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人狼物語 三日月国

104 【R18G】異能遣い達の体育祭前!【身内】


【人】 綴り手 柏倉陸玖

>>44 >>45 鏡沼
「…どんな異能も、持ち主が制御下に置く事ができなければ。
 どうしたって、大小問わず困った事にはなる。
 それを克服する為に、日夜研究は進んでいるのですよ」

明かされた詳細に動じないのは、自分の異能の事もあってか。
或いは単純に、そんな事もあると理解しているからか。
ともあれ柏倉は。
ままならない現実に、素直に甘んじてやるような人間ではない。

「気軽に訓練のできる異能ではないのは重々承知しています。
 であれば、薬によってある程度弱めた状態から始めれば良い。
 この頃はそういったやり方もあるのですよ。
 少し専門的な所で行うものですから、
 これまでご存知無くとも仕方ありませんけどもね。」

幾度も突き付けられる現実に、内心唾を吐きながら。
それでも。みっともなく、見苦しく、泥臭く。
利用できるものは、全て利用してでも。
ここまで足掻いて来たのが柏倉陸玖という人間だ。

「どのような形であれ、君が克服する事を望むなら。
 俺はその為の道を模索し、そして提示し続けましょう。
 尤も、その道を選ぶかどうかは、君の自由ですが。

 利用するに値すると感じた時だけ利用なさればよろしい。
 俺というものは、結局。前途ある君達の為の
 引き立て役たる影であり、乗り越える為の試練であり
 そして君達に寄り添う相談役、なのですからね。」
(48) unforg00 2021/11/05(Fri) 19:00:38