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【赤】 浅見 律 そう決めてからの行動は早かった。 あなたが馬鹿じゃないことくらい知ってる。 きっと、機会は一度しかない。 私に警戒心を抱かれてしまえば 多分もう二度と機会は巡ってこないし 私自身が、おかしくなってるのを誤魔化しきれない。 そう思ったから、思い付きではなく、 W準備Wをした上で、あなたを嵌めようと。 (*15) 2022/12/16(Fri) 17:58:08 |
【赤】 浅見 律*** 色々な準備を終えて。 胸に秘めた思惑を悟らせないようにしながら。 私は、授業の後に、話しかけた。 「入江先生……。質問が、あるんですけど。 放課後、空いてますか……?」 傍から見れば、勉強熱心な生徒が 先生に質問してるようにしか見えない。 最近休みがちだった生徒が 質問してたところで何の違和感もない。 一見すれば、ただの日常風景。 (*16) 2022/12/16(Fri) 17:58:55 |
【赤】 浅見 律あなたならこの意味、わかるでしょう? 誰かと来るなんて無粋なことはせず、 あなたなら一人で来てくれる。 そんな期待を、あなたはどう受け取ったのか。 (*18) 2022/12/16(Fri) 18:00:07 |
【赤】 浅見 律あなたが一人で資料室に来てくれたなら。 私はあなたにソファーへ座るように促して。 私も隣へと腰掛けて、あなたの方を見る。 「……質問、後回しでもいいですか?」 そう口火を切って、あなたの返答は聞かないまま 私は、顔を近づけて、唇を強引に奪う。 (*19) 2022/12/16(Fri) 18:01:20 |
【赤】 浅見 律 部屋にあなたが入る直前、 口に含んでいた睡眠薬を飲ませるために。 口移しであなたに含ませて、 飲み込みやすいように唾液を流し込んで。 あなたが薬を飲まざるを得なくなるまで、 深い口づけをやめることはなかった。* (*20) 2022/12/16(Fri) 18:02:16 |
【赤】 浅見 律あなたの想像通りの行動をしたこの瞬間。 この時が一番油断するんじゃないかって。 そう思ってたし、そう思えばこそ、 私から声をかけることに躊躇いはなかった。 そして、差し出した餌にあなたは 私の思い通りにかかってくれたんだ。 (*35) 2022/12/18(Sun) 1:39:52 |
【赤】 浅見 律 久々に来た資料室。 あまり人が来ないこの場所は 今の私にとって都合がいい。 でも、万が一にも誰かが入ってこれないように 事前に鍵を持ち出しておいたから。 あなたが来てしまったらもう、逃げられない。 (*36) 2022/12/18(Sun) 1:40:54 |
【赤】 浅見 律 してもらえなくて寂しかったのか、とか がっつきすぎだって抗議とか。 何言われるかなんて予想できてはいたけど 返す余裕なんてあるはずもない。 いつまでも薬を口に含んでいられないし ここで失敗したら終わりだから。 あなたに覆いかぶさってしまえば いくら力の差があっても咄嗟には振り払えない。 こんな激しいキス、何処で覚えてきたのかって? あなたの知らない所で、ですよ。 ちょうどこんな風に薬飲まされたんです。 (*38) 2022/12/18(Sun) 1:42:04 |
【赤】 浅見 律あなたが意識を失うのを見届けて。 まだ起こさないように慎重にソファーへと寝かせ。 前もって資料室に隠していたロープで 抵抗できないように手足を縛りあげた。 もし解いたらくっきり痣が残るくらいに、きつく。 それから、衣服のポケットを漁って、 スマホを持っていたならそれを抜き取り、 誰かから連絡が来ても分からないように 電源を切ってから、あなたの手が届かない場所へ放る。 助けなんて呼ばせませんよ。 部屋に鍵をかけてしまえば、 ここで起こる出来事を邪魔できる人はいない。 (*41) 2022/12/18(Sun) 1:43:40 |
【赤】 浅見 律あなたが起きるまで、 私はあなたが寝ている横で座って待っていたけれど。 目を覚ましたのに気づけば、 あなたに馬乗りになって、 「やっと起きました?遅いですよ。」 と、楽しそうに笑いながら、瞳を覗き込んだ。 (*42) 2022/12/18(Sun) 1:44:00 |
【赤】 浅見 律安心なんて欠片も出来ない状況で 無意味な言葉を吐き捨てると。 あなたのスーツに手をかけて、衣服を乱していく。 ネクタイを外して、ワイシャツのボタンを 一つ一つ外して、はだけさせて。 いたって優しい手つきで肌をなぞっていく。 そう、別にあなたの身体に 物理的な傷をつけたいわけじゃない。 私はただ、あなたと繋がりたいだけ。 (*43) 2022/12/18(Sun) 1:45:11 |
【赤】 浅見 律行き過ぎた依存心を持っているように 見せかけるために、敢えて省いた言葉で あなたに語りかけながら、頬を撫でてみせる。 敵意なんてありませんよ、と言いたげに。 私自身は何一つ乱れていない制服のまま。 今まで私をいいようにしてきた人が 今は私に言いようにされてる、と思うと 少しそそられるものもある。 「私からの質問は…… さっき後回しにするって言いましたし。」 (*46) 2022/12/18(Sun) 1:47:04 |
【赤】 浅見 律「聞きたいことがあるなら答えてあげますよ。」 あなたの耳元で囁いて、 そのまま、耳の中を嬲るように舐めて。 息を吹きかけると、くすくす笑った。* (*47) 2022/12/18(Sun) 1:47:45 |
【赤】 浅見 律見せかけの言葉は違和感だらけだったらしく。 キャラじゃない、という言葉に目を細めて。 「リップサービスですよ。 こう言ってほしかったんだと思って。 想像するだけでそそられる、 ってあの時そう言ってましたよね。」 と、違和感に違和感を重ねてしまう。 あなたが言ってほしいことを 頑なに言わなかった浅見律とは 正反対のことを口にしていたけれど。 あなたと繋がりたいと思うのは そこにどんな目的があれ、本心だ。 でも、企んでいることの内容は教えない。 (*52) 2022/12/19(Mon) 3:13:16 |
【赤】 浅見 律 教えられていないことを これ見よがしにしてしまったのは 別にあなたへの当てつけとかではなく。 ただ、興奮を煽ろうとしただけ。 恐怖を煽るつもりはなかった。 あなたが反応してくれないと困るから。 (*53) 2022/12/19(Mon) 3:13:56 |
【赤】 浅見 律見下ろしながら、そんなことを言いつつ。 身体の下でほのかに主張しているものに気づいて 布越しに自分の秘部を擦り付けるように腰を揺らす。 微かにいい場所を掠めて、吐息を零したけど 布越しだからまだ物足りない。 (*57) 2022/12/19(Mon) 3:21:27 |
【赤】 浅見 律「性癖を開拓されてるのは 先生の方じゃないですか?」 馬鹿にしたような笑いを浮かべながら 耳をくすぐるように撫でて、 首筋へとなぞり下ろし、さらに下へ。 胸までたどり着いた指先は その先端を弄ぶようにくるくると撫でて。 爪を立てて軽くひっかいたあと、 労わるように優しく口づけを落とす。 束ねていない髪がさらりと垂れて あなたの肌にあたった。 (*58) 2022/12/19(Mon) 3:22:34 |
【赤】 浅見 律「……だって、もう反応してる。」 秘部を擦りつけるのをやめて 身体の位置をずらすと、 いつかあなたに教わったように 両手で包み込むように握って。 あなたを見つめながら、 握ったものの先を舌を出して舐めると、 果ててしまわない程度に、 刺激を与えようと手を動かし始めた。 (*59) 2022/12/19(Mon) 3:23:50 |
【赤】 浅見 律 悦ばせ方を仕込んだのはあなただけど。 他の人にも奉仕をしていた今となっては あなたの知っている手つきと 少し、変わっていたかもしれない。* (*60) 2022/12/19(Mon) 3:24:06 |
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