07:16:27

人狼物語 三日月国


75 【身内】星仰ぎのギムナジウム【R18G】

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アルレシャにお辞儀をした。

 シトゥラは、大人になりたい
 裏切者のように矛盾を抱えた存在を認めて治療できる人を探したい。
 赤ずきんのように何も期待をしていない子供に手を差し伸べたい。

 彼らのように、見えない子供を見守りたい
 彼らのように、見えない存在を認めたくない

 そんな大人になりたい

「だから」
「……何があっても僕はいい子だったって大人に伝えておいてくれ」

 ポツリと、聞かれていないかもしれない言葉を残して
 彼はまた部屋を出ていった

 ルヘナ
「気になるけど、それどころじゃ
ない、みたいな


ポルクスは、周囲をちょろっと見てから



袖を引っ張って、抱きしめるように引き込んだ。

 執着心と愛情と喜びはそのままに、けれどいつもの大型犬が飛びつくようなものでもなく。

それは何時にでも、砕け散ってしまいそうな、ものだった。

平衡役者 アルレシャは、メモを貼った。
(t1) 2021/05/31(Mon) 9:04:44

 ポルクス
「そうか、なら上がらせてもら、」

 言葉の途中でも引かれるままに、抵抗もせず
 あなたの腕の中に収まった。

 彼らから向けられていた執着も愛も知っていた。
 もちろん狂気だって理解はしていたけれど、
 そこから離れることはあまり想像できなくて。

 ……長くともにいたからこそ、
 彼の様子が違うことも分かってしまうから、
 そっと抱き締め返して背をとんとんと優しく叩いた。

「……いなくなったのか、カストルは」

メモを貼った。

これでいいと自分に言い聞かせた。

【置】 小さな心臓の サルガス

【吊り懇願ロール】
 教員用の生活上水の中から、研究員
おとな
の死体が発見された。
 幸いに死体は全身へ腐敗ガスが行き渡るよりも早くに発見され、人物の特定に障りはなかった。
 遺体は内密に保管され、子供たちがそれを知ることはない。と言うことになっている。
 実際には、速やかに"犯人探し"が始まった。
 まず、大人たちに指令が走らされ、現場の精査が進められた。井戸の周辺に小さな足跡が見られたことから、子供が関わっている可能性が挙げられた。
 次に、教員棟付近に出入りのあった子供の特定のために、大人から子供への聞き込みが行われた。
 小等部から高等部まで、考えられる限りほとんどの人間に匿名、直接様々な方法で詰問が行われた。
 
時間は刻一刻と、過ぎていく。
(L2) 2021/05/31(Mon) 10:18:43
公開: 2021/05/31(Mon) 13:00:00

【人】 徒然 シトゥラ

「……、大人にひどいことを。
 シェン
されていたなんて驚いた。

 体は辛くないか?
 ムチを打たれていたら動くのもきついだろうし、
 殴られていたら声がでなくなる。
 食事を抜きにだってされることも…」

 誰の耳に届いても気にせず、悪口を口にすれば
 あっ、と後で気づいたように
 周りに対して口元にひとさし指を当てて笑った

「これは大人に内緒にしてくれ」
(21) 2021/05/31(Mon) 10:52:52

【人】 演者 シェルタン

>>20 サルガス

 それは朝食の時間の終わり際。
 曲も終盤に差し掛かった頃に入ってきた貴方を、
 迎えるように、暖かい音色が包む。

「……──サルガス、おはよう。
 ちゃんと眠れたか?」

 シェルタンは、いつも通りそこにいる。
 それは貴方にとって、眩しすぎることなのかもしれない。

「オレはもう大丈夫。“もう一回ああなっても”。
 ……それを伝えるために帰ってきたからさ」

 それでも彼はそこに立つ。
 何かを変えられると信じて、

 平気で『ない』者の話をして、白い目で見られようとも、
 それを跳ねっ返すような活力でもって、笑う。
(22) 2021/05/31(Mon) 10:53:45

【人】 徒然 シトゥラ

 シェルタンの前を離れたあと
 食事が終わっていない子どもたちの面倒を見に行った、
 配膳を片付けて多くの異変を目にする

「……」

 もしかして噂が変わりはじめているのだろうか?
 連れて行かれた子供が見えるようになって、
 話しても許される空気ができつつある。
 他の子供まで願ってもいいのなら、……早く、会いたい。
 
「早すぎると、気まずいけどなぁ」

 いじめてるみたいで。
 自分の描いた彼らの絵を眺めてため息をついた
(23) 2021/05/31(Mon) 10:57:41
キノコを食べている。

おいしく食べた。

【人】 小さな心臓の サルガス

>>4:22 朝の食堂 シェルタン
「シェルタン……お、おは、おはよう!」

 食器も下げ、手持ち無沙汰になってしまった頃だろうか。声に振り向き、柔らかい足音が向かう。
 見えても、触れても、それでも取り払われなかった見えない暗幕が取り払われているかのよう。
 子犬のように駆け出しかけて、足が一度止まって、勇気を出すようにもう一度歩き出した。

「……なんだろう、なにか……どう、お話ししていいか、わからないね。
 ぼくは、だめだなあ……なんともないようにしなきゃって、おもってたのに。
 ああでも、おかえり。おかえり、シェルタン、きみが……ここにいてくれて……」

 『治療』されたもの、されていないもの。分け隔てなくあるようにしたいと思っていながらに。
 それでも確かに受け入れられたものとして立ち振る舞う貴方の姿を見て、少年の鼻はつんと童謡のトナカイのように真っ赤になった。

「ぼく、どうしたらいいだろう? どうやって、立ち向かっていけばいいだろう?」
(24) 2021/05/31(Mon) 12:15:10
"復讐"を始めた。

『宿題』を守れなかったことになるのだろうか?

中庭にやってきた。

シェルタンは『そうでなくなった』らしいが、
依然としていない者はいる。
まあ、私もそうなのだが。

個々人の事情なんて、わからない。
でも、動かなければ人を救えない。

だから、とりあえず中庭に来た。
昨日はここに人が集まったから。
表の担当がシェルタンならば、
私の担当はこちらだろう。

笛を吹くような風流な真似はできないので、
とりあえず食べられそうな草を物色していた。

みんなを支えられたらそれでいいと思おうとしている。

サルガスは、自分の手がいつも水浸しであるように感じている
(a25) 2021/05/31(Mon) 12:29:47

【人】 演者 シェルタン


>>シトゥラ

「大袈裟〜。今元気だから全然大丈夫。
 それに先生も心配してくれたし、な」

 大人もみんなみんな悪いものではない。
 教員棟に顔を見せて、それを理解して。

「でも、秘密な!
 悪い大人たちに聞かれたらまた何されるんだか
 わかったもんじゃねえしな〜」

 そう、“公然の秘密”を言うのだ。
(25) 2021/05/31(Mon) 12:31:18
水底に手を伸ばす。

サルガスは、知らない生徒に声をかけられ、逃げました。
(a26) 2021/05/31(Mon) 12:33:23

「………」

無意識のうちに、シェルタンの部屋の前に足を運んでいた。
今の自分が会っていいものなのかも、分からないけれど。

メレフは、扉をノックした。

【人】 演者 シェルタン

>>24 サルガス

「いいんだよ、今は無理して言葉にしなくても。
 ゆっくりでいい、大丈夫だからさ」

 視線を合わせるように屈んで、笑いかけて。サルガスを取り巻く暗い空気も、払拭してあげるように。

「オレたちは“いつもどおり”、そこにいればいい。
 いつもみたいに、毎日を楽しそうにしていたらいい。

 ……今は難しくても、いつかはそうできたらいいんだ。
 少なくとも。オレは、ずっとそうするつもりだ。

 ま、もちろん弱音は吐くけどな。
 悩みなんてあって当たり前なんだし」

 再び受け入れられて、尚“ギムナジウムの暗黙の了解”から逸脱したことを繰り返すのに。胸を張って。

 いつものように。優しく、あなたの頭を撫でるだろう。
(26) 2021/05/31(Mon) 12:40:09
シトゥラは、シェルタンに笑いかけた
(a27) 2021/05/31(Mon) 12:45:39

シトゥラは、この日自分の部屋で眠りにつくことはない
(a28) 2021/05/31(Mon) 12:46:33

【人】 演者 シェルタン

>> 『メレフ』

ノック音を聞けば、
楽器の手入れから顔を上げて。

「今開けるからちょっと待て〜」

少しだけ散らかった部屋を整理し、
すぐに出迎えにいく。
(27) 2021/05/31(Mon) 12:47:45
鮮血を浴びた。深夜の話だ。

 中庭 スピカ

「……ごきげんよう、スピカ。
 今日も会えてうれしいわ。」

イクリールは、今日も変わらず中庭に居る。
まだ部屋から出てはいけないと言われてはいるけれど、
大人達だって四六時中イクリールに掛かり切りとはいかない。

『イクリールは、大人達のお気に入りだ』

そんな噂が流れるのは、何も今に始まった事ではない。
そして、単なる噂と断言する事もできはしない。
だって、イクリールは現に大人達ととても仲が良くて、
そして何より、その噂はそもそもの話
イクリールから、子ども達を遠ざける為のものだ。

それでも、イクリールにはそんな事は関係無い。
恐れるものなど、やはり無い。
野草を物色するスピカを見て、少し困ったように笑うだけ。

シェルタン
「…よお」

お節介野郎、とは続かなかった。
顔色の悪い少年がドアの外に立っている。

【人】 小さな心臓の サルガス

>>4:26 朝の食堂 シェルタン
「……ああ、ああ。"ごめんなさい"、"ごめんなさい"。
 ぼくらにできることは、それだったのかもしれない。何があっても負けないことだったのかもしれない。
 きみが、つよくて、まぶしくて。いつもその音色があったことに、もっときづけばよかったな」

 ヘイズがいなくなった時。自らがいなくなった時。自らがもとってきた時。
 いずれの時でも美しい音色でそこにいることを訴えていたあなたを、ひょっとしたらよく見ていなかったかもしれない。
 もっとそばに居たならば、もっと良い気づきを早くに得られただろうか。
 抱き着くというには弱々しく、伸べられた腕に両手を引っ掛けた。
 きゅうと、小さい指が袖を握りしめる。

「そうだね、シェルタン。いつでも、どうあっても、おたがいの傷を癒やしあえれば、それが救いになったんだね。
 きみのやってきたことが、どれほどだれかの助けになったか。
 ……メレフとカストルを、見かけないんだ。

 おねがい、シェルタン。かれらを、みつけてあげてください」
(28) 2021/05/31(Mon) 12:53:44
サルガスは、逃げている。それがいじめっ子たちの心証を悪くした。「逃げたネズミを捕まえろ!」
(a29) 2021/05/31(Mon) 12:55:53

サルガスは、追いかけられている。足をかけられ
(a30) 2021/05/31(Mon) 12:56:24

サルガスは、転ばせられた。子供たちの好奇の目と、無邪気な猜疑心を刺激した。
(a31) 2021/05/31(Mon) 12:57:13

いない。

【人】 演者 シェルタン

>>『メレフ』

「……入りなよ。
 少なくとも外より居心地いいと思うし」

 ドアを大きく開けて、
 顎で室内を指す。

「何か用があって来たんでなくても、
 ゆっくりしていったらいいよ」
(29) 2021/05/31(Mon) 12:57:59
サルガスは、助けを求めない。求められない。諦めたように俯いて、唇を噛んで。けれども何が言えるだろう。
(a32) 2021/05/31(Mon) 12:59:22

サルガスは、だって。己のしたことを知っている、彼らは知らない、でも自分は、知っている。
(a33) 2021/05/31(Mon) 12:59:48

多くの感情、と多くの罪悪感。
目の前を塗りつぶされそうな感覚に襲われた。

スピカの行いに報いたい。

【人】 演者 シェルタン

>>28 サルガス

「……カストル?」

 メレフには心当たりがある。窓から中庭を見下ろしていた姿を見かけた。だけど双子の彼。いつだって、ひとりだって賑やかな彼の姿が見えないことに気づく。

 (……カストル、……ルヴァ、は、疲れてるだろうし、
 ルヘナなら……何か知ってるかな)

 暫し、ふむ、と考え込んでは、腕の重みを気にもせずにそのまま撫で続けて、また向き合う。

「……うん、分かった。見逃さないようにしておく。
 そういう奴らを見つけるために来たんだからな」
(30) 2021/05/31(Mon) 13:03:41

【置】 演者 シェルタン


「え?いやオレが教員棟に行ったのは、
 授業欠席に対する謝罪、反省の為ですよ。

 先生に会いに行った後はすぐ帰ったんで、
 特に何にもしてませんけど……」

 今日の分の授業終わりに、大人に呼び止められて。
 これ幸いと堂々と受け答えをする。

 でも、何かが引っ掛かった。教員棟に来たことを、
 わざわざ今更問いただすようなことがあるものか?と。

 何か。
   何かが。
     ──取り返しのつかない、何かが起きている?

 ただその時点では、ただの予感であり。
 体格も決して“小さな足跡”ではない彼は、

 特に何事もなく、そのまま解放されたのだった。
(L3) 2021/05/31(Mon) 13:10:35
公開: 2021/05/31(Mon) 13:30:00
シェルタンは、確かな違和感に気付いた。
(a34) 2021/05/31(Mon) 13:11:14

シェルタンは、悪い予感がしたことを、誰にも言えないでいる。
(a35) 2021/05/31(Mon) 13:11:48

シェルタンは、“いつも通り”であることを、自分に課している。
(a36) 2021/05/31(Mon) 13:12:20

君しかいないんだよ。

部屋には散乱した文章、いくつかの本、お菓子、お茶。
大きな兎のぬいぐるみ。
纏めかけられている、荷物。


「に、にいさんがいなく、なるわけ……
  か!鏡、鏡の中
にとじこ
……そ、それ
で……


……待って、
ルヘナ
どうして



「どうして、僕を呼んで、
今の
カストル
を、僕だって思ったの?


「どうして
カストル
じゃないって


治ってしまった双子は、優しく聡明で、無論ポルクスだってそうである。
気弱な分、細やかに所に勘付き、勉学では兄より少し優れていて。集中力もあり、やさしく。多くを重んじるっことができた。

張り巡らされた狂気が目減りしている以上、盾としては使えないが……

ルヘナとカストルと、ルヴァは(?)別だ。


「ごめん、ごめんなさい」

めそめそしながらもルヘナを片手にお茶を入れようとする。間違いなく手遅れだった。

取り合えずベッドの上に座らせて、お茶を飲む。

何から、どれが。何の話を。
僕から何が、聞きたい?

友達が少ない。

赤ずきんは、セキレイが来る頃にはあの部屋にいませんでした。

 知ってるよ。

「何年の付き合いがあると思ってるんだ、それくらいわかる。
 お前だって俺のこと、少しくらいは分かっているんだろ?」

 ずっと彼ら『二人分』の狂気を受け取っていたのだ、
 明らかに目減りしたそれに気付かない訳もない。
 
……それはきっと、自分だけではないだろうけど。


 謝られる間も片手に確保されているため
 お茶を入れる手伝いができない。
 とはいえこれもある種いつものことではあった。
 三人でお茶会をする時はいつも、二人が用意してくれていて、
 自分が用意したのはテーブル上を片付けるくらいだったから。

 ベッドの上、彼を見上げながらお茶を一口飲む。

「……正直、つい最近までお前達がどうして
 『そうだった』のかを俺自身忘れていたからな。
 お前の口から聞きたいよ、お前の……
事件も、悪性も。

 それ以外でもいい、お前が話したいことならなんでも」

自分の本音から逃げ出した。

【人】 小さな心臓の サルガス

>>4:30 朝の食堂 シェルタン
「ありがとう。ほんとうに、ありがとう。
 いつだって、弱音をはいていいからね。ぼくでなくても、寄りかかれるだれかに、そうしてね。
……たとえば、メレフとか。ぼくは、なにも聞いていないけれど……」

 二人の間に、あの日の深夜に何かがあったのだと言うことは聞いている。それが何かは、敢えて問いたださなかった。
 けれど、二人がそれを同じく抱えているのなら、二人なら何とかできると、信じている。
 言葉少ない彼と、優しさで口を隠した貴方が。互いを大切にしようとしていること。
 互いの言葉の中に言外に抱えた見えないものを、なんとなく、信じているのだ。

「いつか、また、あのひの音色を聴きたいな。
 
愛の喜び
、こんどはあたまからちゃんと、さんにんで……」

 くしゃくしゃになった涙声は、俯いた頭の下側からのぼるやうに聞こえる。それを、鼻を啜って押し返して。
 あまり小綺麗ではなくなってしまった顔をぱっと上げると、両手をやさしい腕から離した。
 人のほとんど捌けかけそうな食堂の出口へ、くるりと足を向けて、振り返らないように駆けていく。

「じゃあね! みんなのこと、よろしくね!」
(31) 2021/05/31(Mon) 14:42:20

「こんにちは、イクリールさん」

まあ、実際のお目当てはイクリールだった。
スピカから見て、もっともわからない子、
それがイクリール。

「ねえ、私ずっと疑問だったの。
 こうなった子って、多かれ少なかれ変わるものじゃない?
 私だって、多少は変わってると思う。
 だけど、あなたは変わらない」

「他人からの扱いなんて関係ないかのように振る舞うし、
 今日もこうして、まるで『いる』ように、ここにいる」

「みんな救いたい、なんていうけど、
 あなたに関してはとっかかりも、問題も掴めない」

これは詰問とか、そういう意図はないんだけど、
と前置きして。

「ねえ、あなた、一体何を抱えてるの?」

 スピカ

「なんだと思う?」

その疑問の向けられた先が自分だった事に、
ほんの一瞬だけ、イクリールは瞠目した。
てっきり、スピカは手を差し伸べるべき『誰か』を
探しに来たものだと、そう思っていたから。
けれどそれも一瞬の事で、
その後にはいつものように穏やかな笑みを浮かべていた。

「ここに居る子は……ギムナジウムに居るわたしたちは。
 かならずしも『何か』を抱えていなければならないのかしら?
 それは、全てが全て、解決しなければならないもの?
 わたしたちの中に、けっしてあってはいけないものかしら」

ねえ、スピカ。
イクリールは、問いに問いを返す事を恐れない。
だって、自分が答えた分、相手だって答えても良いはずだ。

「わたしは……なにも、ではないけれど。
 それでも、みんなと比べたらずっと。
 悩みごとは、少ないはずよ。不便なことだって、一つも。
 だから、みんなのことを気にかけてあげたいの
 『せんせい』も、きっとそれを望んでいるわ。」

それでもまだわからないことがあるのなら、
これからもっと知っていけばいいわ。
そう言って、イクリールはもう一度、スピカに笑い掛けた。
少なくとも、それがイクリールにとっての『真実』だ。

アルレシャは、   が向けてくれたお辞儀に、笑顔  を返した。
(t2) 2021/05/31(Mon) 15:08:07

イクリール

「ああ、確かにイクリールさんの言う通り。
 手を施さなくてもいい病気だってある。
 それが病気かどうかすらわからない子も。
 ただ、大人から見たら異常というだけで、
 ここにいる子もいますものね」

自分だってそうだ。
こんなところに押し込められるという点で、
スピカはこの病気が嫌いだったが、
今はもうそうではない。
彼の盾になれるから。

「オーケー。私が間違ってるわね、確かに。
 いない子と向き合うのに、
 偏見を持っていたらどうしようもないわ」

「……あなたに余裕があるのなら。
 イクリールさんも手伝ってくれる?
 私に何ができるかなんてわからないけど、
 でも、こうやって私たちが日常を過ごすだけで。
 人を受け入れられると示すだけで。
 助かる子たちがいるはずなのよ」

そう、ルヘナに教えてもらったから。

 スピカ

「うん…わたしのこと、わかってくれてうれしいわ、スピカ。
 でも……レヴァティのいうように、
 きっと、それを受けいれられないことだって
 誰かには、受けいれられてもいいはずなのよね。」

でも、と続く言葉はぽつり、独り言のように。
人には誰だって許せない事と許したい事があって、
間違ってしまう事だって、何度でもあって
知らなかったのなら、知った上でそうしたいと思うなら。
自身の誤ちを、正したいと思えるなら。
誰かの事を、好きになりたいと思えたなら。
つまりまったく、それでいいのだ。

「いいわ。わたしにできることなら、なんだって。
 なにができるかは、わたしにもまだわからない。
 だから、これから一緒に考えましょう?」

大丈夫。
あなたはもう、
弱くて小さな、独りぼっちのスピカではない。

一緒に手を取って、戦ってくれる人が
こうして確かに居るのだから。


……7年弱?

人生の半分か全部くらい?四十割。

これは素だ。


「だよね、カ
スト……


いつか虚空に話しかけていたブラキウムを、思い出した。
どんな気持ちだったかなんて想像するのも難しいけど。

「少しは知っているつもり、だけど。
  
ルヘナのストーカー
めいた部分は、あるし、僕ら


ブラキウムは、凄い人だ、今なら尊敬できる。
今なら少しルヴァが怖がった理由も、ちょっとだけ。
それにイクリールだって、そうだ。
 シトゥラ。良くしてもらってたのに、たまに名前を間違える。
メレフは僕ら普通に叱ってくれた。
他の子の、名前や良いところも今なら分かる。
ヘイズの名前くらいは。デポラが言っていたこと。

「それは僕が悪いと思う。確証は持てないけど」
「認識の伝搬……みたいな。」

「例えば、
 
風紀委員のスピカはご飯いっぱい食べて
 森に行ってキノコを食べる

 のは、まあそういうものとして認識するだろ?」

ルヘナに抱かれている。

スピカを抱きしめた。また傷付けてしまった、のだろう。

 




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生存者 (4)

レヴァティ
1回 残 たくさん

ポルクスはいます

シェルタン
0回 残 たくさん


ルヴァ
3回 残 たくさん


シトゥラ
4回 残 たくさん

置きメイントゥラ

犠牲者 (5)

ヘイズ(2d)
0回 残 たくさん

 

ルヘナ(3d)
5回 残 たくさん

のんびり返信

イクリール(3d)
1回 残 たくさん

のんびりやります

カストル(4d)
0回 残 たくさん

置き去りカストル

ブラキウム(5d)
1回 残 たくさん

新規〇夜から

処刑者 (3)

スピカ(3d)
14回 残 たくさん

部屋なう 新規○

メレフ(4d)
5回 残 たくさん

新規◎

サルガス(5d)
1回 残 たくさん

白鳥の歌を謡おう

突然死者 (0)

舞台 (4)

デボラ
0回 残 たくさん

 

ラサルハグ
23回 残 たくさん

先生は今日いる

アルレシャ
0回 残 たくさん

先生いますよぉ〜

ポルクス
23回 残 たくさん

おやすみ。

発言種別

通常発言
独り言
内緒話
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舞台
置き手紙

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