52 【ペアソロRP】<UN>SELFISH【R18G】
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[ぐちぐち、と
汚いモノが真昼くんの体を引き裂くのを
至近距離で見せつけられて
悔しさが、憤りが
目から零れ落ちてくる。]
………ぅ、 …………っく、…
[殺しきれない嗚咽が
キツく噛んで血の滲んだ唇の奥で、鳴る。]
[
(オレも、あいつらと
何にも変わらないじゃないかッ!
助けるなんて言ってたくせに
自分勝手に気持ちよくなって
真昼くんをあっさり生贄に差し出して、…
最低だ、最悪だ、ッ
オレも、アイツらも皆、死ねばいい!!)
]
[蟀谷が痛くなるくらい泣き腫らして
視界が狭くなっても
睨み付けることを止めなかった。
視線で殺せるなら
全員、焼き殺してやったのに。
無力だった。
]
[ふたり、残された教室。
青臭い匂いも
残された水風船も
意味を伴ってしまえば、吐き気を催す代物だ。
そして、自分もまた同じものを
彼に飲ませたんだと思えば、殴り倒してやりたくなる。
なのに、痺れた腕では
拳を固く握ることすらままならない。]
真昼くん… ごめん、 ごめんね…
オレ、あいつらと同じだった。
ほんと最低だ、
死ねばいいと思うよ、
……けど、
このまま死んだら、ただの犬死になる。
あいつら全員 殺してからだ。
[憎悪の滲む低い声が
冷たい教室の空気を震わせた。]*
[枯れた声が地を這い鼓膜を震わせる。
深い後悔の一部が伝わってくるようだった。
最中も、そちらを見ずとも
伝わってきていた。
僕が持つ前に諦めた憤り、殺意が。
君も彼らと同じだと思った。
――だけど、違うと思っていい?
手足の縄を解いてあげた指先を
残る跡へとそっと伸ばし、優しくさする。]
[君は感じなくて良い筈の
痛みに触れて苦しんでいる。
心も、身体も。
解放してあげるべきだろう。
きっと、そうした。]
[僕は引き止める。
君が見せてくれるかも知れない未来に期待して。
……そう、どこまでも身勝手に。]
僕のそばに、いてくれないの
そんなことをしたら
僕はまたひとりになっちゃう……
空澄くんは、僕といてくれなきゃダメ
[放っておかないという
君の言質を利用する。
……今日の奴らだけじゃだめなんだ。
この先僕を傷つけうる全てから
守ってくれなきゃ。守り続けてくれなきゃ。]
[雲隠れした月明かり。その隙間から光が差し込まれるのが見えた。
朦朧とする視界の中で、自身が最初に手を下した傷だらけの姿が歩いてくる。
「迎えにきたよ」と弱々しい手が差し伸べられた気がしたから、腕を伸ばして────……]
………………噫。
[ゆっくりと、その手を下ろす。
腕の中の赤い髪を、傷つけないように梳き下ろした。]
………君が許してくれても、
私は君の元へ行く資格なんてないんだ。
何より君の友人が許してくれないだろう。
(私はひとごろしなんだから。)
……それに、此奴を放っておけない。
傍にいてやらないと安心できん。
独りぼっちは、寂しいからな。
(寂しいのは一体どっちなのか。)
[輝くステンドグラスが見下ろしている。
嵐の前触れのように心地よい空気に包まれた世界の中で、死にゆく彼を包み込んでいた。
優しい手先で幼児にするように頭を撫でながら、自分の生命のカウントダウンを刻んでゆく。]
| [ 生涯の最後に浴びる雨がこんなにも暖かいものだとは 想像だにしなかった。 返答の代わりに降ったのは、獲物を仕留める様な愛咬。 獣化の兆候が色濃く残る其れは鋭い痛みを齎して。 吸い込んだ息は終ぞ言葉にはならず、 痛覚に呻くこともなかった。但し…… ] 人間として見ていてくれた ( 俺をヒトの儘終わらせてくれるおまえは、 向こうでも必ず俺を見つけるのだろう。 ) (71) 2020/12/12(Sat) 9:59:43 |
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