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人狼物語 三日月国


16 【第三回TRPGミニマム村】ファスト・ミレニアム

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視点:


「狂」の神 アネーシャは、メモを貼った。
(a5) kikimi 2019/10/04(Fri) 23:45:08

【人】 「狂」の神 アネーシャ

>>1:16>>1:17>>1:18 ゼノン返信

ゼノンの答えは美しい。いつだって真っ当で、曇りなく、揺るがない。
それこそが彼が「帝」と呼ばれる所以なのだろう、――アネーシャには理解できないが。

望む答えは得られず、あるいは望み通りの回答を聞いて、アネーシャはただ「ふうん」とだけ言った。
それは無意味な問答だった。
ゼノンからは美しい答えしか――つまらない答えしか返ってこないことは、もう何百年も前から知っている。
それでもわざわざ探して問うたのは、その美しさが恋しくなったからかもしれない。

「天様は次の世界に興味がないのかしら〜?
 わたくしはね、天様ぁ。


 ――もう一回天様が神様をやったらいいのにって、今日は思ってるわ」

美しい世界のなかで、ほんの小さな綻びを見つけることを暫くの趣味としていたアネーシャの、
それは、確かに今この瞬間の本音だった。


【感情取得:好敵手(+)】
(1) kikimi 2019/10/05(Sat) 0:42:41

【人】 「狂」の神 アネーシャ

◆感情取得 サティカル


罪とは何だろう。
愛とは何だろう。
義とは何だろう。
和とは何だろう。

人間の少女を連れてきたゼノンは、答えを見せろと言って笑った。
ぞくりとたかぶる感覚に身を沈め、そろりと周囲の様子を窺う。
困惑する者、エラを観察する者、同じように目が合う者もいた。
ゼノンが何を考えているのかわからない。
だがそれがいい。それでこそ世界だ。ソレデコソアネーシャの望む世界だ。
こんなに面白いことはない。アネーシャはゼノンの出した「課題」に、満足げに嘲った。

「ねぇ、サティカルちゃん」

「愛」神サティカルが、呼びかけに反応して顔を上げる。
アネーシャとは対照的に、困惑した表情を浮かべている彼女の姿形は、正しく全身で「愛」を表現していた。
愛らしい仕草、愛らしい表情、愛に満ちた言動、彼女の発する、すべてを包み込むような「愛」は、アネーシャの好むところだ。愛は、すぐに、裏返る。

「わたくし、不思議なのよね〜。
 ね〜ぇ、サティカルちゃんはどう思う〜?
 エラは無罪かしら、有罪かしら?
 ふふ、わたくしこういう問いかけ大好きよ。
 だって、
こんなにも不確かなものはない
のだもの〜」

「考えても答えが出ないから、世界って楽しいのよね」

最後の一言に答えは求めていなかったけれど、
ーーそれでもきっと「愛」神であれば返してくれるに違いない。彼女は、そういう性質の持ち主だ。
(2) kikimi 2019/10/05(Sat) 1:26:07

【人】 「狂」の神 アネーシャ

予想通り。
なんて、わかりきった問答。

つまらない?
ええ、そうね、つまらない。

わたくしはね、

わたくしは、あなたが大好きよ。
 今も、昨日も、明日も、100年前も、ずっと、大好きよ。

だって、愛は簡単に裏返るのだもの。

それにね、つまらないから、世界って面白いのよ。


サティカルの答えを待つ間、アネーシャはただにこにこと、にこにこと笑っていた。
きっとそれがどんな答えであろうとも、にこにこと、ただにこにこと。

【感情取得:宿敵(-)】
(3) kikimi 2019/10/05(Sat) 1:26:18
アネーシャは、ペノルくんへの受動振ってなかったわ〜 (3)1d6
(a8) kikimi 2019/10/05(Sat) 1:40:20

【人】 「狂」の神 アネーシャ

◆ペノル 返信


まず最初に伝えておきたいことがあるのだけれど、
わたくしはペノルくんに興味がないわ。
嘘、興味しかないわ。
ねぇ、ペノルくんはどちらがお好みかしら?

*

ペノルくんは真面目ね、だからつまらないわ。
ペノルくんは真面目ね、だからおもしろいわ。
ペノルくんは正直ね、だからつまらないわ。
ペノルくんは正直ね、だからおもしろいわ。
ペノルくんは優しいの、だからつまらないわ。
ペノルくんは優しいの、だからおもしろいわ。

くるくる狂々変わるアネーシャの好悪をすべて受け入れ認めてくれるペノルのことが、アネーシャは好きだし嫌いだった。変わり続ける己を変わらず受け入れるその精神が、在りようが、好きだし嫌いだった。

ペノルはいつだって何かに悩んでいて、そうしてそれを解決しようと奔走していた。
奔走。アネーシャとは縁遠い言葉だ。いつだって大変そうに走り回る彼を、庭園の隅っこで欠伸を噛み殺しながら観察するのが、最早ここ数百年の定番行事となっていた。
定番行事。
定番。アネーシャの大嫌いな言葉だ。
けれどペノルを見ているのは何故だか飽きなくてーーだいたい同じような理由で走り回っているというのに、だーー存外楽しかったしつまらなかった。
すぐに飽きてしまったし時折要らぬちょっかいをかけたりもしていた。神生には刺激も必要だとアネーシャが嘯きながら笑うと、ペノルはおおよそ同じ反応を返した。その予想通りが心地よかったし、やはりつまらなかった。
(11) kikimi 2019/10/05(Sat) 1:45:08

【人】 「狂」の神 アネーシャ

「ーー次は面白い世界になるといいわねぇ」

飽き性のアネーシャの好みはころころと変わるのに、安定した世界を好きになったことだけは一度もなかった。普遍なんて、不変なんてつまらない。そんな世界、楽しくない。
その点で言えば、ペノルと意見が合ったことがない。
合ったことが、ない。
なんて、つまらない。

「ーー……平和、ねぇ」

初めてペノルと出会ったとき、彼にかけた言葉を思い出す。
よもやこんな形で相対することになるとは、あの時は微塵も想像していなかったけれど。
アネーシャの言葉どおり“したいようにする”彼が、アネーシャはどうしたって好きになれないし嫌いではなかった。

さて、今頃彼はどのあたりにいるのだろうか。
アネーシャは今日もペノルを探しに世界を歩く。

その足取りは、昨日より少し、


【感情取得:保護欲(+)】
(12) kikimi 2019/10/05(Sat) 1:45:15

【人】 「狂」の神 アネーシャ

◆ナハト 返信


歌を聴き、歌を歌い、歌を奏で、歌を愛して、
そうしてその全てに飽いたところで、

「……アネーシャ?」

己が名を呼ぶ、義神に出会った。

この神に光は似合わない。否、光こそ彼に相応しいのかもしれない。
夜の闇が相手の表情を隠す。何を思って声をかけてきたのかはわからないけれど、それでもおおよその想像がつくのは、ひとえに付き合いの長さ故だろうか。
それが本心かどうかはわからない。
神とは言え嘘はつく。神だからこそ嘘はつく。
真実なんて、世界のどこにも見えはしないのだ。

そう、愛のように。正義のように。平和のように。
目に見えるもので確かなものなんて、この世界にひとつだって在りはしない。

だから、ーー……

アネーシャは考えるのをやめて、振り返ったその顔に笑顔をつくった。

「ごきげんよう〜♪
 そうねぇ〜……、
 わたくし今は、夜よりも、あなたが好きよ」
(13) kikimi 2019/10/05(Sat) 8:57:45

【人】 「狂」の神 アネーシャ

そんな軽口を叩いて、ナハトとの会話へと思考をを動かす。
「義」神がつく嘘はどんな味なのだろう。
味わってみたいし、聞きたくもない。

「ーー……狂?」

問いを受け、アネーシャの瞳から仄かに色が失われた。大したことではない、否大事だ。それは聞かれたくない、むしろ言いたい、どちらでもない、問いかけだった。
揺らいだその機微を悟られぬよう、けれど嘘をつくことはせず、ただアネーシャは、微笑んだ。

「わたくしは確かに“狂”の神と呼ばれているけれど、けれどねナハト。
 わたくしは、自らその名で呼んでくれと頼んだことは、一度もないのよ〜」

唇を三日月型に象って、そうしてそのままナハトの耳元に唇を寄せる。

「でもその質問は素敵ね〜。
 狂って何かしら。何でもないのかもしれないわ。
 わたくし思うのよ。
 狂は愛でもあり和でもあり義でもあり、
 そうしてきっと帝でもあるんじゃないかって。

 何でもあり、何でもないのよ。
 思わなかったことをすることが狂うという意味だとわたくしは思っているわ〜。
 ねぇ、この世界で一番不確かなものって何かしら〜。
 わたくしそれが一番“狂”の神に相応しいと思うのよ〜」


そうして最後に、付け加える。
(14) kikimi 2019/10/05(Sat) 8:57:59

【人】 「狂」の神 アネーシャ

【感情取得:尊敬(+)】
(15) kikimi 2019/10/05(Sat) 8:58:26
「狂」の神 アネーシャは、メモを貼った。
(a11) kikimi 2019/10/05(Sat) 8:58:36

【人】 「狂」の神 アネーシャ

■秘密取得シーン
相手:サティカル
場所:G人との交流
(39) kikimi 2019/10/05(Sat) 18:19:49

【人】 「狂」の神 アネーシャ

◆秘密取得 サティカル


わたくしにはね、秘密があるの。
あのね、

この間のわたくしは、とっても耳が良かったのよ。

*

アネーシャにとってエラはどうだっていい存在だった。人間は面白くてつまらなくてあっという間に変わってしまってそれはそれは愉快な存在なのだけれど、その興味は個人に向いているものではない。
だからこそ一人だけを取り出して「さあどうだ」と問われたところで、答えは実のところ、昨日も今日も変わらないのだった。
どうだっていい。そう、何だって。

「無罪、と思うのだわ」


そう思っていたはずなのに、あの日気まぐれに得た回答が、耳にこびりついて離れなかった。彼女が無罪と言うならば、愛の神がそう言うのならば、それならば狂の神である己は“有罪”を選んだ方が《面白い》のではないかとーーそんなふうに、思う。
考える。
アネーシャは考える。

次の神について、考える。

「ねぇ、サティカルちゃん」

光色の髪をふわふわと揺らすサティカルの姿は、小柄な体躯にしてはよく目立つ。纏う雰囲気も手伝ってか、何となく、柔らかい空気が漂っているのだ。
そのにおいを辿って本人を見つけ出せば、何となく、特に理由もなくその頭をぽん、と撫でた。
(40) kikimi 2019/10/05(Sat) 18:21:10

【人】 「狂」の神 アネーシャ

「あなたは愛の神よね〜。

 わたくしねぇ、思うのよ。
 わたくしとあなたは、
よく似ているわ。


 わたくしはあなたが笑っているのを見るのが大好きなの。
 だから、教えてくださらない?

 あなたは、
狂った愛
を、どう思う?

 あなたは、あなたの〈愛〉を、本当に信じているの〜?」

「けれど、
 ……この答えだって、もしかしたら明日には覆ってしまうかもしれない」


――…………本当に?

*
(41) kikimi 2019/10/05(Sat) 18:23:09