![]() | 【墓】 籠絡 イクリール>>中庭 「……そう。 よかったわ。みんながわたしと同じ考えで。 それに、わたしたちなら『こうなってしまった』子にだって、 堂々と会いにいけるものね。」 イクリールは、そう言っていたずらっぽく笑って見せた。 いつものように。 これからも、誰に対してだって、同じように。 「わたしもそれに、賛成よ。 シェルタンやスピカが卒業したって続けるわ。 でも今は、わたしたちだけではきっと手が足りないの だから、手伝ってくれるとうれしいのだけど。」 ──ねえ、ルヘナ。 イクリールは、遠くこちらを窺う視線の事だって、知っている。 (+46) unforg00 2021/05/29(Sat) 23:22:45 |