16:11:57

人狼物語 三日月国


162 【身内】奇矯の森【R18G】

情報 プロローグ 1日目 2日目 3日目 エピローグ 終了 / 最新

[メモ 匿名メモ/メモ履歴] / 発言欄へ

視点:

全て表示


フィラメント! 今日がお前の命日だ!

大広間にずっといた。

メモを貼った。


その言葉は、最初、誰に向けられたかすら分からなかった。
近付いてきたその姿に顔を向けて、そして。

「いっ……!?」

ガツ、と被っている骨と自分の頭蓋骨が鳴る。
ぐわん、と頭が揺れて、その外側にはヒビが入っただろう。

からん、からん、と。
被った骨の間から、
宝石のような赤い結晶
が転がり落ちた。

そう、こうやったんだよ。僕は当然知ってる。
でもアベルの時よりは上手くできてる、かも?あんまり手が痺れない。
頭の骨がなかったらもっと短く終わらせられたかな。

……どうだろう。感情的に見えるかな。

ガンガンと音のような鈍痛を伴って揺れる頭に、もう一発。
避けることなんてできない、視界が悪いから。

なんで俺がやったと思うんだ、決めつけるんだ、って、弁明する時間すらない。
理由が知りたかった。多分もう知ることもないんだろう。

その場に膝をついて崩れ落ちる。
ぼろぼろと赤い結晶を落としながら。
落ちる結晶は止まらない。次第に、粒も大きくなっていく。

何も言わなかった。
どうせ信じてくれないだろ、この様子じゃ。


なんで?なんで?なんで?なんで?何で殴って?
だって、おかしい、ちがうよね、お話したじゃん。
一人ずつ、話していこうって。
俺達が疑われたら、話を聞いてもらえないかもしれないから。
少しだけ、黙っていようって。
そんな、なんで、おかしいよ。
なんで?なんで?殺すの?どうして?
大事な家族、大事な家族だよ。クロ、ノル、俺の大好きな人達。
やだ、やだよ、ノル、なんで、どうして。
まってよ、やめてよ、クロ、やだ、死なないで。
やだ、いや、お願いだよ。



俺の幸せ、きえないで。

ユングフラウは、何かが割れる大きな音を聞きつけて、駆け出した。
(a8) 2022/07/21(Thu) 0:25:31

【人】 無線通信 ユングフラウ

物が割れる音に動悸がして、脳裏に過ぎるのは割れた酒瓶。
無惨にひしゃげた旦那様の姿。

転げるように走って、もう心の声が聞こえないように、引き篭ってるとか言ってられなくて。
それで、大広間まで駆け込んで。

目にした光景は、一番、いちばん見たくなかったもので。

▙ ▜▓▗
_何……
なに、やってんのっ!!!
(12) 2022/07/21(Thu) 0:55:07
ーーー頭殴っておいて何か言えとか、無茶振りにも程があるよ。
言ったって、今火に油じゃん。
何言ったって、じゃあ、この傷は治るのか?こんな森の中、こんな体質持ちで、医者だっていないのに?

もう戻らないよ。何を言ったって。


三発目は別の方向、別の角度、別の高さから。
バコ、と大きな音が鳴って被っていた骨が割れきった。そのまま、膝ですら立っていられなくて、横に床に倒れた。

誰にも見せたことのなかった骨の下。
右目がなくて、血色の結晶が眼孔から突き出るように生えていた。
今まさに殴られていた箇所からも同じ結晶が育っていて、血飛沫の代わりにバラバラと飛び散った。

初めて見せる表情は、うっすらとした笑みだった。
苦しげに眉を寄せ、脂汗を掻き、自分を害する二人を見上げて。

疑われるような自分に対する自嘲と、寂しさを浮かべて笑っていた。

僕は何を泣いてるんだろう?
馬鹿みたい。
やろうと思ってこうしたんだけど。      ?

【人】 無線通信 ユングフラウ

>>14 ノル

▙ ▜▓▗
_ ノール、なんで……なんでこんなことになってんの……ッ!〕
〔⿻▫__ 任せたのに〕

何故か、なんて。わかってしまった。
だって、皆を守りたくて嘘を認めたけど、
手紙を託した貴方は、貴方には、嘘をあげられなくって。

いや、そもそも、浅知恵に過ぎなかったのかもしれない。
きっと、
引鉄
を引いたのは
だ。

▙ ▜▓▗
_ ぁ……あ…………〕

やめて、なんて‪言えない。だって、全て、貴方に託したのだ。
だから、貴方の凶気は、凶行は、己のものでもある。

〔⿻▫__ ごめんなさい〕

〔⿻▫__ ごめんなさい〕

〔⿻▫__ ごめんなさい〕


失敗の責任の決着を自分の手でとることも出来なくて。
暴力を、貴方に負わせてしまった。

制止しないことで加担している卑怯者は、へたり、と床に座り込んだ。
(15) 2022/07/21(Thu) 1:53:53
ユングフラウは、〔⿻▫_ ごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさい〕
(a14) 2022/07/21(Thu) 1:58:34

【人】 無線通信 ユングフラウ

▙ ▜▓▗
_ あ…………〕

どこまでも現実的な、思考が。


この場所を去ることも出来ず、へたりこんでいた。
目をそらすことも出来なくて、耳を塞ぐことはもっとできなくて。

こくり、ひとつ、頷く。
せめて、せめて、少しでも安心して欲しくて。

そんなことを願う権利は、ないかも、しれないけど。
(16) 2022/07/21(Thu) 2:20:07
ーーーなんでそんな顔してるんだろなぁ。
俺だって思って、凶器を振るったんだろうに。
嫌いな、憎い、許せない俺がいなくなるんだから、喜べばいいじゃん。


思うんだ。思うけど、他人事みたいに声が出ない。
いくつか何か聞こえてきてたけど、見上げた先の二人が気になる、今は。

花瓶を振り上げた姿が、辛うじて見えた。


「ひ、とごろ、
しっ、



たった一言。全て通して、たった一言。
その一言を言うだけのために、喋る気力をとっておいたんじゃないかと思えるくらい。

でも、その声には誰を責める言葉も含まれちゃいなかった。
なんなら、やっぱり少し笑っていた。
きっといつも、悪戯されたりつまみ食いされたり、何か頼み事されたり、そんなときの「あー、もー」くらいの。
だって、だって、君たちはこの先も生きていかなきゃならないから、こんなことは許されたと思って、さっさと切り替えて忘れて
俺なんて捨て置いて。



そして。
ぐしゃ、と頭蓋が鳴いた。クローディオ本人の骨の音。
たくさんの真っ赤な結晶を撒き散らして、ーークローディオは動かなくなった。

【人】 無線通信 ユングフラウ



〔⿻▫__ あ…………〕

(19) 2022/07/21(Thu) 2:45:21
ユングフラウは、茫然と、抜け殻のように、座り込んでいる。 ノイズすら、無く。
(a17) 2022/07/21(Thu) 2:47:20

【人】 無線通信 ユングフラウ

〔⿻▫__ ぁ…………〕


大広間が静まり返って、随分な時間が経って。
ふら、と亡霊のように立ち上がる。

▙ ▜▓▗
_ クロ……兄…………〕

ふら、ふら、と近寄って、ぺしゃ、と貴方のすぐ側、血溜まりの中にまた座り込んで。

▙ ▜▓▗
_ クロ兄……こんな、顔、だったんだね…………。〕

袖口で、顕になった顔に付着した血液を何度もなんども拭う。

▙ ▜▓▗
_ 運……ばなきゃ……〕

このまま、ここに、寝かせたままでいる訳にはいかないと。
いつだって現実的に、目の前のやることを見据えていた貴方のように、抱き上げて移動させようとする。
だって、今ここにいる子たちの中で、貴方の次に力があるのは僕だから。

〔⿻▫__ どこ、へ……?〕
(26) 2022/07/21(Thu) 11:55:48
ユングフラウは、多分、座り込んだのは、結晶の散らかっていた場所。今は綺麗に片付いている。
(a25) 2022/07/21(Thu) 12:31:33

ユングフラウは、拭ったのは、塵のように細かい破片だったかもしれない。
(a26) 2022/07/21(Thu) 12:32:12

【人】 無線通信 ユングフラウ

>>27 リーディエ

何も言い返せなくて、ただ俯く。だって、全てその通りだから。
制止することもなく、自分の手を汚すことも無く、何も
しなかった
自分が一番浅ましい。
〔⿻▫__ ごめんなさい……〕

謝罪すら、赦されることではないと思うのに、また声が零れ落ちる。

クロをそっと横抱きにしたまま、貴方を見送ろうとして。
その方角が庭であることに気がつく。

▙ ▜▓▗
_ 待って…………っ!〕
〔⿻▫__ ちがう、伝えなきゃ〕


貴方が足を止めなかったとしても、来るなと言われたとしても、勝手についていく。
その歩調に合わせながら、抱きかかえたクロと一緒に。
(28) 2022/07/21(Thu) 15:20:06
ーーー気が付いたら、庭にいた。
いつもいた、畑の前にいた。

……サクッとあっさり逝けないくらい未練があったのか。笑えてしまう。
割れてしまったはずの骨の頭も戻っているから、表情なんて見えやしないけど。 どうせ誰も見ないだろうけど。

そんなに未練があったのに、抵抗もせず一言以外何も言わなかったのは。無意味としたのもあったけど。

「……アイツら、気に病んでないかなぁ……」


加害者二人が、先に害意を示してしまったから。
クローディオを殴ってしまったから。
何か言って、彼らがその場で間違いに気付いたら?
殴った事実も狂気も、消えやしないのに?

だから最後に間違いを指摘して咎めて、その中に俺は許すよって気持ちだけ込めて。
それだけが精一杯だった。

青々と、野菜が育っている。
葉が、茎が、風にそよいでいる。

でもそれに触れることもできない。

「なんにもなくなっちゃったな」

庭へ、出てくる。
頭の骨の割れて外れた、抜け殻になった身体を抱えて歩く。

引き摺るように歩くリーディエが先導。やがて彼女は、目に付いた大きなスコップを手にする。随分と、不似合いな。

二人だけの葬列。時を前後するか、見守る者がいるかは、知らない。


〔⿻▫__ ごめんなさい……〕


無意味な謝罪の音を垂れ流す。
だって、同行の彼女は許さない。

一番伝えたい相手には、伝わらない、筈、の。

畑のそばにずっといた。だから、庭から音がするのはすぐにわかった。
歩くのが少し難しい。ふわふわと浮いてしまいそうで。
そして向かった先、自分の死体と二人の姿を見る。

あぁ、そのスコップ、リディには大きいって。
指、痛めちゃうよ。折角綺麗な手なのに。
ユングだって、いいのに、俺重いだろ。
あぁでも、邪魔になるか、そんな身体でもきっと皮膚と肉は腐るものなぁ。

届かないと思っている。だから、思うだけ。離れた位置から二人を見て。

「……別に、いーのに」

君の発した謝罪の言葉に、思わずぽつりと声が出た。

メモを貼った。

メモを貼った。

「……………」

「死ぬってこんな感じなんですね〜」

*のんきでした。

フィラメントを殺し終わってから。
手を洗ってナイフを洗って、服もすぐ洗って別のに着替えて、太ももの怪我も隠すように手当てして、物置に来ている。
箱と箱の隙間に埋まるように座って、待ってる。この夜に話ができるのを。

自分のそれを見る前か後か。
分からないけど、随分呑気な声が聞こえて、勢いよくそっちを向いた。

「フィラー!?」

なんで。
……なんでって、そりゃ、答えは一つしかないんだろうが。

「………………?」
「……………………」

*電球の彼は、あなたを認めて。

「…………………」


死んでも幻覚って見えるものなんですね〜


*察しがとても悪いようでした。



▙ ▜▓▗
_ よくない……っ〕

思わず、聞こえた声に反論を。
それから、きょろきょろ、と周囲を見回して。
それから、腕の中の兄の抜け殻を見下ろす。
〔⿻▫__クロ兄……?〕

 フィラメント
「………幻覚じゃないよ」

いや、じゃあなんだと言えば、幽霊とか言うしかなくなるが。
幽霊だよって自分で言うの、なんか違くない?
全然現実的じゃないし。

「なんでフィラーも死んでんの」

素っ気ない物言いは死んでも治らなかったらしい。

 ユングフラウ
「…………ん?」

聴こえるとは思ってなかった。
こっちではなく死体の方を見るのは少しだけ寂しいが、気付くまでは教えないでおいてやろうと。

「いーんだよ。
……や、俺より怒ってるの、いるだろうけど」

改めて、謝罪はいらないと告げる。そして付け足した。
あんなに怒ってくれた、すぐそこにいるリーディエの思いを知っている。
だから少しだけ歯切れ悪く。


「あ〜……現実逃避してはみましたが、なるほど」

*何がなるほどなのでしょうか。
*うんうんと頷いてから、あなたに向き直ります。

「犯人に殺されちゃいました」

*こっちはこっちであっさりでした。


「………満足してなかったんだ」

殺す理由がわからないから、もしかしたら表現が違うかもしれない。
でも、主人を殺すだけじゃ済まなかった、ということなんだろう。

「誰、って聞いていいやつ?」

こっそりでもいいよ、と耳を差し向けてみた。
耳とはいっても骨に覆われているわけだが。

 クロ

一瞬足を止めたリーディエ。だけど、一言口を動かして、それからまた歩み出す。
取り残されるように立ち尽くして。

おかしくなっちゃったのかな。
疑問符のついた声が、妙にリアリティを感じさせて可笑しくて。

▙ ▜▓▗
_ だからって……クロが責めない理由に、ならない……っ!〕

幻聴の君かもしれないけど、交わせるなら言いたいことが沢山あって、流れ出したら止まらない。

▙ ▜▓▗
_ 許さないでよ……痛かったハズの、君が……!悔しかった筈の、君が……
僕が、下手くそだったから……引鉄を、引いちゃったのは、僕でしょ……〕
〔⿻▫__ じゃあ、どうすれば良かったかなんて、わからないけど……〕

▙ ▜▓▗
_ 教えてよ、クロ兄…… 僕達、これからどうすればいいの……?〕

▙ ▜▓▗
_ ごめんなさい、ごめんなさい……〕

 ユングフラウ
リーディエには聞こえないらしい。きっとそれが当たり前だ。
けれど、リーディエにだけは聞こえない方がいいだろう。きっともう一度辛い思いをさせる。

「そうだな」

一言。君の溢れる思いに、まず返したのはたった一言。

「死んだ人のために出来ることなんて何もないよ。
だから俺も、生きてるみんなのために動いたつもりだったよ」

少し長めに喋って、休む。長く沢山話すのは苦手だから。

「まぁ、そう。ユングのことはずるいなぁって思ったけど。
嘘はつくなよ、誰のためにもならないから。ワルゴがすごく怒ってたから、ちゃんと説明しろよ、手遅れになる前に」

君のためにも、家族のためにも。
生きていても死んでいても、あんまり変わらないかもしれない。だってほとんど動きも表情も分かりにくいクローディオだから。

「生きてる人のために、死んだ人ができることも、ないよ」
「でも、生きて。生きろ、ちゃんと前見て生きろ、俺が違うよってことだけユングには教えてあげるから」

はー、と息を吐く。こんなに喋ることなんてなかった。
死んでからの方が喋ることが多いとか、笑い話にもならない。そこでちょっと黙った。