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人狼物語 三日月国


51 【完全RP】ポムペッシュ・フェーリンコロニー【R15】

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視点:


【人】 叶わぬ想い 日下部 汐里



  …… 落ち着いた?

  ね、健吾。
  あんまり急いで大人になろうとしなくて
  良いんだからね。


[ 合図と共に身体を離し、常より赤い健吾の瞳が
  こちらを捉えたら。
  涙こそは見せずとも、
  少し気恥ずかしそうな笑みを向けて。 ]
  

  無理をしないで。
  疲れたら一度立ち止まって。
  そうすれば、君の隣には、
  いつだって私がいるんだから。


[ あの林間学校の日。
  いつもよりはしゃいだ横顔を
  脳裏に浮かべながら。>>2:166>>2:167

  そう、私達はずっと一緒だ。
  そしてどうか願わくば、私の存在が君にとって。
  君が君らしくいられる居場所でいられますように。 ]*
  
(129) 2020/11/30(Mon) 19:40:51

【人】 叶わぬ想い 日下部 汐里


[ 例えるなら、私と健吾の関係は平行線だろう。
  交わる事はなく、しかし隣を見れば
  いつだってそこにいるような。

  そして、あの優しくて難儀な先輩達。>>@32
  あの二人との出会いは、そう、
  言うなればバッテンみたいなものだと思う。
  一度だけ重なったかと思えば、
  後はそのまま離れて行き。
  再びその道が交わる事は決してない。

  とはいえ、彼らを思い出す機会は案外多い。>>@32
  すれ違う人から漂う煙草の臭いに
  ぴくんと鼻を震わせた時。
  もち米がいつもより美味しく炊けた時。
  自然と彼らの笑顔が浮かぶのだ。
 
  その度に彼らの歩む道が、
  幸福に満ちたものであるのを願いながら
  私は、そっと瞳を伏せる。 ]
 
(132) 2020/11/30(Mon) 20:12:57

【人】 叶わぬ想い 日下部 汐里



  えっ、大丈夫だよ、
私は。



  うんうん、でも気をつけるよ、ありがとう。
  その為にも相手の情報が必要だから、
  もしわかるならその人のクラスと名前を
  教えてもらっても良いかな?


[ ここまで一息で言い切って。>>103
  得られたのなら、相手の情報を頭にインプット。
  絵理香ちゃんに不埒な事をしておいて、
  大丈夫な方がおかしいのだ。

  と言っても一回の女子高生である汐里にできる事は
  たかが知れているので、
  またこういう事があった時のために
  生徒会長候補なり裏生徒会長なりと、
  コネクションを得ておくのは大事かも?
  ─── というのは、今後の課題として。 ]
 
(134) 2020/11/30(Mon) 20:13:53

【人】 叶わぬ想い 日下部 汐里



  …… 付き合ってない、かぁ。


[ もし話してくれた顛末の中に、
  彼女が口にした台詞も含まれていたのなら。
  ぽつり、私にだけ聞こえる独り言を落とす。

  うん、絵里香ちゃんは正しい。
  私達はキスもするしハグもする ── 友達なんだから。]
 
(135) 2020/11/30(Mon) 20:14:04

【人】 叶わぬ想い 日下部 汐里


[ いけない、いけない。
  考えを払い除けるようにふるりと頭を振って、
  目の前の絵里香ちゃんに意識を集中すると。
  大丈夫だった?
  心配そうに尋ねながら。 ]


  …… その人に何処か触られた?
  なら、消毒させて欲しいなぁ。


[ もしも今いるのが人目の無い場所だったなら、
  そう、言葉と瞳で訴えて。
  了承を得られれば、そこに口付けを落とそうと。 ]**
  
(136) 2020/11/30(Mon) 20:14:16

【人】 叶わぬ想い 日下部 汐里



  うん、そうだね。
  そういう話はしていないと思うよ。

  なら、私達はどういう関係なのかなぁって。

  
[ 友達?
  多分一番それが正解に違いんだろうね。
  そんな会話の合間にも、
  彼女がこちらのお願いを聞いてくれたなら。
  微かな衣擦れと共に。
  絵里香ちゃんの肌が露わになる。

  普段なら扇状的な光景。
  思わず邪な事を考えてしまうけれど。
  今は薄らと腫れた痕への怒りが勝った。 ]
   
(166) 2020/12/01(Tue) 19:45:54

【人】 叶わぬ想い 日下部 汐里



  ネックレス綺麗だね。
  絵里香ちゃんアクセサリーつけてたっけ。


[ 尋ねながらも、視線は彼女の胸元へ。
  身体が跳ねるのが伝われば、
  ちょっぴり嬉しくなってしまって。
  当初の予定より念入りに、口付けを落として行く。 ]


  本当?
  ふふ、嬉しいな。


[ 私じゃなかったら。>>142
  単純な私はその言葉に顔を上げると、
  えへへと緩く微笑んだ後。
  今度は首を傾げて、
  招かれるまま、彼女の胸元へ移動する。 ]
 
(167) 2020/12/01(Tue) 19:46:21

【人】 叶わぬ想い 日下部 汐里



  …… 絵里香ちゃんはね
  いつだって私が欲しいものをくれるね。


[ それから、胸元に目を落とすと、
  少し眩しそうな目で、貴女を見る。

  
目もとっても綺麗だね。>>0:27

  それは言葉だったり、物だったり。
  形は様々だけれど。 ]


  私も、そうなれたら、いいなぁ。


[ 彼女との関係。>>132>>-315
  それを表す言葉を、私はまだ持たないけれど。
  望むのなら、           
 形

  互いの欠けた部分を補い、重なり合うものだといい。 ]
 
(168) 2020/12/01(Tue) 19:46:34

【人】 叶わぬ想い 日下部 汐里



  ネックレスありがとう。
  大切にするね。


[ 蕩けるような顔で微笑めば
  どちらのか定かではないバニラの香りの中、
  貴女と私のネックレスが、煌めいた。 ]**
  
(169) 2020/12/01(Tue) 19:46:38

【人】 叶わぬ想い 日下部 汐里



  それって ……


[ 答える代わりに、そっと手を離し、
  一度扉の方へ近寄れば。
  カチャン、鍵のかかる音が、
  放課後の無人の教室内に響いた。

  ─── とくん。


  外から聞こえる生徒達が部活動する声。
  不思議と遠くに聞こえたなら。
  窓から差込める夕陽だけが理由ではない色。
  ほんのり頬に乗せながら、私は貴女を見詰めて。


  ─── とくん、とくん。 ]

 
  
(172) 2020/12/01(Tue) 21:08:19

【人】 叶わぬ想い 日下部 汐里


[ 再び私の手を、貴女の膨らみに。
  貴女の手を、私の膨らみに添えて。

  顔を見合わせて。
  そのまま、どちらともなく唇を合わせれば。

  とくん、とくん、とくん。
  二つの鼓動は溶けて、混ざり合い。 ]
  
(173) 2020/12/01(Tue) 21:08:25

【人】 叶わぬ想い 日下部 汐里




         ─── それから。
             
 数年後

  
(193) 2020/12/02(Wed) 20:08:29

【人】 叶わぬ想い 日下部 汐里


[ 人生において高校三年間が占める割合。
  それは、とても短くて。
  ましてやそれが二泊三日の林間学校となれば、
  まるで瞬きする程の時間。

  ─── それでもあの日の出来事は、
  今でも鮮やかに、思い出せた。 ]


  あ、もしもし、私だよ。今大丈夫?
  うん。リップクリームが無くなっちゃって。
  新しいのを選ぶの付き合って欲しいなぁって。


  ( ……長くて早い時の流れの中には。
    ほんの一瞬だけすれ違って。
    今は何処かで遠くて、
    その幸せを願うしかできない人達もいるけれど。 )
   
(194) 2020/12/02(Wed) 20:08:56

【人】 叶わぬ想い 日下部 汐里


[ …… 当時の私は、>>0:55>>0:56
  変わらないものなんてないと思っていた。
  形あるものはいつか壊れるし、
  人の心も移ろいゆくものだから。

  嗚呼、それでも。 ]


  待ち合わせ場所は、あのオムライス屋さんでどう?
  そうそう。
  オープン当初、私を置いて二人が行った所。
  うぅ、食べ物の恨みは怖いんだよ?  

  うん。今度また行こうよ、三人で。


[ きっと、大切なものは変わらず残るのだ。
  色を失い、形を変えて。
  何十、何百の時を刻んでも。 ]


       ( それでも、大切な人達の幸せは。
         私自身の手で紡ぎたいと願うんだ。
         それも、叶う事ならば。 )


(195) 2020/12/02(Wed) 20:09:17

【人】 “君の隣で” 日下部 汐里



  それじゃあ、またね。


[ 柔らかく微笑み、携帯端末を仕舞い込めば、
  両手に向かって、はぁと白い息を吐く。
  その拍子に胸元で、
  年季の入ったハートのネックレスが静かに揺れた。 ]**
 
(196) 2020/12/02(Wed) 20:09:54