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人狼物語 三日月国


37 【恋愛RP】夏の夕べ【R18】

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【人】 成瀬 瑛


[ だからこそ、指先から伝わる熱に、
  今のあたしは戸惑っている。>>277

  上手く空気を取り込めなくて
  喘ぐように、息を詰まらせながら
  あたしは何とか言葉を紡ぐ。 ]


  わかってるかな、羽凪くん。
  あたし達、“他人”なんだよ。

  一昨日会ったばっかりで、数回ご飯を食べただけ。
  重ねた時間も、確かな約束もない。
  ちょっと気になったくらいの子に、
  必要として欲しいなんて……。
 
 
(310) 2020/08/02(Sun) 22:06:48

【人】 成瀬 瑛


[ 軽々しく言うのは、駄目だよ。
  ちょっと大人びた顔を作ってから
  あたしは彼に忠告しようとする。

  ほぼ初対面なんだからさ。
  あたしが悪い人だったらどうするの?
  そんな甘い言葉を言ったら、
  簡単に付け込まれちゃうよ ─── って。

  言っていることは間違ってないと思うんだ。
  あたしは彼にそこまで言ってもらうほどのものを
  何も与えられてないんだから。

  …… なのにどうしてあたしは、
  この手を離したくないと思っているんだろう? ]  

 
(311) 2020/08/02(Sun) 22:07:45

【人】 成瀬 瑛



  ─── 欲しいって、そう思ってくれるのなら。

  お願いがあるんだ。


[ そこまで言って、一度言葉を止めてから
  緩んだ手のひらをそっとほどく。>>279 ]


  羽凪くんの住所を、あたしに貸して欲しい。


[ それから、言葉と同時に力を込めて。
  今度はこちらから、彼の指先をぎゅっと握りしめた。
  
逃すまいというように。 ]

 
(312) 2020/08/02(Sun) 22:08:22

【人】 成瀬 瑛


[ あたしの現況を変えるには、転職するしかないんだけど。
  今の激務の状態では、就活する時間なんて取れないし……
  かと言って今の職場を辞めてしまったら
  住み込みで働いるあたしは、住所不定になってしまう。

  高校を中退しているから、最終学歴は中卒。
  中卒かつ住所のない娘を雇ってくれる場所なんて
  あの日、悪いお兄さんに助けてもらえなかった別の未来。
  家出娘の末路と似たり寄ったりだ。>>2:206

  かと言って新しく住処を契約するにも、保証人がいる。
  あたしのような小娘が生きていくのには、
  この世界はやっぱりなかなか大変だ。

  …… 考えれば、何か方法だってあるんだろうけど。
  日々に忙殺されたあたしは、
  考えることにも疲れてしまっていた。 ]
 
(313) 2020/08/02(Sun) 22:08:36

【人】 成瀬 瑛



  あっ、貸してと言ってもね。
  書類上のことでいいんだよ。

  ほら、実際にはネカフェとか泊まるし…………


[ ── と、そんなわけでの住所が欲しいなんだけど。
  こんな話を聞かされて、君はどんな顔をしただろう?

  それ以外にも、不安は当然ある。
  履歴書に記載できる住所を得たところで、
  採用されるかは別の話。
  学歴もまともな職歴もないんだから。
  就活したところで、
  普通の会社があたしを採用するとは考えにくい。
  ただ……。 

  それを理由にするにはね。冷えたあたしの指先に、
         君の手のひらは暖かすぎたんだよ。 ]**
 
(314) 2020/08/02(Sun) 22:08:43

【人】 成瀬 瑛



  えっ。
  あたし、羽凪くんちに住むの!?


[ 今度はこちらが呆気にとられる番だった。

  空き部屋がないなら寝室も同じってことだよね。
  あたしは床でもどこでも寝られるけど、
  そう言うことではなくて。
  いわゆるその、若い男女が……? ]


  まあ、そこまで好きじゃないって言ってたしね……?


[ 若干混乱しながら自身の考えをまとめつつ、
  先ほどの羽凪くんの台詞を拾って、小さく呟くと。>>277
  当の羽凪くんが全く気にしてなさそうだし、
  なら特に問題もないかと判断する。
  こちらの胸もないしね。 ]
  
(347) 2020/08/03(Mon) 11:31:54

【人】 成瀬 瑛


[ 初めて聞く彼自身の話については。>>337
  何となく言葉の端々からも薄く察してた。>>0:522
  だから驚くよりは、納得して。 ]


  …… そうだね。
  あたし達、放っておくとすぐ不健康しそうだから。
  一緒にいて、互いをきちんと見張らないとね。


[ 悪戯っぽく告げるのは、了承の言葉。
  そうしてよろしくね、と握手を交わすかのように
  重なり合った指に力を込める。
  
  その瞬間、あたし達の関係は
  「他人」から「同居人」へと、
  とりあえず一つの名前が付けられて。

  これは終わり>>279ではなく、始まりだから。>>338


  …… そこから先の未来は、まだわからないけれど。
  この手を離さなくていい理由ができたことに
  あたしは深く安堵したんだ。 ]
  
(348) 2020/08/03(Mon) 11:32:37

【人】 成瀬 瑛


[ 一緒に暮らすならいろいろ取り決めもある。
  それ以外にもあたし達求職組は、
  考えなければいけないことだらけだ。

  だけど、とりあえず今は、
  話が一区切り付いたところで
  ようやく一息ついて。

  眼前の君の姿を、
  変わっていく空の色、昼と夜に照らされながら
  改めて見つめる。 ]


        羽凪くん、浴衣似合ってるね。
        かっこいい。
 
  
(349) 2020/08/03(Mon) 11:33:04

【人】 成瀬 瑛


[ そう、真っすぐに視線を合わせながら囁いたなら。
  その後は何も続けないで。

  ほんのちょっぴり、目線を上げて。
  何かをねだるように、君の言葉を待った。 ]**
 
(350) 2020/08/03(Mon) 11:33:20

【人】 成瀬 瑛


[ それから、少し後の話。

  退職届は光の速さで受理されて
  あたしは即日無職になった。

           ……うん、違法だね!? ]
  
(355) 2020/08/03(Mon) 18:16:49

【人】 成瀬 瑛


[ ただ、うちの現場は常に人手不足で
  猫の手だって借りたいくらいなのに。
  猫よりは幾分かマシな手を、あっさりと手放した理由。

  それはきっと、まとまった金額の退職金が示している。

       この職場はブラックだったけど。
       あたし、所長のことは嫌いじゃなかったよ。

       今まで、お世話になりました。 ]

(356) 2020/08/03(Mon) 18:17:00

【人】 成瀬 瑛



[ …… 一つ、やり残した依頼があるんだけど。>>2:268
  それはいつか再び縁が重なった時、
  あたし個人で果たさせてもらおう。

  その日が来ることを、あたしは疑っていないんだ。
  ほら、二度会うことは三度会うって、言うからね!
  言わない? あれっ? ]*

(357) 2020/08/03(Mon) 18:17:08

【人】 成瀬 瑛


[ それから殆ど日を空けず、
  社用携帯を解約後、新しいスマホを契約した。
  真っ白なスマホを手にしながら。 ]


  ね、羽凪くん。連絡先教えてよ。
  

[ どやって聞こえてきそうな顔で、
  新品なスマホを得意げに見せびらかしながら尋ねる。
  あたしがどんな気持ちでそれを口にしたのかは>>1:592
  君は、知らなくていいことだと思う。 ]
 
(358) 2020/08/03(Mon) 18:17:19

【人】 成瀬 瑛


[ その後は、まだまだ空白だらけのスマホの画面と交互に
  あたしは大事にしまっておいた連絡先とにらめっこ。

  86分くらい、タップするか悩んだくせに。
  送ったのは、たったの一行。>>92 ]
  
(359) 2020/08/03(Mon) 18:17:55

【赤】 成瀬 瑛



  久しぶり。あたしね、好きな人、できたよ
 
 
(*2) 2020/08/03(Mon) 18:18:02

【赤】 成瀬 瑛



               あっ 成瀬瑛ね!


[ …… 向こうはこちらの連絡先を知らないことに気づけば
  慌てて二行目を送信。 ]*

  
(*3) 2020/08/03(Mon) 18:18:07

【人】 成瀬 瑛


[ それから、また少しだけ時は流れて。
  その日のあたしが駆け足で向かうのは
  あたしにとって、「寝るために帰る」だけではない家。

  勢いよく玄関の扉を開いたら、
  靴を脱ぐのももどかしいとばかりに。
  家に帰る理由をくれた君に向けて。
  荒い息を整えながら、身を乗り出して告げる。 ]
 
(360) 2020/08/03(Mon) 18:19:08

【人】 成瀬 瑛



  あのね、就職決まったよ。


[ …… 何でも屋はね、大変だったけれど。
  「ありがとう」って言ってもらえるのは>>243
  嬉しかったから。

       今度もそういう仕事がいいなって、
             そう思って見つけた職。 ]
 
(361) 2020/08/03(Mon) 18:19:16

【人】 成瀬 瑛



  仕事は大変そうなんだけどね。
  拘束時間が、すごく少ないんだよ。

  ニチアサもとい日曜朝くらいで!


[ だから一緒にいられる時間は取れるよって。
  少し興奮しながら、
  得意げな顔でセールスポイントを語るけど。
  もしあたしの話を不審に思った君が、辞令を覗いたら。

  そこにはきっと、こう書いてある。 ]
 
(362) 2020/08/03(Mon) 18:19:29

【人】 成瀬 瑛


「 成瀬瑛 殿

  如月町勤務を命じる。
  未だ残存勢力の影が見える悪の組織の陰謀を防ぐため
  よりいっそう正義の味方としての活躍を期待する。 」  
(363) 2020/08/03(Mon) 18:19:35

【人】 成瀬 瑛


[ …… 一度ブラックを経験すると、
  癖はなかなか抜けないもので。

  もし反対されたら、そうだね。
  えーって大きく口を尖らせながらも。

  不思議なご縁で巡り合った
  神保町の古書店の店先で。>>-461
  いらっしゃいませ!って笑いながら、

  ほら、あたしのことわざは正しいよ!>>357
  そんなことを考えながら、
  三度目の出会いに相好を崩す。>>-667

  そんな未来が、あったかもしれないね。 ]**
 
(364) 2020/08/03(Mon) 18:20:08

【人】 成瀬 瑛



  ありがとうございましたー!


[ お客さんの背中を、手を振って見送って。
  息もつかぬ間に店内を見渡す。
  よしっ、お客さんも一通り捌き終えたから、
  人が少ないうちに、掃除でもしようかな。

  それとパソコンを使って、
  インターネット販売の注文確認と発注業務。
  古書に関する勉強は、帰っての課題。
  今の時間は現場でしかできない仕事を……。 ]


(419) 2020/08/03(Mon) 22:05:37

【人】 成瀬 瑛



  あっ、お疲れ様ですー

  …… 休憩……!?


[ 笑顔を浮かべて挨拶したあたしは
  信じられない言葉を聞いて、>>391
  大きく目を見開くと、その場に固まった。

  休憩ってあれだよね。
  6時間を超えて働く労働者に与えられた、
  労働と労働の間に休む時間。

  確かに就業規則には記載してあったけど、
  都市伝説だと思ってた……。

  それに今は業務時間中だよね……
  なのに休んでいい……? ]
  
(420) 2020/08/03(Mon) 22:05:40

【人】 成瀬 瑛


  お饅頭……!?


[ 休みながら甘味を好きに食べる?
  何っ、食事なんて(3)1d10秒でかき込むか、
  仕事の席で演じながら食べるものではないのか?

  あたしは今度こそ理解が追いつかなくて
  呆けた顔で薄氷さんを見つめたのだった。 ]**
 
(421) 2020/08/03(Mon) 22:05:43

【人】 成瀬 瑛


[ 手を引かれて、少しだけ前のめりになる。
  耳元に寄せられる囁きが>>-753
  吐く息と混ざってくすぐったい。 ]


  ………… えへへっ
  でしょ♪


[ 
─── ねだったのは、あたしなのに。


  望んだ言葉を貰えてご機嫌な顔には、
  君と同じ色が、ほんのり浮かんで。

  蒼が混じり始めた空。
  少し頼りのない夕陽がきちんと隠してくれたか、
  なんだか心配になってしまう。 ]
  
(453) 2020/08/03(Mon) 23:32:15

【人】 成瀬 瑛


[ 繋いだ手から伝わる熱が、身体の中心にまで届いて。
  どくん、と心臓を打つ音が早くなる。

  その音になんて名前をつければいいのかを
  あたしはきっと知っていたけれど。 ]



  りんご飴、食べたい!


[ …… どうにも心が持ちそうにないから、
  少し、先送りさせて貰って。
  手の分だけ、先を歩く君に、
  殊更大きな声でリクエスト。

  あれ、りんご飴って。
  好きでも嫌いでもなかったっけ。>>37
  …… まあ、いいよね。 ]
 
(454) 2020/08/03(Mon) 23:32:18

【人】 成瀬 瑛


[ 君と一緒に食べるなら、
  何だってすごく美味しいから。 ]*
 
(455) 2020/08/03(Mon) 23:32:22

【人】 成瀬 瑛


[ ごめんなさい、許して下さい。
  雷おこしまでもらったら
  あたしは死んでしまいます。>>438 ]


  はっ、はい!


[ 薄氷さんの言葉にこくこく頷いてから>>438
  あたしは恐る恐る和室に入る。
  多分初日は、本当に仕事をしなくていのかって、
  気もそぞろな様子。
  お饅頭一つを飲み込むように、食べ終えて
  直ぐに店に戻ってしまったと思う。 ]
 
(460) 2020/08/03(Mon) 23:42:08

【人】 成瀬 瑛


[ そんなことを、何回か繰り返して。 ]


  あっ、あの……薄氷さん。
  和室にあった羊羹、美味しかったよ。


[ しっかりと味わって、感想を言えたのは
  もう少しだけ、先の話。 ]*
  
(461) 2020/08/03(Mon) 23:42:10

【人】 成瀬 瑛


[ 何と言うことでしょう。 
  こんなに努力を続けているのに。

  ── あたしの胸は、ちっとも大きくならないんだ。 ]

(466) 2020/08/04(Tue) 0:12:59