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人狼物語 三日月国

68 【身内】空想模倣機体は駒鳥達の夢を見るか?【R18G】


【人】 操り人形 ラサルハグ

>>149 ブラキウム、ルヴァ

「ブラキウム。
 中に入れてくれてありがとう」

 遠慮のない足取りで距離を縮め、
 少女の首へ手をかけた。

「抵抗しないでくれ。
 俺とルヴァはあなたに助けられる」

 これはおねがいではなく命令だ。
 聞き分けのいいブラキウムなら従ってくれると、
 そう確信している。

「俺はあなたのことを心配して
いた
んだ。
 羽にまつわる一件にあなたは困っているように見えた。
 問題解決にはあなたを知る必要があり
覗き込んだ


 やわらかな肌、あたたかな血の流れが掌に触れて、
 これから成す罪を自覚させる。
 だが引き返す思考は、ラサルハグにはない。

 指先に力をこめた。

「『彼らの理由』を知るには同じ立場になればいい。
 あなたがこれから見る

 皆に教えてやってくれ」

 淡々とした言葉に、ラサルハグの感情は伺えない。
(154) 2021/04/24(Sat) 11:52:55