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人狼物語 三日月国

148 霧の夜、惑え酒場のタランテラ


【人】 ヴィム



 ***

 [ 隠すことでもないが自分から言うことでもない。
   誰しもそういうことの一つや二つはあるだろう。

   青年にとってメルヴェイユに戻る
   という用件がそれに当たる。

   とはいえ、便利なことに霊体は生きていた
   あの頃よりも移動がかなり捗るもので、
   プロテアの町を散歩する暇さえあるのだ。

   人々の身体をすり抜けながら
   人の流れに逆らって歩けるのだから
   それはもう捗るなんてレベルの話じゃない。



(65) 2022/05/20(Fri) 12:43:48