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人狼物語 三日月国

151 【身内】狂花監獄BarreNwort3【R18G】


【人】 紅僭主 ニア

が監視者の手から、解き放たれた。
命の最期まで、走り抜けると意志を示した。

1つ2つ、3つ。
チャクラムの投擲

軌道は真っ直ぐで分かりやすいが、避けるであろう先に投げられている。
壮健な頃では致命にはなるまいが、今ならば1つ受けるだけでも意識が揺らぐだろうか。

貴方がどう切り抜けようと、貴方が銃器でなくその弾丸である限り次は
大鎌の間合い
だ。
地を這うように広範囲を薙ぐ刃は、まともに喰らえばその命を刈り取るだろう。

大鎌の間合いを抜ければ、すぐさまそれを放って武器を
シャムシールに持ち変える


───殺す。

力を認め、生を認め、存在シャトを認め、ゆえに殺す。
それが"シャト"の主の、皇の務めならば。

生に食らいつく牙、生に突き立てる爪。
その意志は数度の剣戟の末、曲剣を砕くだろうか。

「────っ、ふ」
「…良く出来ました、シャト。
貴方貴方達は、とても強い子です

微笑みながら…褒美とばかりに、右腕を差し出す。
これが、最後の攻撃。
(14) 2022/06/19(Sun) 23:55:06