【人】 憐憫聖贖 ナフ>>+95 テンガン 君の前腕に巻き付いた方の短い鎖は絡みつきながら関節を極めようと動き、掴んだ君と引き合うだろう。 何かを企む仕草。薄い刃が伸びるのを見たなら、その鎖を君の 支えになるように 固定する。……狙いが狂わないほうが対処はしやすい。「近づくのは近づかれるってことなんだけどね?」 流石に心臓はマズイ。 それ以外なら構わない 。正確な軌道であるならば、左肩で当たりに行き、刃を深く食い込ませる。 咄嗟のコントロールが効くならば、もう少し違う位置に当たるかもしれないが。 ――肉に食い込んだ薄い刃は 抜けにくい だろう?そのまま足を掴んで引き倒しながら、銃を持つ腕を狙っていた鎖を絡め、締め上げ、取り落とさせるか関節ごと潰そうとする。 余った部分も君の脚や胴体に巻き付きたがるだろう。前腕に絡みついた蛇も改めてそちらの手を拘束しようとする。 刃が刺さった状態で斯く縺れ合えば、創傷は抉れたか薄い刃が折れて突き立ったままになるか。 どちらにせよ、左肩と腹で破裂した銃創から 赤 を垂れ流しながら……君を見下ろし、楽し気に嗤う。血色の底、戦闘に燃える熱の底に冷え冷えと凍てつくような光を君は見るだろうか。 「次はもう少し長くお喋りできるように……頑張って?」 (203) 2022/02/26(Sat) 19:36:02 |