【人】 女王 アン[女王と手を繋ごうだなんて不敬ではないかしら。 首をはねないといけないかしら?! ふと過りましたが、わたくしはその手に 自らの小さな手を重ねて握り引き寄せます。 まるで友人同士のような行為に 憧れがない訳ではありませんでした。 ……いえ、滅茶苦茶に憧れてます。 わたくしは自分の欲望に負けたのです。] ふ、ふふん、今回は特別よ? どうぞこちらへっ [浮かれる気持ちの表れのように語尾が跳ねてしまいます。 駄目です、落ち着かないといけませんね。 手に込める力は弱いかしら、強いかしら。 ええん、痛くしていたらどうしましょう。 そんなことばかり気にしながら森を抜けました。] (44) 2023/03/18(Sat) 22:52:56 |
【人】 女王 アン[樹々の間を抜けて開けた場所に出れば さあおかけになってと 空席のティーテーブルを示します。] 差し支えなければ聞かせて頂戴 たまおさ、……たまおは 何処から来た何をしている方なの? [お茶が出てくるのも待たずに 向かいの席からそう訊ねたでしょうか。 ただもしも言いたくないことであれば 無理に聞き出すつもりはなく。**] (45) 2023/03/18(Sat) 22:53:05 |
【人】 女王 アンああ……これのこと、ですね? [いつのまにか両手の間にあった券を差し出して 好奇心を抑えらないわたくしは 車掌らしきその方に列車について訊ねました。 然し乗車資格について教えて貰えても>>@26 ピンとくることはありませんでした。 その頃のわたくしは既に大好きなお茶会を開いて 毎日が楽しくて仕方がないはずでしたから。] ……。 [ただ列車に揺られるのは悪くなく癒されるようでした。 他の乗客はいないようでしたから 15歳になったばかりのわたくしは年相応の幼い表情で 返却された券を今よりも小さな掌で包み 大事にずっとずっと握っていました。] (47) 2023/03/18(Sat) 23:43:44 |
【人】 女王 アン[……現在手元にその紙片は残っていません。 座席に置き忘れてしまったのか。 やはりただの夢だったのか。 端から端まで静かに揺られていた わたくしの乗車券。 きちんと見ておくべきだった気がするのです。 切り取られたカタチはいったい どんなカタチだったのでしょう──……**] (48) 2023/03/18(Sat) 23:44:10 |
【人】 女王 アン[長い御髪、あたしという一人称、気弱そうな様子。 たまおさんのことは女性だと認識していました。 森を抜け改めて姿を見ると 彼女はとても背が高く それまであった確信は俄かに揺らぎました。 だけどどちらでも構いやしませんでした。 ……いえ、もしも殿方なら、 父以外の方と手を繋いで歩いた事実に わたくしの頬は薔薇色に色づいてしまったでしょう。 意識しないようにした、 というのが正しいかも知れません。] (56) 2023/03/19(Sun) 8:24:28 |
【人】 女王 アン[森を背景にしても目に痛くない クリーム色のクロスのかかったテーブル越しに わたくしは背筋をピンと伸ばして椅子に腰掛けて 向かいのたまおさんが話すのを見つめます。 気持ちは前のめりでしたがお行儀はよくしませんと。] 気づいたら? それは驚いたわよね…… [話し方、衣装の珍しさなどから たまおさんが遠い異国の方であることは解ります。>>@38 見知らぬ地に突然という経験はわたくしにもありました。 あれは夢だったのかも知れませんけれど 話しかけてくれたのがあの落ち着いた方でなければ わたくしは不安が爆発して窓や非常口から 飛び出して逃げていたかも知れません。 お転婆と言われるわたくしはあの方のようにはなれません。 ですがたまおさんには心穏やかに過ごして欲しいので。 余り驚かせたりしないようにしようと……、 1ミリほど胸に刻みました。] (57) 2023/03/19(Sun) 8:24:32 |
【人】 女王 アン[たまおさんは触られるのがダメとのこと。 わたくしと手を繋ぐのは大丈夫だったのかしら? カフェは手以上の部分に触れられる? ……うまく想像することもできません。] たまおはよく頑張っているのね 立派だわ! この国の住人はみだりに触れたりしないから 安心して心ゆくまで過ごして頂戴ね [給仕が客人に失礼をすることはない筈ですから 一番怪しいのはわたくしです! いえ、わざと人の嫌がることはしませんが 無意識にしてしまう可能性はあります。 何分、無鉄砲なもので……。 今だって、テーブル越しでなければ 両手を掴んで握りしめている勢いでしたから。 うっかり触れてしまわないよう 自分の両手を切断しておきましょうか? 多分凄く痛いですけど、後でつけ直せば良いですから。] (59) 2023/03/19(Sun) 8:24:42 |
【人】 女王 アンたまおさえ気に入ったなら この国に移り住んでもいいのよ 良ければ色々と見て行ってね [ふふ、と微笑み伝える口調は軽いもの。 半分は冗談で、だけど半分は本気でした。 そんな頃合いでしょうか、 甘い香りとともに紅茶とお菓子が運ばれてきます。 ケーキスタンドは下段の皿にサンドイッチ、 中段にフルーツの乗ったケーキ、上段にはスコーン。 紅茶を注いでくれた給仕が下がってから、 どうぞ、と声をかけて自らもカップを取ります。 スートの描かれたカップとポットは色彩の国の意匠で わたくしのお気に入りです。*] (60) 2023/03/19(Sun) 8:25:03 |
【人】 女王 アン── 回想:抜き打ち試験を実施します! ── [しばらく前のこと。 一箇所に留まれないことで国内では有名なわたくしですが その日は大人しく城内にいましたの。 謁見を望む方がいらっしゃる気がして。 純粋なお客様第一号はたまおさんになりますが その御客人はなんと、 もてなされるのではなくもてなしたいと。>>54] イギリス? アリス……? [彼女の口からは理解できない言葉も飛び出しましたが 細かいことを気にするたちではありません。 10歳そこそこに見える少女に来客が口にするものを 任せて良いものかと苦慮する料理長の内心も わたくしの気にするところではありません。] (61) 2023/03/19(Sun) 9:02:12 |
【人】 女王 アンフィエ、貴方面白いわね では試験をしましょう 貴方の一番得意な料理を一皿振る舞って見せて その結果によって許可を出します 女王を満足させるのは容易ではなくてよ? [挑発めいたことを言いますが この女王は割とちょろいことで有名です。 結果を先に申し上げると、 彼女は望むポジションを得られたのでしょう。] (62) 2023/03/19(Sun) 9:02:32 |
【人】 女王 アンええ、招待状はたっくさんばら撒きましたから そのうち世界中から来るはずよ 忙しくなるわよ [撤回して逃げ出すなら今のうちよ。 悪戯っぽくウインクして伝えますが 彼女がそうしない予感がわたくしの中にありました。**] (63) 2023/03/19(Sun) 9:02:47 |
【人】 女王 アン── 閑話 ── [所でわたくし、懺悔したいことがあります。 全部ではなかったかしら。 招待状のカードの何枚かには>>@15>>@30 自分のシルエットを載せましたの。 でも、その……少し、盛りましたの。 いえ、正しくは、一部減らして一部盛った、でしょうか。 あのその、出来心だったんです!] あう〜…… やめておけばよかったでしょうか…… [鏡の国で作られた手鏡を覗き込んでは 頬をつんつん、二の腕ふにふに、胸元ぺたり。 皆さんが到着する前 自室で自らを確認する姿がありました。 毎日お菓子ばかり食べてるものですから 思ったよりぷにぷにだったり 見栄を張った部分がぺたんだったりしても スルーしてくださいましね……!不敬ですわよ!*] (64) 2023/03/19(Sun) 9:18:02 |
【人】 女王 アン[尤も、溶けたり消えたりする彼に 大したダメージを与えられないだろうことは 解っていました。 腐れ縁のお約束、茶番ってやつです。 日傘を武器に換えてしまえば あとは落下するしかないのですが 地面に叩きつけられることがないよう 受け止めてくれるだろうとも思っています。 それくらい気心知れた相手でした。] (76) 2023/03/19(Sun) 10:42:08 |
【秘】 女王 アン → チェシャ猫 チェシャ[先ほどかけられた言葉は覚えています。] お茶会に世界中の人を招いたの ……ねぇチェシャ わたしはこのままでいいと思う……? [二人して落下しながら? 宙に留まりながら? 飛び込んだ胸に額を擦り付けて わざと聴き取りづらいように訊ねました。 答えが欲しいのではなく、聞いて欲しかっただけだから。] (-52) 2023/03/19(Sun) 10:44:00 |
【秘】 女王 アン → チェシャ猫 チェシャ[不思議の国の民なら薄々気づいていることがある。 女王が時間を止めた理由。 不治の病にかかった先代女王の存在。 楽しいことが好きな彼だからきっと聞き流してくれると。 何か言われるにしても 他と違って素直に聞ける気がしました。*] (-54) 2023/03/19(Sun) 10:45:20 |
【独】 女王 アン/* フィエさんの容赦なきメシテロが空腹に突き刺さるー! わあわあ、みなさんからたくさんかまっていただいちゃって。 とても幸せですわ〜! (-55) 2023/03/19(Sun) 10:58:46 |
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