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人狼物語 三日月国


51 【完全RP】ポムペッシュ・フェーリンコロニー【R15】

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【人】 叶わぬ想い 日下部 汐里


[ お別れするつもりだったの。

  雨宮先輩に泣かせて貰って。
  健吾が側にいてくれるんだもの。

  私が強くなる理由は十分でしょう?

  だから叶わぬ想いは、もうおしまい。
  キャンプファイアーにくべて、>>0:14>>2:227
  今のダンスの思い出を宝物にして、
  空の向こうに送り出そうと───

  …… 貴女の手を、離したのに。>>2:266 ]
 
(10) 2020/11/29(Sun) 10:23:51

【人】 叶わぬ想い 日下部 汐里



  ふえっ



[ 再び繋がる体温に。>>6
  喉の奥から変な声が出た。
  思わず絵理香ちゃんの顔を見詰めて。
  
  手の行方が、頬、唇と貴女に触れる箇所を移すたびに
  遠目の炎の明かりじゃ隠せないくらい
  私の頬は真っ赤に染まって行く。 ]


  えええ絵理香ちゃん!?


[ 大丈夫?私、穏やかに笑えている?
  できてない??そうだよね!!

  わかってる、わかってますとも!
  彼女の大好きと、私の大好きは違うもの。
  絵理香ちゃんに深い意味なんてないって事くらい!
  嗚呼、でも …… ]
 
(11) 2020/11/29(Sun) 10:24:08

【人】 叶わぬ想い 日下部 汐里

 
 
[ …… もう少しだけ

 
 叶わぬ想い日下部汐理

  貴女を好きでいてもいいですか? ]
 
(12) 2020/11/29(Sun) 10:24:15

【人】 叶わぬ想い 日下部 汐里

  
[ キャンプファイアーの後は、
  希望者は再入浴可能みたい。
  私も絵理香ちゃんと一緒に浴場に行くことになれば。

  えっ、あっ、はい。
  柔らかくて……ふわふわでした……

         

         忘れなきゃ忘れなきゃ。
         でないと心臓が持たないもの。
 ]**
 
(13) 2020/11/29(Sun) 10:24:28

【人】 叶わぬ想い 日下部 汐里


[ 思えば、絵理香ちゃんとはいろんな話をした。

  昼食の時間。
  教室で彼女の机に私の机を合わせて。
  体育の授業。
  一緒に準備体操をしながら。
  はたまた、放課後帰り道。
  新作のケーキを感想と共に突きあって。 

  ─── ……勿論、
  それで全部貴女を知れたなんて驕りでしかなく。
  私に言っていない事があるんだから。
  貴女にだって、当然で。 ]
 
(16) 2020/11/29(Sun) 11:25:32

【人】 叶わぬ想い 日下部 汐里


[ 家族風呂のお誘いには、
  跳ねる鼓動が、やっぱり落ち着かなくて。
  どくどくと、うるさい心臓を聞きながら、
  耳まで紅に染めてから頷いた。

  ただ、心臓の音とか、
  絵理香ちゃんの柔肌とか
  気を取られるのは、一度そこまで。

  貴女の唇が、私の知らない貴女を語る瞬間が来れば。
  私は静かに、耳を傾ける。 ]**
 
 
(17) 2020/11/29(Sun) 11:26:08

【人】 叶わぬ想い 日下部 汐里


[ 大浴場の方では、生徒達のはしゃいだ声が響く。
  壁一枚隔てただけなのに、ここは別世界みたいで。

  ぱしゃん、時折跳ねる水音だけをBGMにして。
  私は、私達だけの小さな世界で
  伸ばされた手を拠り所に。
  何とか、そこに在ろうとしていた。

  私はLGBTに関しては、
  スマホで一生懸命検索したけど。
  アセクシャルに対してはどうだったかな。
  多分殆ど、知識はなかったように思う。

  大半の人にとっては、
  常識とは、自分に関係のある身近な事だから。
  私や貴女のいる世界は、
  そう考えればひどく狭くて孤独なもの。 ]
 
 
(20) 2020/11/29(Sun) 12:34:21

【人】 叶わぬ想い 日下部 汐里


[ やがて、絵理香ちゃんの話を聞き終えた後。
  確信はないにせよ、
  私の気持ちがバレてしまっていた事。>>19
  動揺しなかったといえば嘘だけど。
  
  貴女が話してくれたのに。
  私が誤魔化すのは嫌だなって思ったから。
  否定の言葉で塗り潰す事はせず。 ]


  …… 話してくれてありがとう。
  私もね、アセクシャルの事は分からないし。
  いろいろ調べてみてもね、本当に理解する事は
  きっと、難しいと思うんだ。


[ 想像以上に凪いだ気持ちで微笑んだ。

  貴女が私を理解できないように。
  私にも貴女が理解できない。
  それは、きっと仕方のない事で。
  私達は別の人間だから。 ]
  
(21) 2020/11/29(Sun) 12:36:12

【人】 叶わぬ想い 日下部 汐里



  それでも私は、
  そんな近藤絵理香ちゃんが大好きなんです。


[ こちらに向けられる双眸を、真っ直ぐに見つめ返す。

  そんな私ができるのは、ただ伝えるだけ。
  私の瞳に映る貴女が、
  とても素敵な女の子だってこと。 ]
 
(22) 2020/11/29(Sun) 12:37:16

【人】 叶わぬ想い 日下部 汐里


[ それから、貴女の問いに答えるように。>>19
  震える指先を握る手に、
  ぎゅっと力を込めたのなら。

  その手を彼女ごと、自身の胸元まで運んで。 ]


  ね、伝わるかな?
  私。今すごいドキドキしているんだよ。


[ 貴女の知らない音を聞かせるように、
  そっと肌に押し当ててから。
  悪戯っぽく笑った。 ]**
 
(23) 2020/11/29(Sun) 12:37:30

【人】 叶わぬ想い 日下部 汐里


[ 私の胸に秘めたこの想い。
  彼女に理解できないのは、
  仕方のない事だと思う。
  私だって、この気持ちを止められなかったんだから。
  人間はそんなに器用な生き物ではない。

  だからね、気持ち悪いって拒絶されないだけでも
  私はとても嬉しくて。
  明日から再び友達を続ける事もね。
  今の私なら大丈夫だと。
  そう、思っ …… ]
 
(26) 2020/11/29(Sun) 15:57:49

【人】 叶わぬ想い 日下部 汐里



  ?絵理香ちゃ、

  ───ふぁっ


[ 途切れた言葉に、不思議そうに顔を覗き込む。
  そっと距離が近付けば、
  重なる唇に、包まれる体温に目を白黒させて。

  ふにゅっと、柔らかい感触。
  唇に纏ったバニラの香りは、
  顔を洗う時に流されてしまったと思うのに。
  
  それ以上の甘さが、貴女の香りが。
  吐息を通して私の中に溶けていく。 ]
 
(27) 2020/11/29(Sun) 15:58:22

【人】 叶わぬ想い 日下部 汐里


[ これ以上は駄目だよって頭は警告しているのに。
  求める気持ちが止められなくて
  剥ぎ取られた理性に押されるまま。
  唇を少しだけ離せば、今度は私から。
  再び緩く開いた口を重ねていく。 ]

  
  ───……


[ どれくらい、そんな時間を過ごしたか。
  こくん、と喉を鳴らすのを合図に。
  なけなしの理性を総動員すると。 ]


  え、えりかちゃん……?


[ 慌てて身体を離した私は、
  衝撃と混乱で全身を奮わせながら
  潤んだ眼差しで貴女を見ていた。 ]**
 
(28) 2020/11/29(Sun) 15:58:36

【人】 叶わぬ想い 日下部 汐里



  う……
  絵理香ちゃん、ずるい……


[ つい拗ねたような口調になる。
  ここで私が嫌だって言えば。
  言葉通り、
  貴女は二度とこういった行為をしないだろう。

  でも私は知ってしまった。
  貴女の唇の甘さを。
  ─── だったら、手放すのはもう不可能だ。 ]

(39) 2020/11/29(Sun) 18:04:18

【人】 叶わぬ想い 日下部 汐里


[ 最後にもう一度だけ顔を近づける。
  それは、ちらりと覗く赤い舌を、
  熱と共に絡めた先程に比べたら、
  ずっとずっと、優しい行為。

  自分の唇を、そっと貴女の唇に押し当てて。
  柔らかく食めば、目を細めて。
  照れくさそうな顔で微笑んだ。 ]

  
  不束者ですが。
  これからもよろしくね ───
 
 
(40) 2020/11/29(Sun) 18:04:46

【人】 叶わぬ想い 日下部 汐里


[ 二泊三日の林間学校。
  少しだけ形を変えた関係性を経て
  最近の私は、悩んでいる。  
  と言うのもこの国の言語は、圧倒的に言葉が足りない。

  例えば、幼馴染。
  恋愛対象にはならない、けれどずっと側にいてほしい。
  そんな存在を表すのに、
  その単語は適切ではない気もするし。

  焦がれた彼女との事もそう。
  片方に恋愛感情がなくとも、口付けを交わし、
  友人として隣で笑い合う。
  それを示す関係は、やはり ─── ]
 
(41) 2020/11/29(Sun) 18:05:29

【人】 叶わぬ想い 日下部 汐里



  セフレ、かなぁ。

  やっぱり……


[ いや、肉体関係に関しては、
  定かではないのだけど!

  林間学校から少し後。
  昼休みの、いつもの空き教室での一幕。 ]
 
(42) 2020/11/29(Sun) 18:05:35

【人】 叶わぬ想い 日下部 汐里



  “ 難儀な恋愛しちゃってますねぇ

         ─── お互いに。 ”
  
 


[ いつだったか、本業はベースらしいけど
  私にとっては、お米の達人の先輩と。
 
  たとえ社交辞令だったとしてもお構いなし。>>2:@45
  場所はどこぞの河原だったか。
  飯盒とお米を並べて
  おはぎ道へ付き合わせていた、その最中。

  炊き上が迄の待ち時間。
  彼の語る、林間学校の思い出話から
  つい自分に似た部分を拾い、察してしまった時の事を。
  頭の片隅で思い出しながら。 ]
  
(43) 2020/11/29(Sun) 18:05:52

【人】 叶わぬ想い 日下部 汐里


  
  誰にも言っちゃダメだからね。
  こんな話ができるの、健吾だけなんだから!


[ 穏やかで余裕綽々な、
  日下部汐理はしばらく休業中。

  付き合わされる哀れな幼馴染相手に
  情けなさそうに眉根を下げたのだった。 ]**
  
(44) 2020/11/29(Sun) 18:06:04

【人】 叶わぬ想い 日下部 汐里



  パートナーかぁ
  なるほどね。


[ ふんふんと頷きながら。
  そこまで確かな関係を築けているのかな?
  なんて再び思考の海に沈みそうになるが、
  相談、の単語に浮上する。>>49 ]


  ん。なぁに?


[ 重なる瞳に、小首を傾げながら。
  元々相談事には乗る約束だし、
  正直な話、それが色事なのではと、
  少し下世話な想像にそわそわして。 ]
 
(52) 2020/11/29(Sun) 20:58:35

【人】 叶わぬ想い 日下部 汐里


[ ………。

  その報告はいつものように端的だったけど。>>50
  滲む疲労からは、もちろんそれだけでない事が
  ありありと感じられて。 ]
 

  こら、健吾。

  駄目じゃない。
  大変な時は、ちゃんと泣き言を吐かないと。


[ 報告を聞き終える頃には。
  気付けば君に向ける私の眉尻は
  いつもより少し釣り上がっていて。 
  さらに、頬を膨らませて、
  私なりに怒ってるんだよって。
  そんな表情をして見せた後。 ]
  
(53) 2020/11/29(Sun) 20:59:06

【人】 叶わぬ想い 日下部 汐里



  よく頑張ったね。
  お疲れ様でした。


[ ふぅと吐いた息と共に、表情を緩めると。
  健吾の横へと移動して。
  座る君の、頭ごと包むように。
  優しく抱きしめた。 ]
 
(54) 2020/11/29(Sun) 20:59:34

【人】 叶わぬ想い 日下部 汐里



  今度から、そういう相談事は早めにお願いね。
  何を隠そう、日下部お悩み相談所は、
  お得な早割サービスを実施中なんだから。


[ 冗談めかして微笑んだ後。
  今は大丈夫なのかなって。
  いくつか確認してから。

  一人暮らしをするのなら。
  これから受験も本格化するしね。
  家事とか手が回らなくなったら言うんだよ。
  言わなかったら、押し売り営業するから。

  食事だってコンビニとかだと栄養も偏るから、
  たまには作りに行───
  おっと、私はおはぎしか作れなかった。
  うちのご飯、食べにきてねって、
  一方的に約束事を積んだ後。 ] 
 
(55) 2020/11/29(Sun) 21:00:59

【人】 叶わぬ想い 日下部 汐里



  無理して、いなくなったら嫌だからね。
  ずっと一緒にいてくれるんでしょう?


[ もちろん、未来の保証なんてどこにもないけど。
 
  念を押すように、告げたなら。
  私の虹彩異色が、君のそれと重なった。 ]**
  
(56) 2020/11/29(Sun) 21:01:09

【人】 叶わぬ想い 日下部 汐里



  今までは炊飯器に頼っていたので
  何とも言えませんが……
  大きく違うのは、水に漬ける時間なので。
  
  流石矢川先輩です。私の目に狂いは無かった!
  後は私の研ぎ方と、  
  水分量を見誤っていないかですね。


[ どうです?お米の声が聞こえてきました?
  そんな話が始まる前に、
  林間学校へと話題を移せたのは
  矢川先輩にとって僥倖だっただろう。 ]
 
(64) 2020/11/29(Sun) 21:50:29

【人】 叶わぬ想い 日下部 汐里


[ 炊き立ての匂いに、自然と頬を緩ませて。
  ころん、ころん。俵型にまとめたお米を、
  手の上で伸ばした小豆でくるんでいく。

  最初は取り止めのない事を話しつつ
  先輩の話も聞きながら、ふっと感じた違和に。
  ついうっかり、自分のそれを混ぜ込めば。

  ほら、できました!
  満面な笑みで完成したおはぎを差し出したけど。
  その頃には、もう互いに手遅れだった。 ]
 
(65) 2020/11/29(Sun) 21:51:35

【人】 叶わぬ想い 日下部 汐里


[ ほうじ茶を飲みながら、先輩の話に耳を傾けて。
  日下部さんは───>>@16
  向けられた言葉が、
  最後まで語られる事はなかったけれど。
  
何となく、理解できて。 ]



  私は ───
  

[ 口を開き、くしゃりと顔を歪ませた瞬間。
  川を渡る電車が、ごおっと周囲に轟を響かせながら
  頭上を通り過ぎて行く。
  その際、私の声は、
  轟音にかき消されてしまったかもしれない。

  それでも、口の動きだけは、はっきりと。
  先輩に向かって。 ]
 
(67) 2020/11/29(Sun) 21:52:29

【人】 叶わぬ想い 日下部 汐里


[ 先輩と共に、揺れる薪を見る。
  これからどんなに辛い思いが待ち受けていようと。
  私はもうこの気持ちを、炎にくべる事は
  しないだろう。

  この一つ年上の先輩はどうするんだろう。
  ちらと薪に向けていた視線を矢川先輩に移して。 ]


  ねえ、矢川先輩。
  いつか縁側でほうじ茶を啜りながら
  おはぎを食べる時でもきたら。

  よかったら、今日の事を思い出して下さいね。
  ああ、おはぎ好きのおかしな後輩がいたなぁって。
 
 
[ そんな事を言って、くすりと笑う。 ]
 
(68) 2020/11/29(Sun) 21:53:19

【人】 叶わぬ想い 日下部 汐里


[ ─── 私達の恋は、他の人に比べて難しい。
  だから、軽々しくは言えないけれど。

  勿論、その隣には。
  笑いながら、その話に首を縦に振る、
  私の涙を受け止めてくれた
  あの優しい先輩がいる未来を。
  私は心の底から、願ってやまなかった。 ]**
 
(69) 2020/11/29(Sun) 21:53:56

【人】 叶わぬ想い 日下部 汐里


[ 顔を覆うように抱きしめていたのもあって
  気付くのが遅れた。
  何より、君がそう言う顔をした姿を
  見るのはきっと初めてだったから。 ]


  ……… 健吾?


[ 微かに震える身体と、小さな嗚咽に。
  ようやく異変を知れば、
  柔らかく瞳を細めて。 ]


  …… 顔、見ないから。
  しばらく泣いているといいよ。
 
 
[ 側にいる事を伝えるように。
  抱きしめた体勢のまま、ぎゅっと力だけ込めた。 ]
 
(128) 2020/11/30(Mon) 19:39:33