17:11:28

人狼物語 三日月国


88 灰色うさぎと紫うさぎの新生活

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視点:人


ツクモ3人が投票した。

ツクモは村人の手により処刑された。

月が姿を変え、新たな一日が始まった。村人は集まり、互いの姿を確認する。
犠牲者はいないようだ。殺戮の手は及ばなかったのだろうか?

優しい光が村人たちの姿を映し出す……。人狼に怯える日々は去ったのだ!

村の更新日が延長されました。

村の更新日が延長されました。

【人】 イウダ

――キャンプ――

[盆休みを盆に取れない職業柄、早くに予約は取れなかったが、そこそこ近場のキャンプ場が空いていたのですぐに申し込んだ。
夜は流星群が見られる時期なのに空いていたのはラッキーだった。
キャンプと言えば中学の林間学校以来で、その時にはシャワーも浴びられなかった思い出があるが、今のご時世、そういう不便さは歓迎されないのか、そのキャンプ場の近くには温水プールと男女の銭湯がついたスパが建っていた。]


 忘れ物ないか?


[引っ越してすぐ、中古の軽自動車を買った。
二人とも職場から電車に乗らずに帰れるが、二人で色んなところに遊びに行くには車があった方が便利だからだ。
今後家族が増えたら新車のファミリーカーがいるだろうが、二人の内は小回りがきいて維持費も安い方が良い。

そのトランクに二人分の荷物を詰め込んだら、温泉以来の旅行に出発だ。**]
(0) 2021/08/23(Mon) 18:41:11

【人】 オルテイシア

―― キャンプ当日 ――

[夏のイベントは引っ越しと花火大会だけに収まらず、前々から話題に上がっていたキャンプに行くことになった。
学校の行事や家族で何度か体験したことはあるけれど、それも10代半ばまでのことで、準備も人に任せてばかり居たから何をしていいかわからない。
最近のキャンプはグランピングと呼ばれるものになっているらしいことはTV番組や、調べている内に覚えた。
キャンプに必要なものは殆ど現地で借りれるらしいし、半個室の部屋もあるらしい。
虫が苦手なものとしてはありがたい情報だ。
選んだ場所は温水プールにスパまであって、それならば安心と楽しみに期待を膨らませた。]


 はい。
 殆ど現地で借りられるみたいですし、
 持っていくもの少なくて良かったですね。

 眠気覚ましのブラックガムもありますけど、
 運転におつかれの時はサービスエリアに入りましょうね。


[車での遠出は今回が初めてになる。
いつもは近所の買い出しか、遠出は電車だったので胸が弾む。
荷物を乗せて助手席に落ち着いたら、カーナビと共に道案内を任された。*]
(1) 2021/08/23(Mon) 19:42:51

【人】 イウダ

[中学生の頃、教師に手伝ってもらって立てたテントの立て方なんて当然覚えていない。

このままでは紫亜の前でカッコ悪いことになりそうだと立て方をこっそり調べたりもしたが、どうやら今回泊まるところは最早「テント型のペンション」と言っても差支えがない程の、既に完成された上に調度品もそのままレンタルできるという場所らしい。「グランピング」なんて初めて聞いた。

寝袋では流石にいちゃつけないなと思っていたが、ベッドも備え付けてあるという事で――夜は天幕を開けて夜空を見ながら抱き合うこともできそうだ。]


 しっかり寝たから大丈夫。
 休むなら折角だから「豪華なテント」の中が良いし、今の俺は紫亜の水着が見たい一心で動いてる。


[気遣ってくれる彼女に笑って、それでも一応ブラックガムは「あーん」と口に運んでもらっておいた。

長距離の運転は流石に初めてだから、無理はしないつもりだが、下道よりも高速の方が信号もなく快適にドライブできる気がする。

流行りの音楽はよくわからないので、カーラジオにしておいた。時折流れる知っている曲を鼻歌で歌う。
二人ならこんな時間もたまらなく楽しい。*]
(2) 2021/08/23(Mon) 20:27:14

【人】 オルテイシア

[睡眠はばっちりな様子で安堵したのも束の間、明け透けに水着を楽しみにされていると言われては、恥じらいが立つ。]

 もう……。
 でも、今年は海は諦めてたから、
 良いところが見つかってよかったですね。

 流星群も見れるなんて楽しみです。


[ひな鳥のように口を開ける彼にくすりと笑んで、「あーん」と声まで付けてガムを口に運ぶ。
楽しさに浮かれて、傍から見たら既に「バカップル」の称号を貼られても仕方がない。

車での移動は電車では味わえない二人だけ感があって、甘い空気になりやすい。

ラジオから流れる懐かしい曲を彼が口ずさむ。
二つの年の差は世代も近く、聴いてきた曲も似通っている。
懐かしい、と笑って、その頃にあった話が話題を付いたりもした。]
(3) 2021/08/23(Mon) 21:02:12

【人】 オルテイシア


[最近のサービスエリアは小綺麗になっていて、馴染みのコーヒーショップやコンビニ、地元のパン屋さんなどが並ぶ。
肉巻きおにぎりや、ご当地バーガーなどの出店も並んでいた。

美味しいものがたくさんあるのに、こういうところに来るとシンプルなものが食べたくなるもので、食堂のきつねうどんなどが美味しく見える。

まだ、お昼にもなっていない時間帯。
朝はしっかりと彼のご飯を食べてきたので、軽めにパン屋さんでクロワッサンとマリトッツォを買うだけに留める。
その代わりコーヒーは、缶コーヒーや自販機ではなくコーヒーショップでしっかりと豆が煎られたものを購入した。

車の中だと身体が凝り固まるから、外でしっかりと身体を解して、再び車の旅に着く。
周囲は既に緑に囲まれていて、都会らしさはなくなっていた。

ここまでくればもう殆どゴールに近い。]


 あと、もう少しだけ頑張ってくださいね。


[こればかりは応援するしか出来ないが、そう話している内に出口が見え始めた。*]
(4) 2021/08/23(Mon) 21:02:28

【人】 イウダ


 海は来年な。
 嵐さんが早くプライベートビーチ買ってくれたらいいんだけどな〜。


[常連客で同僚の恋人は著名な小説家で豪邸住まいだ。
きっとビーチくらい買えるだろうと思っているし、そのおこぼれをもらおうと図々しく思っている。
彼らの前でならガムを「あーん」したり、車から流れる音楽を二人で口ずさむバカップルぶりも目立たないだろう。
彼等も恋人しか見えていないだろうから。

サービスエリアでは紫亜と同じパン屋でスティック状のデニッシュを購入した。
パンは自分でも焼くが、デニッシュは生地の取り扱いが難しいので、あまり手が出せない。
食べたい時には素直にパン屋に行くことにしている。
今回買ったのは抹茶生地に小豆が練り込んであるものと、グレーズがかかっているもの。
運転しながらでも持ちやすく食べやすい。
紫亜の方は流行りのマリトッツォを買っていて、そのクリームも後で「あーん」してもらおうと目論んだ。]
(5) 2021/08/23(Mon) 22:05:54

【人】 イウダ


 よーし、ここだな。


[紫亜の応援に励まされ、高速を降りたらすぐにキャンプ場の案内板が大きく出ていた。
駐車場に車を止め、管理棟で鍵を受け取る。
夕食のBBQセットはまた後で取りに来ると伝えて、荷物を置きに向かった。]


 ……部屋じゃん?


[写真で見るよりもよりホテルのような内装に、ぽかんと口を開けたまま見渡す。
テント特有の閉塞感もない。
ベッドの近くのリモコンを操作すれば、天井の天幕が開いて陽光が入ってきた。
夜は夜空を見ながら眠れるなんて贅沢だ。

その楽しみは後に取っておくことにして、早速近くのプールに向かおうと誘うくらいには、水着を楽しみにしている。*]
(6) 2021/08/23(Mon) 22:06:08

【人】 オルテイシア

 
 嵐さんってプライベートビーチまで買えるんですか?
 宇張さんにおねだりしてもらわないと。
 

[さすがに冗談だろうとくすくすと笑ってしまう。
でも、見知った顔馴染みと行く旅行はきっと楽しいだろう。
実現するには日程だったり場所だったりと難しい条件は色々あるが、想像に留めるぐらいなら許されたい。
同年代の女性と新しい水着を選ぶのも楽しそうだ。

車に乗り込んで、隣でデニッシュバーを食べる彼にカップタイプのコーヒーを渡しながら。
マリトッツォも食べたいというリクエストに運転席に腕を伸ばして「あーん」する。
さすがにクリームいっぱいのマリトッツォは口から少しはみ出して、「ついてる」と笑いながら口端についたクリームを舐め取った。]
(7) 2021/08/23(Mon) 22:36:53

【人】 オルテイシア

[キャンプ場は広く、駐車場もコテージの間隔も広かった。
荷物を手に案内された場所へ向かえば、ホテルと同等の室内に眼を丸くした。]


 ……すごい、ホテルみたい。
 きれーい。


[感動を覚えてきょろきょろと辺りを見回してしまう。
天幕が開けば、わぁ……、と感嘆の声を上げた。
ひとしきり室内を見てはしゃいで、一息付いていれば、プールの話題が上がる。]


 覗かないでくださいね?


[なんて、冗談を言いながらバスルームに水着を持って着替えに入った。]
(8) 2021/08/23(Mon) 22:37:11

【人】 オルテイシア

[流行りの水着のタイプも色々あったけれど、彼からのリクエストにパレオとあったので、結局手にしたのは水色のパレオ。

腰元に纏う少し透け感のある花柄が南国感を思わせる。
膝下まで隠す布地は右腰の辺りで結んで太腿を覆い隠した。
布地を脱げば、上下はただの白のビキニに変わる。
胸元はボリュームをアップさせるためにフリルが何段か重なっていて、首裏と背中で紐を結ぶタイプになっている。
本格的に泳ぐとなれば紐タイプでは心許ないが、水遊びする程度ならこれくらいでも大丈夫だろう。

バスルームの鏡の前で、確認するようにくるりと回って確かめる。
そろそろ彼も外で水着に着替えている頃だろう。]

 
 基依さーん、もう着替えました……?


[そうっと室内に声を投げた。*]
(9) 2021/08/23(Mon) 22:37:40

【人】 イウダ

[嵐ならビーチのひとつやふたつ買えそうな気もするが、問題は卯田と宇張が揃って休めることはほぼないということだ。
なのでこれは単なる妄想の話。
彼らの「プライベート」にお邪魔するのは、それこそSASANKAを店休日にしてもらっての結婚式しかない。
どちらが先になるか、今のところはわからないけれど。

口元についたクリームはキスで掠め取られ、ハンドルを持つ手がぶれないように必死になった。
つい癖でその唇を追いかけてしまいそうになったから。
幸い盆シーズンも過ぎた高速は車通りも少なく、危険なことにはならずに済んだ。

キャンプ地自体も満員とまでは行かなそうだ。
自然の多い土地ならではの澄んだ空気は残暑の気配もやや過ぎて、初秋の風の匂いすらする。]
(10) 2021/08/23(Mon) 23:09:47

【人】 イウダ


 えっここで着替えんの?!


[プールまで着替えを持って行くものだとばかり思っていたから、バスルームに向かう彼女に目を丸くする。
利用客は大体このキャンプ場から来るからみんなそうしているのだろうか。
後に残された卯田も所在なさげにきょろきょろした後、その場で服を脱ぎ始めた。

男の着替えは早い。
もう惜しげもなく足を晒せる歳でもないので、膝までの丈のスイムパンツを履く。
中にはサポーターもついているので、股間もそう目立たないだろうと思って通販したが、水着も中学以来なのでその頃から発達した陰茎がこれで上手く仕舞えているかは自信が無かった。
上は元々プールサイドで着る為にパーカーを持ってきている。
帰りにスパで身体を清める為に着替えとタオルもビニールのナップサックに入れて、バスルームのドアが開くのを待った。

そう、テントの中に、バスルームだ。

もう一度言うが、部屋じゃん??]
(11) 2021/08/23(Mon) 23:10:03

【人】 イウダ

[声が掛かって、是を答える。
目にした彼女の水着は確かにパレオで隠れている部分は多いが。]


 ……胸が零れそう。


[フリルの分余計に胸に視線が誘導される気がする。
これはプールの中ならともかく、ここからプールまでの道をこのまま進ませる訳には行かない。
頼むから上着を着てくれと頼んだ。
彼女のことだから、水着に似合う上着も持っているとは思うが。]


 期待以上に綺麗だから、他の男の目に晒したくないな……。
 胸はしっかりあるのにウェストはくびれてて……手が置けるだろ?


[腰を引き寄せる。
ぴたりと嵌るのは、普段から撫でまわしている所為だろうか。
このままベッドに行きたい気持ちをぐっと堪えてプールへと足を向けた。*]
(12) 2021/08/23(Mon) 23:10:20

【人】 オルテイシア

 
 え、だって多分、着替えるところありませんよ?

[キャンプ場に併設されているプールだ。
きっと市民プールのように更衣室はないだろう。
あっても当日利用客用の小さなスペースになる。

キャンプ場を水着のまま歩くのは多少恥ずかしいが、海に併設されているような場所ではよくあることだ。

着替えた衣服を抱えて外に出れば、既に彼も着替え終わったようで水着姿になっている。
見慣れているとはいえ、明るい日差しの下で見るのはやはり眼のやり場に困る。

盗み見るようにちらっと視線を向けて、俯いた。]
(13) 2021/08/23(Mon) 23:35:04

【人】 オルテイシア

[ホテルの一室のような部屋で見せる水着姿は気恥ずかしく、胸元を指摘されたら、腕で胸元を覆い隠した。
耳朶を染めながら、上目遣いに睨む。]


 ……えっち。


[上着を、と言われたら断る理由もなくて、自身のものを取り出すより先に彼のものを差し出されて、この大き差ならお尻ぐらいまで隠れそうだった。
パーカーを受け取りながら、腰を抱き寄せられて近づく距離に狼狽える。]


 ひゃっ……!
 もうッ……、おさわり禁止ですっ!


[布を纏っているとはいえ、水着ではほぼ下着のようなもので。
ドキドキと高鳴る胸が伝わらないように、腕の中からすり抜けた。
パーカーを羽織ればすっぽりと上半身が包まれる。
スリット以外からは、肌も見えなくなった。

プールに向かうまでの間、ドキドキが収まらなくて。
まるで思春期を迎えた娘のようだと恥ずかしくなった。*]
(14) 2021/08/23(Mon) 23:36:50

【人】 イウダ


 そうなのか……


[衝撃だった。
銭湯もあるから当然更衣室はあると思っていたが、銭湯に繋がるのは「脱衣所」で、そこが混浴の温水プールに繋がるのは確かに問題があるだろう。
そう思えば、紫亜が先にバスルームに向かってくれてよかった。
先に出て着替える場所がないと恥をかくところだった。
ありがとう、と苦笑する。

水着は普段の下着よりも隠れている面積が多いし、胸板なんてもう何度も見ているのに、それでも照れがあるのか紫亜の視線が刺さる。
此方も彼女の下着よりも覆われている面積が多い水着にドキドキしているのでお相子だろうか。

「えっち」なんて言葉もいつもなら開き直れるのに、今日はより動揺してしまって。]


 いや、紫亜の胸が最近またデカくなったから……


[なんて言い訳とも呼べないような言葉をごにょごにょと口の中で呟いたのだった。]
(15) 2021/08/24(Tue) 0:03:21

【人】 イウダ

[おさわり禁止令が出た。
パーカーで隠れたら触りたい気持ちも収まるかと思いきや、自分のパーカーなものだから。
だぼっと尻まで隠れる様子に体格差を意識してより興奮しそうになる。

……危ない、これ以上は股間を誤魔化せなくなる。

そわそわと距離を取ってプールに向かう。
手を繋いでも良いか迷うなんて、まるで中学生に戻ったみたいだ。**]
(16) 2021/08/24(Tue) 0:03:35

【人】 オルテイシア

[とはいえ、自分もここの施設に慣れている訳ではない。
併設されているのならきっとスパには水着で行けるのだろう。
お風呂での支度は忘れずに持っていくことにして持ち物を整える。
水着で濡れたまま戻ってくることを考えれば、スパがプールの近くにあるのは有り難かった。

似合う?と聞く前に感想を口にする彼が擽ったい。
他の人に見られたくないというのも、独占欲を向けられているようでちょっと喜んでしまう自身が居た。

視線を泳がせる彼に、つられて朱を散らして、]


 それはっ……、
 ……基依さんが、触るからですっ!


[べ、と舌を出して、顔を背けた。]
(17) 2021/08/24(Tue) 1:08:15

【人】 オルテイシア

[彼が後ろで理性と戦っていることは知らない。
先に歩き出して部屋を出れば、すう…と足元を風が通り抜けていった。

ちょうど同じくしてコテージからプールに向かう学生らしき男の子たちが見えて萎縮して足を止めてしまった。
後から来る基依さんに手を伸ばして、きゅっと手を握る。]


 ……行きましょ?


[ツンと顔を背けたのも一瞬のこと、ふわりと笑って彼を誘う。
プールまでの道のりは、少し照れくさく甘酸っぱい。]
(18) 2021/08/24(Tue) 1:09:04

【人】 オルテイシア

[まだ夏とはいえ、山間にくれば多少温度は下がる。
日が陰れば少しばかり肌寒い。温水プールだったことに感謝した。

パラソルの下に荷物を置いて、持ってきた浮き輪をしゅこしゅこと空気入れで膨らませていく。
この準備期間が楽しくも待ち遠しい。

大きなプールほど大規模ではないが小さなウォータースライダーもあった。
浮き輪に乗って滑ることも出来るらしい。]


 ん〜、気持ちよさそう!

 基依さん、はやく、はやくっ、
 入りましょ?


[さすがに水の中で上着を着ている訳にはいかないので、プールサイドでは上着を脱いだ。
逸る気持ちを待ちきれずに彼の手を引いて水場に向かった。**]
(19) 2021/08/24(Tue) 1:10:31

【人】 イウダ


 「さわって」っておねだりするのはどっちだ〜?


[そっぽを向いた頬に指先をうりうりと当てる。
あんまりやると本当にまた紫亜の胸を成長させる行為に及んでしまうから、戯れはそこそこに切り上げて外に出た。

揶揄ったから拗ねたかなと思いきや、手を繋ごうと差し出してきたのは彼女の方。
ん、と此方も手を出して、指先だけで繋いだ。
まるで本当に、初めて恋をしている中学生カップルのような道中だった。]
(20) 2021/08/24(Tue) 15:05:00

【人】 イウダ


 はしゃいで転ぶなよ?


[紫亜の脱いだ上着は着替えの入ったナップサックの上に置き、卯田もプールに入る。
温水プールも中学生の時にスポーツセンターで入ったの以来だから、新鮮だった。]


 おお〜熱すぎず冷たすぎず……いいなこれ。
 ウォータースライダー行ってみるか?
 高さはあんまりないけど広さはこの浮き輪に乗ったままで大丈夫そう。


[借りた浮き輪は小さい子が使うようなものではなく、大人二人が入れる大きさを誇っている。
先程から上がる歓声の方向を見れば、彼女を彼氏が後ろ抱きにしたまま浮き輪で滑ってプールに着水する様子が見えた。
水飛沫が上がって楽しそうだ。

様子だけでももっと近くで見てみるかと、紫亜だけを浮き輪で乗せて後ろから押してついて行く。
お姫様の輿を運んでいる気分だ。

途中体重をかけてぐらつかせたら怒られただろうか。
人はたくさんいるのに、紫亜しか見えないぐらい、楽しい。**]
(21) 2021/08/24(Tue) 15:05:12

【人】 オルテイシア

[おねだりを指摘されたら答えられない。
指先を頬に当てられて、言葉では返さずに押し返すようにぷっくりと頬を膨らませた。
その反応が既に認めているようなものだけれど。

触れられれば、また「おねだり」を口にしてしまうだろう。]
(22) 2021/08/24(Tue) 18:42:52

【人】 オルテイシア


 はぁい。

 ……わ、ぬくい。
 気持ちいい〜……。 

[忠告する声には良い子のお返事を返して、プールに沈む。
ぬるめの温泉みたいで気持ちがいい。
すいと水を一掻きすれば、水が波打った。

彼に支えてもらって浮き輪に乗れば、ぷかぷかと水の上を揺蕩って、足とお尻が水面に浮かぶ。
手で水を掻いても気持ち程度しか進まないから、行き先は後ろから浮き輪を押してくれる彼に任せた。

ウォータースライダーの話になれば、水に流されて下ってくるカップルや学生たちを眺める。
少し怖さはあるけど、楽しそうに思えて。]

 
 行ってみたいですっ。
 ウォータースライダー、初めて!


[目を輝かせて頷いた。]
(23) 2021/08/24(Tue) 18:43:50

【人】 オルテイシア

[ゆらゆらと小舟に乗った気分で移動していたら、途中で基依さんがぐっと浮き輪に力を入れてきて、バランスを崩しそうになった。]


 きゃっ……!
 もう、基依さんっ……!


[落ちそうになるのを慌てて彼の腕に縋ってしがみつく。
わざとだというのは分かったから、笑い声を上げて窘めた。

ウォータースライダーは上に登ってみれば思ったよりも高くて、いざ滑り出そうとする時には勇気がいった。]


 ……やっぱり、やめませ……、
 ひゃ、
、……うそっ、きゃ
あぁっ
……!


[リタイア仕掛けた声も虚しく、ノリ気の彼と係員さんの手に寄って水流に流されてしまう。
水色のチューブに吸い込まれて、勢いをつけて滑り落ちていく。
下降している間は、目を瞑って必死に彼の膝に手をかけ続けていた。*]
(24) 2021/08/24(Tue) 18:44:58

【人】 イウダ



[途中の悪ふざけを窘められたなら悪びれもせず笑う。
そうやってゆっくりと待機列に加わって、いざ階段を上りきると、遠目から見るよりもかなり高い位置から降りるようだ。
飛び出し防止の為かスライダーはチューブ状になっていて、滑っている間に残りの距離が見えないようになっている。]


 だーいじょうぶだって。
 ほら、脚の間座ってな。
 せーのっ


[係員が卯田の背を押すと、急勾配の下り道を浮き輪が滑った。
二人分の体重を乗せているのに浮き輪が浮く感じがして、ヒヤッとする感覚が面白い。
ゲラゲラ笑う卯田の膝に指が食い込んで、紫亜の方は怖がっているのが伝わったが、途中で何かを言っていてもチューブ内はかなりの轟音が響いていて聞こえなかった。]
(25) 2021/08/24(Tue) 21:28:53

【人】 イウダ

[ざぱーーーーーーん!

派手な水飛沫を上げて、浮き輪が着水する。
勢い余って卯田の身体が後ろに倒れ、そのまま水中に落ちた。]


 っげぇっほ!げっ、 ほ
 はーーーーーーやっべ楽しいなこれ。
 紫亜〜大丈夫か〜?


[目に水が入って反射で閉じたまま、彼女の様子を探る。
彼女もいっしょに落ちたのか、或いは浮き輪のままか――*]
(26) 2021/08/24(Tue) 21:29:06

【人】 オルテイシア

[水の力を借りて浮き輪は勢いをつけて滑り落ちていく。
カーブになる度にふわっと浮き輪ごと身体が浮いて落ち着かなかった。]


  〜〜〜〜〜〜〜ッ……!!


[声にならない悲鳴を上げる傍らで、後ろからは笑い声が聞こえる。どうしてそんなに余裕なの。
下から見た時は短い距離だと思ったのに、乗ってみたら出口が中々見えなくて、早くゴールして欲しいような、衝撃が怖くてまだ続いていて欲しいような、そんな戸惑いすら覚えた。]
(27) 2021/08/24(Tue) 21:53:11

【人】 オルテイシア

[すっと光が差したかと思えば、チューブの水路が終わって。
大きな水飛沫と共にプールへと飛び込んだ。
基依さんが身体のバランスを崩して倒れ込むのにつられて、一緒に態勢を崩して、ぶくぶくと水の中に沈む。]


 ……ぷはっ、……はぁッ…!
 はぁ〜……びっくりした……ッ、
 あはっ、まさか、落ちるとは思わなくて。


[まとめ上げた髪も水濡れて、後れ毛がパラパラと零れ落ちた。
くすくすと笑っていたら、背中に違和感を覚える。]


 
……――ッ!!



[ばっと胸元を抑える。
落ちた勢いで背中の結び紐が外れたようで慌てた。]
(28) 2021/08/24(Tue) 21:53:55

【人】 オルテイシア





 も、基依さん。
 背中の紐、……結んで欲しいです……。


[胸元を押さえたまま、顔を赤らめながら背中を向けて救いを求めた。*]
(29) 2021/08/24(Tue) 21:54:27

【人】 イウダ

[聞こえた声の位置は近いから、彼女も水に落ちたのだとわかる。
目元を拭いながらひとしきり一緒に笑っていたら、息を呑むような音が聞こえて。]


 
はっ?!



[聞こえた声に思わず目を見開いた。
彼女の背中にはあるべき紐が無くて。]


 おい……っ


[慌てて浮き輪を傾けて簡易の目隠しを作る。
紫亜の脇に垂れる紐を結び直した。
こんな細い紐で支えるには、やはり彼女の胸は重量オーバーなのでは?]
(30) 2021/08/24(Tue) 22:18:42

【人】 イウダ


 もう一回くらい滑ろうかと思ったけど、今度こそポロリしそうだもんな、止めとこう。
 可愛い水着は激しい運動には向いてないな。

 水着のまま行けるスパの混浴スペースに移動するか。


[もし今のスケベイベントを目撃している男がいたとしたら、好奇の目から一刻も早く隠したかった。
プールサイドから上着を取り、移動の間は着とけ、と前を締める。

混浴スペースでくつろいだら、お互い男湯と女湯に分かれてしっかり身体を洗うとしよう。
夕食にBBQをしたら煙たくなるが、それは備え付けのバスルームで洗い流すとして。*]
(31) 2021/08/24(Tue) 22:18:55

【人】 オルテイシア

[大きな声にきゅっと思わず目を瞑った。]


 ご、ごめんなさい……、
 こんなに簡単に解けると思わなくてっ……


[辺りを気にしながら背中に意識を向ける。
浮き輪が上手く影になり、見られているような気配はなかったと信じたい。
周りは殆ど家族連れとカップルだし。
固く紐を結ばれて、ン、と小さく声を漏らす。
胸元を抑えなくてもよくなれば、ほっと息をついた。]
(32) 2021/08/24(Tue) 22:39:49

【人】 オルテイシア


 ……で、ですね。
 脱げちゃうのはまずいので……はい。
 
ごめんなさい……



[はしゃいでいた気持ちが一気に赤面へと変わる。
オシャレ水着じゃなく機動性のあるものを買ったほうが良かっただろうか。(でも可愛いって言われてみたかったし)

上着を着せられて、厳重にチャックまで締められて、はい。としおらしく頷く。]


 ……あ、あの、怒ってます……?


[少しぶっきらぼうになったような彼の態度に、おずおずと声を投げる。
スパは楽しみだけれど、機嫌を損ねてしまったような気がして、後を追いかけながら様子を伺った。*]
(33) 2021/08/24(Tue) 22:40:29

【人】 イウダ


 ……ちょっとだけな。
 ああなる前にフォロー出来なかった俺に怒ってるよ。


[今回は完全に見える前に紫亜がキャッチ出来たが、運が悪ければ完全にどこかに行ってしまった恐れもある。
ウォータースライダー未経験で、そこまで予想出来ずにはしゃいだ自分が情けない。

機能的な水着だって紫亜が着れば美しいと思うが、このデザインは彼女が自分に「可愛い」って言ってもらう為に選んだものだと思うので、それを後悔してほしくはなかった。]


 でも俺自身への怒りが紫亜に向いてるみたいに見えたんなら余計悪いな。
 切り替えて、あっちも楽しもうか。


[今度は自分から手を差し出した。
指先だけじゃなく、掌の温かさまで共有できるようにしっかりと握って。]
(34) 2021/08/24(Tue) 22:55:04

【人】 イウダ

[スパの中は卯田も良く知るスーパー銭湯とあまり変わらないように見えた。
ただ、男女ともに水着で過ごしているから少し不思議な気がする。

シャワーを浴びたら一通り回ってみようか。
周りの目があるからあまり引っ付いたりは出来ないけれど、甕湯の中に二人で入ったり、岩盤の上で手を繋いだまま横になるくらいなら許容されるような気がしている。]


 電気風呂もあるらしい。
 肩こりに効くって書いてるからちょっと興味あるかも。
 痺れたりすんのかな……。


[紫亜の方はどこか興味惹かれたエリアはあるだろうか。
時間にゆとりはあるから、焦らずに試したいところ全部を回っても良いのだけれど。*]
(35) 2021/08/24(Tue) 22:55:18

【人】 オルテイシア


 基依さんは悪くないですよっ。
 私がしっかり結んでなかったからで……!
 あんなに激しいものだとは思いませんでしたし……、
 

[怒りの矛先は自身ではないようだけど、それでも微妙な空気にしてしまったのは迂闊な自身が原因でもあるわけで、しゅんとしてしまう。

続く言葉に顔を上げて、差し伸べられた手をぎゅっと握り返してしっかりと手を繋いだ。
こういう時にうまく言葉が見つからないのがもどかしい。]

 
 ……はい。
 スパならゆっくり楽しめそうですね。


[手の温かさはいつも通りで、その温度に安堵を覚えながらプールを後にした。]
(36) 2021/08/24(Tue) 23:20:10

【人】 オルテイシア

[スパは水着でも楽しめるようになっていた。
温泉旅行の時には一緒に過ごせなかったので、これは嬉しい。

軽くシャワーを浴びて、プールの塩素を洗い流して温泉マップを確かめる。
甕湯は二人で独占出来るから、他の人に気兼ねせず楽しめるだろう。]


 電気風呂ってビリってするやつですよね。
 ンン、私はちょっと苦手かも……。

 私は甕湯とかジャグジーの方が好きです。
 ……あ、露天風呂もありますよ?


[トン、と指でマップを指し示してリクエストした。
岩盤浴も同僚とよく行っていたから、興味が唆られる。
彼が電気風呂に向かうなら、近くのジャグジーで時間を潰そうかなんて考えながら。*]
(37) 2021/08/24(Tue) 23:20:58

【人】 イウダ


 じゃあ「不幸な事故」ってことで、次はお互い気をつけような。
 紫亜の可愛いとこは俺がこの先もずーっと独り占めすんだから、一瞬でも他の男の視線を集めるようなことはガードしてなきゃ。


[しゅんとする彼女がこれ以上落ち込まないように明るい声を出す。
ハプニングもヒヤリハットもこの先絶対に起こらないなんてことはないのだから、その度に二人でこうして前向きに乗り越えて行きたい。

握り返してくれた手の強さに、彼女の気持ちはまだ「ここ」にあると実感して。
スパに着く頃には二人の間に流れた気まずさも緩んでいただろうか。]
(38) 2021/08/24(Tue) 23:40:56

【人】 イウダ


 あー電気苦手か。
 じゃー今回は止めとこ。
 折角だから紫亜と引っ付いてたいし……


[ジャグジーなら水面下で触っていても見えないかななんてことを考える。
言ってしまえばまた「えっち」と返ってくるだろうから、考えるだけ。]


 露天は岩風呂かなるほど。
 ならまずは今ちょうど空いてそうだし、甕湯に入るか?


[示した先はちょうど大人が二人寄り添って入れるくらいの大きな甕型の浴槽。
この距離だと他人同士は気まずいから、ソロ客は利用を躊躇うだろう。

階段を上って足を踏み入れると、熱い湯がざばあと豪快に溢れた。*]
(39) 2021/08/24(Tue) 23:41:17

【人】 オルテイシア

 
 ……はいっ。


[トーンの上がった声に表情を和らげる。
普段から見られる意識が低いせいか、彼が危惧する度に「そんなに心配しなくても……」とは思うものの、心配してくれる気持ちを無下にはしたくない。

手を握るだけでは飽き足らず、腕を引き寄せてそっと身体を寄せる。
隣に並ぶ姿を見上げて、照れくさそうに笑った。]
(40) 2021/08/24(Tue) 23:57:50

【人】 オルテイシア

 
 いいんですか?
 私も二人で入れるなら入りたいですけど……、


[電気風呂を次回に持ち越す彼に小首を傾ける。
その理由を聞いたなら、似たようなことを考えてくれていたみたいで頬を染めた。
水面下でいやらしいことを考えてるとも思わずに、彼の提案に乗る。]


 はい。
 ちょっと狭そうだけど、
 二人だとちょうどいいかもです?


[ぺたぺたと足音を鳴らして、甕湯に向かった。

先に彼が入ると豪快にお湯が溢れる。
笑って自分も片足を入れて、湯船に身を浸す。

多少狭いから、先程のウォータースライダーに乗った時のように、彼の足の間に身体を丸めて落ち着けば、温かさにほう……、と息をついた。*]
(41) 2021/08/24(Tue) 23:58:43

【人】 イウダ

[電気風呂なら近所のスーパー銭湯にもあるし、いつでも入れる。
だが「紫亜と一緒に入れる甕湯」なんて、早々機会があるものではないのだ。
紫亜とはこの先もずっと一緒にいるつもりだけれど、だからといって一緒にいられる機会を先送りにする理由にはならない。
普段仕事でどうしてもすれ違うことが多い分、こういう時には思い切り二人の世界を楽しみたいのだった。

腰かけるとやはり内部は狭く、背の高い卯田は紫亜の入るスペースを確保する為に中で膝を曲げて足を拓くことになった。
上から彼女の身体が降りてくる。
意図的ではないだけに、眼前に現れた臀部に対し何もリアクションを起こせないのがもどかしい。

――否、起こせなかったのは意図的な反応であって。]


 ……ごめん。


[彼女が間に座ったなら、水着を押し上げるものがあることに気づくだろう。
ふーっと長く息を吐く。]
(42) 2021/08/25(Wed) 0:41:03

【人】 イウダ



 ……このまま何もしなかったら落ち着くから。
 流石にここの湯を汚す訳にはいかない。


[後ろから彼女の身体を抱きすくめる。
身体の前で手を組んだら、彼女の胸が押されて上に風船のように浮かんだ。
フリルで隠されていた部分に微かに残るマーキング。

――いかんいかん。]


 素数を数えれば良いんだっけ、
 って俺「ソスウ」の定義すら知らないんだけど。


[とりあえず1からカウントしてみた。
これでは「100まで数えろ」と娘に言っているお父さんのようだ。**]
(43) 2021/08/25(Wed) 0:41:52

【人】 オルテイシア

[狭い甕湯に膝を折り曲げて彼に背を預けるように身を委ねれば、つん、と下肢に当たる何かに、ぴくっと身を揺らした。

ちらっと後方の彼に視線を向ける。
謝罪の言葉で全てを察してしまった。
覚えのある硬さに、じわじわと頬が赤らんで。]


 
……ばか。



[二人だけしか聞こえないような声で囁いた。
離れていた方が落ち着くだろうかと、少し距離を取ろうと身を起こしたけれど、後ろから抱き竦められたら湯船の中で暴れるわけにもいかなくて。]

 
 それは……、そうなんですけど。
 くっついてたら、落ち着かなくないですか……?


[と、言いつつも腕から逃れるつもりもない辺り、非協力的だと思う。] 
(44) 2021/08/25(Wed) 1:33:16

【人】 オルテイシア

[公衆の場でイケナイコトをしているみたいでドキドキと胸が高鳴る。
空いている時間なのか、周囲に人影は見えない。
そのことが余計に二人の距離を縮めた。

胸の前で組まれる手にそっと手を添えて、緩く彼の手を擦る。
腕を組まれている分胸元が少し窮屈になって、小さく身動いだらフリルが彼の腕に掛かって胸が彼の腕に当たった。

水着越しとはいえ、尖った先端を掠めないようにもじもじと場所を移動すれば、今度はお尻に彼のものが当たる。
前にも後ろにも動けなくて、顔を覆いたくなった。]


 そ、素数は私も覚えてないんですけど、
 少しだけど、マッサージ覚えたんですよ、私?

 杏さんと一緒にマッサージ講座に通って、
 基依さんをちょっとでも癒せたらいいなって思って。


[話を逸らすように彼の右手を取って、指先で掌からゆっくりと指圧するように教えてもらったツボを押す。
手付きはまだ未熟だが、弱く、強く、掌を刺激する。**]
(45) 2021/08/25(Wed) 1:33:57

【人】 イウダ


 うん、馬鹿なのはわかってるんだ。
 紫亜とくっついたらまあこうなるよなっていう……。



[此方も小声で答える。
というか囁きの「ばか」にまた反応をしてしまうので、紫亜にはもう少しフェロモンを抑えて頂きたい。]


 いや、この状態に慣れて、紫亜がもじもじ動かなければ収まるとは思う。
 って
コラ、



[今度は卯田が咎める番だった。
腕に胸は当たるし、尻は怒張を育てるように上下左右にぎこちなく揺れ刺激される。
ふうふうと息を荒くして呼吸を整えようとするが、密着した状態では彼女の項から耳にかけて息を吹きかけたような恰好になった。]
(46) 2021/08/25(Wed) 19:53:08

【人】 イウダ

[甕湯には出待ちの入浴客もおらず、露天の方向からも少し外れたところには向かってくる人影もない。
少しだけなら水着の彼女に不埒なことが出来るのではないかと手を動かそうとした瞬間、戒めるように手が取られた。]


 野葡萄さんとすっかり友達だな。
 通う目的が俺の為ってのがまた嬉しいじゃないか。


[やましい気持ちを封印して、掌全体の力を抜けば、細い指からは想像もつかない程の力がツボに入るのがわかった。
力の入れ方なども教わるのだろうか。
「痛気持ちいい」とはこういうことだ。
特に痛いのは指の付け根付近だったから、高速道路運転で肩には力が入っていたのかもしれない。]


 あ〜〜〜〜効く……寝そう……


[ぐう、とふざけて彼女の肩に顎を乗せてみる。
神経が掌に行ったおかげか、下肢の方も落ち着きを見せていた。*]
(47) 2021/08/25(Wed) 19:53:23

【人】 オルテイシア


[密やかに交わされる声に俯いてしまう。
頬が赤らむのは温泉の温度のせいだけではない。
反応を返す彼につられて体温が上がってしまうのは許されたい。

居場所に困って身じろぎを続けていれば、窘められて視線を泳がせる。]


 ……ッ、
 だって……、狭くてどこに居ても当たっちゃう…… 

 ……ンッ、 
だめ……



[触れないようにと意識するほど、余計意識がいってしまって悪循環のことこの上ない。
首筋や耳元に掛かる息にぶるっと身を震わせる。
駄目だと分かっている時程、感じてしまって熱の籠もった溜息をついた。]
(48) 2021/08/25(Wed) 20:51:08

【人】 オルテイシア

[密着した体勢のまま、マッサージする手は続ける。
他に意識が向かないように、掌から指先まで揉み解していきながら。]


 はい。仲良くなりました。
 基依さんたちのお仕事、手が大事でしょう?
 だから、何か役に立つようないい方法ないかな、と思って。

 あ、全身マッサージもちょっと教えてもらったんです。
 背中とか足も後でしましょうね。 


[時折、ンッ、と力を篭めてツボを押す。
あまり痛くしすぎては効果がないから、力の加減は程々に。
痛いところは指の付け根と聞けば、首周りに掛けて凝っていることが分かる。
長時間運転していたなら然り、そこは念入りに解しておいた。]


 ……気持ちいい?
 あ、だめですよ、寝ないで。

 ……ふふっ、くすぐったい……
 ……はい、終わりです。


[肩口に掛かる重みにくすくすと笑いが漏れる。
頭同士をこつりとぶつけて、ゆっくりと手を解放した。*]
(49) 2021/08/25(Wed) 20:52:11

【人】 イウダ

[狭くて動きづらいことがここまで互いを盛り上がらせるものだとは初めて知った。
家では大抵浴槽に浸かる前に繋がってしまって、事後に入ることが多いし、温泉旅行の時には内風呂は十分な広さがあった。
意識すればするほど熱は収まってくれなくて、呼吸を整えようとするその息が彼女の情欲をも刺激してしまう始末。]


 
紫亜、声、



[密着しているから、卯田がどのタイミングでより催すのか彼女には知られてしまうだろう。
ふるりと身動ぎする時の産毛が逆立っている様子や、溜息をつく熟れてつやつやの唇、目が離せないのに見ていると収まる隙がない。

だから、マッサージの方向に意識を逸らしてくれたのはありがたかった。]
(50) 2021/08/25(Wed) 21:29:14

【人】 イウダ

[ということは、羽出も野葡萄にこうやってマッサージされているのだろうか。
その様子を想像して微笑ましくなった。]


 うたた寝湯とかもあったけど、そこでツボ押しして貰ってたら、紫亜をプロの人だと思って依頼してくる人が出てくるかもしれないしな。


[水着で背中マッサージなんて、傍から見たら単なるマッサージには見えないかもしれないし。
より広範囲の部分は部屋(もう部屋と呼ぶ)に戻ってから頼むことにしよう。]


 あ〜すげ、手を解して貰ったら、なんか背中の方まですっきりした気がする。
 ありがとな。

 ……出るか。
 逆上せてもアレだしな。


[収まったことだし。
また長居をすると熱はすぐに戻って来そうだから。]
(51) 2021/08/25(Wed) 21:29:31

【人】 イウダ

[甕湯を上がると少しくらりとする。
熱が下に集まった名残……というのは置いておいて、これ以上入るのは危険かもしれない。
彼女が他に入りたいところがあるなら、その近くのベンチで休むことにして、他に行きたいところがあるか尋ねた。]


 銭湯の方も行ってから着替えて帰ろうかと思ってたけど、涼みたいから俺はこのまま帰ろうかな……。


[行きは戸惑っていた水着移動も、他の客も堂々と歩いているのを見たことで抵抗は薄れている。
彼女の方が着替えたいなら外で待っておくことにして、此方は入浴後の瓶牛乳のことを考えようか。*]
(52) 2021/08/25(Wed) 21:30:00

【人】 オルテイシア

[上擦った声を指摘されて口元を抑える。
人に聞かれたら視線が集まってしまうだろう。
熱に浮かされた顔を見られてしまえば、すぐに何をしているのかは察せられる。

冷静を装って熱をやり過ごそうとお風呂に身体を埋めれば、ぱしゃりとお湯が跳ねた。]
(53) 2021/08/25(Wed) 22:08:41

【人】 オルテイシア

 
 横になりながらお風呂に入れるのいいですね。
 プロには到底腕が足りませんから、
 実際に頼まれたら困っちゃいますけど。


[ツボの場所も、力の篭め方も教わったけれど、一日二日では完璧とは言えない。
杏さんとはもう少し極めるつもりで、マッサージ講座には通う予定だ。
彼女も頑張り屋な彼氏のために、日々研鑽を怠らない。

たまに会話が弾みすぎて、お互いの彼へのご奉仕活動に力が入り過ぎることもあるけれど。
女子トークの内容は、たまに過激な内容もあるから彼にはとても話せない。

マッサージの効果はあった様子で、感想を聞いたら表情が綻ぶ。]


 はい、私もそろそろ逆上せてきました。


[マッサージの話をしている内に、火照りも落ち着いてきていて、代わりに身体中がぽかぽかしている。
縁に手をついて湯船から上がった。]
(54) 2021/08/25(Wed) 22:08:59

【人】 オルテイシア

[外気に身体を晒せば、火照った身体に涼風が当たる。
思った以上に入念にマッサージしていたせいか、お互いの熱を収める為に長湯したせいか、湯船は十分に味わった気がする。]


 基依さんが帰るなら、私も戻ります。
 ちょっと長湯しすぎちゃったし。

 ……今は水分の方が欲しいかも。


[お風呂はどちらかと言えば好きな方だけど、すぐに逆上せてしまうから温泉などの温度が高いような場所ではあまり長湯は出来ない。
二人で来ているのに彼を待たせるのも申し訳ない。
熱の籠もった身体を冷ますのに、部屋まで水着で帰るのもちょうどいいだろう。

そう伝えて、二人で休憩スペースまで戻った。
入浴施設には必ずある牛乳の種類の多さに迷いながら、フルーツ牛乳を選んで口にする。
フルーツ牛乳には、何が入っているのか考えたことはなかったけど、彼なら知っているだろうか。
牛乳の話題を振りながら、施設へと足を向けた。*]
(55) 2021/08/25(Wed) 22:09:45

【人】 イウダ


 腕が上達しても駄目。
 俺専属にしといて。
 ……麦にも駄目だからな。


[このまま彼女が講座に通い続けてプロ並の腕前を身に着けても、他の人間を無暗に触ってほしくはない。
具体的に同僚の名前が出たのは、彼女が彼を「フーくん」と愛称で呼んでいることを日頃から嫉妬しているからだった。

心の狭い彼氏で結構。
彼女を独占したい気持ちはまだまだ膨張中だ。
逆上せたと言っているのに、そのピンク色になった肌を隠したくてパーカーを着せたくなってしまったり。]
(56) 2021/08/25(Wed) 22:34:42

【人】 イウダ


 おー、ちょっと飲んでから帰ろうな。


[スパには足踏みタイプの無料の給水機が備え付けてあるが、誰でも飲めるところで飲むのは余程の事が無い限りは選択したくないししてほしくない。
休憩スペースの豊富な「牛乳」に迷う紫亜には、「欲しいの全部買って冷蔵庫入れとくって手もあるぞ?」なんて提案してみたり。
まあこういうところで入浴直後に飲むのが醍醐味なので、持ち帰ったら魅力も薄まっている気がしないでもない。

フルーツ牛乳は自分が昔飲んだものと味が違うと思ったら、どうやら飲んでいたメーカーは既に撤退してしまったのだと検索で知った。
中身はわかっても自分で作るとただのミックス牛乳になるんだと肩を竦め。

飲んだ後はちゃっかりアイスも食べてから、来た道を水着で戻る。
その間に水気は割と乾いたので、このまま帰ってすぐに着替えるのは惜しくなってしまった。

ダブルベッドにどーんとダイブして、子どものような顔で手招きする。
水着で寝具に寝転ぶなんて、子どもの頃には出来なかったから、背徳感で少しドキドキした。*]
(57) 2021/08/25(Wed) 22:36:50

【人】 オルテイシア


 フーくん?


[思わぬところで出てきた彼の後輩の名にきょとりと目を瞬かせた。
まさか嫉妬の対象とは思わずに、噂の彼が凝りでも訴えているのかと考える。

それでも強めに駄目だと言われれば、独占欲が垣間見えて思わずにやけてしまった。]


 ふふっ、そのつもりです。
 言ったでしょう?
 基依さんのために覚えたんですから。


[拗ねた仕草を愛しく思う。
ご機嫌を取るように腕に手を絡めた。]
(58) 2021/08/25(Wed) 22:59:45

【人】 オルテイシア

[「欲しいの全部買い」は大変魅力的に思えたが、飲みきれる自信がなかったので悩んだ挙げ句一つに絞った。

彼は味の違いに違和感を覚えていたみたいだけど、滅多に飲まない味を私は覚えていなかった。
商品独特の味も好きだけれど、彼が作る「ミックス牛乳」も興味が唆られて、いつか折を見ておねだりしようなんて画策する。

休憩スペースでの冷房が浴場で茹で上がった身体を冷ましてくれた。
日は落ちてきていたが、まだ夏の名残がある夕暮れ。
タオルドライもしたおかげで水着はすっかり乾きつつある。

部屋に戻り、ベッドに飛び込む彼の無邪気さに笑って、ベッドに歩み寄ってり脇に腰を下ろす。]

  
 基依さん、……子供みたい。


[手招きする手に指先だけを触れさせて、ゆらゆらと手を揺らして弄ぶ。*]
(59) 2021/08/25(Wed) 23:00:04

【人】 オルテイシア


[ベッドに乗り上がったら、内股でぺたんと座り込んで。
ぽんぽん、と自身の膝を軽く叩く。]


 ……枕代わり、必要ありませんか?


[少し躊躇いながらも、軽く両手を広げて迎え入れるように。*]
(60) 2021/08/25(Wed) 23:04:48

【人】 イウダ

[つきあうまでは紫亜の前では割と格好をつけていたことが多かったように思う。
彼女から向けられる「年上の男への憧れ」のような視線に対し、夢を壊さないようにと思ってのことだった。
今思えば芸能人でもないのに芸能人気取りのようで恥ずかしいが。

つきあってからは店員や兄貴分として見せていた笑顔以外の――どちらかというと情けない表情を見られることも多くて、でもその度に彼女はそれを受け入れてくれるから、ますますハマッてしまうのだ。

今だって、嫉妬丸出しで格好悪いのに、彼女の方はどこか嬉しそうで。
迷いなく腕に絡んでくる愛しい人の湿った髪にそっと唇を落とした。
周りの目があっても気にしない。

ずっと自分だけを見てくれていたこの子を、自分は心から愛している。]
(61) 2021/08/25(Wed) 23:20:18

【人】 イウダ

[部屋に帰って子供っぽくベッドを軋ませた卯田の横に、聖母のような顔をして紫亜が座り込む。]


 ナマ脚の膝枕を断る理由はねーな〜
 あ、さっきスライダーでプール落ちた時から耳がぼわぼわ言っててさ、
 ついでにちょっとそこの綿棒で耳掃除頼んでも良い?


[プールが近くにあるからか、ベッドの枕元に置いてあるトレイには、綿棒と爪切りが置いてあった。
ベッドを這って彼女の膝に辿り着き、遠慮なく頭を乗せると、耳掃除くらい自分ですれば良いのにわざわざ頼んでみたりして。

徒歩で帰る間に火照りも収まったのか、今の紫亜の太腿は少し冷たくしっとりとしている。
見上げたら彼女の顔があって、新鮮なアングルからの表情にまたひとつ「好き」を更新した。*]
(62) 2021/08/25(Wed) 23:20:32

【人】 オルテイシア

[彼と付き合うようになってから、彼の色んな表情を見れるようになった。

片思いでお店に通っていた頃には、面倒見の良い兄貴分としての姿が印象強く残っていたけれど、二人で過ごすようになってからはさっき見せたような嫉妬に拗ねる顔も、スプリングにはしゃぐ子供のような顔も垣間見える。
熱を交わす時にしか見せない、色気を乗せた顔も。どれも。
一つ一つが格好良くて、可愛くて、愛しい。

新しい一面が見れる度に、きゅんとして胸が高鳴るのは出会った頃から変わらず、今も続いている。]


 ? 水が入っちゃったんですかね。
 いいですよ、横になって。


[身を乗り出してベッドサイドのトレイに手を伸ばす。
綿棒は一つずつ包装されているタイプのもので、2本程手にとって、包装を破いた。]
(63) 2021/08/25(Wed) 23:47:11

【人】 オルテイシア

[裸に近い格好で膝枕は少しばかり気恥ずかしいけれど、彼を甘やかしたい気持ちの方が勝る。
お腹側ではなく、外に向かって顔を向けてくれているから安心しているのもある。

まだ少し湿った髪が太腿に掛かる。
甘い重みに目を細めて、彼の横顔がよく見えるように身を屈めた。]



 ……じっとしててくださいね?


[そう密やかに告げて、ふぅ……、と耳元に息を吹きかける。

耳元に掛かる髪を片手で抑えて、綿棒をゆっくりと挿入していった。
傷をつけないように注意を払いながら、耳孔の中で円を描くように動かして。]


 子供の頃、両親がよくソファで耳掻きしてたんですよね。
 仲が良いなって、ちょっと憧れてたんですけど。

 基依さんと、こうしてできるなんて……しあわせ。


[耳掃除をしながら、そうほつりと言葉を落として微笑む。*]
(64) 2021/08/25(Wed) 23:47:39

【人】 イウダ

[もう記憶もない幼い頃に母に膝枕をして貰ったことはあるだろうか。
卯田のイメージの中の母はそういうことをしそうにないタイプだが。
とにかく、実質これが初めての膝枕である。

どこを見て良いのかわからずに、ただ二つ並んだ枕を見ていた。
その上を彼女のほっそりした白い腕が通り、綿棒をパッケージから取り出す。]


 んッ?!


[耳に息を吹きかけられて、思わず高めの声が出た。
人に耳掃除をしてもらうのは初めてなのでわからないが、これが作法なのだろうか。
耳元に心臓が移動したみたいにどくどくと脈の音が聞こえる。
一瞬で水着を隆起させたものを庇うように、そっと身体を丸めた。]
(65) 2021/08/26(Thu) 17:23:31

【人】 イウダ


 へ…へえ……
 うちはそういうのなかったからな……
 ここでじっとしてるってのも落ち着かないけど……

 そうだな、この「預けてる」って感じは、本当に好きじゃなきゃ生まれない感情だなって思うよ。


[織戸家の両親は子供の前でも仲が良かったのか。
それを見て育った紫亜が子を産む前から母性に溢れているのは身近に良い手本がいるからなのだろう。]


 ふぉお、やっべ、何かこう
 喋ってないと落ち着かないな……


[痛くはない。
くすぐったいのとも少し違って、快感の近くに存在する不思議な感覚に、震えてしまわないように必死だった。

そして反対を向いて同様にやってもらう。
初心者には少し緊張の強い時間だった。
異物の気配が消えたら、ふーっと息を吐いてしまった。*]
(66) 2021/08/26(Thu) 17:23:59

【人】 オルテイシア

[膝枕が初めてだと聞けば、初めての経験を与えられたことに喜んだだろう。
綿棒を差し入れようとした時に、彼の声が上擦って、]


 あ、駄目ですよ。
 危ないですから、……動かないで?


[まるで子供に叱るように窘めた。
意識は耳朶に集中していて、彼の下肢に違和感があることまでは気づかない。

指先は丁寧に、慎重に耳を擽る。]
(67) 2021/08/26(Thu) 18:51:26

【人】 オルテイシア


 私も小さい頃は、母にしてもらってました。
 擽ったいけど、気持ちよくて。

 ……小さい頃の基依さんは、じっとしてなさそう。

 はい、次。 反対向いてください。

[自然、距離は耳元の近くになるので声を潜めて会話を交わす。
幼い基依さんを想像してくすくす笑いながら、身体を反転させるように促す。

彼が身を翻せば頭が此方側に向いて、思わず緊張に下半身にきゅっと力を込めた。
ただの耳掃除なのに、腹部に掛かる彼の息が少し擽ったい。]


 ……預けてもらってる、なら、嬉しいです。
 もう少しで終わりますから、我慢してくださいね?


[平静を装うようにして静かに息を吐き出すと、耳を傷つけないように綿棒を動かす。
落ち着かないという彼に、シンパシーを感じて小さく笑った。*]
(68) 2021/08/26(Thu) 18:51:43

【人】 イウダ

[慣れない耳への刺激に動いてしまえば優しく叱る声が降ってくる。
まるで彼女の子どもになったみたいだ。]


 紫亜はお母さんになってもそうやって優しく叱ってくれそうだよな。
 って思ったら今から子どもに嫉妬しそう。はは。

 俺はやって貰った記憶がないんだよな。
 耳かきも歯磨きも。
 じっとしてるタイプじゃなかったよ、ご明察。


[探検と称し色々一人で行きたがる子どもだった。
道を覚えるのは得意だったから迷子にはならなくて、それがまた幼い卯田少年を助長させた。
よく犯罪に巻き込まれなかったものだと思う。]
(69) 2021/08/26(Thu) 20:20:34

【人】 イウダ

[彼女の膝の上でする思い出話は、まるで子供の頃のやり直しをしているみたいだ。
これはお義父さんがお義母さんに頼むわけだよ、と。
「おじさん」「おばさん」から自然と呼び名を変えて話題に出した。

始まった時は落ち着かなかった膝上も、耳の中を綿棒で触られる感覚に慣れると同時に段々離れ難くなっていた。]
(70) 2021/08/26(Thu) 20:20:54

【人】 オルテイシア

[将来の話になって、照れくさそうにはにかむ。
遠い遠い夢のような話も、二人で暮らすようになれば次第に現実味は帯びてきているようで、子供と張り合いを見せる彼につられて笑った。]


 二人の子ですから、そりゃ可愛がると思いますけど。
 一番は、ずっと変わらないです。


[まだ実感は沸かないけれど、子供と彼では好きの部類がきっと違う。
いつまでも、ドキドキと胸を高鳴らせてくれるのは彼だけだろう。

じっとしていなかったという回答に、当たった。と得意満面の笑顔を見せる。
その頃の彼のことは、よく知らないけれど。
彼の言うように将来二人の子が出来たら、彼のように育てばいいと思った。]
(71) 2021/08/26(Thu) 20:57:48

【人】 オルテイシア


[彼の両親への呼び方が変わり始めて、双眸を緩めながら話に耳を傾ける。]


 ふふ、もしかしたら今も見てないところでしてるかも?
 あの二人、ラブラブですから。


[茶化すように笑いながらも、両親に憧れたように。
両親の背の見ながら育った自身が、彼と一緒に同じ風景を紡いでいければいいと願った。]
(72) 2021/08/26(Thu) 20:58:12
オルテイシアは、イウダにキスをした。
(a0) 2021/08/26(Thu) 23:59:43