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人狼物語 三日月国


37 【恋愛RP】夏の夕べ【R18】

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【人】 灰原 詩桜


─花火大会─
 
[最初、背の高い──見慣れない色合いの男の人に
 男の子は驚いたようだったけれど、
 その優しい声と申し出にこくりと頷いてくれた。>>375
 手拭いを取り出して涙を拭いてあげながら
 私もほっと胸をなで下ろす。]
 
 
   探しながら、案内所に行きましょうか。
   すれ違いも防げると思いますし。ね?
 
   お名前は?
   ……そう、ヒロくん。
   ヒロくん、お姉ちゃんたちと
   お母さんたち探そうね?
 
 
[そうやって笑いかけると、うん!と
 大きく頷いてくれたから。
 智詞さんがそう申し出てくれたなら>>375
 男の子自身に聞いてみる。
 一緒に手を繋ぐ?
 それとも、お兄さんに肩車してもらって
 高いところから探す?って。

 そうしたら、「上から探す」って言うから。]
 
(379) 2020/08/03(Mon) 20:15:35

【人】 灰原 詩桜

 
   智詞さん、大丈夫?
 
 
[ヒロくんの履物を預かって、私は彼らの隣に並ぶ。
 人混みから飛び出て高い場所からの眺めに
 ヒロくんは少し気が晴れたのか、もう泣いてはいない。
 頭の上にはまだ大輪の花が咲く。
 それと、男の子と、智詞さんと。
 祭りの喧騒の中を案内所に向けて歩きながら。]
 
 
   ……智詞さん、良いお父さんになりそうですね?
 
 
[なんだか微笑ましくてそんなことを言いつつ。
 まだ少し緊張した面持ちのヒロくんに
 大丈夫だよー、なんて話しかけていた。]*
 
(380) 2020/08/03(Mon) 20:15:55

【人】 灰原 詩桜


─成瀬さんの就職先案件─>>364
 
   
……ずるい。

 
 
[私は、もともと成瀬さんが
 きちんとした場所で働けていたら良いな、
 とは思っていた。
 高校の時に家出してそのままなら中卒になってしまうし
 その後に大検取るのも大変そう。
 学歴なんか問題じゃないって言っても
 学歴があれば不便じゃないってことも
 就活を視野に入れ始めると分かってくる事だったから。

 だから、薄氷古書店に就職してきた時は
 良かったね!って思ったのは本当。
 だって、智詞さんのお店なら絶対安心。
 安心、なんだけどね?]
 
(383) 2020/08/03(Mon) 20:51:07

【人】 灰原 詩桜

 
   ………智詞さんとずっと一緒なの、ずるい。
 
 
[普段はそんなこと言わない。
 だけど、成瀬さんに他の好きな人がいると知ってても
 いいなぁーって気持ちが出てきてしまったのは
 曲がりなりにも元同級生だから。
 全然知らない女の人だったから
 こんな事きっと思わないんだけど。
 ある日、お酒を飲んだ私は
 そんなことを言って相手に絡んでいたことでしょう。]
 
 
   わたしも、いつか、役に立つかな?って
   不動産関連の資格の他にも
   簿記とか、経理とか、秘書検定とか、
   勉強頑張ってるのに……。
   お料理とか。……家事、も。
 
 
[若しかしたら智詞さんと一緒にお店をやるのかも。
 その可能性もゼロじゃないかなって
 勉強も、家事も、頑張っているところだ。
 今のところ他での就職をメインに考えているけれど
 そのお仕事で一緒にいられる、なんて。

 就活、頑張ったんだとは思うよ、けどね!]
 
(384) 2020/08/03(Mon) 20:51:28

【人】 灰原 詩桜

 
   智詞さんと一緒にいられるの、
   羨ましい………………。
 
 
[ぐでーん、と。
 テーブルに突っ伏しつつ
 どうしようもない管を巻くのでした。]*
 
(385) 2020/08/03(Mon) 20:51:46

【人】 灰原 詩桜


─花火大会─
 
   ええ、そうですよ。
   この子も落ち着いてくれましたし……ねえ?
 
 
[ヒロくんはだいぶ落ち着いたみたいだし、
 小さな子を自分から肩車してあげるなんて
 なかなか出来ないことに思える。
 小さい子の扱いは怖いと言う人もいれば
 汚くするから嫌だ、と言う人も。
 もちろんそう言う人たちだけではないって
 目の前の智詞さんが証明してくれているけれど。
 でも、悪戯っぽいその笑みには>>388
 ちょっとどきりとしてしまって
 ふい、とそらしたわたしの耳が赤くなった。

 やがて、案内所につけば状況を説明して
 その場から離れようとしたけれど。]
 
(394) 2020/08/03(Mon) 21:32:40

【人】 灰原 詩桜

 
   ……え?
 
 
[じゃあね、と離れようとしたけど
 きゅ、っと指先を握りしめられてしまった。
 どうしよう、と智詞さんを見たなら
 ヒロくんのもう片方の手が智詞さんに伸びる。

 …心細いよね。うん、わかる。]
 
 
   じゃあ、もうちょっとだけ。
   直ぐにお母さんたち来てくれるよ。
 
 
[そんな風に笑いかけて、
 ヒロくんを手遊び歌に誘う。
 とんとんとんとん、ひげじいさん。
 なんてやったら、今時はアソパソマソなんだって。
 えー、って笑いながら、少し時間を潰してるうちに
 ヒロくんのご両親が来た。
 ぱあっと顔を綻ばせた瞬間のひろくん、可愛かったな。]
 
(395) 2020/08/03(Mon) 21:33:02

【人】 灰原 詩桜

 
   良かったね、ヒロくん。
 
   それに智詞さんも、ありがとう。
 
 
[一緒に迷子の子にお付き合いしてくれて。]
 
 
   嬉しかった。
 
 
[あなたがそんな、優しい人で。]*
 
(396) 2020/08/03(Mon) 21:33:24

【人】 灰原 詩桜


─ある日の酔っ払いは、語る─
 
   ……………………。
 
 
[まだ。それは結婚する前。
 甘党の智詞さんと一緒に行ったスイーツバイキング。
 その後で事は起こったのでした。

 ラムの香りたっぷりのモンブラン。
 ブランデーの香りがする生チョコ。
 オレンジのクレープシュゼットもお酒の香り。
 そんなものを、知らずに食べていた私は
 すっかり良い気分…………………では、なくて。]
 
(422) 2020/08/03(Mon) 22:18:33

【人】 灰原 詩桜

 
   ………………………ずるい。
   私だって、頑張ってるのに。
 
 
[資格の勉強をいろいろしている事は
 智詞さんには別の機会に話していた筈。
 でも酔っ払った頭では
 そんな事は今うまく伝えられない。
 うーんと。えっと。
 お店の途中から言葉少なになって、
 やっと出てきた言葉がズルイ、なのは、
 我ながら意味不明かもしれないけど
 ズルイと思うのはズルイと思ったんです。

 赤い顔で、拗ねた顔で。
 顔は向けないくせに、手はギュッと握りしめたまま。]
 
 
   私だって、働いてるときも、
   智詞さんと、一緒にいたい………。
 
 
[なのにまだ学生で、卒業だけはしろと言われてたし。
 学生結婚は認めても、そこだけは譲れないって。
 こんなつまらない焼き餅、
 焼いても仕方ないってわかってるけど。でも。]
 
(423) 2020/08/03(Mon) 22:18:54

【人】 灰原 詩桜

 
   成瀬さん、いいなぁーって…………。
 
 
[うん? ここはどこだって?
 どこだったかな。酔っ払いには分かりません。
 ただそこまで言うとぎうぎうと
 智詞さんに背中側から抱きついて
 頭をぐりぐり、擦り付けてた。

 成瀬さんが従業員になったと知ったとき
 高校のクラスメイトで、
 いろいろあった人だから良かったって
 私も喜んだの、智詞さんも知ってる筈だけど。

 それでも焼き餅焼いちゃったの。
 ちゃんと気持ちを落ち着ける声はできるだろうから
 もう少し、時間をくださいね?]*
 
(424) 2020/08/03(Mon) 22:19:14

【人】 灰原 詩桜


─花火大会─
 
[良いお母さん。>>409
 その言葉にほんのり頬を染めていたら
 ヒロくんに「結婚してるの?」なんて聞かれて
 「ま、まだ!」なんて慌てて答えてしまったり。
 じゃあね、と手を振って嬉しそうに帰る様子と
 頭を下げながらもほっとしていた
 親子3人に目を細めたり。]
 
 
   ……智詞さんもいてくれたから、良かった。
   私じゃ肩車は難しいし
   もし智詞さんに出会えてなかったら
   ここに居なかったと思うし……。
 
 
[またドン、と大きな音と光の華。
 少しさっきよりも遠いけれど
 私は彼に寄り添って微笑む。

 そして少しだけ背伸びして、
 唇を重ねようとした。]
 
(432) 2020/08/03(Mon) 22:40:18

【人】 灰原 詩桜

 
   いつか、お父さんとお母さんになれたら嬉しい。
   …….けど。
 
 
[ふふ、と私は悪戯っぽく笑って。]
 
 
   詩桜。
   ……って呼んで欲しいです。
 
 
[なんて、そんなおねだりを。]*
 
(433) 2020/08/03(Mon) 22:40:45

【人】 灰原 詩桜


─ある日の酔っ払いは、語る─
 
[最初は、美味しいおいしいって
 にこにこしてる智詞さんと>>448一緒に
 スイーツを堪能していたんだけど。

 それでも優しく受け止めてくれるから、甘えちゃう。
 ちゃんと理性では分かってるんだよ。
 お仕事だし、やきもち焼くような事じゃない。
 私だって就職したらそうも言ってられないし。
 でも、良いなぁって気持ちも、嘘じゃないから。]
 
(482) 2020/08/04(Tue) 8:43:43

【人】 灰原 詩桜

 
   いとせめて 
しき時は むば玉の
   夜の衣を  かへしてぞきる
  (恋しくてたまらない時は夜着を裏返して寝ると
   夢で会えるというおまじないをして、
   あなたの夢を見ようとします。)

 
 
[ぽつ、ぽつり。
 智詞さんが昔の歌で返すなら>>450
 私もそこから引用する。
 本当に裏返しにしてたりはしないけど、
 会えなかったらやっぱりそれだけ寂しいし
 もっと一緒に居たいな、と思っちゃうから。

 でも、そんな我儘も優しく受け入れてくれて>>451
 振り返った気配に顔を上げると
 ……ほら、ズルイ。>>-803
 こんなタイミングで言うものだから真っ赤になって
 ぺしぺし、背中を叩いて降ろしてって。]
 
(483) 2020/08/04(Tue) 8:44:04

【人】 灰原 詩桜

 
   私だって、智詞さんだけだもん………。
 
 
[降ろしてもらったら、前側から抱きついて
 ぐりぐり、また胸元に頭を擦り付ける。
 ちゃんと分かってるよ!って、しがみついて
 後日、大丈夫だよって
 マカロンを焼いてお店に届けた、そんな後日談。
 だって、成瀬さんにはより良い環境で働いて欲しいし
 智詞さんだって、安心して働いて欲しいからね。

 ……それからもごく稀に
 良いなあー、って気持ちは出るけれど
 本当にごくごく稀、になった。
 それから更に経った頃。]
 
(484) 2020/08/04(Tue) 8:44:39

【人】 灰原 詩桜

 
 
[結局私は就職しなかった。]

 
 
(485) 2020/08/04(Tue) 8:45:14

【人】 薄氷 詩桜

 
─大学4年、秋頃─
 
[結婚してから一年と少しが経ったころ。
 平和に過ごしていたし、
 資格の勉強も頑張っていくつか取得していたし、
 家事もこなしていた……と思いたい私だけど。

 就活のストレスからか
 ぐったりすることが多くなってきていた。
 卒論の方はどうにかなる見通しだけれど
 なんだか最近、眠くて、眠くて。
 朝に起きれない。
 昼間も眠くてたまらない。
 暇があればこんこんと眠ってしまう。

 そんな日々が続いていた。]**
 
(486) 2020/08/04(Tue) 8:46:39

【人】 薄氷 詩桜


─花火大会─
 
[そうね、恋人同士の時間を大切にしたいとも思う。
 だけど、恋人同士だからこそこんな語らいができると思う。
 それに、今もまだずっと恋人同士みたいな両親もいるから
 きっとずっと私は智詞さんに恋をしたまま。
 それは次第に形を変えていくかもしれないけれど
 あなたが一番大好き、と言う気持ちはきっと変わらない。

 …子供ができたらその種類も変わるのかな?
 なんて。それもまだ想像の世界。
 でも男の子を肩車する背中がとても広く見えて、
 なんだかとても頼もしくて。
 …昨日の今日でなんだけど、
 なんか惚れ直しちゃった、なんて。]
 
(500) 2020/08/04(Tue) 20:11:28

【人】 薄氷 詩桜

 
   ……………うん。許してあげる。
 
 
[呼び捨てにされて、私も赤くなる。>>494
 だって、照れてるのが可愛いし!
 でも呼び捨てにされた事実が嬉し恥ずかしで!
 でも嬉しい方が勝ったから、ふにゃりと目元を緩ませる。
 でもね、

 やっぱり彼の方が大人で上手だと思ったの。>>-851
 私は目をまん丸にした後、う、と言葉に詰まった。]
 
(501) 2020/08/04(Tue) 20:11:45

【人】 薄氷 詩桜

─実りの季節─
 
[わたしも、まだ恋人気分でも良かったと思う。
 だけど友達や、主に母さんから色々話されて
 一年経った頃に「自然に任せようか」と提案した。

 それは、やっぱり智詞さんが10年上だったことと
 私自身の就職と卒業のタイミングがある。
 子供が欲しいと言ったとき、直ぐに授かるとは限らない。
 仕事が順調になってから…とのんびりしていて
 わたしが30の時でも智詞さんは40。
 子供が成人式の時に智詞さんが還暦。
 ……と聞くと、成る程確かに早めが良いかもと
 還暦の父を持つ友人からの話は説得力があった。
 それにそうやってタイムリミットがあると思うと
 わたしが働き始めて直ぐに妊娠………も、
 雇う側からしたらどうなのか。
 少なくとも計画を練れ、と言うのなら
 働き始めて数年は仕事に専念……、
 なんてやっていると時間はどんどん過ぎていく。
 あの夏祭りの日以来、子供がいたらなと思っていた。
 わたしは一人っ子だったから
 兄弟がいたら良いなと詞葉さんを見ても思ってて。
 だから、計画的には難しいけれど
 学生のうちから自然に任せて。
 そんな選択肢を選んだのは少し前のこと。
 
ちなみに相談の時は年齢のことよりも
就職のタイミングの方で説明しました。
実際そちらもその通りだなあと思ったから。

 
(506) 2020/08/04(Tue) 20:42:07

【人】 薄氷 詩桜

 
   …………ん、でも、……………?
 
 
[ぼんやりした頭で、
 お義母さんと詞葉お姉ちゃんの言葉に>>497
 首を傾げるわたしの姿がある。
 おめでた。 まあ、そう言う事は、してる。
 夫婦だし。自然に任せようと考えてた。
 
 でも、ほら、おめでたって。
 流し場に駆け込んで「うっ…」(じゃばー)
 はっ、まさか詩桜さん……!
 みたいなイメージ。
 うっ、とはなってないし……ただひたすら眠い。
 あとなんか凄く……ミカン食べたい……?
 流石に病院に向かう時は目が覚めて
 そうなのかな、どうなのかな、と半信半疑。
 待合室でウトウトして。
 診察室にはさすがに一人で入って、
 出てきた私の顔は真っ赤だった。]
 
(507) 2020/08/04(Tue) 20:42:32

【人】 薄氷 詩桜

 
   ………智詞、さん。
 
 
[そしてちょっと涙目になりながら彼のもとへ。
 ぎゅ、と彼の腕にしがみつきながら
 その隣に座って。]
 
(508) 2020/08/04(Tue) 20:43:06

【人】 薄氷 詩桜

 
   …………………………双子、だって。
 
 
[ちょっとはわはわしながら、ぽつりと報告。
 その後先生にちゃんと呼ばれて、
 エコー写真の説明を受けていた。

 予定日はちょうど4月頃。
 まだまだ写真を見ても人の形も分からなくて
 小さな小さな命の粒だけど。]
 
 
   ……いるんだ、赤ちゃん……。
 
 
[まだお腹はぺたんこで実感が湧かない。
 眠り悪阻もあるんですよ、と説明されて
 成る程なあと思いながらも
 じんわり、幸せを噛み締めていた。]*
 
(509) 2020/08/04(Tue) 20:43:23

【人】 薄氷 詩桜

 
   智詞さん………。
 
 
[天色から溢れた透明な雫。>>510
 それに少し驚いて、
 だけど喜んでくれているんだなと思うと
 わたしもじわじわ、実感が湧いてくる。

 そう、大事にしよう、この命を。
 ここに来てくれた小さな小さな生命。]
 
 
   うん。……うん。
   二人の大切な赤ちゃんだもんね。
   色々調べなきゃ、まだ何も知らないし。
   
   ………って、え?
 
 
[色々本を買ったり読んだり、
 卒論に向けても頑張らないといけないけれど
 この大切な命のために勉強しなくては。

 と、思ったけど、家事禁止?>>512
 びっくりして、首を横にふるふる。]
 
(517) 2020/08/04(Tue) 21:50:25

【人】 薄氷 詩桜

 
   え、家事はするよ?
   動けるなら動いた方が良いって先生も……。
   むしろお腹が大きくなってきてからの方が
   二人いる分、大変になるらしいから
   今のうちに動いてた方が良いかなって。

   あ、でも、運転はしません。
   ……就活も、ストップ……する。
 
 
[別に病気じゃないんだから、とクスクス笑った。
 むしろお腹がまだ軽いうちはさせて欲しい。
 勿論無理はしないから、と提案する。

 みんなに知らせるのも安定期までは
 極々身内だけで良いのでは? なんて。
 意見を擦り合わせつつも幸せで。

 でも、また移動中にウトウトしてしまう。
 それは、とても幸せな転寝だった。]*
 
(518) 2020/08/04(Tue) 21:50:42

【人】 薄氷 詩桜


─そうして、それから─
 
[夏に、双子の女の子。
 冬に、双子の男の子。
 男の子女の子二人ずつ授かった私たちは
 賑やかで楽しい、平和な生活を
 続けて行ったことでしょう。


 薄氷古書店に増えていく本の種類。
 写真集には、あの日通りすがりに
 見かけたかもしれない人の姿があったかもしれない。
 不思議な人の縁は途切れてもまたつないで紡いで
 新たな広がって行くのがなんだかとても不思議だった。
 羽井さんと市村さんが、
 成瀬さんとその想い人が、
 結婚したならぜひ祝福させてほしいし
 その前にジャン先生と清平さんかな?
 子供たちのつながりもきっと広がって
 私たちのまわりはきっと賑やか。
 自分の色が苦手だったわたしと、智詞さん。
 でも私たちの色を繋いで紡いでいく子供達を見ていると
 やっぱりこの色で良かったなって
 私、いま、とてもそう思うのよ。]
 
(566) 2020/08/05(Wed) 20:37:56

【人】 薄氷 詩桜

 
   ね、懐かしいわね、あなた。
   またこのホテルに泊まれるなんて。
 
 
[あなたと色々な思い出が紡げてよかった。
 嬉しいことも悲しいことも辛いことも幸せなことも
 あなたと一緒だったから素晴らしいものだった。
 子供たちももう大人になって
 それでもね、わたし、
 まだあなたに恋をし続けているの。

 目の色はお互いに東雲色と天色のまま。
 わたしが貴方と同じ髪の色になるまで、
 あともう少し。

 シワが刻まれた指先を絡めて、
 久々にこの街のこのホテルにきたのよ。
 懐かしいわね、次に来れるのはいつかしら?]
 
(567) 2020/08/05(Wed) 20:38:15

【人】 薄氷 詩桜

 
   今日は、美味しいワインを探しましょう?
   ね、智詞さん。
 
 
[でもね、貴方とまだまだ一緒の時間を過ごしたい。
 お互いに長生きしましょうね。
 そう笑いかけて、貴方に寄り添って。
 わたしはこれからもそうして生きて行くんだわ。]**
 
(568) 2020/08/05(Wed) 20:38:33

【人】 薄氷 詩桜

 
   ………。
 
 
[そわそわ、薄氷古書店の店先に
 顔を出すのは
 旅行の後まもないある日のこと。

 だってあなたに会いたかったから。
 そうして、わたしは智詞さんとの物語を
 一歩一歩、刻んでいく。]*
 
(580) 2020/08/05(Wed) 21:32:40