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【赤】 浅見 律 嘲笑いながら、見せつけていた避妊具を 床へと放り投げて。 それを名残惜し気に見もしない。 たとえあなたがつけて欲しいと懇願しても、 こんなもの最初からつける気なかった。 そんなことしないという確信はあったけれど。 手を添えて、あなたの熱を秘部にあてがうと ゆっくりと、腰を落としていく。 濡れてはいても解してすらいないそこは あなたのものをきつく締め付けて。 こじ開けられるように入る感覚に 背筋に快感が走って一瞬眉をひそめた。 (*11) 2022/12/21(Wed) 2:56:19 |
【赤】 浅見 律避妊具を外したい、そんな身勝手を 叶えてあげようとしてるのに、 私の言葉の意味をしっかり汲みとったらしい あなたの言葉を封じるように あなたのものを中へと押し込んで。 思った以上に焦らしていたのが効いたのか。 仰け反って反応されると思ってなかった私は その反応を揶揄おうとしていた。 (*27) 2022/12/21(Wed) 7:29:45 |
【赤】 浅見 律私の囁きにどんな反応が返ってくるかなんて 予想していなかったけれど。 嫌いだ、と返ってきても 私は余裕そうに微笑って。 力を込められて押し込まれる感触に 一瞬体を震わせて反応した後。 (*28) 2022/12/21(Wed) 7:31:31 |
【赤】 浅見 律馬鹿にしたように笑ってから。 あなたのものを抜かないまま 見下ろして、あなたに語りかける。 「あなたは可哀想ですよね。 空っぽで、居場所がない。 あなたにはいくら探しても あたたかな居場所なんて出来ない。」 (*29) 2022/12/21(Wed) 7:32:29 |
【赤】 浅見 律こんなことを言ったら 今すぐにでも抜きたいかもしれないけど 私が乗っている以上、それも出来ないはず。 「あなたには明るい未来なんて 万に一つも来ないんですよ。 感染者と関係を持ちたい人なんて この先現れるはずもないですし? ……日頃の行いが良ければ 感染してないかもしれないですけど あなたはそうじゃないですしね。」 (*32) 2022/12/21(Wed) 7:34:06 |
【赤】 浅見 律 「あなたの居場所は此処しかない。 此処があなたの元の場所、でしょう?」 あなたの上から動かないまま。 私はあなたに最低の言葉を吐き捨てると 満足そうに笑っていた。* (*34) 2022/12/21(Wed) 7:37:10 |
【赤】 浅見 律 顔を近づけて、強引に唇を重ねた。 歯列をなぞり舌を絡める、深い口づけを交わそうと。 愛情を確かめ合うためでも、 快楽のためのスパイスでもない。 目的なんて一つだけ。 私の唾液をのませるための口付け。 事実を知ってしまった今なら、嫌悪しそうな行為を あなたに施した後、耳元で囁く。 (*43) 2022/12/22(Thu) 2:25:31 |
【赤】 浅見 律囁いた後、 私はあなたのお望み通り、腰を持ち上げる。 栓がなくなった中からは 白濁が流れ落ちて脚を汚した。 私はそのままあなたの上から離れて ロープの傍に放ってあったカッターナイフを 持ってくると、あなたの手首の縄を切る。 切り終わったらカッターはあなたに渡して。 そうすれば、足の縄は自分で切れるだろうと。 (*45) 2022/12/22(Thu) 2:27:10 |
【赤】 浅見 律渡した後、私はあなたのスマホを拾い上げて。 あなたの方へと差し出しながら。 「通報でも何でも、ご自由に。 私がしたことはれっきとした犯罪だから。 この場の行為に限って言えば あなたは不可抗力だったと言える。 でも、このスマホに保存されてる 動画を見られたら、 あなただってただじゃ済まない。」 (*46) 2022/12/22(Thu) 2:27:35 |
【赤】 浅見 律 微笑みながら、私はあなたに選択を迫る。 私のくだらない人生が破滅したところで 何にも困ることなんてない。 私はあなたを同じ場所まで引きずり下ろしたいだけ。 そのために。 私はあなたの怒りを膨らませてあげようと。 (*48) 2022/12/22(Thu) 2:28:23 |
【赤】 浅見 律 「少し、で済んでればいいですけどね。 私が生意気なのは前からですよ。」 拘束を解いた時点で何をされようとも それに抵抗する気なんて微塵もなく。 (*56) 2022/12/24(Sat) 20:52:35 |
【赤】 浅見 律乱暴に捕まれても逃げようともしない。 押さえつけられても 静かにあなたの瞳を覗き。 ネクタイを手にするのを見て こうしたいんでしょう?と言いたげに 自ら縛りやすいように手首を差し出して。 堕ちる所まで堕ちてるのはお互い様。 二人で破滅に向かえばいい。 私達にはきっとそれがお似合いだから。 汚れた秘部が雄を受け入れると 収縮する中はあなたを悦ばせようと締め付けて。 こんな状況で反応するなんて 本当に都合のいい道具でしかない。 同意?気遣い? あなたからそんなもの与えられるとは思ってない。 期待もしてない。 私達に必要なのはそう…… (*57) 2022/12/24(Sat) 20:53:41 |
【赤】 浅見 律乱暴な抽挿でも待ち望んだ刺激だったから 痛がることも嫌がることもしない。 ほら、 やっぱり好きだったじゃないか、 と。正解をもらった子供のように ふ、とわらって。 (*60) 2022/12/24(Sat) 20:55:48 |
【赤】 浅見 律でも、私だって人間だ。 首を絞められれば息苦しさに悶えて 咄嗟にあなたの手を掴もうとして 縛られてることを改めて思い知る。 「……っう、ぁ……」 まともに抗議も出来ない。 酸素が足りない、血が巡らない。 そんな感覚に襲われて、段々意識を保つのが 怪しくなりながらも、あなたの首を見ていた。 縛られてなければ絞め返してあげるのに。 叶わないことを思いながら さっき私が付けた執着の痕を目に映し。 (*61) 2022/12/24(Sat) 20:56:56 |
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