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人狼物語 三日月国


74 五月うさぎのカーテンコール

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視点:


【赤】 店員 イウダ

[最後の蕎麦湯まで満喫したが、彼女の「別腹」具合はどうだろう。
ここでデザートを頼むも良いけれど]

 ちょっと行った先にりんご飴の屋台が出てたけど、そっちにするか?
 「浴衣デート」っぽいし。

[「してみたかった」と素直に言って来た彼女は本当に可愛かったから、浴衣デートっぽい行動は全制覇したい慾張りだ。*]
(*180) 2021/05/22(Sat) 17:36:21

【赤】 店員 イウダ

[ん、と自然に口を開けて差し出された山菜を食べる。>>*182
卵黄のとろっとした食感の後に、山菜の繊維質がやってきて、噛んだら出汁がじゅわっとしみ出て来た。

こくこくと頷いて、「美味い」と伝えて、ふと。
「あーん」に対しお互いもう「事前に照れる」ことがなくなったなと思う。
本当に、ごく当たり前のように自分の「好き」を分け合える存在になったんだなとしみじみしていたら、紫亜の方は山椒にやられてしまったらしく、慌てて水を口に含んでいる。

悪かった、と謝る卯田は、まだ彼女を完全には把握できていない。
日々精進です。]
(*187) 2021/05/22(Sat) 19:31:53

【赤】 店員 イウダ

[りんごの方は、以前好物だと言っていたのを覚えていた。>>183
いちじくとのバターソテー食べ比べを作ったのを思い出す。]

 まだ夏祭りには時期が早いけどさ、浴衣でぶらついてると屋台が欲しくなる需要があるからなんだろうな。

[店内も老若男女殆どの客が浴衣姿だ。]

 ベビーカステラもあったけど、あっちは腹に溜まりそうだしな〜。

[オーダー表を手に取る。
「奢り」「割り勘」で揉めるのが嫌だったので、少なくともこの旅行中は二人で同額を出し合って、そこから払おうと提案した。
頼んだものの値段が違っても、後で面倒な計算をしなくて済むし、個人的に欲しいものだけを個人の財布から払えば良い。]
(*188) 2021/05/22(Sat) 19:32:25

【赤】 店員 イウダ

[支払いを済ませて外に出る。
からころと下駄の音。
軽いキスでは痕もつかないが、浴衣の裾から見える足の甲に、印をつけておきたかった妄想は、今晩実行させて貰おう。>>*181]


 最近はりんご飴だけじゃないんだな。
 いちごもあるし……俺はこの「ぶどう飴」にしよ。

 「紫」が綺麗だし。


[意味深に言う言葉は、勿論店の人には通じない暗号のようなもの。
再び旅行用資金から代金を払って、甘いあまい「紫」にくちづけた。

吸って、舐めて、甘く噛んで飴をはがす。]

 あっま、

[粒はりんごよりも小さいから食べきれたが、飴が随分甘い。
複雑な顔で笑って、紫亜が食べきるのを待つ。
デザートには少ないかと思ったが、この甘さならこれ以上は食べられないかもしれない。*]
(*189) 2021/05/22(Sat) 19:33:05

【赤】 店員 イウダ


 あ〜花火大会、な……。
 そこは休みが難しいかもしれない……

[二人で行きたいところやりたいことは沢山あれど、イベント日程が「土日」と決まっているものは休みが取りにくい。>>197
その帰りの外食需要が高まるからスタッフの数も必要となるのだ。

お盆休みはあるから、お盆にやっている花火を探して遠出してみるならできるかも?と言って。]

 ごめんな。

[彼女の楽しみに水を差した罪悪感でしゅんとしながら頭を撫でた。
もし見に行けなければ二人で手持ち花火をしよう。
少しでも彼女が「一緒にできない」ことへの寂しさを感じることがないように。]
(*207) 2021/05/22(Sat) 21:18:45

【赤】 店員 イウダ

[今も。
彼女がしたいことや自分がしたいことを取りこぼさない様にと思っている。

ベビーカステラは明日。
りんご飴は今日。

暗号に気づいてそわそわする彼女が愛おしくて笑ってしまう。>>*200
りんご飴を舐める舌の赤さに違うことを想像しそうになって上手く見られないのは卯田もだった。>>*202

そんな二人の様子を見た店主は『若いねェ』とニヤニヤしていた。]
(*208) 2021/05/22(Sat) 21:19:06

【赤】 店員 イウダ

[小さくて甘い飴を舐めた後は、折角だからと立ち寄りの温泉に誘った。
男湯と女湯に分かれているから、一緒には入れないけれど、折角温泉に来たのだから、色んなところを楽しみたいと主張して。

その裏にある意図には気づかれていないと思う。
女性の方が長風呂だと思うから、先に出て用意したいものがあった。
とはいえ彼女がのぼせを危惧するなら、用意は明日に回すことにする。*]
(*209) 2021/05/22(Sat) 21:19:29

【独】 店員 イウダ

/*
ひもぱん!!さいこう!!解きたい!!
フロントホックも正面から外せてさいこう!!
ありがとう!
(-39) 2021/05/22(Sat) 22:10:32

【赤】 店員 イウダ

[自分にとってSASANKAは運命で、料理は人生で。
そこを尊重してくれて応援してくれる彼女だからこそ、好きになった。

彼女も料理から離れられない自分を好きになってくれたと言っていた。

それでも]

 寂しい、とか。
 もっとこうして、とか。
 そーいうのは、飲み込まないでくれな。

 俺が出来ることには限りがあるけど、出来ないことの「代わり」は最大限叶えたいから。

[人前で抱き締められない分、今は撫でる手に気持ちを込めて。>>*217]
(*223) 2021/05/22(Sat) 22:27:51

【赤】 店員 イウダ

[部屋で下着を替えてからはトイレに行っていない。
下着を替えるのは旅館に戻ってからでも良いだろうと思うのは男ゆえの無頓着か。

部屋付きの露天風呂よりも広い温泉は深いところがあって、卯田でも肩までゆっくり浸かることが出来た。
ついゆっくりしそうになって、危ない危ないと後にする。
タオルやドライヤーなどその場で借りられるのがありがたい。

そうして先んじて出た後に向かうのは、途中にすれ違った雑貨屋だ。
個人の財布から出して、包んで貰って。

気に入ってくれるかな、なんて、どきどきしながら待っていた。]
(*224) 2021/05/22(Sat) 22:28:12

【赤】 店員 イウダ

[出て来た彼女は先程よりもメイクが薄い。
それがまたどうにも湯上りの火照った肌と相俟って色気を高めていた。
喉が鳴ったのは無意識で。
駆け寄って寄り添ったのは、他の男を牽制したい独占欲。]

 なー紫亜。
 ちょっとこれ、つけてみてくれる?

[包みを渡す。
周年祭の時にもらったネクタイのお礼がまだだったと言えば受け取って貰えるか。

中身は紫の蝶のチャームが揺れるかんざし。
まとめあげた彼女の髪を彩るものが欲しいなと思ったのと。
会社で髪の毛を上げる時にも使えるかと。

(その場合痕をつけるのを我慢しないといけないというのを失念しているあたりが残念な男である。)
*]
(*225) 2021/05/22(Sat) 22:28:37

【赤】 店員 イウダ

[雑貨屋には、色んなアクセサリーがあった。
それでも最初に見た時から目が離せなかった。]

 "蝶"は再生と復活のモチーフなんだって。
 動けないままだった俺の時間を一緒に紡ぎ始めてくれた君に、あげたかった。

[彼女がくれたものは、自分のカラーと自分を表す"うさぎ"。
だから、自分も彼女のカラーと、彼女に似合うモチーフを贈りたかったのだと話す。

まあ尤もらしい御託を並べたが、単純に「これをつけた紫亜は絶対可愛い」というインスピレーションが一番だった。

包みを開けた彼女の反応は上々で、良かったと胸を撫でおろす。>>*227]
(*237) 2021/05/22(Sat) 23:27:36

【赤】 店員 イウダ


 似合う。
 思ったとーり。
 すっっっっげ〜〜〜〜〜〜可愛い。

[自分を可愛く見せるポーズというか、卯田が歓ぶ仕草に精通した彼女が可愛くない筈がない。
かんざしのつけ方を知らなかったらどうしようかと一瞬思ったが、彼女は器用に蝶を頭で遊ばせた。>>*229]

 あーーーー見せびらかしたくて贈ったけど、
 想像以上に可愛いから閉じ込めたくなった。

[ハハ、と苦笑する。
旅行は明日もあるけれど、今日彼女がやりたいことがまだあるなら付き合うつもりだった。]
(*238) 2021/05/22(Sat) 23:27:58

【赤】 店員 イウダ

[辺りは薄暮の頃。
夕食にはまだ時間がある。
抱き締めたい気持ちを抑えながら、手を強く握って歩き出した。

さて他に「浴衣デート」でし足りないことは?*]
(*239) 2021/05/22(Sat) 23:28:21

【赤】 店員 イウダ

[恋人に身に着けるものをあげたい心理というのは、自分がずっとくっついていられない代わりなのだろうか。
心理学には詳しくないけれど。

旅行先の雑貨屋で買ったそれは、将来を約束するものに比べたら頼りない値段だけれど。
いつかそれを贈る時まで、彼女の「大事」の気持ちを占めていて欲しい。>>*245]
(*251) 2021/05/23(Sun) 0:19:34

【赤】 店員 イウダ



 聞かなかったことに出来ると思うか?


[小さくてもぜんぶ聞こえた。彼女の気持ち。>>*246
薄々感じていたけれど、彼女は「所有されたい」欲求があるのではないか。
それは独占欲の強い男には垂涎ものの餌なのだけれど。

二人で浸かる足湯は気持ち良かったけれど、その足に今度こそ痕をつけたい衝動が高まるばかりだった。]


 
この時間なら、もう布団は敷いてあるな。

 ――帰るぞ。


[行きに比べて下駄の鳴る音が強く響くのは速足の所為。
転ばない様に気を付けながら、元来た道を戻った。
今日行ったその向こうは明日への宿題にして。]
(*252) 2021/05/23(Sun) 0:21:43

【赤】 店員 イウダ

――部屋――

[抱き上げて彼女の下駄を脱がせる。
自分の分を蹴り上げたら、扉に当たってかこんと音を立てた。

夕食は19時だ。
何もしないで待っていると長いけれど、何かをしているとあっという間に過ぎそうな。]


 ……布団、くっつけてあるな。


[綺麗に整えられているそれが乱れたところは、襖で隠してしまえば夕食の配膳時には見えないだろう。
そんなことばかりが頭をよぎる。*]
(*253) 2021/05/23(Sun) 0:24:01

【赤】 店員 イウダ


 いや?
 紫亜だって、くっついてる方が好きだろ?

 昨夜は離れてたし。

[自分が手を出さない為に床で寝たから。
けれど彼女が寂しさを感じていた事に気づかない卯田ではない。

鼻緒の痕がついた彼女の足指を撫でる。
ここに痕をつけるのは、自分が最初が良かったのに、なんて。]

 ――紫亜。
 抱きたい。

[駆け引きをする余裕なんてものは温泉街に置いてきた。
直截な言葉と視線で慾を伝えたら、痕をつける予約のように、撫でていた足指の先に爪を立てた。*]
(*259) 2021/05/23(Sun) 0:58:54