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人狼物語 三日月国


219 【身内村】魔法使いと失せ物探し

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【人】 緋彩

 
[そらされた視線にどうしたんだろうって>>50
 恥ずかしいとかそういうの全然わからなくって
 鈍いって言われるよ

 その視線の先に移動してみたの。]

 
 そうかな、そうかも。
 お兄ちゃんはね、優しいからぎゅってしてくれると思う


[そんな取り留めない話をしながら家路を歩く。>>51
 空は夜の帳がすっかり降りて、星が見える。

 今の時期だと蛇使い座は見えないかな
 そうぼんやり考えたの。]

 
(57) 2023/07/19(Wed) 6:46:58

【人】 緋彩

 
[家の前にはお兄ちゃんがいて
 心配したってぎゅーっとしてもらって
 月影君に本当にありがとうってお礼を言ってたわ。

 帰ってきたパパとママにはやっぱり怒られたの。
 お昼寝しちゃってたって言えば呆れられて
 次から気を付けるようにいーっぱいお説教されたわ。


 結果は散々なのに不思議とそう落ち込んでなかったの
 また月影君に会えないかな。
 反省もしてるけど、
そんな事ばっかり考えたのよ。]
  
(58) 2023/07/19(Wed) 6:47:31

【人】 緋彩

 ***

[それから。
 私は改めて月影君にお礼が言いたくて
 それと単純に会いたくて。

 同じ学校の子かなって放課後校舎をうろうろ探していたの。

 自然の風がぴゅう、と吹いて
 スカートを抑えて見上げれば
 空飛ぶ帽子が目に入ったのよ。>>53


 あっ



[見つけた! 反射的に飛び出そうとして
 その前に髪の毛をせっせと手櫛で整えたの。

 そこでピン、と一つ閃いたのよ。]
 
(59) 2023/07/19(Wed) 6:47:59

【人】 緋彩

 

 月影君、月影君つーきかげくんっ


[てててと小走りで駆け寄るの。
 隣に立ったらにっこり笑顔を向けるの。]


 この前はありがとう。

 今度は私が助ける番よっ!
 見ててね


[意識を集中する。
 特に体が光ったりとかそういうのは何もないわ。
 地味なのよね。]

 
(60) 2023/07/19(Wed) 6:48:11

【人】 緋彩

 

 それっ!



[木の上にあった帽子にピンポイントで風を起こす。
 ふわり、と浮遊したそれは木から飛んで
 そのままふわりと落下したの。

 それをキャッチ出来たのは私よ。 ]**


 ……とーっても地味なんだけどね

 今のが私の魔法
   
 
 
(61) 2023/07/19(Wed) 6:48:27

【人】 緋彩

 
[私はヒーローになりたい。
 魔法なんて特別を持ってるから絶対出来るんだって

 この時の私は子供だから
 疑いもせずそう信じていたのよ。

 自分の力が大したことないって知っているのに
 きっと理解は出来ていなかったの。
 それがわかるのはもっと後の話。]

 
(68) 2023/07/20(Thu) 7:16:30

【人】 緋彩

 
[好奇心の行動はビックリされて>>63
 困った顔にダメだったかな、と首を傾げるの。

 顔が赤いのは暗くてあまりわからない。
 目が泳いでいるのはどうしたのかなって心配したの。]

 
(69) 2023/07/20(Thu) 7:17:18

【人】 緋彩

 
[家族を褒められればそうでしょうって笑ったの。>>64
 お兄ちゃんは何度も頭を下げていたわ。
 帰る時には二人で気を付けてねってバイバイして
 その背が見えなくなるまで見送ったの。

 ちなみに迷い猫は見かけた場所を報告して
 その後も探していたけど
 数日後に自分で家に戻ったんですって。
 猫って気ままな生き物ね……。]

 
(70) 2023/07/20(Thu) 7:17:44

【人】 緋彩

 ***

[名前を呼ばれればぱぁっと、気分が明るくなるの。
 覚えていてくれたんだって。]>>65


 そう、緋彩。
 言いにくかったらヒーロがお勧めよ


[それはお兄ちゃんがつけてくれた呼び方。
 ヒーローみたいな響きで気に入っているの。]
 
(71) 2023/07/20(Thu) 7:18:02

【人】 緋彩

 
 
 へぁっ!?
 え、えと……うん。
どう致しまして。


 へへ、そ、そうかしら。へへ……


[私が出来たのは本当にささやかな事。
 でも私がなりたい存在に例えて貰えれば>>67
 やっぱりすごく嬉しいのよ。

 そうして帽子をはい、と差し出したわ。]
 
(72) 2023/07/20(Thu) 7:24:30

【人】 緋彩

 

 あ、あのね、急な話なんだけどね
 ね、ねぇ……月影君
 私と……お友達になってくれないかしら?



[おずおずと、勇気を出して言葉にしてみるの。
 本当はね、正義のヒーローの仲間とか憧れるけど
 急に言っても困るだろうしそれはあくまで憧れ。


 私の魔法を褒めてくれたこの人と繋がりが欲しい。
 ただその一心だったの。]** 
 
(73) 2023/07/20(Thu) 7:24:35

【人】 緋彩

 
[お気に入りの呼ばれ方をすれば>>74
 そうそう、ってにこにこするの。

 名前を呼んでもらえるだけで嬉しいと感じる。
 特別を分け合える相手だからなのか
 それとも相手が特別だからなのか


 この時はまだ全然わかってなかったの。]
 
(79) 2023/07/21(Fri) 6:48:17

【人】 緋彩

 

 そんなに褒めてもらえるとね
 嬉しいのよ、すごく
すっごーく
嬉しいの。
 でもちょっと……
照れるわ。



[顔を赤くして、頬に手を添えてちょっと俯いたの。
 慣れてないのよ。
 信じてもらう事がそもそも初めてだもの。]
 
(80) 2023/07/21(Fri) 6:50:40

【人】 緋彩

 

 本当!?
 わぁ、それは嬉しいわ!!

 
 とばり君? とばり君、とばりくん……
 いい響きね。
とばり君っ!

 今日から私達お友達ねっ



[お名前を呼ぶのが気に入って、何度も何度も口にするの。
 用事はないんだけど、呼びたいのよ。]
 
(81) 2023/07/21(Fri) 6:51:35

【人】 緋彩

 

 うんっ、行くわっ


[素直に手を引かれるまま公園に向かうの。>>78

 その日はでも、私が早くに体力切れしちゃうのよ。
 体育があったからって嘘じゃない事を言ったけど

 本当は魔法を使って
 ちょっと疲れ気味だったの隠しちゃったの。
 一緒に遊んで一緒にいたかったから
 気にさせたくなかったから。
 そんな小さな我儘で、私は魔法の代償を内緒にしたの。]

 
(82) 2023/07/21(Fri) 6:52:09

【人】 緋彩

 ***

[それから私たちは仲良しになったと私は思ってるわ。

 折り紙の鶴を折って、魔法でちょっとだけ
 ふわりと飛んでもらってどう? とか
 褒めてもらいたくて見せびらかした事もあったわ

 魔法を見せるのは一日一回まで。
 それ以上をもし願われるなら難しいって濁したの。
 でも使った後は疲れていたの
 誤魔化しはきかなかったと思うの。


 とばり君が将来お店持つならどんな感じがいいかなって
 そんなお話もしたわ。

 魔法も何も関係なく普通に遊んだり
 学校のお勉強教えて貰ったり

 一緒にいる内に
 とばり君の存在が大きくなっていったの。]

 
(83) 2023/07/21(Fri) 6:52:30

【人】 緋彩

 ***

 ねえねえとばり君
 探し物の依頼をしたいの!
 

[ある日遊んでいる時そんな提案をしたのよ。
 単にとばり君の魔法を傍で見たいなって思ったから。]


 これから宝物を隠すから見つけてほしいの
 ……そういうの、いいかしら?


[失くしたから困ってるじゃなくて自作自演宣言。
 そういうのに力使うのはどう思うかしらって
 心配げに私は相手を見たの。]**
 
(84) 2023/07/21(Fri) 6:52:36

【人】 緋彩

 
[何でもない、って言われるなら>>86
 顔を背けられても何度もまたとばり君って
 繰り返しちゃったの。

 今度は視線の先にいったりはしなかったわ。
 呼び続けたらこっち向いてくれないかなって思ったから。


 その日、沢山遊び尽くせなかったのは
 ちょーっと残念だったけど
 また次があるわよねって我慢したの。]
 
(94) 2023/07/22(Sat) 8:56:19

【人】 緋彩

 ***

[とばり君はちょっとした魔法でも喜んでくれた。>>87
 ぬいぐるみを指さされてば
 調子乗って試したけど軽く揺らいだくらい。
 それで大分疲れちゃったのは秘密。


 もう一回と言われても力が強くない私には難しくて
 すぐ疲れてしまうのが体に負担なのは隠して
 濁した言葉を素直に受け入れて貰えるのにほっとして
 明日ねって笑っていたの。

 本当はね、とばり君のお願いだから
 何度だって見せたかったしやりたかったわ。
 もっと体力つけなきゃって密かに決心していたの。]

 
(95) 2023/07/22(Sat) 8:56:49

【人】 緋彩

 
[魔法を使わなかった日は体力が余る位。>>88
 いっぱい夕方まではしゃぎ切ってもう終わり?
 なんて暮れるお日様にむくれたくらいなの。

 それ以来魔法のお願いが減ったのに気付いたのは
 一杯遊んだー! て日が増えたなって思った時。
 今日はいいの? って問いかけることもあったけど
 一杯遊べる方が楽しいのは私も同じだったの。]

 
(96) 2023/07/22(Sat) 8:57:07

【人】 緋彩

 
[お店の話は勿論真剣に>>89
 楽しいって感情を隠さず言葉を返すのよ。]


 わぁっ! 素敵ね、ロマンチック!
 夜だけってお星さま見える時だけなのよね。大人みたい。
 昼間は違うのも よをしのぶかりのすがた みたいで素敵ね

 え、そうね……
 私ならお昼はカフェをやりたいわっ
 お茶とケーキとか出てきて、可愛いエプロンつけて
 いらっしゃいませって言ってみたいわ。


[魔法使いの女の子が昼間は喫茶店で働く
 そういうのも見た事あるからそれに憧れてたの。
 夜に違う顔をするお店って秘密基地みたいで
 楽しそうってわくわくしたの。

 
一緒にそれが出来るんだって、疑わなかったわ。]

 
(97) 2023/07/22(Sat) 8:57:33

【人】 緋彩

 ***

[依頼にいいよって返答を貰えれば>>91
 ぱあっと顔を明るくしたの。]


 そう、宝探しかしら。ありがとうっ!
 じゃあ私はとばり君のお店のお客様第一号よね?


[そう言って目を輝かせたわ。
 お店はまだ開いてもいないけど
 第一号は譲れなかったのよ。]
 
(98) 2023/07/22(Sat) 8:58:30

【人】 緋彩

 

 ヒント……成程そうなのね。
 何もないところからは難しいのね。ふむふむ


[そういえば私を見つけてくれた時名前を知っていたわ>>27
 当時はお兄ちゃんに頼まれて、で探すならで
 疑問に思わなかったけどちゃんと意味があったのね。>>92



 ……あ。
 私とばり君の魔法について、全然知らなかったわ……



[今更すぎるわ。
 頭を思わず抱えてうなったの。
 これだけ一緒にいるのに……と項垂れたの。]
 
(99) 2023/07/22(Sat) 8:58:46

【人】 緋彩

 

 うーん。じゃあうちにある一点ものなら特徴あるし
 それの他にもおまけを入れればビックリになるかしら

 あのね、金色の丸い……冠みたいなもの
 星がね、象られいている綺麗なのだけど
 あ、私の好きに使っていいのだから大丈夫よ。

 ずーっと前からおうちにあるんだけどね
 傷一つついてないとっておきの謎の物よ!


[それが何かって子供の私はそこまで疑問に思ってないの。
 ただ丈夫だなーって思うくらい。
 正体を知ることは自分から願わない限りきっとない。
 それは今は大事な事じゃないからおいておくわ。


 それより私は他にどんな宝物を入れるか考えていたの。]
 
(100) 2023/07/22(Sat) 8:59:18

【人】 緋彩

 

 そんな事気にしないでいいわよっ!
 私はただ、とばり君の魔法を一番近くで見てみたいの



[派手じゃないのはお互い様。>>93
 とばり君の能力だって魔法と呼んでいいのか分からないの。
 でも私は同じがいいから魔法って呼ぶのよ。

 じゃあ約束ねって半ば強引にでも押し切るつもりなのよ。]
 
(101) 2023/07/22(Sat) 8:59:26

【人】 緋彩

 
[おうちに帰ってからの私は大忙し。
 おもちゃにしていた金の冠を出して大き目の箱に詰める。
 他には何を入れれば宝物っぽいかしら。

 うんうん悩んで、昔拾った私の目の色に似た石や
 大事にしている小さなアシカanimalのぬいぐるみを入れてみた。
 私の宝物を探してもらう。それにわくわくしていたの。]


 あとは……そうだ、お手紙書こうかしら


[日頃のお礼をお手紙で伝えるのは
 十分サプライズのプレゼントになるわよね。

 そうと決まれば、とレターセットを取り出すの。]
 
(102) 2023/07/22(Sat) 9:00:07

【人】 緋彩

 
 えーと、とばり君……
 とばりってどういう字だったかしら……


[スマホはまだ持たせて貰えてないから辞典を開いて探すの。
 あら、二つ字があるわ。確か上の方だった気がするわ。
 お勉強教わった時に字を見た覚えがあるもの。


 へー、部屋のしきりにする布って意味なのね。
 例文:夜の帳がおりる…綺麗な言い回しね。
 私はその文字に
カラーペン
で印をつけたの。目印って。]
 
(103) 2023/07/22(Sat) 9:00:41

【人】 緋彩

 

 これでよしっと。
 

[お手紙にシールで封をして
 濡れないようにビニールの袋に入れて
 大事に箱の中にしまってそれを閉じたの。

 それから向かったのは私たちが出会った場所。
 眠っちゃっていた木の下に頑張って……
 大きめの箱になっちゃたからそりゃあもうわりと頑張って

 穴を掘って埋めたの。
 何かあるってわかり切った隠し方だけどもういいわって
 最後は葉っぱをのせてごまかしたの。

 明日が楽しみで仕方なかった。
 明日で何もかも変わってしまうなんて知らなかったから。]

 
(104) 2023/07/22(Sat) 9:01:28

【人】 緋彩

 ***

 帳君帳君とばり君っ


[その日は放課後が待ち遠しくて仕方なかったわ。
 放課後になれば待ち合わせをしていた場所に。

 帳君が来れば
 なんでだか私の心臓がどきって大きな音を立てたの。]



 あのねあのね、宝物隠してきたから。
 早速探してみようっ


[わくわくと、ドキドキ。
 必要そうなら箱の特徴とかも伝えるわ。
 自分が書いたお手紙をふと思い出す。]
 
(105) 2023/07/22(Sat) 9:02:07

【人】 緋彩

 
[ぽぽぽぽ、と顔が一気に赤くなったの。
 帳君には唐突に思えたでしょうね。]


 い、い、行こうかー。うん。
 

[帳君がどっちを指さすかろくに見ないまま
 見切りで歩き出そうとするの。

 ど、ど、どうしよう? 書いた言葉に今頃焦るの。
 パパやママやお兄ちゃんへのそれと同じじゃない。
 それに気付いたのが今頃で

 お手紙見せるかどうかパニックになったの

 明らかに挙動不審のまま動き出すのよ。
 何を言われても何でもない、大丈夫を口にして

 自分の目の前で一杯で
 前をろくに見ないまま歩いてしまう
 その結果は予知できないまま。]**

 
(106) 2023/07/22(Sat) 9:02:22