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【人】 天原 珠月[翌朝。 木の家での目覚めは爽やかで、ガラスのはまった窓から差し込む陽の光があたたかくて眩しかった。 この家はなんだか『彼』の実家に似ている。 コタツ、というものはなかったけれど。] おはよう、ガク。 [ガク>>39の顔にも心臓は我慢してくれるようになってきた。 『彼』と似ているだけじゃない、年下の優しく真面目そうな青年のガクへ、柔らかく微笑んで朝の挨拶をする。] 飲み物は……お任せするわ。 [コーヒーメーカーがあれば興味津々で覗き込んで、カフェオレの香りと味わいに浸った。 サンドイッチはしっとり柔らかなローストビーフにシャキッとほのかに辛いタマネギ、新鮮なトマトにレタス、全部を調和させるようにチーズとソースが活躍していて。] 美味しい……! これなら私の世界でも行列が出来てしまうわね。 [手放しで褒めると。] (40) 2023/03/08(Wed) 0:22:03 |
【人】 天原 珠月そうそう、前にパン屋さんで林檎と蜂蜜のパンを―― [ガクは料理が好きらしいから積極的に料理の話はしよう。 別の世界の料理にも興味を示してくれるだろうし、自分の過去の話にはほぼすべて『彼』が関わっているから、自然と『彼』の情報も積み重なっていくことになる。] えっ、海? 近くにないのに見られるの? [きょとんと目を丸くする。 昨夜ここはキャンプ場という名の場所と教えてもらい、回りには森と湖と他の建物があると聞いていたのだが、遠く離れているはずの海をどうやって見るというのだろうか。] えっ!? すごい、この板で色んな映像が出てくる……。 私も水に映して簡単な遠見とかはしたけれど……あ、後でここでもできるか試してみましょうか。 [なんて言いつつ。 視線はどうしても画面に映る海に吸い込まれていく。] (41) 2023/03/08(Wed) 1:03:59 |
【人】 天原 珠月水の中というのは湖と一緒なのよね? あ、塩水というのは、私も文献で読んだことがあるわ。 わぁ、綺麗な色……空とはまた違う青だ……。 この大きな魚はなに? イルカ? 小さな魚がとても鮮やかな色ね。 サンゴ……あ、本で見たことがあるかも……たしか真珠と同じで宝石にもなるって、どこかの島が保存してるって。 この透明でふわふわしたのは? ……あ、これは海の中じゃない……この子は、鳥なの? [一心に眺め、魅入られたように瞳に映して。 その衝動が落ち着いた後は質問攻めにしてしまった。] (42) 2023/03/08(Wed) 1:13:16 |
【人】 天原 珠月そういえばね、昨日ガクが言っていたでしょう。 ミツキに関するものがあればって。 [昨日の彼の提案>>37について自分でも考えたのだ。] 身につけていたもの、というよりは、縁が深いものかな……彼女を呼び寄せられそうなもの、彼女が大切にしていたもの……ミツキを呼んで語りかけられるような、なにか。 [ここまで言ってから。] ……心当たりはある? [一緒に画面を見てすぐのタイミングで。 ほど近くから覗き込むようにして小首を傾げる。] 私としては、ここにガクがいるなら大丈夫なんじゃないかなって思ったりもするけれど、どうかしら。 [昨日たくさんミツキとの話をしてくれた表情を思い返し。 そうして悪戯っぽく目を細めた。*] (43) 2023/03/08(Wed) 1:25:55 |
【人】 田中 天美[黒々とした夜の森の空に星が広がる。 二人で空を仰ぎつつ、促されるまま弁当の蓋を開けると薄っすらと湯気が立った。 どの具を入れたか分からないおむすびが幾らかと、包みきれずに具になりそびれたおかずたち。目を楽しませる賑やかさはないが、急遽思い立って作り始めたハイキングのお弁当と思えば上出来だ。 ぱくと齧りつくとまだ温かく、中からじゅわりと甘辛い醤油の味が染みてくる。味付けは深江のいつものやつの筈だが、もう一口齧って貝も混ぜて咀嚼すると、何ともいえず旨みが増した。醤油か米が違うのかもしれない。最近はスーパーの特売で買ってるからそこらの差は出てもおかしくはない] ええ案だったの。 [あるいは、と空を見上げ、森の音に耳を傾ける。 雰囲気ってのが一味加えたか。夜の山歩きってのもいいものだ] (44) 2023/03/08(Wed) 1:45:33 |
【人】 田中 天美[弁当を空にすると天辺を目指すことになった。どうせここまで来たんだからついでとばかりの道行き、思いの外かかったのは予想外。 夜の青黒い裾が端から白み始めるのを笑って眺め] このままぼんやりしとったら、 お日さんまで天辺来てしまうなあ。 [そうして二人で道を降り、白んだ裾がちりちり色づく夜明けも迎え、コテージに辿り着けばすっかり朝の日差しが注いできた。 予想より長くかかってしまったが、絶対にやらないといけない予定もないのだから何も気にすることはない。風呂は起きてから、リュックの中身も明日整理すりゃいいと放ったらかして、早々に寝床に潜り込む] (45) 2023/03/08(Wed) 1:45:55 |
【人】 田中 天美まったく、仕方ないの〜。 [くわあ、と細長い口を大きく開けて鋭い犬歯を見せつけながら大あくび。でかいのは正義だと言うから、普段はやらない程度の大きさになってやった。 備え付けのマットを二人分広げ、その上をぐるぐると回ってからびびっときた位置でどしんと尻を落ち着ける。いや微妙に違うな。前肢でマットをいい感じになるまでぐにぐに踏みつけ、満足したところで改めてマットに寝転がった。 場所を定めたのを見計らって深江も潜り込んでくる] (46) 2023/03/08(Wed) 1:46:13 |
【人】 田中 天美そんじゃあ寝るかあ……ふああ。 おやすみ、…… [腹がくちくなった満足感が眠気をあっという間に連れてくる。近くのぬくい体温を腹のあたりに抱えながら、すぐにぷすうと鼻を鳴らし始めた]* (47) 2023/03/08(Wed) 1:47:36 |
【人】 田中 天美[狐の姿で風を切る。山を駆ける。四足で大地を跳ねる。後ろで二足が遅れて着いてくるのを先で待ち、辿り着いた途端にまた弾む。きゅるきゅる笑って追いかけっこして、何度目かで服ごとがぶりと噛みつき、ひょいと背に乗せる。そうして山の高い高い所目掛けて走る背から名を呼ばれ――] んあ。 [ふっと目が覚めた。マットの上で伸びて寝ていた体を捩り、頭を上げて周りを見ると、腹の辺りでもぞもぞと動いているやつがいた] ふぁあ〜…… もう起きとったんかあ? [顔を覗くと寝起きにしてはしっかりしている。もしかすると起きて結構経ってたのかもしれない。 振り返って窓を見ればもうすっかり陽気に明るく、この様子だととっくにお日様も天頂を過ぎているだろう。仕方ない、起きるとするか。 体を起こせと促しながら狐から人に化け、改めてぐいっと背を伸ばす] (48) 2023/03/08(Wed) 1:47:53 |
【人】 田中 天美[二人でロフトを降りると、まずはざっと水を浴びてから、遅くなった昼食を用意する。デッキに出ればすぐなのだからバーベキューをしたってよかったが、手短に済ませたのはこの後の予定に時間を取りたかったからだ] 準備はこんなもんかの。 場所も思ったよか近そうでよかったな。 [ロッドに仕掛、ボックスや網等で昨夜のハイキングより荷は嵩張る。だが幸い、川も湖もこのコテージからそう離れた場所ではない。 夜に山から降りながら、バーベキューするなら魚釣った後に一緒に焼くかと話していた。坊主にでもならなきゃ、そう遅くない頃に帰れるだろう]* (49) 2023/03/08(Wed) 1:49:58 |
【人】 月島 雅空 そういう言葉は俺には何より嬉しいね。 つくりかたはーって言えたらいいんだけど…調味料がないと厳しいからなぁ。 [今日もよい食べっぷりをみせてくれるペルラさん>>40へと伝えつつ、でも限られたもので作られている料理というのには興味がある。 食感、硬さとかはどれぐらいだった?とかリンゴと蜂蜜のパンの話を聞きながら、うーんと聞きつつ、でも一緒に語られるペルラさんの思い出には微笑ましく思いつつ] あ、カスタードなら作れるかも。 [聞いてたかぎり作れるんじゃないかな。と、その調理方法なんかも説明したり、ついでにこちらはこちらで、カスタードを使ったクレープやミニカステラというお菓子が小さい頃珠月はよく食べていて、と、こちらはこちらでも思い出話を重ねていく] (50) 2023/03/08(Wed) 1:50:39 |
【人】 月島 雅空 これはね、誰かが撮影―――見てきた光景をそのまま保存できる機械があって、それをこうして披露してくれているんだ。 [海の中というのはやはりペルラさん>>41には未知だったのだろう。] 一緒だけれども、海のほうは塩水といってしょっぱいものだよ。 海、というか水そのものは透明なんだけど、太陽の光が海の中を通ると青色だけが奥まで通っていって反射してってあるけど、光の青色の部分だけが残ってるって思ってくれればいいかな。だからそうやって青く見えるんだ。 って、質問早い早い。一つ一ついくから [動画はここを押せばストップできるのだ。とかいうのを出したりしつつ、わかるものは解説をわからないものは…コメント欄にあったのを参照したりとしていって出来る限り質問に答えていく] (51) 2023/03/08(Wed) 1:50:59 |
【人】 月島 雅空[と、画面をみながら説明していって不意の質問。 こうして近くから覗き込まれると…頬に熱がたまらない努力が必要になる] 身に着けてて、珠月が大切にしていたもの……っていったら心当たりはある……よ [悪戯猫のように目を細めるのも、色々と心臓に悪い。 失礼にならないように、そしてその大切なものをとるためというように身体を引いて、上着ポケットに手をいれて、ハンカチの中に包まれていたものを差し出す] …このイヤリングかな。 直接聞いたわけじゃないけども、よく身に着けてたからさ。 [シルバーの土台に青い石が一粒ついたシンプルな銀に青の光るピアスを見せてみて、どうかな?と首を傾げた] (52) 2023/03/08(Wed) 1:51:23 |
【人】 月島 雅空[そして自分なりに思いついたことをもう一つ] そういえばなんだけど、ペルラさん、ここの湖は変わってる。とかいっていたよな。 だから調べてみたら何かわかるかな。って思ってるんだけど、俺だけじゃわからないだろうからよければ一緒にきてくれないかな? 今みた動画みたいな感じで潜ろうかって思うんだけど……どうかな。 [ペルラさんの体調もあるけれども、どうだろうか?と誘うのであった**] (53) 2023/03/08(Wed) 1:52:08 |
【人】 黒崎柚樹[ちちち、と、聞き慣れない鳥の声で目覚めれば、昨日のように"ここ、どこだっけ"と思うことはなかった。 ここは、武藤と一緒にみてる、夢の世界。 現実のようで現実ではない、ちょっと不思議なキャンプ場。 カーテンの向こうはすっかり明るくなっていたから、もうもしかしたら朝ともいえない時間帯になりつつあったのかもしれない。 いや、でも、まだ朝かな?朝だな?私の腹時計はそう告げている。 あー、外、走って……?と思いながら身体を起こしかけ、まあ、いいか、と再びシーツに身を落とした。 今の自分にランニングの心肺機能的、筋力機能的効果があるかは怪しいものだし、精神安定剤的な意味で言えば、傍らの体温が何よりその役を果たしてくれるのは考えるまでもないことで。] ……………………。 [おはよう、と声をかけてしまうのも、なんだか勿体ない気分。 常よりいくらか幼く見える武藤の寝顔に、私は小さく微笑んだ。*] (54) 2023/03/08(Wed) 6:39:46 |
【人】 武藤景虎んん……、 [微かに聞こえてくる鳥の囀りと、カーテンの向こうから差し込む僅かな陽の光……、に起こされたわけではないものの、聞こえてきた声に朝だと認識して。 薄く目を開いた先、ぼんやりとした視界の先には近すぎる壁でもなく、大切な人の顔があることに安堵した。>>54] よかった……、ちゃんといる……。 [寝ぼけた頭では今何処にいるんだっけも曖昧なままではあったけれど、そんなことはどうでもいいかと腕の中にある体温を抱きしめる。 走りに行ったりするのかな、とは頭の片隅で思いはしても、すぐに腕を解くのは難しかったかもしれない。] おはよう、柚樹。 [遅れて挨拶を返せば、瞳を見つめ返して目を細めた。]* (55) 2023/03/08(Wed) 10:38:46 |
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