>>231 キエ
「……ふぅん。お前、そういうやつなんだ。
口移しで飲ませてやっても良かったかもしれねぇな」
明らかに冗談と分かる言葉を吐いて。
「…暴れたんじゃね?だからここにいる。
俺ぁ別にそんなつもり無くてもな、そう判断されたから
ここにいる
」
テーブルに頬杖をつき、横目にキエを映してトリカブト茶の入ったグラスを空いた手の指先で弾く。
中身は毒でも、グラス自体は綺麗な音を鳴らした。
「へぇ……。興味あんね、面白そうだ」
ハジメマシテばかりの空間。どんな能力を手にしているかは純粋に気になる。