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人狼物語 三日月国


68 【身内】空想模倣機体は駒鳥達の夢を見るか?【R18G】

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【人】 流星の騎士 ヌンキ

いつもより少し遅れて、会議場に顔を出す。
一睡もしていないのか、目の下にクマが出来ているだろう。

「……キファとサダルが居ない。
 ……っ、ヘイズは? ヘイズもか!」

最初の犠牲者が出た日以降、出来る限りその場にとどまろうとしていた議長がまっさきに踵を返して探しに向かう。
(13) eve_1224 2021/04/24(Sat) 22:24:32

【神】 流星の騎士 ヌンキ

>>G1

聞こえない。
あんなに毎日聞こえていた声が。
二人の声が。

どこにもない。

キューの大きな声が聞こえて、サダルの部屋へ。
そこには―――

…………生きたいって……言ったじゃないか……


変わり果てた貴方がそこに居た。
(G2) eve_1224 2021/04/24(Sat) 22:30:56

【神】 流星の騎士 ヌンキ

>>G2

サダルの中には何人かの彼がいるようだった。
”役者”の彼、”裏方”の彼、それから―――――

「連れて行くってこういう事だったのかな。
 キファも……ヘイズも……君が連れて行ったの?」

問いかけに答えるものは居ない。
ただわかるのは

「俺は一人残されたってことか……」

ただ、それだけだ。
(G4) eve_1224 2021/04/24(Sat) 22:36:10

【神】 流星の騎士 ヌンキ

>>サダルの部屋

「サダルの声がどこからも聞こえなくなった。
 キファも……夜中探したけど、みつからない……多分、ヘイズも」

否応なしにわかってしまう。
俺は、恋人たちの話をただただ聞いていた天使なのだから。

顔は潰れていても、これはサダルだと。
すぐに理解してしまった。
(G7) eve_1224 2021/04/24(Sat) 22:40:19

【秘】 流星の騎士 ヌンキ → 役者 サダル

/*
お伺いしたいことがあるの。
揃いで買ったペンはどこにあるかしら?
できれば探したいなと思っているのよ。
(-16) eve_1224 2021/04/24(Sat) 22:46:46

【神】 流星の騎士 ヌンキ

>>G8 キュー

「嘘ではないよ……こんな嘘、言いたくない。
 昨夜、彼の叫び声が聞こえたんだ。
 その後、キファが焦って彼を探す声……それから、何も聞こえなくなった」

それが意味するのは最早ひとつしかない。
そもそもここはサダルの部屋なのだ、憲兵がみてもこれはサダルだと判断するだろう。
(G10) eve_1224 2021/04/24(Sat) 22:49:30

【秘】 役者 サダル → 流星の騎士 ヌンキ

/*
彼の部屋のテーブルにあったことにして頂戴。
メモ帳で少し丁寧に描写し直すわね! 連絡ありがとう
(-17) toumi_ 2021/04/24(Sat) 22:50:43

【神】 流星の騎士 ヌンキ

>>G10 サダルの部屋

「…………”シータ”の痕か……」

潰された顔から目線をそらした喉に見つけた確かな痕。
剥がれている服をせめて元に戻そうとすると、赤く散らばった所有痕をみつけた。
それに何か言うことはない。
きっと、恋人同士の戯れだ、そう思うことにしてそっと隠した。
(G13) eve_1224 2021/04/24(Sat) 22:53:38

【神】 流星の騎士 ヌンキ

>>G13 サダルの部屋

ふらりと立ち上がり部屋の中を、何かを探すように目線を彷徨わせた。
テーブルの上。
自分の持ってるペンとそろいのそれを見つければ、迷わずそれを手に取るだろうか。

「……俺に奪いに来いって、こんなの……どこにも行けないじゃないか」

ぎゅ、と大事そうにペンを手に取り、散らばった星に目をやった。
語りかけてくる声も、もう無理だと頭を振った。

「……そうだね、サダル。
 君が行けない分、キファとヘイズ探さなきゃ」

そう呟くと部屋を後にするだろう。
(G16) eve_1224 2021/04/24(Sat) 23:05:34

【秘】 流星の騎士 ヌンキ → 星集め メレフ

「だって俺は……本当は多分、誰にも愛されも愛しもしない役なんだよ。
 サダルが言う演劇になぞらえたら……だけど。
 名前すら誰にも覚えてもらえないくらいのちっぽけな……」

おそらくこれは、明日になれば本人すら忘れて消え去ってしまうような事だ。
ヌンキはこの事を知ってはいけない。
封印してたはずの蓋が外され漏れ出た情報なのだ。

彼は、そのように設定されている。


「それなのに愛して、愛されるっておかしいだろ。
 そんなことしたら、きっと消される……消されてしまう。
 最初からなかったことになってしまう……
 最初で最後の夢だって分かってるのに、全部なくなってしまう

 痛ければ、苦しければ……それが本当だから……見逃してくれるかもしれないのに」

背中に回した手に少しだけ、力を込めた。
手はきっと震えている、声も、震えている。

「でも……でも、本当は誰かを苦しめるんじゃなくて……
 愛して、愛されてみたいよ……」
(-32) eve_1224 2021/04/24(Sat) 23:21:37

【秘】 宝物庫 カウス → 流星の騎士 ヌンキ

「どうだった? 現場」

少年はあなたを探していた。
会議室を飛び出たあなたの代わりに、
今日は留守番を買って出たのだ。

それでも、事件のことを尋ねには行こう。
あなたと死んだ3人のことを、
少年は何一つ、知らないのだから。

/*
返答は、全ての死体発見等が終わった後で構わないわ。kiss……
(-36) 無垢 2021/04/24(Sat) 23:25:14

【神】 流星の騎士 ヌンキ

>> ヘイズの部屋

「…………」

言葉もなかった。
わかってはいたはずなのに、いざ現場を見ると頭を殴られたような気分になるのだ。
(G21) eve_1224 2021/04/24(Sat) 23:29:09

【神】 流星の騎士 ヌンキ

>>G22 ヘイズの部屋

「精霊よ……我が名に応えよ」

先に到着してたこいつは壊す気満々だ。

/*鍵がかかってるの見落としてたわ。sorry……
まだ中は見てないわ……
(G25) eve_1224 2021/04/24(Sat) 23:33:45

【神】 流星の騎士 ヌンキ

>>ヘイズの部屋……の扉

『風よ切り裂け』

鎌鼬のような風がドアを襲う。
扉を切り裂き、あとはそう。
ハマルの斧があれば簡単に崩れ去るくらいにはなっているだろう。

/*あとおねがいしまーす!
(G29) eve_1224 2021/04/24(Sat) 23:39:53
ヌンキは、扉は魔法と斧で壊れた。きっと壊れた。そう思った。
(a19) eve_1224 2021/04/24(Sat) 23:40:36

【神】 流星の騎士 ヌンキ

>>G30

「…………うん」

修理代はちゃんと払うようだ。壊したからね!
貴族なので修理代の折半は請求しません。
(G31) eve_1224 2021/04/24(Sat) 23:43:45

【神】 流星の騎士 ヌンキ

>>ヘイズの部屋

男もどうなってるかは予想できている。
扉の残骸を払い中へ入った。

「……ヘイズ、いたね……」

物言わぬ死体となって。
わかってはいても、やっぱり辛い。

「……ばかだね、こんな事したら教えた護身術役に立たないだろ……」
(G34) eve_1224 2021/04/24(Sat) 23:51:50

【神】 流星の騎士 ヌンキ

>>G35 メレフ

「ヘイズは自殺するような子ではないはずなんだけど……」

どうしてこんな事を。
そんな風に思いながら手にやはり痕があることを確認した。

「”シータ”の痕、やっぱりあるね。
 これがつく条件がどうしても俺にはわからない」
(G37) eve_1224 2021/04/24(Sat) 23:57:39

【神】 流星の騎士 ヌンキ

>>G38 メレフ

「……キファの姿がみつからないんだ。
 声が聞こえてからずっと、探したんだけど……」

ふらり、とよろめいた。
少しばかりすり減っていた体力と精神力。加えて一晩中探し続けた代償は、あまり強がりも言えないくらいはあるらしい。
(G39) eve_1224 2021/04/25(Sun) 0:03:36

【神】 流星の騎士 ヌンキ

>>G41 メレフ

メレフの問には無言で返す。
この男が違うと言い切れないということは、そういう事だ。

「後を追うなとでも言ったのかな。
 ……(激情に駆られた)キファらしいよ、もしかしたら……まだ外を探してるの、かも」

それでも尚探そうと、足を踏ん張る。
これくらいで騎士である自分が倒れるわけにはいかない。
(G44) eve_1224 2021/04/25(Sun) 0:16:57

【神】 流星の騎士 ヌンキ

>>G43 キュー

「キュー……?
 え、あ、……ありがとう」

差し出された小瓶を受け取って、何がなんだかわからずお礼を言う。
よく見るとそれは栄養ドリンクだ。
完全に見抜かれているということだ、不甲斐ない。
(G45) eve_1224 2021/04/25(Sun) 0:18:51
ヌンキは、キューにもらった栄養ドリンクを飲んだ。
(a27) eve_1224 2021/04/25(Sun) 0:25:11

【秘】 星集め メレフ → 流星の騎士 ヌンキ

 
「……お前は、会議に出てた奴らの名前を忘れたか?
 それと同じだ。皆、お前のことも覚えていただろ。
 それすら否定するなら、生きてないのと一緒だ。」

本来ならデコピンでもかましていた所なのだが、
体勢が体勢なので止めた。止めてやった。

己の背に込められた手が、
今の彼の精一杯なのを汲み取ったから。

「最初で最後の夢、なら尚更だろ。
 律儀に『最期』って教えてくれてんじゃねェか。

 
見逃して貰えて、その先に何があるんだ?

 痛くて苦しくて辛くて、それを繰り返し続けて。」

はあ、と盛大に溜息を吐いて、強く抱きしめ返した。
震えがわからなくなるくらい。
あなたの不安を搔き消そうとするように、強く。 →
(-82) poru 2021/04/25(Sun) 0:45:49

【秘】 星集め メレフ → 流星の騎士 ヌンキ

 
「それがお前の『願い』だろ、ヌンキ。
 いい加減腹を括れ。皆、一度しか本来人生はない。
 
 それを越えるならキファか俺の様に足掻く必要がある。
 お前はまだどっちも選んでない。動いてすらない。」

「お前が自分で言ったんだぜ?
 
“本当はそんな役じゃない”
って。

 なら今、奇跡が起きたんだろ?
 じゃあ奇跡を起こした相手くらい、信じてみろよ。」
(-84) poru 2021/04/25(Sun) 0:48:48

【秘】 流星の騎士 ヌンキ → 星集め メレフ

「覚えてるよ……全部、全員。
 そんなの議長だから、当たり前――――」

誰に覚えてもらえないというのか。
わからない。
これが演劇ならそう……それは、”観客”だ。

”登場人物”ではないのだ。

「俺が死ぬまで醒めないでいられる……?
 決められた物語の一部にならなくても、消されない……?」

思ったように動かない小物の人物は、監督者の手によってなかったものにされる。
そんな風に頭で理解していたというのに。
この男は、そんな植え付けられている常識を取っ払った蓋と共に消し去ろうとしてくる。
何という豪腕だろう。

「…………いいのか、な……。
 ……。じゃあ、メレフは俺の”奇跡の人”だな」

ふは。とついて出たように笑った。
それは、普段の気取ったような笑みではなく、朗らかで自然な笑みだっただろう。
(-92) eve_1224 2021/04/25(Sun) 1:15:50
ヌンキは、無理やり元気になった。が、多分途中で電池切れする程度だ。
(a41) eve_1224 2021/04/25(Sun) 1:18:53

【神】 流星の騎士 ヌンキ

>>G45 つづき。

「……行かなきゃ。
 キファだけ……見つかってないんだから」

もらった栄養ドリンクは素直に一気飲みした。
栄養ドリンクなのであんまり美味しくないはずだが、この男に味は理解できない。

「ありがとう、メレフ。
 もう少しは動けそうだ……会議に顔だして、それから……キファを探しに行くよ」
(G49) eve_1224 2021/04/25(Sun) 1:22:45
ヌンキは、ヘイズの部屋を離れるだろう。
(a42) eve_1224 2021/04/25(Sun) 1:23:16

【秘】 流星の騎士 ヌンキ → 宝物庫 カウス

会議室から戻った自分に声がかかり立ち止まる。

「カウス。……ありがとう、残ってくれてたんだな」

いつもはすぐに現場へ向かう少年が、今日は自分の代わりに残ってくれてたとは。

「……うん、サダルとヘイズはみつかった。
 ふたりとも……”シータ”の痕付きだ……死因は……
 サダルは恐らく首をはねられた失血死。ヘイズは……自死、とみるのが妥当だけど……ちょっと不思議な亡くなり方だったな」
(-100) eve_1224 2021/04/25(Sun) 1:37:39

【秘】 星集め メレフ → 流星の騎士 ヌンキ

 
「お前サン、何か怯えてる方面が違うんだよなァ。
 『犯人』に消されるって言ってるなら分かるんだが。」

メレフには貴方の視点が、恐怖が理解できない。
何故ならそう言う認識を覚えない存在だ。
むしろ覚える貴方の方が余程、本来珍しいのだろう。

だが、そんな事は彼らは知る由もない。
そんな世界の外に怯える事もなければ、
メレフの生きている場所は【この世界】だ。

「おう。敬ってくれていいぞ。
 何、面倒なら俺のせいにしときゃいいんだよ。
 もし駄目だったら俺が“口だけの男だった”事にすりゃいい。

 ま、俺の目の前で堂々と口にしたら口を塞いでやるが。」

笑顔が変わったのを見て、漸く安堵したようにこちらも息を吐く。ゆっくり体を起こそうとするだろう。

「ようやく普通に笑ったな。そっちの方が愛されるぜ?」
(-102) poru 2021/04/25(Sun) 1:45:11

【秘】 宝物庫 カウス → 流星の騎士 ヌンキ

「別に感謝されることじゃないよ。
 ほとんど誰もいなくて会議にもなんなかったし。
 ……でも、そっか。サダルと、ヘイズ……」

首をはねられた、とはまた恐ろしい話だ。
ナイフや毒で殺されていた人々と比べ、
どうもやり口が凄惨に感じられた。

「ヘイズが不思議なって、どういうこと?」

尋ねながら少年は、あなたの様子を窺っている。
ここ数日は会議室に居残ったあなたが
真っ先に飛び出していったのを、見ていたからだ。
(-105) 無垢 2021/04/25(Sun) 1:53:46

【秘】 流星の騎士 ヌンキ → 星集め メレフ

「……?
 そう、かな」

言われてみれば確かにそうだ。
サダルに倣って演劇に置き換えてはみたけれど、今までずっと犯人に怯えることはなく父に怯えていた。それは今も変わらない。
だけど、蓋が開く度に何か恐ろしいものが吹き出して塗りつぶされた。
何かよくわからないけど。
わからないけど……。

この記憶はその内にまた蓋は閉じられヌンキ自身も忘れてしまうものだけれど、それは貴方にはよくわからないだろう。

ただ、自分は何度もロールバックしながら同じ人生を何度も生き、何度も死ぬ存在である。
それだけは強く覚えてしまっているようだった。

「でも……実際、殺されることはそんなに怖くないかな。
 あぁ、また死ぬんだなってきっと思うだけだよ。
 えっ。君に感謝はするけど、そんな事は言わないよ…………」

そんな事を言うと人前でもなんでも塞がれてしまいそうだ。
先程までの情事を思い出して、また顔に熱が集まるようだ。

「……もう、行くのかな?」

引き止めることはしない。
少しだけ寂しさはあるけれど、彼を止める権利は自分にはないのだ。
ただ少しだけ、言われたように笑ってみようかと、そう思うのだ。
(-107) eve_1224 2021/04/25(Sun) 2:19:01

【秘】 流星の騎士 ヌンキ → 宝物庫 カウス

「最初のような人数でもないからね……」

もう、片手で足りない人数の人が死んでしまった。
姿を見せないキファも、おそらくは。

「ヘイズは、扉をしっかり施錠してナイフを使って自分で自分の喉を突こうとした……形跡はあるんだけど。
 だけど血は出てないし、ただ静かに亡くなっていた。……詳しくは憲兵が来てからの検死がないとわからないけれど、毒とかの可能性もあるかもしれないね」

だけどヘイズは自殺するような人だっただろうか。
だから不自然に思えるんだと貴方に告げた。
(-109) eve_1224 2021/04/25(Sun) 2:25:02

【秘】 宝物庫 カウス → 流星の騎士 ヌンキ

「そうだね。騎士サマはさ、
 人が死なないように、事件を解決しようって
 会合に参加したんだろ?
 ……平気なの。その、いろいろと」

さて。少年はこんな気使いができる奴で
あっただろうか。
人が死んでも平然と、震える人に手も伸ばさず
事件の調査を行っていたはずだ。

「密室……ってやつ。
 考えられんのは毒と呪殺とかだけど。
 俺、あの人話したことなくて、
 詳しくは分かんないんだよね」

少年はただ事実を述べる。
マジで1度も話したことないの。本当よ。
(-110) 無垢 2021/04/25(Sun) 2:34:11