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人狼物語 三日月国


151 【身内】狂花監獄BarreNwort3【R18G】

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キエ紅僭主 ニア

【人】 神の子 キエ

「あはっ、ははは!」

結果を見て、コロコロと笑う。
今までの中で、一番。

「あーあ、運が悪かったです。負けちゃいました」
(0) rustyhoney 2022/06/21(Tue) 21:03:21

【人】 神の子 キエ

「…レヴァティさん、離れてくださいね。私の声が聞こえないくらい、できればロビーや自室まで」

彼が処刑や処刑室そのものにまで怯えていたのを知っているので、とりあえず名指しで伝えた。
男の気分では唯一仲間であったので。


聞こえたら酷い目に遭うぞ
と言っているのに他ならない。

[▽]
(9) rustyhoney 2022/06/21(Tue) 23:51:23

【人】 神の子 キエ

す、吐息を吸い、吐く。
常のにこやかさが、冷たさと鋭さを増し、だというのに目の奥に燃えるのは熱で間違いない。

「好きに?本当に?宜しいんですか?」

聞き返す。ただし、答えは聞いていない。
好きにするぞ、というただの確認でしかない。

「死亡条件はありません、戦闘能力にも乏しいため、もしかしたら退屈させてしまうかもしれませんね。
……一つ申し上げるとするならば、私の血液にはご注意ください」

それがどういう意味であるかも全く告げぬまま。
処刑室の真ん中まで軽やかな足取りで進み、両手を大きく広げた。


[▽]
(10) rustyhoney 2022/06/21(Tue) 23:52:00

【人】 神の子 キエ

「どうぞ、お付き合いくださいね!」


今までのどの声よりも張り上げた一言。
これを聞いた者は、まず僅かに焦燥感を煽られることだろう。

そして歌い出す。テンポの速い、しかしどこか厳かな、天の怒りを歌詞にした歌。
聞いた者の加害欲を掻き立て、遠慮と躊躇を消し去り、高揚を混ぜ込み、その全てを
暴力衝動
に仕立て上げる強烈なものだ。


そして、感情そのものには、宛先なんてものはない。
舞台として、獲物として、男が据えられているというだけである。
(11) rustyhoney 2022/06/21(Tue) 23:52:53

【魂】 神の子 キエ

何も知らない。貴方の思いを、なんならひとつも知らぬまま。
男は歌っている。
(_1) rustyhoney 2022/06/21(Tue) 23:54:25

【鳴】 神の子 キエ

何も返さなかった。
貴方に名指しで呼びかけたそれが、ある意味では答えと言えるだろう。
(=1) rustyhoney 2022/06/21(Tue) 23:54:59

【人】 Dope キエ

>>13 レヴァティさん
答えなかった。
後、が随分待たせてしまうことになるし。
今話したらちょっと揺らぎそうだったので。



>>12 ルヘナさん
歌いながら、銃の乱射を見る。とはいえ、男にできることといえば、ただ避けたり逃げたりするくらいだ。
軽やかな足取りでふらふらと覚束なく踊るように逃げ惑う。
完全には逃げられるはずもなく、幾つか擦り、当たり、血が細かに跳ね飛ぶ。


>>14 ニアさん
抵抗、というよりはただの逃げだ。
擦り抜けるように身体を捩るが、そもそもの戦闘力など皆無。
切り下ろす場所が肩口から左腕に変わっただけのこと。

顔色は変わらなく見えるだろう。
近くにいる貴方だから、軽くない傷から飛び散る血は掛かってしまうかもしれない。

意志が弱ければ、気が狂うほどの幸福。

もし浴びてしまえば、それを感じることになる。
(17) rustyhoney 2022/06/22(Wed) 0:40:15

【人】 Dope キエ

>>22 バラニ様
あぁ、貴方は歌を聴いていないな。
耳栓をする姿を見ていなくても、顔つきを見ればすぐに分かった。
そして、向けられる銃も。

ただし、歌っている間は酷く思考が鈍くて。
歌に乗せる能力に気を使うから、他にはさほど気を回せなくて。

気付いたのは撃たれてからだ。くるくると回るように逃げ続けているが、当たったのは(3)1d5発。
(25) rustyhoney 2022/06/22(Wed) 1:14:56
キエは、斧に当たらない
(a2) rustyhoney 2022/06/22(Wed) 1:15:34

キエは、踊るように斧をすり抜けていく。
(a3) rustyhoney 2022/06/22(Wed) 1:16:29

【人】 Dope キエ

>>29 ルヘナさん
対象の男は、わらっている。ずっと笑っている。
歌っているから、貴方の言葉に答えを返すことはできないのだが。

当たって、と言われたので、一旦動きを止めた。
余韻で足がふらつく。
どうせいつものこと。


そのまま、貴方の振り上げた斧を左腕で受け止めた。
(31) rustyhoney 2022/06/22(Wed) 1:31:16
キエは、既に切り込みが入ってしまっていた左腕が、ぼとりと落ちる音を聞いた。
(a5) rustyhoney 2022/06/22(Wed) 1:32:29

【人】 Dope キエ

>>33 ルヘナさん
貴方は当てることを望んで行動した。ならばそれは聞き入れるべきだ。
いや、……叶ったら貴方は安心するかな、と思った。


痛くないわけがない。痛みを取り除くなんて真似ができるわけもないし、そもそも自分に効くものじゃないし。
それでも
当然のように
にこやかに笑いながら。

貴方に跳ねた血は
とびっきりの安楽
を貴方に与えるだろう。拭き取るか、洗うかするまでは。

座り込んだ貴方を見下ろし、片腕を失った男はまた踊るように駆けていく。
(34) rustyhoney 2022/06/22(Wed) 1:58:28

【人】 Dope キエ

まだ歌える。血は流れていても、失血にはまだ遠い。
踊りふらつき続ける足も、元の体力は少ないものの、健康であるからまだ崩れ落ちるまでには至らない。

ない腕の先、腹や脇腹を穿つ穴、落ちていく血と足下の血溜まりを、一瞬視線が撫でていく。

歌っている。歌っているから誰かに向けた言葉は紡げない。

歩くのが苦手になるほど、持て囃されてきた。
暴動と混乱を引き起こした際も、誰も私にはその矛先を向けなかった。
警官に取り押さえられる時、無抵抗だったから手荒な真似はなかった。
この監獄に入って、大人しくしているから然程手を出されたことはない。
宴も、……あぁ、一度流れ弾に当たったくらいか。

男は、今までまともに暴力を受けたことはない。
もちろん、死ぬのだってこの後が初めてになるんだろう。
(36) rustyhoney 2022/06/22(Wed) 2:30:24
キエは、まだ生きている。
(a6) rustyhoney 2022/06/22(Wed) 2:31:37

【人】 Dope キエ

>>40 メレフ様
風の刃を、というよりはそもそも上を見る発想はなく。
それが肌を傷つけてやっと、その存在に気付くのだ。

強さはどのくらいだろうか。少なくとも擦り傷で済むものではあるまい。
避けられない、逃げられないと分かれば、そして風を使うのは貴方であると随分遅れて考えつけば、ゆるりと貴方の方を向いた。

如何にも慈悲深そうに笑う。いつものにこやかさで。
神の子の顔をしたただの男が、血塗れで貴方を見ている。
(41) rustyhoney 2022/06/22(Wed) 3:12:15
キエは、歌い続けている。
(a8) rustyhoney 2022/06/22(Wed) 21:04:53

【人】 Dope キエ

>>47 シャトさん
毎回
狩り
を楽しみに、歌も楽しげに聞いてくれた貴方の姿が見えないことは知っていた。
だから歌いながら、声のする方を振り返る。

もう幾つも傷付いて、血は流れて、そのどれもがまだ致命傷には至らない。
軽やかなふらつく足取りで、じゃれつく獣と踊る。戯れるように避けたり、避けきれなかったり。
足を狙うことも喉を狙うこともない、と分かってからは、余計な動きは取らなくなったようにも見えるだろう。
動くのが苦しくなってきた。


それでも笑う。踊るために、手を取るように、ない手を貴方に伸ばして血を擦りつけようとさえする。

血を浴びる、付着するなら、
崩れ落ちるほどの多幸感
を貴方に贈ろう。
(48) rustyhoney 2022/06/22(Wed) 21:26:24
キエは、もう立っているのが精一杯だ。
(a9) rustyhoney 2022/06/22(Wed) 22:17:30

キエは、けれどそれでも、歌うことをやめはしない。
(a10) rustyhoney 2022/06/22(Wed) 22:17:43

【人】 Dope キエ

>>54 レヴァティさん
まず、貴方を見た。どうして戻ってきてしまったんだろう、ともう碌に動かせない肩を、気持ちばかり竦めた。

貴方、多分、私を傷付けるの、楽しくないでしょうに。
だから、この歌は嫌でしょうに。
怖いでしょうに。
歌っているから、一つも貴方に言葉は投げられない。


でも顔は笑ったまま。
怒りませんし、嫌いませんよ、と言わんばかりに。
(55) rustyhoney 2022/06/23(Thu) 0:42:48

【人】 Dope キエ

>>53 ヴェルクさん
その後で、揺らぐ頭を上げて貴方を見た。真っ直ぐに、見た。
いつも歌を聴いてくれる貴方がいなかった、今はいる。

よた、と一歩前に出た。近付く貴方に近付いた。
やっぱり笑ったまま。にこやかに。

ごめんなさい、負けちゃいました。
あんなに勝つって言ったんですけど、指差して笑ってくれます?
ねぇ、私、本当に勝ちたかったんです、本当に、


貴方の首に、血塗れで傷だらけの右手が伸びる。
人を殺したこともない手だ。けれど貴方の首に一生懸命に伸ばそうとする。
辿り着いたって、もう力は入らないし、殺し方も碌にわからないから、力の入れ方も正しいとは思えないが。
貴方の首を、撫でるだけに留まってしまいそうだが。

ねぇ、ヴェルクさん。
きっと私の方が、
殺意
は高いですよ。

貴方が選んでくれた以上、
貴方にしか殺されたくなかったし、
貴方しか殺したくなかった。


貴方が好きだ、気に入っている、だから
壊して
苦しみたい。
(56) rustyhoney 2022/06/23(Thu) 0:53:15
キエは、今、溢れるこの血に能力は乗せていない。
(a13) rustyhoney 2022/06/23(Thu) 0:56:00

キエは、与えたいものが思いつかない。
(a14) rustyhoney 2022/06/23(Thu) 0:56:19

【人】 Dope キエ

>>58 ヴェルクさん
足が震えた。
立っているのが精一杯だったこの身体は、既にだいぶ熱を失いかけているのだろう。
貴方の手が随分熱いと感じるほどに。

やってみろ、と言われたからには、そりゃやってやろうという気はある。
しかし不思議なことで、指も手も全然動いてくれない。
それも次第に難しくなって、ゆっくりと貴方に向けて重心が傾いていく。

歌はまだ続いている。
効果は、もうかけらほどしか込められていない。
衝動が高揚に、高揚がわくわくに、わくわくはちょっと気を引く程度に。
それでも後を引く持続力はあって。それは対象の気力次第。


浅い息で、冷たい身体で、踠きようもなく踠く。
殺したい、殺したい、壊したいなぁ、苦しいんだろうな、
傷付けたくないな。



>>59 レヴァティさん
そんなことを思っていたら、貴方の大きな声が聞こえた。
同時に、何かがヴェルクの頭に当たったのも感じとった。

なんとか重たい頭を動かして、突きつけられたものを見る。

[▽]
(60) rustyhoney 2022/06/23(Thu) 3:08:54

【人】 Dope キエ

>>59

歌が、止まった。

なん、で、?


全然訳がわからなかった。処刑対象はこっちだ。
思わず、小さな小さな掠れた声で溢し。
動かない腕が、銃口を逸らさせようと必死に空を切る。わやわや。
(61) rustyhoney 2022/06/23(Thu) 3:11:13
キエは、反応できない。聞こえた無邪気な大声にも、自分とヴェルクを引き剥がす動きにも、……自分を包む動きにも。
(a17) rustyhoney 2022/06/23(Thu) 5:06:13

キエは、……痛い。痛いけど、呻き声ひとつあげずに大人しくしている。
(a18) rustyhoney 2022/06/23(Thu) 5:06:59

キエは、何もできない。
(a19) rustyhoney 2022/06/23(Thu) 5:07:16

【人】 Dope キエ

>>68 ニアさん
ーーー血に染まる貴方を、そして、染まりながらも攻撃を止める貴方を。

唯一、悪辣とした笑みで眺めた。


貴方が肉体を蹂躙する者であるならば、私は精神を蹂躙する者である。
両極の、決して交わらぬ、譲られぬ支配。

これだから、貴方は面白い。


たった一人
と認めた貴方が下がるのを、見届けたのだろう。その時は。
(69) rustyhoney 2022/06/23(Thu) 12:35:58

【秘】 害獣 シャト・フィー → Dope キエ

【5日目、地底廃教会】


賑やかな声の残響が落ち着いた頃、空の色彩がそっと夕べに移り変わるようにその調べは紡がれ始めたのだろう。
ゆるやかに空間を包む、子守唄。遊び疲れた子供達に、そっと毛布を掛けるような。


いつしか、そっと目を閉じていた。
思い出したのは、個が曖昧になる程に近しかった、“ボクたち”のこと。
沢山駆け回って、お腹いっぱいになって、狭くもない部屋の中なのにぎゅうぎゅうにくっついて眠った、その体温。

だけど、
寂し
かったり
悲し
かったりは今は呼び起こされなくて。
ただ、
あったかかったなぁ
って、温もりの記憶を胸に抱いた。

やがて、その旋律の最後の一音が、高い天井に吸い込まれた後。
眠ってしまったかのように、随分と長いこと、瞑目したまま沈黙していて。

それから、静かに口を開いた。

「キエ、あのね。ボク、このおうた、すき。 おぼえたいな。」
(-4) shingetsusou 2022/06/23(Thu) 13:12:12

【秘】 Dope キエ → 害獣 シャト・フィー

【地底廃教会】


ずっとずっと昔に聞いた歌。
いつも が歌ってくれた歌。
歌に自信はあるけれど、この歌だけはきっと には敵わなくて、それがなんだか心地よくて。

だから、好きで歌っている。貴方が目を閉じていても、途中でそれを止めることはない。
尾を引くような、余韻を残す癖。そうして歌を終えてもじっとしている貴方に、よもや寝てしまったかとも思ったが。

「……よかった。一番好きな歌です。
貴方に大切な人ができたら、歌ってあげてください」

そうして、貴方に歌を教え始めるだろう。
ゆっくりと、少しずつ。
(-7) rustyhoney 2022/06/23(Thu) 14:20:19

【秘】 害獣 シャト・フィー → Dope キエ

【地底廃教会】


「たいせつな、ヒト? ん、わかった。」

大切な人が出来る、ってのはよくわかんない。
けど、なんだか……この歌を誰かのために歌ってあげたいってなるのは、大事なことの気がして、神妙に頷いた。


歌うこと初心者の獣にとっては、きっと遊び歌より旋律的な調べは少し難しくて。
だけど言葉の配置がゆっくりなぶん、覚えるのはさっきより早かったかも。

それで、覚えたら、一回、通して歌う。
さっきみたいに、
あったかい
記憶をそっと抱き締めるみたいに。

貴方の声より随分細くて、ところどころひっくり返ったり、調子を外したり下かもしれないけど。
それでも、丁寧に、ていねいに。
(-9) shingetsusou 2022/06/23(Thu) 14:40:29

【人】 Dope キエ

>>70

ーーー聞こえた。

言葉を疑いもしない。一度だって疑ったことはない。
でもだからこそ、重くて石のような身体に力が込められる。

もうこれ以上一言分も発するのが億劫な喉を震わせられる。
(71) rustyhoney 2022/06/23(Thu) 15:12:14

【鳴】 Dope キエ

「レヴァティ、さん」
「ね、離してくださいな」

「大丈夫ですよ、ありがとうございます」
「私を向こうに行かせてください」

「すぐ戻ってきますからね」



……何故笑っているのか、聞かれたっけか。
笑っている方が、やりやすいでしょう?

貴方たちは悪くないんです。私が自分勝手なだけで。
(=2) rustyhoney 2022/06/23(Thu) 15:17:36

【秘】 Dope キエ → 害獣 シャト・フィー

わかった、のその一言がどれだけ安心するか。
出来るかどうかはわからない、けれど。

遊び歌を教えたときのように、詰まれば横から口を出して。
それでもさっきよりゆっくり、丁寧に。

覚えが早い、とまた褒めて。
通して歌われる一回を、よく耳を傾けて静かに聞く。
ひっくり返ったってズレたって、丁寧さも真剣さもしっかり伝わるもので。

「……上手ですね」

あなたの歌を、そう評した。
(-12) rustyhoney 2022/06/23(Thu) 15:38:25

【秘】 害獣 シャト・フィー → Dope キエ

褒められれば一転、先程までの真剣な表情は吹っ飛んで、ぱぁっと嬉しそうに咲く。

「じょうず? えへへ!」

客観なんてまだ出来ないから、好きな歌を歌えるようになって、それを貴方に褒められたのが嬉しくて堪らないのだ。

軽やかな笑い声が、再び空間を賑やかすだろう。


それで、2曲を教えて貰って満足……とはいかずに。
だって幼獣は体力が有り余ってるし、色々知るのが楽しくて堪らないものだから。

ほかにもおしえて!とか。そのうち慣れてくれば、こんなのもある?とか。
なかなか貴方を解放しようとはせずに、それから何曲も聴きたがってねだったの……かも。
(-15) shingetsusou 2022/06/23(Thu) 16:29:16

【秘】 Dope キエ → 害獣 シャト・フィー

世辞でもなんでもなく、好ましいと思ったので褒めた。
ので、素直に喜ぶ貴方の様子が微笑ましくて仕方ない。

ちり、と胸を焦がすような衝動は、見て見ぬ振りをして握り潰しながら。



その後強請られるがままに教え、歌い、楽しく過ごしていたが。
やっぱり子どもじみたその体力に完全についていくことは叶わず。

声が出なくなったらお開き。
それでもずーっと、楽しげに笑っていただろう。
(-19) rustyhoney 2022/06/23(Thu) 18:41:46

【鳴】 Dope キエ

「ありがとう、ございます」


振り絞った力の半分を、一度貴方を抱きしめるために使う。
貴方は悪くない、沢山頑張った。

だからあとは私に任せてね。

ごめんを言うのは私の方だが、それは最後まで伏せておいた。


そして、貴方の腕の中から、するりとすり抜けていく。
べったりと残る血の跡に乗る力は、やっぱり何もないまま。
(=4) rustyhoney 2022/06/23(Thu) 21:28:34

【人】 Dope キエ

>>70 ヴェルクさん
レヴァティの腕から抜け、重たい身体を前に突き動かすように、もう自分が自分をどう動かしてるかすらも分からないままに、貴方へ向かった。

振り上げられたナイフを止めるように、レヴァティを庇うように、貴方を抱きしめるように。

深く、深く、ナイフを胸で受け止める。


ーー衝撃だな、と思った。
痛いはもう既に振り切れていて、熱いやら痺れやらに変換されていく。

それでも貴方を少しでも、抱き締めるまでは動き続ける。
残した半分の力を全部注いで、燃え尽きにいった。
(73) rustyhoney 2022/06/23(Thu) 21:33:23

【魂】 Dope キエ

「レヴァティさんを、よろしく、お願いします」

「すぐ、もどります、ので」



こぷ、こぷ、と口からあぶくの弾けるような音と共に、貴方に最期の言葉を告げた。
(_3) rustyhoney 2022/06/23(Thu) 21:35:03