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人狼物語 三日月国


131 蕐の残香、追憶のブーケトス

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【秘】 アンネロズ → イングラハム



[ 生前なら、私は多分自分からねだるなんて
  しなかったんだと思う。
  貴方がどう思うか、確信が持てなかったし
  恥ずかしいとか躊躇いが勝ってしまったはずだから。

  貴方に気遣わせてしまうのも、目に見えていたもの。
  
  だからこそ、今どうしても、と。
  強く願ってしまうの。 ]


  
(-41) alice0327 2022/02/21(Mon) 12:03:44

【秘】 アンネロズ → イングラハム



   
気遣いなんて要らないから、求められたかった。

   
貴方のことを求めていたかった。


  
(-42) alice0327 2022/02/21(Mon) 12:05:19

【神】 アンネロズ



[ 零された貴方のつぶやきにこくっと頷いて。
  手を引かれるままに、公民館へと。
  二人きりのホールは静まり返っていた。
  此処に来るはずだった日のことを思うと
  少しだけ胸が痛むけれど。


  貴方の手のあたたかさはそんな感傷から
  私を引き戻してくれるの。

  冷たい手に体温が移って
  私まで少し体温が上がったような気さえしたわ。 ]


  
(G46) alice0327 2022/02/21(Mon) 12:05:54

【神】 アンネロズ


 ***


[ 誰もいないホールの鑑賞席は当然選び放題。
  私はきょろきょろとあたりを見回してみたけれど。
  貴方が良く見える場所がいいわ、なんて言って。
  最前列の席に腰を下ろすことになったでしょうね。 ]


   
私は貴方の演奏が聴きたいのよ。

   完璧な演奏が聴きたいわけじゃないから。

   だから、何も心配はいらないわ。


[ 貴方に心の赴くまま、弾いてもらえるように
  柔らかく微笑んで見せた。 ]

  
(G47) alice0327 2022/02/21(Mon) 12:06:25

【神】 アンネロズ



[ 囁かれて小さく首を竦めてしまったのは
  少しくすぐったくて、ドキッとしたから。

 
  顔を赤くして貴方が椅子へと座るのを
  見ていると、明かされたのは貴方が
  完全には演奏をやめていなかったという事実。 ]


   音楽が心を表現するのなら
   意味ないなんてことはないと思うわ。

   私は今それを聞いて嬉しくなったもの。
   
ありがとう、私を想ってくれて。

  

[ 貴方に向かって微笑んで。
  それ以上は何も言わず口を噤んで
  演奏が始まるのを待ったの。 ]

  
(G48) alice0327 2022/02/21(Mon) 12:07:05

【神】 アンネロズ



[ 傷だらけの指先が紡ぐ音色。
  私は貴方の方を見ながらそれに聴き惚れていた。

  貴方が心配していた失敗はしたのかしら、
  多少のことなら私は気づかなかったでしょうし。
  気づくほどのことがあったとしても些細なことね。
  貴方の演奏を聴けるという喜びが強かったから。

  
  何処か切なくなるような、そんな音色。
  言葉では言い表せない。
  心を強くゆすぶられるような感覚がするの。
  
  貴方の横顔を見れば、記憶にある演奏中の貴方より
  ずっといい表情をしていたから。
  つい、見惚れてしまったわ。
  月並みだけれど、
かっこいいな、
って。 ]

  
(G49) alice0327 2022/02/21(Mon) 12:09:03

【神】 アンネロズ



[ 貴方の演奏が終わったなら、
  私は心からの賛辞と拍手を貴方に贈るの。 ]

  
(G50) alice0327 2022/02/21(Mon) 12:09:28

【秘】 アンネロズ → イングラハム




   
やっぱり、エドの演奏は綺麗ね。**



  
(-43) alice0327 2022/02/21(Mon) 12:10:03

【神】 イングラハム



   アンネの答えは今も昔も変わらない>>G47
   だから僕だって心配はしていないし
   さっき言ったのはそう、照れ隠しみたいなもの。

 
  何に対しての照れ隠しかは
   言わなくても多分バレてるはずだ。


   君の感傷をは引き止めることが出来たなら
   僕は君を最前列へと連れていく。

   いくらどこでもいいとは言っても
   本当に特等席を選ばれるのは
   やっぱり嬉しいものだった。
   だって、それだけの価値を
   感じてくれているってことだろう?


(G51) 西 2022/02/21(Mon) 23:40:53

【神】 イングラハム



   椅子に座ると、不思議と気分が落ち着く。
   人前でピアノを弾くのはいつも苦痛だったのに
   君の前だと、そんな気持ちにはならなかった。


   一度弾き始めれば言葉は無用。
   ホールに響くのは鍵盤の音色だけ
   その音色は一度足りとも外れることはなく
   見事弾ききることになっただろう。

   選曲が少し暗い曲調が多くなったのは
   君を想う頃に覚えた曲なのと
   ただただ、僕の趣味。それだけのことさ。


   
(G52) 西 2022/02/21(Mon) 23:41:17

【神】 イングラハム



    「聴いてくれてありがとう。」


(G53) 西 2022/02/21(Mon) 23:41:53

【神】 イングラハム



   僕は立ち上がってアンネに微笑むと
   コンサートのようにお辞儀をしてみせて。


    「君のおかげだよ。
     君が僕と出会ってくれたから
     こんな演奏だって出来るようになったんだ。」


   だからこそ君を失って
   僕は演奏する意味を見失いかけてしまったけど。
   それでも君に会えて、僕は幸せだったんだ。


(G54) 西 2022/02/21(Mon) 23:42:29

【秘】 イングラハム → アンネロズ



   「だから...僕は君に出会えてよかった。

             ありがとう、アンネ。」



(-44) 西 2022/02/21(Mon) 23:43:04

【秘】 イングラハム → アンネロズ



   僕はステージを降りると君の手を取って
   肩の荷が降りたように微笑むと


     「アンネ。
      君は、いつだって、綺麗だよ。」


   僕の心を綺麗と呼んでくれるた君の
   頭を撫でて。行こうか、とその手を引く。


(-45) 西 2022/02/21(Mon) 23:43:27

【神】 イングラハム



 ***  

   公民館を後にする僕らの空気が
   まるで初デートの帰りのような
   甘酸っぱいような気持ちになってしまう。

   けれど女の子にあそこまで言わせて
   それ以上を言わせるわけにはいかないから。


    「その......アンネ。
     さっきの話だけど......。

     連れていかれるのが嫌なら...
     今の内に、振りほどいて欲しい。」


   もしも、どこに行くかを問われたのなら
   2人きりになれる場所だと言って
   僕は自分の家を目指し始めることになるだろう。**


(G55) 西 2022/02/21(Mon) 23:44:52

【神】 アンネロズ



[ もし失敗したって私は何も言わなかったけれど。
  響き渡る音色が外れることはなくて。>>G52


  きっと普通のコンサートなら
   多くの観客 ≠フための演奏だったなら
  今聴いている曲にはならなかったのだと思うの。

  ただ、貴方が弾きたい曲を
  私のためだけに弾いてくれている。


  それが何よりも嬉しかった。
  貴方に一番近い、特等席で聴けてよかった。
  こんなに素敵な演奏を、私一人だけが聴けるなんて
  とても贅沢だわ、なんてね。
  大好きな人の演奏なんだもの。
  価値を感じないわけ、ないでしょう? ]


  
(G56) alice0327 2022/02/22(Tue) 0:38:20

【神】 アンネロズ



[ たった一人の観客に向けたお辞儀。  
  貴方の特別を貰ったようで、
  なんだか照れてしまうの。
  続いた言葉を聞けば尚更。 ]


   ……私の、おかげ?
   ふふ、ありがとう。
   
こんなに素敵な演奏を聴けて私、幸せよ。



[ ずっと心残りだった。
  貴方の心を聴く機会を失って。
  約束を果たせなかったことが、ずっとずっと。
  
せめて死ぬのがあと一日、遅ければなんて。

  私ではどうにもできない後悔に苦しみ続けていたの。


  だからね。今こうして聴く機会が出来た奇跡に
  感謝もしているの。
  呼んだときに来てくれた貴方にも、勿論。 ]

  
(G57) alice0327 2022/02/22(Tue) 0:39:35

【秘】 アンネロズ → イングラハム



   私も、貴方に出会えてよかった。
      きっと私達が出会うのは必然だったのね。



[ そう言って微笑みたかったのに。
  感極まって泣き笑いみたいになってしまったのよ。 ]


  
(-46) alice0327 2022/02/22(Tue) 0:40:20

【秘】 アンネロズ → イングラハム



[ 私の手に触れる貴方の手に、もう片方の手を重ねて。
  叶うなら貴方の指先に触れようとしたけれど…
  どうだったかしら。


  もっともっと、貴方へ演奏の感想を伝えようと
  口を開きかけたのだけど。
  貴方の言葉に、動揺してしまったものだから。 ]

  
(-47) alice0327 2022/02/22(Tue) 0:41:02

【秘】 アンネロズ → イングラハム



   
あ、……ありがとう。

         
もう、エドはずるいわ……。



[ ゆらりと揺れる瞳を誤魔化すように
  ふい、と視線を別の方へと向けて。
  
急に言われたらどきどきするに決まってるじゃない。


  それでも撫でられたならその心地よさに
  目を閉じてしまうし、手を引かれれば
  うん、と頷いて貴方についていくの。  ]

  
(-48) alice0327 2022/02/22(Tue) 0:41:54

【神】 アンネロズ


 *** 


[ 
演奏が終わったら……って。

  貴方のその言葉を私は覚えていたから
  くすぐったいような、そんな気持ちの中に
  どこかそわそわと落ち着かないものもあって。 ]


   連れていってほしいの。
   嫌なんて、言うわけないでしょう?

           
だから、おねがい、ね?


  
(G58) alice0327 2022/02/22(Tue) 0:42:31

【秘】 アンネロズ → イングラハム




   
それとも……エドは、嫌……?



  
(-49) alice0327 2022/02/22(Tue) 0:43:06

【神】 アンネロズ



[ 嫌じゃないって、私は知っている。
  エドだってきっと、私の気持ちを知っている。
  私は、そう思ってるから。

  聞き返したのは少し意地悪だったかしら。
  でも、躊躇ってほしくなかったの。
  聞きつつ、繋いだ手に指を絡めながら。
  貴方が向かう先へと、足を運ぶことになるの。 ]*

  
(G59) alice0327 2022/02/22(Tue) 0:43:27

【神】 イングラハム



   僕達が出会うのは必然だった。
   君と初めて出会ったあの日、
   僕も同じ事を思っていた。

   追いかけられ、重ねられる指先は
   傷痕は消えなくともその痛みは癒えていく。


   アンネの動揺はこれだけ近い距離ならば
   僕にだって伝わってきて。
   僕のせいだとわかった時には嬉しさのあまり
   思わず「ごめんね」って笑ってしまった。

   ずるいというのなら。
   そんな反応をする君も同じくらいずるいのだから
   きっとお互い様じゃないのかな?



(G60) 西 2022/02/22(Tue) 1:32:10

【神】 イングラハム



 ***

   今度こそ約束は守る、と息巻いたからには
   もう逃げ場はないし逃げるという選択肢もない。
   当然嫌な気持ちなんてないけど
   こんなもの、ドキドキするなという方が無理だ。

   そんな動揺はアンネも一緒だったらしく
   どこか落ち着かない様子がそれを教えてくれる。
   けれど僕の不安が君に届いてしまったのかな。
   君が可愛げのある意地悪をするものだから。


(G61) 西 2022/02/22(Tue) 1:32:46

【秘】 イングラハム → アンネロズ



   「嫌というか......むしろ、待ち遠しい、かな。」



(-50) 西 2022/02/22(Tue) 1:33:27

【神】 イングラハム



   つい本音を口に出してしまった。

   その言葉はアンネに届いたかどうか。
   もし届いても僕は知らないふりをして
   絡められた指先を捕まえるように
   ぎゅっと握ることにするだろう。

   それから歩いて数分。
   ある家の前に立ち止まるとアンネの方を向いて。


    「ここが僕の家。
     今は父が亡くなって、母も入院中だから
     僕が一人でここに住んでいるんだ。」


   そう、軽く紹介をするだろう。
   少し広めの家は一人にはやや寂しいが
   そもそもこの世界には僕らしかいないね、って
   誤魔化すように笑うとアンネを招き入れた。


(G62) 西 2022/02/22(Tue) 1:35:12

【神】 イングラハム



   カツ、カツ、と部屋を目指して
   僕の足音が静寂の家に響き渡る。


   待ち遠しいなんてよく言ったものだ。
   アンネの病気の事を知らなかった当時は
   いつかアンネが回復すると疑わないまま

            微かに、期待だってしていた。



   身体が冷えているかどうかなんて些細な話で
   僕の心がアンネを求めてどくんと何度も呼応する。
   途中、ピアノがある部屋をアンネに紹介すると
   ここで練習していたなんて話もするだろう。


(G63) 西 2022/02/22(Tue) 1:36:10

【秘】 イングラハム → アンネロズ



   それでも、僕の足は止まらない。
   その理由は君だってもう分かっているはず。

   その一つ奥にあった突き当たりの扉を開けると


    「ここが、僕の部屋だ。」


   そう言って、
   アンネを先に部屋へと入れる形で招く。
   そして整頓された部屋がアンネの視界に入ったところで

   アンネの背中で、扉がカタンと優しく音を奏でると

   
(-51) 西 2022/02/22(Tue) 1:39:18

【秘】 イングラハム → アンネロズ




      「アンネ......。」


(-52) 西 2022/02/22(Tue) 1:39:44