05:53:53

人狼物語 三日月国


258 【身内】冬融けて、春浅し

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視点:


蒼い三日月が辺りを照らす。伝承は果たして真実なのだろうか。
もし真実であるならば、異形の刃を見つけ出し、打ち砕かなければならない。

どうやらこの中には、村人が1人、囁き狂人が2人、皇狼が1人いるようだ。

【人】 街路灯 灯り

 
[日が沈み ぼうと辺りを灯していく。周囲の喧噪も、変化にも、その光で照らしては ただ人の営みを見守るのだ。]
 
(0) 2024/04/29(Mon) 23:00:00

【赤】 葛切 幸春



 ………あんたを寝室へ誘っても?
   
[互いが互いのものだと、知りたい。]



[浅ましい欲求に抗えず―――熱に浮かされた眼で、双眸を覗き込んだ。*]
(*0) 2024/04/29(Mon) 23:03:43

【赤】 靖国 冬莉



 勿論。……行こうか。


[情欲を塗した眼差しに 愛しさが込み上がり 、寝室へと促さんと繋いだ手の力が強まってしまう。]
 
(*1) 2024/04/30(Tue) 0:53:33

【赤】 靖国 冬莉


[歩先を向けて、歩く歩幅は次第に大きくなり 目的の場所へと辿り着けば ———果たして何方からだっただろうか。児戯のように 唇を触れ合わせるものから、次第に噛みつくように 唇へと吸い付き 彼を求め合いながら ベットシーツの波に沈んでいく。舌先を忍ばせて、彼の中へとこじ入れて 口腔の温もりを味わいながら 彼を覆う不要物へと指先を這わせ 取り除いていき。]


 ……なぁ、幸春。


[僅かに顔を離し、求めた余韻で濡れる口元を薄く開いて ——口にするのは 先刻の言葉への問い。]


男同士の付き合い方≠チて、何処まで教えて貰ったんだ?


[その先輩とやらとは何処まで。否。他に身体を、心を預けた奴はいたのか。————自身の嫉妬はどうやら存外根深いらしい。釦全て解いたシャツからはだけた先に窺える鎖骨へと口付けを落としながら自嘲を零しつつも 眼差しは真剣なまま。*]
 
(*2) 2024/04/30(Tue) 0:56:09

【赤】 葛切 幸春

[―――寝室へ踏み入る前の、幾許の間。
抱き合う中で相手の心音が伝うような心地がしていた。

常よりも血色の刺す頬肌を、掌で撫ぜて口付ける。縺れるように呼気を喰い合いながら、ベッドへ乗り上げて互いを剥いで行く。相手のシャツへ指を掛けたのは、屹度己が早かっただろう。
触れる舌の熱さに確かな情欲を知り、早まる鼓動が抑え難い。咥内へ招いた舌を吸い、互いの粘膜を擦り合わせる頭の片隅で、彼の寝台が長身の男二人に軋まぬ造りだった事を幸いに思う。同時に、此処まで招かれた女性は嘗て居たのだろうかと―――そう考えて。

嗚呼、確かに。もっと早く逢えていたなら、あんたの体を満たすのも俺だけで在れたかも知れないものを。
]


 ……? なんだ、冬莉、


[視線で追った唇は潤いを得て目を惹き付ける。澱んだ思考に蓋をして 呼ばれた名に応えを返し、]
(*3) 2024/04/30(Tue) 21:10:39

【赤】 葛切 幸春


[そうして、自分の失言を悟った。]


 何処まで………、


[真剣な双眸を前に一瞬言葉に窮する。
躊躇う隙間を愛撫に変え、色付いた下唇を指腹でなぞり、通った鼻筋へ唇を押し当てた。
そうする内―――じわじわと、心に広がるものが在った。彼の言葉がつい先刻存在の知れぬ女性に妬心を覚えた己に重なって。
まるで独占欲まで共有するかのような直向な心が、嬉しいと。
]


 ……心から好いた相手とするのは、全部あんたが初めてだ。
 

[だからあんたも、俺にこの行為の快さを教えてくれ。
額に額を重ねる至近の距離で、強請るように囁いた。]
(*4) 2024/04/30(Tue) 21:19:00

【赤】 葛切 幸春


 あんたは何方がいい?


[意図は伝わるだろうか。尋ねながら、その先を考える。
彼の負担を思うなら攻手を任せた方が良いのだろう。しかし心と体は時に乖離するものだ。柔らかな女体に慣れ親しんだ相手がいざ男の体を前にして不全に陥りはしないか、懸念が無いと言えば嘘になった。]


 もしもあんたが選べないようなら……、


[暫時、相手の様子を慎重に見詰めながら胸へ指を這わせる。
促す程度の力で軽く押したなら、その背はシーツへ沈むだろうか。シャツから袖を抜き、素の儘になった半身で後を追うように覆い被さった。]
(*5) 2024/04/30(Tue) 21:21:26

【赤】 葛切 幸春



 ……抱かせてくれないか、冬莉。


[───何よりも。
未だ誰も知らない彼の姿を、知りたかった。*]
(*6) 2024/04/30(Tue) 21:22:16

【赤】 靖国 冬莉


[口を噤み、応えることへの躊躇を覚えるその姿に 心の淵を重く伸していくものへと思考が否が応でも向けてしまう。が、降り落ちる口付けに遮られて、———情を擽らせるその児戯に加担して 此方からも啄むようなキスを注いでいく。]


 ………言葉が上手いな、幸春。


[肯定もしないし、否定もしない。はぐらかされたと言っても過言では無いのかもしれない。それでも、視界一杯に映し出される彼の その直向な眼差しと言葉の優越さに手繰られて、———彼の可愛らしい強請りに頷きを一つ、俺が最初で、最期にしような。≠ニ応える声音に甘さを孕ませて その愛おしくも、達者な唇を奪い 彼の柔い赤舌を捉えては水音を立てて吸い付き、彼の欲情を煽らんと 互いの液を絡め合わせては 侵していった。]
 
(*7) 2024/05/01(Wed) 0:31:52

【赤】 靖国 冬莉



 ………、そうだな。


[出会った当初、寝台へと誘ったその先を些か恥ずかしくも目の前の彼に問うてしまったあの日とは違い、少しばかり知識を得ている自身だからこそ、何方≠フ示す先も、その過程も、———一応は頭にあった。
 異性ならば躊躇いも無く押し倒して、緩やかに自身のものへと染め上げて悦ばせる自信は在った。
 確かに、事前に情報を得ている。だが、無知の中で 果たして 今までのように 悦ばせることができるのか。失敗が許されない、目の前の愛しい人相手に。

 年甲斐もなく過った不安が顔に出てしまったのだろう、続く言葉に視線を持ち上げたその途端。]
(*8) 2024/05/01(Wed) 0:33:31

【赤】 靖国 冬莉


 
[とん、と不意に 胸元を圧されて、意図しない挙動に 反応が遅れるままに 促されるままに 寝台に背を置いてしまう。頭上で見下げる眼差しに、——慣れないその構図に、息が、詰まる。]

 
(*9) 2024/05/01(Wed) 0:34:21

【赤】 靖国 冬莉



 ………、


[参考資料として見た、映像。男に組み敷かれる中で、頬を上気させて 女のように善がる姿が、頭を過っていく。
 あのように、自分自身がなるのだろうか。これまで幾度となく 抱いた女のように、嬌声を上げて、希うように身体をくねらせて。否、何より。—————彼に、幻滅されたり、しないのだろうか。
 直球に向けられる言葉と、その欲に満ちた眼差しが、陰ることはないだろうか。
 彼が向ける眼差しに、言葉に沿えるような自分自身でないことを痛いほど知っているからこそ、尚更に。]


 ………、幸春。
 

[彼によって暴かれ、はだけた上肢のままで 彼へと手を伸ばし スーツに隠されていたその引き締まった胸板へとつうと指先を辿らせる。女とは違う、角ばった しなやかな肉体————情を傾けた愛おしい男の、身体。]


 ………… 下手だったら、代わるからな?


[少しばかりの静寂の後に、視線を持ち上げて 軽口を吐くように遠回しの肯定の意を示す。惚れた弱みだ。不安よりも 彼のその言葉に応えたいと願うなんて。後頭部へと腕を回して、俺に、男の善さを、教えてくれよ。≠ニ蜜事のように囁く唇は 薄く笑みを敷いていた。*]
 
(*10) 2024/05/01(Wed) 0:54:20

【赤】 葛切 幸春



 あんたの最期になれるなら。 


[口付けに混ざる睦言に、呼気の狭間で囁いた。>>*7
組み敷いた肢体を見下ろして、自然と身に籠る昂りを逃すように呼吸する。技巧を論えば他者と距離を置いた身に刺さり、軽やかな言に本の少しだけ眉尻を落として笑った。]


 ……冬莉が望むなら、俺はそれでも構わないが。


[敢えて問い掛けるよう目を細め、頸に掛かる指へ応えて今一度の口付けを落とす短刻。傍へ突いた片腕で幾許か身体を起こし、指の背で頬を擽った。

異性を好む相手に、過ぎた願いでしかない。彼が何かを選び取ってくれるならそれで良かった。何方の側においても備えのあった己にとっては。
だが返答に要する時間>>*8 は、彼の中に葛藤や検討の余地がある証左だろう。当然だ。過日の夜には生まれなかった筈の沈黙の時間。勘違いでなければ同性間での行為を知ったが故か、彼が何を参考にしたかは知れないが 己と過ごす為のその用意を愛しく思う。
だとしたら軽口は屹度、彼の精一杯の応えなのだろう。>>*10
―――ならば、]


 希望に添えるよう、励むさ。


[揶揄でなく真摯に受け止めたいと、胸に添う掌を掬い上げて手の甲へ唇を押し当てた。]
(*11) 2024/05/01(Wed) 20:48:28

【赤】 葛切 幸春


 ───嫌だと思ったら止めてくれ。


[緊張にも似た興奮に喉が鳴る。甲から離した唇で、額から頬、耳許までを転々と啄みながらそう言い置くのは半ば己への戒めだ。
最後に鼻先を寄せた首筋を戯れるように数度甘噛み、やがて強く吸い上げた。数日前の印が残っていたのならその横へ添わせるように。新たな鬱血痕が一つ、見下ろす肌に咲いて目を愉しませる。]

 
 あんたは何処が感じるんだろうな。


[肌蹴たシャツを脱がせて、彼を形作る線を確かめるよう均整の取れた体を視線と指でなぞって行く。肩から鎖骨を辿り、胸許へ行き着いた指腹に引っ掛かる未だ柔らかな尖りを掠める程度の力で撫ぜる。一度手を離し、また周囲を円描くように緩く押し掻いて──それから、きゅうと柔い力で摘み上げた。]


 ……擽ったいか?


[問いながら今度はもう一方へ顔を寄せる。指でなく尖らせた舌先でゆっくりと舐り、濡れた其処を緩く吸い上げて、反応を確かめるように目線を起こした。]
(*12) 2024/05/01(Wed) 20:50:46

【赤】 葛切 幸春


[何にしても恐らくは、明確な快楽へ直結するには至らない事だろう。ならばと残る片手は腹筋の線をなぞって───下腹部へと。
男であるからには否応なく悦に直結する箇所を、衣服の上からつうと指先で爪掻いて。膨らみを確かめるようスラックスの前立てをなぞり、じ、と音を立ててファスナーを下ろす。

下着の隙間から挿し入れた手指に包み込む陰茎は、その頃にはどんな様相になっていただろうか。―――知れず唇を舐め摺って、目を細めた。*]
(*13) 2024/05/01(Wed) 20:51:45

【赤】 靖国 冬莉



 ………そんな顔すんなっての。


[彼のその表情に視線を伏せて、ごめんなと ぽつりと呟いた。少しとは言い切れない照れと歳甲斐無しに新たな境地へと赴く躊躇いと。幾つもの駆け巡る感情が入り乱れるのを気取られないように、云わば自身を護る為に言い放ってしまった言葉が彼を蝕むことはあってはならない。———言葉にしてしまった、それを悔やみながら。]


 何方としても 覚悟は出来てんのよ。お前さんと出会って、その後から。あんな言葉になってしまったのは、俺の弱さの問題で、

 ………いや、すまん。駄目だな。
 お前さんのこととなると 言葉を尽くしたくなってしまう。


[頬に触れる厚い皮膚の感触に人知れず すりと擦り寄り 目を細めては そんな弱い己ごと受け止めるような真摯な眼差しを受けて。 ]


 ………… どうか、俺でお前さんが


気持ちよくなってくれれば、いい
と。心中で込めた本音は胸に抱きながら 敬愛を示す口付けに 彼の腕の中で 静かに微笑んだ。] 
(*14) 2024/05/02(Thu) 1:05:03

【赤】 靖国 冬莉


[此方に逃げ道を作ってくれる彼の優しさに浸りながら 、降り落ちる口付けが下っていくのが まるでマーキングされているかのようで。>>*12鼻先が首筋にすん、と吐息が擽るのを 少しばかり身を捩らせながらも 宛がわれるエナメル質の堅さが肌に馴染んでいくのを覚える。傾ければ、彼の頭に 頬に擦りつけるような 恰好になり 、水音を立てて跡を付けていく、彼から与えられる感覚が、何処か 痺れを纏ったもので。——— 見下ろされる眼差しの奥に宿る、その欲に晒されているのを覚えれば、痺れの余韻が、響くような心地。慣れない感覚の中で、意識は揺蕩い。 ]


 ………何処、ねぇ。

[値踏みするように滑らせていく眼差しに奥底からふつりと込み上げるものを逸らしながら、深く息を吐いていく。女を組み敷いていた時は、中で果てる享楽を鬱屈を紛らす代用品として扱っていたのみ、———巷で言う性感帯などとは無縁だと思っていた。彼の指先が辿っていくその先の、頂きに触れるむず痒さに目を眇めつつ。]


 擽ったい、というよりも不思議な感……、っ


[はだけた胸元へと彼の顔が埋められ、途端に 巡っていく微かな何かにつられるままに 肩へと手を伸ばして。ざらつく舌先が触れる度に 下腹部へと熱が下っていくのを覚えて ———室内を支配する静謐さに ちゅう、と吸い付く音が辺りに響く中、口元から浅く呼気が、漏れた。 ]
 
(*15) 2024/05/02(Thu) 1:05:29

【赤】 靖国 冬莉

 
[視界から逸れて、指先の皮膚の堅さを辿ることしかできない中 やがて布越しに緩く堅さを持っているそれへと辿り着く。>>*13ファスナーを開けたその先、視線を下らせて、少しばかりだが盛り上がっているそれを晒している事実に頬へと血流が昇っていくのが分かった。居たたまれない心地の中で、だが、盛るように 表情を変えていく彼を眼鏡越しに眺め。]


 ……… 、えっろ。


[びく、と彼の手の平の中で 直に脈打ちながら熱を持ち、堅さを増していく。彼のシャツに手を伸ばしてゆるりと脱がしていき 、その熱のままに 彼の首筋に鼻先を擦りつけ ———その顔が、もっと見たいと。欲の種を撒くかのようにその急所を舌先で這わせながら 児戯を繰り返し、 彼の腕の中で うっそりと表情を融かした。 *]
 
(*16) 2024/05/02(Thu) 1:10:52

【赤】 葛切 幸春

[静かな謝罪に首を振る。>>*14
元よりこの身が女体だったなら、彼に持たせずとも良かった覚悟だ。強いている事実を思えば、何であれ己との先を願ってくれたが故の言葉を流す気にはなれなかった。
考え出せば深みに嵌る思考を遮るように頬を撫で摩る。まるで掌へ懐くようなその仕草に愛惜を覚えて、釣られるように口の端を和らげた。

───唯、一つだけ。途中まで声で溢されたその心を、予測する事は容易く、]


 あんたじゃない。


 ……あんたと、だ。冬莉。


[そうでなければ何の意味も無い。
笑みを描く唇を愛でるように、言い含めるように囁いた。]
(*17) 2024/05/02(Thu) 21:33:59

【赤】 葛切 幸春

[肩へ触れた手は制止では無かっただろう。>>*15 一瞬目線を投げるものの、その儘吸い付いて他より薄い皮膚を味わう。胸へ埋めた頭上より溢れた掠れた吐息。
その声がもっと聴きたい。

欲に背を押され、指先は急所を過たず捕える。寛げた下着から取り出す陰茎は既に熱を孕みつつあり、手中で跳ねる様に唇を吊った。]


 どちらが。……だが、気分が乗って来たなら良い。


[明け透けな言葉遣い>>*16 に容易く腹の底が嬲られる。未だ、己の欲に向き合うには早いと深く呼吸を繰り返し──けれど首筋に這う舌に、その表情に煽られて。つい身を乗り出すように色を乗せる顔を覗き込んだ。]


 あんたの気持ち良いところ、探さないとな。


[拇指と示指で作った輪で緩く兆した陰茎を包み、締め付け、押し上げるようにゆっくりと根本から先まで扱き上げる。残りの指を軸に絡めて柔く揉み込み──そうしながら、先刻吸い上げた胸の尖りへ軽く歯を当て、甘噛みする。
不思議な感覚≠セと先刻彼が呟いた言葉を其処から先へ導くべく。今日には未だ悦楽を拾う事が無理だとしても、両方共が唾液で濡れそぼるまで順に、暫しゆっくりと育てるように。]
(*18) 2024/05/02(Thu) 21:36:30

【赤】 葛切 幸春

[──その内に 溢れる先走りを指先に掬い取って上体を起こす。指は濡れているが、相手の負担を思えば無論潤滑油には到底満たない。後ろ手にスラックスのポケットから個包装のローションを取り出し、歯と片手を用いて封を切った。そうして掌に出した粘り気のある液体を軽く揉み込むように己の肌熱で温めながら、相手の膝を立てるよう手を掛け、脚を開かせもしよう。]


 中に、触れていいか。


[許諾を乞い囁いて、しかし注意を分散させるように手に捕えた儘の昂りを柔く撫でる。許しを待つ一方で密やかに息衝く後孔を指腹で摩り───僅かでも力が抜けた瞬間を見計らって、つぷ、と一指を飲み込ませた。顔色を伺いながら、纏ったローションを壁へ擦り付けるように関節まで慎重に進めていく。]


 ……この、辺り。如何だ?


[多少馴染むのを待ってから途中、くん、と曲げる指で腹側を押し掻いた。指腹に触れ得た痼りのような其処が彼の、前立腺、だと判じて。柔く撫ぜるように数度。後は彼の反応を見ながら、時に落ち着かせるべく周囲をゆっくりと押して拓き、時に快楽を引き出す為に痼りをなぞって。
あんたはどんな顔を見せてくれただろうか。
]
(*19) 2024/05/02(Thu) 21:37:43

【赤】 葛切 幸春


[見下ろす彼の肢体に、これまで敢えて意識から遠ざけていた下腹部がいよいよ熱を孕んで怠くなる。じわりと額から首筋へ掛けて汗が浮かぶ。着衣の下で主張する己が質量に、ふと熱の籠った息を逃した。次第に柔くなっていく内壁に、二本目の指を投じて──
この中に入ったなら、どんな顔をするのだろうか。


否、未だだ。首を振る。
間を置いて やっと三本目を咥え込ませ行く。この速度が、早くなければいいのだが。*]
(*20) 2024/05/02(Thu) 21:38:52
 




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