走った一言。息抜きついでに
ある程度の頻度で遊びたいな、なんて思った。
彼女の写真を撮っていたことに気づかれると
彼ははい、と携帯を渡して写真をみせた。
横顔だけなのに、表情がたくさんで
いい写真は何枚くらいになったか
後で数えようと考えていた。
ショーが終われば、あと1/3くらいの
ポップコーンが入ったボックスを
彼女に渡して、次の味でも、と
次の場所を目指す流れで
新たな挑戦へと打って出たことだろう。 ]
いつも、飛行機とかで高いところの景色は
目にしているはずなのにね。
やっぱり、ここだからまた違うのかな。
[ 彼としては、怖すぎて泣いている彼女も
見てみたかったのだが、それは叶わず。
その代わりのように、
ずっと笑顔で中を楽しんでいる彼女を
夜まで見られたのでそれはそれで
よしとしようと決めたのだった。 ]
────────
随分と待たせてしまったかな。
3年間、よく頑張ったね。
さ、今からは本当の時間。
[ 今日こそは、と言われてしまうと
彼女が手つきになってからのことを思い出す。
彼女が彼に愛されるための準備と
言い聞かせて、彼女の体を開発した。
だから、彼女が感じると声を出すことも
そう言い聞かせていたからに他なく。
スイート系の広い部屋にしか
泊まる予定もないから、彼女が感じているのを
聞き取れるように声を我慢しないようにと
声を押し殺していた最初らへんに
教え込んでいたのだ。 ]
すぐに反応してしまう体に
なっているなんて、本当にいい子だ。
可愛い声をもっと聞かせてごらん?
[ 初夜とは思えないほどに、
彼は彼女の体を一気に弄って
はやる気持ちが彼女にも伝わりそうなほど。
頂の硬さに上々と心の中で呟けば
からだを下の方にずらして
スカートを捲り、ショーツを眺める。
彼女の感度を高校3年間であげたせいか
可愛いショーツにはシミがくっきりと。
何より、割れ目に食い込んでしまっている。 ]
こんなに食い込ませて、
理子の体は我慢が効かないね。
まぁ、そう育てたのは僕なんだけど。
[ ぺろりと下唇を舐めた彼は、
ネクタイを解いて彼女の視界を遮り
ズボンのベルトを解いて
彼女の手首に巻きつけ頭上に両手を追いやった。
ふぅ、っと深呼吸をすると
彼はショーツをずらし、舌を這わせ
溜まっている甘酸っぱい彼女の愛液を
一滴残さず吸い付いていくのだった。 ]*
んんッ…くすぐ、った…!
[ 視線が交わると自然と頬が緩んで、
耳たぶに吐息と彼の舌の感触が感じられると
ぴく、っと眉間が動いたり、
肩が自然と動いたりしたことでしょう。
それを彼が楽しんでいるとは
まりんには分からなかったけれど、
嫌がられていないのだけは
なんとなく分かるのでした。 ]
止められなく、ても…いいんじゃ……?
[ これから先何があるのか分からないのですが
止めて悪いことはないと思うのです。
海斗くんの唇が重なると、
最初は良かったのですが途中から
さっきよりも深く求められて
また呼吸がしにくくなってしまいました。
唇が離れると胸が上下してしまうほどに
息が荒くなってしまいました。 ]
な、んだか…むずっと……!
ん、んんっ……
[ 服から彼の手が抜けて、
ショートパンツに移ると脱がせていい?と
聞かれてしまいました。
まりんは何も考えずに首を縦に振るのです。
すると、下着に彼の指が這って。
自然と脚が開いて行きましたが
海斗くんとまりんの距離は近くなりましたか? ]*
| *またあるとき* あ、あの! この間は、ありがとうございました…! [ この間隣の席に座っていらっしゃった人を 海斗くんと一緒にいる時に見つけたので 勇気を振り絞って声をかけました。 あの時は、空返事のようでしたが 今回はどうだったのでしょう… もし、聞けたのなら何かありましたか?なんて その方に聞いたかもしれません。 ]*
(15) 2021/05/08(Sat) 12:41:41 |
…病院はいや……。
[
行きたくない、と首を振っていたのに
おうじくんは全然引いてくれません。
耳元に囁かれる声はとても優しいもので
恋人に宥められているかのように
錯覚してしまいます。
ずっと囁かれて、根負けした私は……
]
行く、から…
おうじくん、キス、いっぱいして…?
[
病院に行く代わりに
おうじくんにそんなことをねだってみるのです。
体が弱っていると心まで弱くなってしまうのか
甘えたくなってしまったのです。
満足するまでキスしてもらえるなら
私は渋々パジャマから着替えて病院へ
おうじくんと行くことにするのです。
]
*
ウェディング…?!
……近くだとだめなの?
[
ドレス姿を見たいなんて言われて
顔が熱くなってしまいます。
でも……こっそり、なんて。
相手になっている可能性どころか
招待すらされないような言い方に
きゅうっと心が締め付けられるような
気分になるのです。
あなたの隣で着たい、とは言えずとも
近くで、なんて言ったらどう思うのでしょうか。
彼を困らせてしまうのなら、
その話は切り上げたことでしょう。
]
美味しい、ね。
おうじくん、甘いの好きなんだ。
……私が何してても
おうじくんには、関係ないと思うけど。
[
ガトーショコラを美味しそうに食べている姿を
見ていると、この人はバレンタインにはチョコを
沢山もらえていそうだな、と想像してしまいます。
心配してくれているような言葉なのに、
その優しさの意図がわかっていない私は
冷たい響きを持つ言葉を言ってしまうのです。
……ただのやさしさであそこまでするとは
思えないけれど、だとしたらその意図は
何なのか、なんてわからないのです。
少し微妙な顔をする私とは対照的に
彼は機嫌が戻ってきたようです。
]*
まりんはずる休み、好き?
それなら止められなくてもいいけど
[ まあ、一日くらいならいいってなるのかな。
ずる休みとは違うかもだけど
こんなことしなきゃ休むことも無いし
似たようなものだろう。
まりんは休むことに躊躇しそうかなとも思うから
そんなことを聞いてみたりする。
胸が上下しているのをじっと見つつ。 ]
そう?……痛かったら言って?
[ 脱がせても特に恥ずかしかったりはしない、のか?
脚を開かれたらそこに体を割り込ませていく。
下着越しに這わせていた指を
いったん離して、下着をずらして今度は直接
ゆっくりと傷つけないように触れる。
そこが潤っていくまで何度も指を
往復させて、もし痛がっていたらわかるように
まりんの方を見ていた。 ]*
む、無理がないなら行きたいです!
清玄さんと遊べるように
お勉強頑張ります!
[ 大学はまた高校までとは勝手が違うでしょうから
気を抜かずに頑張らなければいけないのです。
清玄さんに携帯を渡されて確認してみると
沢山写真を撮ってもらっていたみたいです。
私はてっきりショーの写真もあるのかと
思っていたので目を丸くしていたでしょうね。
ポップコーンのボックスを受け取って
残りは頂くことにするのです。
甘くてとっても美味しいので
残っている分もすぐなくなってしまい
次の味を楽しむことになるのです!
ブラックペッパーだったりカレーだったり
甘くないのもあるので今度はそういう
ものになりそうな気がします! ]
アトラクションから見る景色は
ここだけのものです!
飛行機の景色も好きですよ?
[ 飛行機に乗り慣れていなかった頃は
少し怖いなと思ったこともありましたが
今は全然怖くないのです。
そうやって慣れていたことが関係あったのか
アトラクションも思ったほど怖くなかったのです! ]
―――――
ずっと、待っていました……
[ 3年間ずっと体に色々な事を教えられて
気持ち良くなれるようにしてきました。
やっと、この日が来たのです。
最初の頃は声を押し殺していました。
はしたないかな?と思ってしまったのです。
でも清玄さんが声を我慢しないようにと
言うのでそれからは声を我慢していません。 ]
んぅ…気持ちいい、からです…
[ 私の体を触る手つきは
どこか急いているようにも感じられて
求められているようでうれしいのです。
清玄さんに触られてまだ下の方には触れられて
いないのに、ショーツは割れ目に食い込むほど
濡れてしまって、清玄さんにも
それを指摘されてしまいます。 ]
清玄さんだから、です……
そ、それに今日はもらえるからっ…!
[ 別に咎められているわけではないのですが
言い訳のように聞こえる言葉を言ってしまうのです。
清玄さんがネクタイを解く姿に見入っていると
それで視界が遮られてしまいます。
ベルトを外す音が聞こえたかと思うと
それは手首に巻き付けられてしまって
両手が頭上に追いやられます。
閉ざされた視界は、感覚を過敏にしてしまうのです。
ぐっしょりと濡らしている場所に吸い付かれて
たまらず声をあげ続けることしか
できませんでした。 ]*
んーーーーっ!っふぁ……はあっ
き、よはるさんっ……
ずる、やすみ…?
海斗くんと一緒なら、…いい……かな?
[ 本当は嫌だけれど、
海斗くんも一緒におやすみなら
あんまり考えません。
息はまだ落ち着かないけれど、
へにゃっと彼に笑顔を向けてみるのです。 ]
わ、わかった…!
んんっ…か、いとくっ……
ほわ、っと、するよ…ぉ……
[ 脱がされたこと自体は恥ずかしいのですが
海斗くんになら、いいのかなって。
ただただ力が入りにくくなって
脚を開いたのですが、彼のと距離は
少し近くなりまして、
海斗くんの体温が伝わり始めた気がします。
指が直接まりんの分からない場所を
触り始めるとさっきよりももっと
びくっと反応しながら、
じっとまりんを見つめる海斗くんのほうを
まりんも見つめ返して、
痛いなんて気持ちはないことを示すのです。 ]*
無理なんかじゃないよ。
理子のためなら、大丈夫。
そうだね、理子は頑張り屋さんだから
大丈夫だと信じているよ。
[ 大学での友人選びも大切。
出来るだけ彼女を毎日送り迎えをしたいけれど
できない可能性もあるから、
そういうときにどうしようかと
考えなければいけないことに気づいた。
目を丸くして自分が写っている写真を
見ている彼女は、とても可愛らしい。
他の人間の目に晒すのが惜しくて堪らない。
1日だけで、ポップコーンを何種類も食べるなんて
初めての経験だったから、
彼の友人にも報告してしまった。
彼女は誰かに遊びに来ていることを
伝えたりしたのか、少し気になった。 ]
確かに。……また見に行こうね。
[ 彼女を引き取ってからほぼ毎週、
飛行機に乗せてどこかに遊びに行った。
旅行に行くことで彼女のことを知り
彼のこと教えていたつもり。
だから、飛行機からの景色も好き、と
言ってもらえるのなら、
彼にとっても幸いだった。 ]
────────
これからは、うちでも、旅行でも
たくさん深く愛していくから。
[ 衝動を抑えていた3年間。
それはとても長くて、大変なもの。
彼女の表情を見ればその抑えていたものは
徐々に枷が外れていく気がした。
可愛い声が彼の枷を外していく。
ひとつひとつを聞き入れると
彼の熱が一点に集中していくのが
彼自身よくわかっているのだった。 ]
っ、…は……理子、いい子だ……
[ 可愛い言い訳のような返事を聞きながら
彼は秘裂に隠れる秘芽に吸い付き、
準備を整えるために指を挿れ
濡れ具合を改めて確認する。
本当は彼女の口で濡らそうかと思った彼だが
しっかり濡れているので指を抜いてから
ズボンのチャックから生身を取り出し
秘裂にその熱を擦り合わせたことだろう。 ]*
そんなにしんどそうなサクラちゃん
ぼく見てられない。
[
頑なに嫌だと言う彼女に
ずっと、いこうと言い続けていると
彼女は条件を提示した。
彼女が満足するまでのキス。
そんなもので行ってくれるのなら、
彼は喜んで口づけをするのだった。
]
っ、ふ…は………
[
彼女のよしの声は暫く出ず、
跨ったまま唇を重ねた後は
舌を絡め、指を絡めながら、
くちゅ、っと水音が立ち小さな部屋には
口づけをかわす2人の声だけが響くのだった。
漸くOKが出ると、彼女は着替えて。
その間に近くの産婦人科を見つけた彼は
彼女と一緒にそこまで行くのだった。
幸い、低容量ピルの使用を勧められて
彼女の両親に内緒にするために
彼が薬代まで全部現在に至るまで
毎月払ってあげているような状態。
]