情報 プロローグ 1日目 2日目 エピローグ 終了 / 最新
![]() | 【人】 浅見 律 料理を作ってもらったことも 衣服を洗濯してもらったことも 部屋の掃除だって。 私が何も出来ない本当に幼子の頃は 違ったのかもしれないけれど。 物心ついた頃から、身の回りの世話は 全て自分でするものだった。 私が家で何してるのか、少しでも聞いたなら 不干渉じゃないことなど すぐに知られてしまったはず。 (64) 2022/12/10(Sat) 1:28:54 |
![]() | 【秘】 浅見 律 → 入江 修親にそう言われたのか、と。 その言葉に直接答えはしなかったけど 一瞬足を止めて振り返って。 そうですよ、と言わんばかりに嗤ってみせた。 それが、あなたの質問への答え。 (-59) 2022/12/10(Sat) 1:29:50 |
![]() | 【秘】 浅見 律 → 入江 修 密室に二人きり。 招かれた資料室で、快く迎えられたわけだけど、 流石にこの時は何をされるのかなんて 見当はついてなかった。 だからそう、私は無防備そのものだったし。 (-60) 2022/12/10(Sat) 1:30:12 |
![]() |
![]() | 【秘】 浅見 律 → 入江 修最低限の礼節さえ知らない私は 口付けされてからようやく目を閉じて受け入れる。 誰ともしたこともなかったのに、 頭がぼうっとするくらいの長い口づけは 私から判断力も何もかも奪うには充分だった。 なにより、心地よかったから。 余韻に浸って、逃げる力も抜けきって。 抱き上げられて、ソファーに寝かされると 私はあなたの方を見上げて、聞いた。 「……このまま、教えてくれるんですか?」* (-62) 2022/12/10(Sat) 1:31:48 |
![]() | 【秘】 浅見 律 → 入江 修 嘘でも心地いいのは事実。 与えられて出来た居場所でもないよりマシ。 そもそも、私に選ぶ権利なんてない。 一時の快楽と引き換えに 私だけが傷ついていく火遊び。 傷つくのに、ここを離れないのは。 偽りの温もりが私を安心させるから。 一時の快楽に依存してしまうから。 知ってるよ、と返す相手がどんなに最低でも。 それを知っていてもなお、私は離れられない。 (-63) 2022/12/10(Sat) 1:32:50 |
![]() | 【秘】 浅見 律 → 入江 修どうせあなたにとっての可愛い、なんて 快楽を得るための興奮材料でしかない。 説得力なんて、あるわけもなく。 私は私に価値を見出してないから、 あなたが言葉にしない限りは ただ見つめただけで あなたの劣情を煽るなんて、知ることはない。 「都合のいい子、の間違いじゃないですか?」 可愛げのないセリフを吐き捨てて。 それ以上を言わないのは 触れるだけの優しいキスに心を奪われてしまうから。 こうすれば黙るって、知っているみたいなキス。 (-64) 2022/12/10(Sat) 1:33:57 |
![]() |
![]() |
![]() | 【秘】 浅見 律 → 入江 修 下着で遮られなくなった秘部は 期待するようにひくついて、あなたを誘う。 胸板に顔を埋めて、胸いっぱいに あなたの匂いを吸い込んで、感じて。 「あっ……、んんっ……。」 撫でられるだけでも反応を示していたけど 中に入れられたなら、びくり、と身体を震わせて。 あなたに拓かれた身体だから。 私のいいところなんて全部知られてるはず。 言葉にこそ出さないけれど、 はしたなく指を締め付ける中は、 喜んでる、って、簡単に分かっただろうし。 色付けされればされるほど、 蜜を零して、あなたのことが欲しくなっていく。* (-67) 2022/12/10(Sat) 1:36:48 |
![]() | 【秘】 入江 修 → 浅見 律明確にネグレクトという確信を得れば 浅見が度々口にする呪詛のような言葉の 発信元もおおよその見当がつく。 しかもそれが当たりだと しっかり答え合わせまでもらう始末だ。 (-69) 2022/12/10(Sat) 8:23:44 |
![]() | 【秘】 入江 修 → 浅見 律どうせ俺が浅見に何をしようとも 親は何も言ってきやしない。 俺に与えられた安全に欲を満たすという 蛮族極まりない選択肢が脳裏にチラつけば その歪な現実を生む浅見に哀れみすら感じて。 その哀れみが全てのきっかけになった。 (-70) 2022/12/10(Sat) 8:25:02 |
![]() | 【秘】 入江 修 → 浅見 律無理矢理ヤっちまえばいい。 そんな低俗な話とは違う。 俺がそうしなかったのは 世界から見捨てられた少女を 自分の好きに育ててしまおうという もっと低俗な発想によるもので。 そんな低俗な遊びに使われる浅見は 本当に哀れ、可哀想な子だ。 (-71) 2022/12/10(Sat) 8:26:13 |
![]() | 【秘】 入江 修 → 浅見 律口付けは拒まれることなく 俺は浅見の口腔を味わう権利を得る。 だからってすぐにつついたりはしない。 最初はただ、唇と唇を合わせるだけのキス。 泥沼には突き落とさずに その手前に立たせた後に自分が泥沼に入り 一緒に入ろうと手招きをする。 それでいて足を踏み入れてしまった浅見を もう決して、逃がしはしない。 (-72) 2022/12/10(Sat) 8:28:39 |
![]() | 【秘】 入江 修 → 浅見 律ソファーの上。 艶めかしくこっちを見上げる浅見の顔は さっきまでとは少し違う。 役割にも似た、自分が自分であるという価値を 欲しがっているような顔。 お前が生まれてきてくれてよかったと。 そう言ってやればどれだけいいだろうか。 その顔は一歩間違えれば生徒ではなく 女の顔にすら見えてしまうほど甘くて。 その一歩を踏み外させたくなる。 (-73) 2022/12/10(Sat) 8:31:03 |
![]() | 【秘】 入江 修 → 浅見 律「あぁ。そのつもりだよ。」 そう言って俺はソファーに寝る 浅見の唇を再び奪う。 初めて浅見を抱くこの時は 今では考えられないほど、 優しくエスコートしたと未だに思う。 不安がなるべく残らないように 浅見がこの淫らな空気に慣れるように 何度も小刻みに続けた口付けをさらに深く。 互いの唾液の音が聞こえてしまうくらい深く。 恋人同士の初夜にひけをとらないほど 俺は浅見のことを大事に可愛がっていた。 (-74) 2022/12/10(Sat) 8:32:13 |
![]() |
![]() | 【秘】 入江 修 → 浅見 律初めてなら尚更優しくしてやらないと、と。 俺はそう浅見に尋ねると返事を待った。 すぐにでも脱がせてしまいたい欲求は まだもう少しだけ我慢することにして。* (-76) 2022/12/10(Sat) 8:33:11 |
![]() | 【秘】 入江 修 → 浅見 律*** 初めての日から今に至るまで 俺は浅見に色々なことを教え、仕込んだ。 最初の方は浅見の華奢な身体をただ愛でて 浅見はどこがイイのか、じっくりと探って。 けれど当然それだけで終わるわけもなく。 何度か回数を重ねた後には 男のものの扱い方だって教えただろう。 そしてそれにも慣れた頃には 俺の上に乗ってどう動けばいいかまで これでもかというくらいに教え込んだんだ。 (-78) 2022/12/10(Sat) 8:38:17 |
![]() | 【秘】 入江 修 → 浅見 律 こちらを悦ばせるための触り方や咥え方。 両手で包むようにとか、舌先で舐めろとか。 咥えた後にどう動かせばいいかとか。 何度も教え、実際にさせて。 浅見が上手くできた時には頭を撫でながら 「浅見は覚えがいいな。 ちゃんと出来て、いい子だ。」 と、浅見の存在を肯定して。 そして口先だけではなくご褒美として 浅見の身体を快楽で満たし。 満足いくまで絶頂へ導くこともあった。 失敗したところでなんの罰もない。 ただ上手くなればなるほど、 その存在価値を惜しみなく説いてやる。 そんな洗脳にも近い意識を植え付けるために。 (-79) 2022/12/10(Sat) 8:43:04 |
![]() | 【秘】 入江 修 → 浅見 律そりゃ可愛いに決まってるだろうさ。 こんな何も知らない子なんだから。 だから浅見がなにか要望を口にしたなら 叶えられるものなら叶えてあげようとしただろう。 それぐらいの価値が浅見にはあると今も思っている。** (-80) 2022/12/10(Sat) 8:44:08 |
![]() | 【秘】 入江 修 → 浅見 律*** だというのに俺の日頃の行いが悪いのか 浅見は俺の言葉を素直に受け止められないらしい。 キスで言葉の続きを塞いだとはいえ 都合のいい女の間違いだなんて。 やや聞き捨てならない言葉だったのは間違いない。 実際正解な辺り、浅見の鋭さが窺える。 覚えてると微笑む姿は 少しだけ毛羽立つようなピリッとした感じがしたが 積み重ねた甘い快楽に支配されてしまったんじゃ それもスパイスにしかならないみたいだ。 (-81) 2022/12/10(Sat) 8:46:18 |
![]() | 【秘】 入江 修 → 浅見 律浅見が、俺の胸の中でくぐもった吐息を漏らすと 指先で触れていた秘部が熱くなっていくのを感じて。 中に入れると同時に震えた身体を腕で支えると 二本の指で中をかき混ぜながら浅見の耳元で囁いた。 (-82) 2022/12/10(Sat) 8:46:59 |
![]() |
![]() | 【秘】 入江 修 → 浅見 律「普段可愛げなく振る舞うくせに こういう時にはここを濡らしてくれるし ちゃんと俺の指で感じてくれてる。 それにいつも俺のをきゅんと締め付けて 俺の事を悦ばせてくれるだろ? ほら、今も、熱くてとろけてる。 律の膣内であと何回イけば、 律がイイ女だって分かってくれっかな。」 (-84) 2022/12/10(Sat) 8:51:05 |
![]() | 【秘】 入江 修 → 浅見 律浅見の秘部をいじめながら紡ぐ言葉は 本音と誇張が入り交じったもの。 たとえば浅見が果てそうになっても 今は止めずにしつこく続けるだろう。 口で説明するより、その方がいいのだから。 浅見への指奉仕をひとしきり続けたあと。 俺は浅見をソファーへと寝せると 「どうしてほしいか。 ちゃんと律の口から言って?」 スーツのチャックから顔を覗かせたものを 浅見の手を引いて触らせながら問いかけた。* (-85) 2022/12/10(Sat) 9:02:27 |
![]() | 【秘】 浅見 律 → 入江 修 いっそのこと、無理やりされていたのなら。 長く続く関係にはならなかったのに。 初めて異性を知ったあの日、 あなたは恋人同然の優しさで私に接していて。 その接し方に好意を抱くなという方が無理な話。 どんな形であれ、 価値を認めて優しくしてくれたのは あなただけだったから。 回数を重ねれば嫌でも遊びなんだと気づくけど 最初の一回だけは。 愚かなことに微かに期待してしまっていた。 期待してたことなんて、起こるはずもないのに。 (-87) 2022/12/10(Sat) 19:19:27 |
情報 プロローグ 1日目 2日目 エピローグ 終了 / 最新