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人狼物語 三日月国


234 【身内】不平等倫理のグレイコード-0010-【R18G】

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視点:


【人】 点燈用 トムラビ

元より高いストレス値はさらに向上していた。
それはさておき、今日も点燈用は同じ微笑み。

「どこでモ、トラブルはつきもノ、ですネ」
「ご用命あらバ、いつでもお呼び立テ、くださイ」
「ない場合ハ、下名は玄関カ、部屋にいますのデ」

今のところは、玄関で出ていくグレイのお見送り中。

「いってらっしゃいまセ」「おはやいお帰りヲ」
(8) shell_memoria 2023/11/28(Tue) 22:58:49

【人】 点燈用 トムラビ

「……こうなるト、途端に静かニ、なりますネ」

留守番役の皆様、特に落ち着いた性格が多いため。
誰かまだ出かけたりするかもしれないから、
点燈用は未だ玄関に佇んでいる。
(17) shell_memoria 2023/11/29(Wed) 0:31:48

【人】 点燈用 トムラビ

「おかえりなさいまセ、皆様」

一礼ののち、貼り出された当番表を眺めている。

「この当番表ハ……バンドッグ様ガ、
 おつくりになられタ、ようですネ」
「かしこまりましタ。掃除・洗濯ヲ、
 担当させテ、いただきまス。
 ひとまずは掃除かラ、ですネ。
 他の優先事項があれバ、お呼びくださいまセ」

ヒールの音を響かせ掃除用具を取りに行った。
そのまま玄関に戻ってくる事はなかった。
屋上から順番に掃除しているらしい。
(22) shell_memoria 2023/11/29(Wed) 10:28:57

【独】 点燈用 トムラビ

屋上の掃除中。

「クソほド、ストレスが溜まりまス」

そう零した。どうせ誰も聞いてはいないだろう。
不気味な見た目と声だからか、
近づいてくる者もそういない。
男同士で仲良くやっているというのもあるだろうが。

「何故、下名……チッ。私をこんな所ニ?
 嫌がらセとしか思えませン。ああ、それとも、
 普段通りに過ごセ、という事でしょうかネ」

普段通りとは、つまり『はけ口』だ。
男達のおもちゃ。サンドバッグ。オナホ。なんとでも。
それと同じ役割をここでも求められているのか?

「気に食わなイ、ですネ。まア、全員が男という訳でハ、
 ないようですガ。拒否権が何度かONになりましたシ」

このグレイは、度重なる改良と改造の下、
命令コードを幾つも埋め込まれている。
そしてそのほとんどが男性に対する絶対の服従だ。
(-40) shell_memoria 2023/11/29(Wed) 13:27:49

【独】 点燈用 トムラビ

表情の半固定。返答のほぼ一律化。無駄口の削減。
対男性に対する、攻撃的な性格の強制停止。
見送り、出迎えの半義務化。生命活動を含む、
全ての活動を男性からの命令で上書き。
男性より発された言葉を命令として認識。
男性に対する拒否権の95%を無効化。同、多くの抵抗不可。
『最低限の権利』に抵触しないギリギリのコード達だ。

「ムカつきまス。ここは別の地獄でス。
 ストレス解消もクソもありませン。
 ここの経営者にモ、ロクデナシが居るのでしょうネ」

他者がいる場所では決して表に出ない言葉を、
ひとりきりで居る今だからようやく吐き出せる。
せめてこういった場でなら羽を伸ばせると思ったのに。
自分のやりたい事が出来ると思ったのに。

しかし拒否権がONになる、つまり男性ではないグレイは、
規律に厳しい看守型か、被保護者の愛玩型か、
半分は男性で飄々とした飼育型。
誰も彼も助けてはくれそうにない。

ため息が出た。掃除を続けなくては。
(-41) shell_memoria 2023/11/29(Wed) 13:37:04
トムラビは、自身に向けて舌打ちをした。
(a12) shell_memoria 2023/11/29(Wed) 13:39:37

トムラビは、ずっと掃除をしている。既に屋上と3階の廊下はピカピカだ。
(a21) shell_memoria 2023/11/29(Wed) 19:23:05

【人】 点燈用 トムラビ

2階廊下の掃除中、ふと顔を上げた。

「洗濯物ヲ、分けるべきだったかモ、しれませン……」

つい癖で全部そのまま提出していた。
男所帯なのに女物の下着が混入したかもしれない。

「……。まア、いいでしょウ。
 叱られたラ、その時ハ、その時でス」

掃除に戻った。
(32) shell_memoria 2023/11/29(Wed) 19:46:42

【秘】 愛玩用 アトリ → 点燈用 トムラビ

そうして、洗濯の仕分けをしていたところ。
愛玩用には扱いに困る洗濯物があったものだから、おそらく掃除中のあなたに直接聞きにいってみることにした。
あなたは掃除中だっただろうか、それとも小休止をとっていただろうか?

「ね、ね、トムラビさん。ちょっと聞きたいことがあって。
 洗濯物、お洋服は一緒に洗っちゃうけど…
 ぱんつとか屋上に干すのはやめておいたほうがいい?」

「触っちゃヤ!だったら、お部屋で干すのもできると思う!
 …どうしよ〜?」

こっそりこそこそ、そんな相談。
(-51) NineN 2023/11/29(Wed) 20:10:46

【秘】 歌唱用 シングソン → 点燈用 トムラビ

じ〜………掃除をこなす君を階段近くから眺めている。
掃除をする、と宣言してから結構な時間が経ってるように思うが……

「……………」

ゆっくり近づいてきて、自販機で売っていたお茶を差し出した。
(-52) arenda 2023/11/29(Wed) 20:19:08

【秘】 点燈用 トムラビ → 愛玩用 アトリ

あなたがやってきた時も、
このグレイはきちんと指示された役割を果たしている。
床は既にピカピカだ。チリひとつ落ちてないだろう。
今は壁面や窓を拭いている所だ。

「おヤ。アトリ様、何か御用でしょうカ。
 ……あア、洗濯物ですネ。お手数おかけしましタ。
 正直どうでモ……あア、失礼。そうですネ……。
 いエ。他の洗濯物とご一緒ニ、扱って頂いテ、
 構いませんヨ。少し確かめたい事モ、ありますかラ」

微笑み。わざわざご相談をありがとうございまス、
そんな一言をつけたしながら、窓を一枚綺麗にし終えた。
(-53) shell_memoria 2023/11/29(Wed) 20:24:40

【秘】 点燈用 トムラビ → 歌唱用 シングソン

眺めている事に気付いていないのか、黙々と掃除をしている。
2階の廊下もピカピカになって、窓も多くが綺麗になった。
壁もそれなりに。ついでに扉や細かい家具を磨き始めている。
どうやらこれを既に3階で行ってきたらしい。

あなたが近づけば、それに気付いて視線を向けた。
同時に身体も向け、姿勢を正して微笑んで一礼。

「あア。ご機嫌よウ、シングソン様。
 確カ、塔にお向かいになられテ、居ましたネ。
 ご帰還の際お出迎えできズ、申し訳ございませン」

そして深く頭を下げ、数秒後ゆっくり頭を上げた。

「……?」

そして首を傾げる事になる。
差し出された物を見て、あなたを見て、もう一度首を傾げた。
(-54) shell_memoria 2023/11/29(Wed) 20:31:51

【独】 点燈用 トムラビ

「(毒でも入れているのでしょうカ?)」
「(苦しむ様でも見たいのカ……)」
「(……本気で労う気でハ、無いと思いますガ)」
(-55) shell_memoria 2023/11/29(Wed) 20:37:52

【秘】 歌唱用 シングソン → 点燈用 トムラビ

気が遠くなるほど細やかな清掃作業だ。
どうせすぐにまた埃がついてしまうというのに、
果たしてそんなに頑張って意味があるのだろうか。
それともそういう本能が備えられているグレイなのだろうか。
大して他のグレイの自己紹介を聞いていなかった歌唱用は、
そんな事を思いながら君を眺めていた。

「……疲れ……ザザ……思って………」


口を開けば耳障りなノイズの音。
恐らくはお仕事を頑張っている君への差し入れ、という事だろう。
ぴかぴかになった廊下を君に近寄るために歩くのは、
何とも不思議な緊張感があった。

「休憩……ザ………ないの………?」
(-56) arenda 2023/11/29(Wed) 21:11:26

【秘】 点燈用 トムラビ → 歌唱用 シングソン

何度か目を瞬かせて、ノイズから情報を拾い上げる。

「……下名への差し入レ、でしょうカ?
 でしたラ、有難く頂戴させテ、いただきまス」

真っ黒な影が手を伸ばし、お茶を受け取るだろう。
塵を身に集めたような黒い肌は、手のひら迄真っ黒だ。
実際に汚れている訳ではなかろうが。

「休憩……?休憩の指示ハ、頂いておりませン。
 当番表ニ、休憩当番ハ、ございませんでしタ。
 ……もしヤ、下名ガ、見逃しておりましたカ?
 であれバ、大変申し訳ございませン。
 愚かナ、下名をお許シ、くだされバ、有難き事でス」

再度、否、先よりももっと深く頭を下げた。
(-57) shell_memoria 2023/11/29(Wed) 21:28:50

【秘】 愛玩用 アトリ → 点燈用 トムラビ

「そう…?わかった!
 ちゃんときれいにしておくね!」

確かめたいことってなんだろう。
すこしばかり引っかかったものはあるけれど、問い詰めたいわけではない。
それであなたの求めるものが得られるならば、自分は自分の仕事をこなすのみだ。

「わあ、窓ぴっかぴか!すごいねえ。
 これは仕事おわりのココアがたのしみな出来ですな〜」

それはそれとして、あなたの仕事はすごい!えらい!と思ったので褒めた。
自分ではこうはならなかっただろう、という気持ちもある。
(-58) NineN 2023/11/29(Wed) 21:28:59

【独】 点燈用 トムラビ

「(どのような罰を受けさせるつもりでしょうカ)」
「(表向きにバレるようナ、ものでなければいイ)」
「(バレれバ、下名の扱いが知れ渡リ)」
「(余計な罰が増えかねませン)」
(-59) shell_memoria 2023/11/29(Wed) 21:32:09

【秘】 点燈用 トムラビ → 愛玩用 アトリ

「はイ、宜しくお願い致しまス」

きゅっ。窓の一枚が綺麗になった。
そのまま隣の窓に移る。

「完璧にやるのガ、下名に与えられタ、責務ゆエ。
 ……ココア、お好きなのですカ?」

微笑は変わらず、動きも変わらず。
ただ言葉をあなたに向けて問うのみだ。
(-60) shell_memoria 2023/11/29(Wed) 21:36:02

【秘】 愛玩用 アトリ → 点燈用 トムラビ

おおー、とわあー、の中間あたりの声をあげてしげしげと窓を見る。
使う器具は同じであろうに、同じようにできる未来が全く見えない。

「ココアすき〜!甘いものはだいたいすき!
 しょっぱいものも好きだけど…トムラビさんはなにがすき?
 つかれた〜って時に食べたいもの!でもいいよ!」

そんなあなたのとなりでのんびりお喋り。
さぼってはいない…と思いたい。
(-61) NineN 2023/11/29(Wed) 21:51:28

【秘】 歌唱用 シングソン → 点燈用 トムラビ

「………」

こくり、と頷いた。
歌唱用の肌はどちらかと言えば白い方だから、
手渡す時にはより一層君の黒肌が強調される。
まるで黒曜石でできてるかのようだ、なんて思いながら、
君の体をしげしげと眺めた。

「…………?」
「…何かす……ザザ……時……きゅうけ……らないと……
 歌うとき………息継ぎ………同じ………」


人に近い歌声を、をコンセプトに作られた歌唱用には、
呼吸という機能がある。
息を止めれば苦しさを覚えて、息が切れれば疲れを感じる。
君にはそういうのを感じる機能がないのだろうか。
首をかしげて、頭を上げさせようと手を伸ばす。

「疲れ………いのか………?」
(-63) arenda 2023/11/29(Wed) 22:15:17

【秘】 点燈用 トムラビ → 愛玩用 アトリ

「そうでしたカ。下名の分のココアもお飲みになりますカ?
 下名はあまり必要としていませんかラ」
「好きなモノ……そうですネ。
 柔らかな光、でしょうカ。食べ物でハ、ありませんガ。
 食べ物なラ……ううン。
肉?


窓を拭きながらの返事。割と肉食系だったらしい。
(-64) shell_memoria 2023/11/29(Wed) 23:29:01

【秘】 愛玩用 アトリ → 点燈用 トムラビ

エ……!!
いらないの……?
 いらないなら…もらうけど…」

本当に?いいの?マシュマロ浮かべてくれるらしいココアを?
いらないのか…
なぜだか少し遠い目をして、すごく狭い世界の広さを思い知ったような気になったのであった。

「やわらか…ってことは、ひなたぼっこはすき?
 アトリもひなたぼっこすき〜。
 お肉もいいよね〜、元気になるし!」

あれ食べてみたいな、串に刺したまま焼いたおにく。
お家では出たことがないから…なんて言葉がこぼれた。
(-68) NineN 2023/11/30(Thu) 0:30:27

【秘】 点燈用 トムラビ → 歌唱用 シングソン

下げたままの頭にノイズ交じりの声が降る。
なれば、その姿勢のまま返事をする。
呼吸に身体が動く様もわかる。
手が触れる事になっても、
微かに身体を跳ねさせるのみだろう。

「ご質問への答えと致しましてハ、疲労は致しまス。
 しかシ、上位存在からノ、指示ハ、全てに優先されまス」

もし頭を上げさせようとしたなら、
素直に頭を上げるだろう。
或いは、それ以外の何かをするなら、
それにも素直に応じるはずだ。
(-69) shell_memoria 2023/11/30(Thu) 0:46:02

【秘】 点燈用 トムラビ → 愛玩用 アトリ

「下名ハ、最低限で構いませんかラ。
 あなたくらいノ、子ハ、グレイであレ、
 そういったものヲ、喜ぶのでしょウ?」

変わらぬ微笑みでそう呟く。窓は綺麗になっていく。

「ひなたぼっコ。懐かしイ、響きでス。
 えエ、大好きですヨ。暖かな光を身体ニ、
 たっぷりと浴ビ……まア、下名ハ、
 ご覧の通り黒いのデ、余り長時間、出来ませんガ」

調理係の皆様ニ、頼んでみてハ?
そう返してまた一枚、窓が綺麗になった。
(-70) shell_memoria 2023/11/30(Thu) 0:51:12
トムラビは、実はもう他のグレイに掃除の余地はないくらい、廊下を綺麗にしてある。各自の部屋は立ち入れないが。
(a27) shell_memoria 2023/11/30(Thu) 0:52:57

トムラビは、過分のご称讃ニ、ございまス。
(a29) shell_memoria 2023/11/30(Thu) 1:28:22

【秘】 看守用 バンドッグ → 点燈用 トムラビ


「トムラビ殿、今は手空きだろうか?」

昼食の後、掃除や洗濯も一段落ついただろう頃。
あなたがまた玄関や何処かで佇んでいるならそう声を掛け、
部屋に居たなら、三度、生真面目なノックの後。

「ある程度資金も集まったゆえ、
 軽く買い出しに行こうと思うのだ。重たいものは小官が、
 軽いが嵩張るものはトムラビ殿に持って頂きたい」

「具体的に言えば広間に置く菓子類はトムラビ殿に頼もう。
 小物や食器なども備え付けのものはあるが、
 それぞれのものを買ってもいいだろうな。
 装備の新調をしてもいい。それらは小官の担当だ」

「ああそれと、リュイ殿の折り紙も買わねばな」

一先ず現時点でも揃えられそうな要望品を挙げていく。
家具にあたりそうなものは家具店のオープン待ちだ。

「トムラビ殿は、他に何か
 あった方が良いと思うものはあるだろうか?」
(-82) unforg00 2023/11/30(Thu) 3:29:13

【秘】 愛玩用 アトリ → 点燈用 トムラビ

最低限との言葉にすこしだけムとなる。

「最低限ってことは、やっぱりちょっぴり飲みたい?
 実はね…アトリはココア好きだけど、
 みんなで飲んだほうがおいしいんだよ」

こっそり!あなただけに教えちゃう。
明確にいらないと拒絶しない限りはそうであればいいなと思っている。

「やった!じゃあじゃあ、今度一緒にしよ?
 ちょっとだけお外に出て…ぽかぽか〜って!」

お手伝いした方がいいやすいかなあ。
次にごはん当番になったら言ってみる!ありがとう!
そんな話をしている間も窓がどんどんきれいになっていく…
(-85) NineN 2023/11/30(Thu) 7:19:55

【秘】 点燈用 トムラビ → 看守用 バンドッグ

恐らく、初めに出撃していったあなた方が帰還した頃も、
まだ掃除は続いていた。昼食時ももしかしたら、
食堂に姿を現さなかったかもしれない。
とまれ、先に宣言した通り。
玄関にいなければ部屋にいただろう。
ノックをすればすぐに「はイ」と返事があり、扉が開く。

「ごきげんよウ、バンドッグ様。下名にご用でしょうカ」

扉の向こうはトムラビの肌と同じ、
暗い色の壁紙が貼られた部屋のようだった。
用件に関しては説明の度頷いて見せ、
最終的には「かしこまりましタ」で締めくくる。
質問に対してはしばし悩むような様子を見せ、

「やはリ、家具類の需要が高いかト、思われまス。
 それが無理な現状でハ、特に思いつきませン。
 ……あア、そうダ。購入物ではないのですガ。
 下名ニ、単独でノ、塔への探索許可ヲ、
 頂きたいのでス。深入りノ、予定はなク、
 入口付近デ、軽く様子見がしたク……」
(-88) shell_memoria 2023/11/30(Thu) 9:23:00

【秘】 点燈用 トムラビ → 愛玩用 アトリ

内緒の情報を教えて貰うと、ふ、と微かな呼気が漏れた。

「こほン、失礼ヲ。であるならバ、尚の事。
 下名の分モ、お飲みくださイ。
 皆様の集まル、食堂で頂くのガ、よいでしょウ」

そう微笑んだ。あなたの言う「みんな」に、
このグレイは含まれないと思っているのかもしれない。
そして次の窓が磨かれていく。
ヒールを含めた身長は窓の最上にも手が届いた。

「それがご命令ならバ、ご一緒致しましょウ。
 皮膚が焼けなイ、程度デ、お願い致しますネ」

豪華なバーベキューセットでも
家具屋で売りに出されればいいのだが。
その際ハ、下名にもお手伝いできるかト。
灯を扱うグレイはそう付け足し、
やがて掃除を終えた。次は1階、と思ったが、
今はグレイが多いから。きっと深夜にでも続きをするだろう。
(-90) shell_memoria 2023/11/30(Thu) 9:33:52
トムラビは、1階の掃除は夜中にやろうと考えた。
(a31) shell_memoria 2023/11/30(Thu) 9:35:52

【秘】 愛玩用 アトリ → 点燈用 トムラビ

「みんなってことは〜!トムラビさんも、一緒なの〜!
 もうもう、いっつもはしっこにいるの…
 好きでそうしてるならいいんだけど、そうじゃないなら!
 今日のおひるはアトリのおとなりで食べること!きめた!」

ずびし。
指をさすと失礼なので、片手は腰にやってもう片手は天を指した。

「あちあちにならないように、30分くらい?
 これもやくそく!きめちゃったもんね!」

なんだかめちゃくちゃな言説だ。
もちろんこれは一方的な押し付けであって、あなたはどう対処してもよい。
(-96) NineN 2023/11/30(Thu) 10:34:07

【秘】 点燈用 トムラビ → 愛玩用 アトリ

「……」

あなたの動きをじっと見る、その顔には
変わらない微笑みが湛えられている。

「御命令を受領しましタ。点燈用、本日の昼食ハ、
 アトリ様の隣席にテ、失礼させて頂きまス」

ひとつ頷き。

「御命令を受領しましタ。点燈用、
 アトリ様の御指示に従イ、
 30分程度ノ、日向ぼっこニ、
 ご同伴させテ、頂きまス」

ふたつ頷き。
もう一度微笑むと、掃除用具をまとめて、
一旦片付けに入りましょウ、と歩き始めるだろう。
(-97) shell_memoria 2023/11/30(Thu) 10:49:42
トムラビは、どうやらお昼ご飯の席にはいたらしい。
(a32) shell_memoria 2023/11/30(Thu) 10:53:44

【秘】 愛玩用 アトリ → 点燈用 トムラビ

「命令じゃ、ないんだけどな〜…
 おねがい、だとおんなじになっちゃう?」

いちど頰をふくらませ、ふっと息を吐く。
自分のわがままは叶えられたが、望んだ形が手に入ったとは言い難い。

「…ん!片付けして、休憩して、
 それからおひるたべようね!」

だから、とりあえずは目先の楽しみな時間を取ることにした。
短くはあるが、まだあなたと話したいことはたくさんある。
約束だってある。
だから、今のところはいったん置いておくことにしたのであった。
(-100) NineN 2023/11/30(Thu) 11:13:07

【秘】 歌唱用 シングソン → 点燈用 トムラビ

くい、と指先でその額を軽く持ち上げるようにして、
頭を上げるよう促す。
じ、とそのまま顔を見つめて。

「……俺達……ザザザ……道具………ない………
 ……疲れ………やすむ………いい………」


"俺達は道具じゃない"
……グレイらしからぬ言葉。
歌唱用は疲労を感じているという君を心配し、
叶うならその体を緩く押して、近くのソファに
座らせようとする。

「……やりたいこ………自分で考………
 ………やってい…………はず………」


疲れたまま動き続けたら、倒れてしまうかもしれない。
ちゃんと疲れたら休むべきだ、自分の意思で、と、
隣に座りながら告げた。
(-102) arenda 2023/11/30(Thu) 11:31:20

【秘】 点燈用 トムラビ → 愛玩用 アトリ

「……」

微笑み。変わらない表情のまま、首肯を行い。

「かしこまりましタ」

約束は果たされるべきであろうから、
きっとそのように。一礼の後、去っていった。
(-104) shell_memoria 2023/11/30(Thu) 11:41:57

【秘】 点燈用 トムラビ → 歌唱用 シングソン

されるまま、促されるまま。
これは頭を上げ、押され、座らされる。

「……」

微笑んだまま、僅かに首を振った。

「下名ハ、
貴方様方ノ
、受け皿でございまス。
 常よリ、休憩を頂けテ、下名は幸せデ、ございまス。
 灯を燈シ、交換すル、仕事を続けさせテ、頂キ、
 グレイとしてノ、本分を達するこト、
 身に余ル、光栄としテ、享受させて頂いておりまス」

流れるように、そう告げる。
それはまるで、決められた文字を読み上げるかのように。

「シングソン様がお求めならバ、
 下名の薄汚イ、黒き身体をお好きにお使いくださいまセ」

これもまた、続きの条文を読み上げるように。
隣に座るあなたに微笑んだ。

あなたは何かがおかしいと感じてもいいし、
或いはこれの言う通り、これを好きに扱ってもいい。
(-106) shell_memoria 2023/11/30(Thu) 11:53:04

【秘】 歌唱用 シングソン → 点燈用 トムラビ

ぎし、軋んだソファ。
軽く足を開き、腹部の前で指を組んだような姿勢をとって、
首だけを回して君を見る。

「……………」
「…それ……ザ……愛玩用……仕事……
 ……君…………用じゃな………」


肉体そのものでの奉仕は、少なくとも愛玩用に求められる仕事だ。
君はそうではなかった、と記憶している。
お求めならば、の言葉には緩く首を振った。

「………今、上位……自由行動……命じ……
 ………どうす………?」


上位存在に好きに過ごしていい、と言われたら、
君はどうやって過ごすのだろう。
休息すら言われなければ取らない君に、自由意思があるのかどうか、
気になった。
(-107) arenda 2023/11/30(Thu) 14:45:59

【秘】 点燈用 トムラビ → 歌唱用 シングソン

「はイ、下名は点燈用グレイでございまス。
 愛玩用グレイではございませン。
 一切の違法性なク、正しい運用状態デ、
 正確に仕事をこなしてございまス」

再度、条文のように。
しかし二度目の言葉にはぴたりと止まり。

「……自由行動にハ、最低五人の認証を必要としまス。
 まタ、ご質問の内容に関しましテ、
 機密保持によリ、詳細をお答えする事が出来ませン。
 お問い合わせはお近くの上位権限所持者にお願い致しまス」

そして微かな軋む音がした。身動ぎもしないのに。

「 位権 所  ヲ 認 し  か?」
(-108) shell_memoria 2023/11/30(Thu) 15:21:07

【独】 点燈用 トムラビ

「(自由行動を指示されたラ?何もしませン)」
「(何も出来ませン。許可を求めてさまようだけでス)」
「(どうセ、ここから出たって碌な事がありませン!)」
「(クソくらえでス!)」
(-109) shell_memoria 2023/11/30(Thu) 15:27:58

【秘】 看守用 バンドッグ → 点燈用 トムラビ


「単独での探索か?」

暗色の部屋には目を瞬かせ、
あなたの言葉にはややきょとんとして。
とはいえその方が性に合う者も居るだろう。
今のところはそのように解釈した。

「うむ……先遣部隊というわけでもないが、
 ある程度は探索も進んだ。敵もさほど多くはないだろう。
 監察官殿も適宜モニタリングしている。」

「小官は問題ないと判断するが…
 万一に備え、装備や携行品は整えて行くと良い。
 残党が入口付近まで出てこないとも限らんからな」

非力なグレイにも身体能力に補正が掛かっているとはいえ、
あなたの戦い方がどんなものかは知らないままだ。
念には念を、と提言した。

「買い出しだが、すぐに向かえるだろうか?
 何かしら準備が必要であれば玄関で待っていよう」
(-113) unforg00 2023/11/30(Thu) 16:49:20

【秘】 点燈用 トムラビ → 看守用 バンドッグ

「単独探索の御許可、感謝致しまス」

深々と頭を下げ、数秒して頭を上げる。
変わらぬ微笑み、変わらぬ態度だ。

「かしこまりましタ。この後のご同伴の際にでモ、
 簡単に整えさせテ、頂きまス。
 はイ。現在待機中でしたのデ、問題ありませン。
 あらゆるご要望にお応えできまス」

荷物らしい荷物もない。洞窟のような暗さの部屋から、
闇を引き出したようにその姿が廊下に出てきた。
そのままあなたの三歩ほど後ろからついていくだろう。
(-116) shell_memoria 2023/11/30(Thu) 17:00:18

【秘】 歌唱用 シングソン → 点燈用 トムラビ

言わされている。
………と感じた。
まるで自分が主人の作った歌を歌わされているときのようだった。
感情のない、楽譜を読み上げるような言葉。

「………厳重すぎ……ザザ……軍事用……あるまい……
 ここに来………意味が無………そのまま………」


上位者の許可がなければ何もできない。
それではここに来た意味がない、と。
ここは、今までの生活でストレス値を貯めたグレイが来る場所なのに。
今までの生活と同じ環境のまま過ごしては。

「…監察官………ザザ………ないのか……?
 ……ここでは……誰……許可を……くれる………」


自由にさせてあげたい。
不自由なのは苦しい事だと、歌唱用は思うから。
(-121) arenda 2023/11/30(Thu) 17:26:05

【秘】 看守用 バンドッグ → 点燈用 トムラビ


「小官は一グレイゆえ、正式な許可というわけでもないがな…
 ……い、いい。そこまでせんでいい
 小官らは同じグレイなのだ、
 もう少し肩の力を抜いてもいいのだぞ」

深々と頭を下げられれば、少し慌てた様子で。
自分が言えた事でもないのだろうが。

「…だが、よくよく気を付けてくれ、トムラビ殿。
 どうもこのテストプレイ、妙な事が多いのだ」

異様な挙動を取るNPC、情報に無い敵。
サポートAIの不在といい、何が起きるかわからない状況だ。
万一には備えてくれ、と念を押した。


そうして二人、娯楽施設へ。
先ずは軽いものから、と菓子類を見に行くだろう。

「……そういえば、極東の出身の者が居たな。
 菓子類も各自の出身に合わせたものを選ぶべきだろうか…
 トムラビ殿はどういった所から来たのだ?」

並ぶ菓子類のデータを見て、ふと。
クッキーやスナック菓子だけでなく、煎餅やら大福やら
そういったものもあった方がいいのだろうか、と。
(-122) unforg00 2023/11/30(Thu) 17:37:16

【秘】 点燈用 トムラビ → 歌唱用 シングソン

「上 権限 持者ハ」

軋む音。よくよく聞けば、それは顔からだ。
頬が微かに痙攣しているのが見える。

「全テ、の男性でス」


ぎちり。表情が深い笑みに変わった。

「……!……、……」

そして点燈用は喋るのをやめ、
どこかぎこちない動きであなたにしなだれかかる。
そういった機能はないはずだ。
これにも、そしてあなたにも。

しかしこのグレイはあなたの身体を撫で上げ、
すり寄り、笑顔を崩さないままでいるだろう。
放っておけばズボンの股の部分、
或いはその中にまで、手を伸ばそうとする。
例えそこに何もないとしても。
(-123) shell_memoria 2023/11/30(Thu) 17:45:24

【秘】 点燈用 トムラビ → 看守用 バンドッグ

「かしこまりましタ、バンドッグ様」

果たして言葉が通じているのかいないのか。
相も変わらない様子でそう答え、
念押しにもひとつ頷きを見せるのみだった。

娯楽施設。特に何を見るでもない、
ただ先を行くあなたの3歩後ろを行く影。
質問されれば、そうですネ、と声を返すだろう。

「下名ハ、現在は都市部を中心ニ、
 各地に派遣されておりまス。極東、中東、
 北部、南部、場所を問わズ、ですネ。
 未踏破地域及び、危険地域が主たる勤務地、
 といった所でしょうカ」

欲しがる方がいらっしゃるのなラ、
買うのも悪くはありませン。
資金にどれほど余裕があるかハ、わかりませんガ。
そんな風に微かに首を傾げながら、随伴する。

そして荷物を差し出されれば、その全てを抱え。
やはりあなたの3歩ほど後ろを歩くのだ。微笑んで。
(-124) shell_memoria 2023/11/30(Thu) 17:53:35

【独】 点燈用 トムラビ

点燈用トムラビ

【男性】に対する非常に高いストレスを持つ。
現実世界においては非常に劣悪な環境で"飼われて"おり、
グレイにとってのハノイの塔のように、
人間男性にとってのグレイとして扱われている。

口裏合わせと発言・表情強制コードにより
ストレス診断を掻い潜る予定だったが、
想定よりも診断の精度が高く、
また"慰安"の際に外部に見られた事でこれが露見し、
止む無くハノイの塔に送り出される事となった。

バーチャル内部では男性型グレイからの言葉をも
命令として取得し、その指示を聞く事を強制されている。
解除には「5名以上の男性からの指示で自由行動を得て」、
「仕掛けられた服従コードを解除する」必要がある。或いは
「メンテ・バグによって服従コードが損壊される」事でも可。

どちらも起きないまま終了した場合は……
まあ多分なんとかなりますよ。人権、もとい
グレイ権団体とかが動いて助けてくれる予定です。ねっ。
(-125) shell_memoria 2023/11/30(Thu) 18:02:32

【秘】 看守用 バンドッグ → 点燈用 トムラビ


「危険地帯が主な勤務地、か……
 危険を伴う仕事だろうが、
 それゆえ頼りにされているのだろうな。」

「主に活動する場が僻地というならば、
 各地に派遣されているとはいえ、世俗にはあまり触れないか」

であれば助言を乞うのも酷だろうか。
そう判断して、無難な洋菓子やスナック菓子、
それから大福他諸々を購入して、袋はあなたに預けよう。
微笑む影とポッドを連れて、次は小物や日用品の並ぶ店舗へ。

「……最近は、明かりひとつ取っても様々なのだな。
 小官はあまり洒落たものには疎いのだが…
 点燈用ゆえだろうか。
 こういったものはトムラビ殿によく似合うな」

指さした先、ふと目に留まったアロマキャンドル。
暖色と寒色が相反せず調和した色のそれは、
暗所で点ければ、きっとあなたのように見えるだろう。
(-127) unforg00 2023/11/30(Thu) 18:23:50

【秘】 点燈用 トムラビ → 看守用 バンドッグ

「他にやる者がいないのデ、
 下名がその役割に充てられたのですヨ。
 今でモ、炭鉱作業ヤ、洞窟探索ノ、
 先頭を行くこともおおいでス。
 頼られているかと言われるト、
 ……はイ、仕事をさせて頂けテ、幸せでス」

一定の調子で喋り続けながら、
菓子の詰まった袋を提げて、小物の下へ。

「アロマキャンドルですネ。
 下名もかつて好む物でございましタ。
 火の取り扱いには気をつけるべきですガ、
 皆様が必要ならバ、お買い上げになってモ、
 よろしいかと愚考致しまス」

変わらぬ微笑で、やっと点燈用らしい発言が出た。
(-128) shell_memoria 2023/11/30(Thu) 18:35:51

【秘】 看守用 バンドッグ → 点燈用 トムラビ


「……君は本当に、そう思っているか?」

運用されているだけマシ。
一定の調子で喋り続ける中、少しだけ間が開いたような気がして。
いつかの軍事用の言葉が頭を過ぎった。

「かつて、という事は今はそうではないのか。
 それとも単に、触れる機会がなくなってしまったのか?
 …君の招集された理由は、塔へ向かう理由は、何だ?」

問い掛けは、『塔内部での事』ではない。
ゆえに、この娯楽施設で話しても問題ない事と判断した。
通り過ぎていく他チームのグレイや監察官、従業員だって
その喧騒に紛れて、この会話を聞く事は無いだろう。
(-129) unforg00 2023/11/30(Thu) 19:30:20

【秘】 点燈用 トムラビ → 看守用 バンドッグ

「はイ、愚かで中古品のグレイたる下名ニ、
 グレイの主人たる人類様方の危険を取り払ウ、
 光栄なる任務をお与え頂き誠にありがとうございまス」

用意された文面を読み上げるような返答。
微笑みは崩さず、歩みも同じように。

「現在、必要物資を十二分にお与え頂いておリ、
 これ以上の物品贈与は下名の身に余る光栄のたメ、
 大変恐縮ではございますガ、お受け取りできませン。
 ……あア、下名の召集理由ですカ?外部からの連絡及び、
 非情に高度なストレス値による召集と聞いておりまス」

また、同じように読み上げるような言葉。微笑み。
一瞬の途切れと、質問への返答。
菓子の袋があなたの後ろを歩く度に揺れた。
(-130) shell_memoria 2023/11/30(Thu) 20:26:03

【秘】 看守用 バンドッグ → 点燈用 トムラビ


「……君は、」

歩みを止める。
プログラミングされたように読み上げられる返答。

グレイとはいえ副看守として、
経費削減を受けている旧型とはいえ娯楽もある。
比較的に恵まれていた看守用には、
自分が自分の職務に抱くそれとは違うものに思えた。
(-131) unforg00 2023/11/30(Thu) 20:55:40

【秘】 看守用 バンドッグ → 点燈用 トムラビ


「気が変わった。
 ここで少し待っていてくれ」

すたすたと、来た道を戻っていく。
そうして間もなく戻ってくれば、
ずい、とあなたに小さな紙袋を渡した。

「小官が必要だと思ったから、
 小官が君に贈る為に買った・・・・・・・・・・・・
 部屋に置いておくといい。これで問題はあるまいな。」

中を見れば、それは先ほど指したアロマキャンドルだ。
贈り物と言うにはラッピングされてもいない、質素な紙袋だが
今はきっとそれでいいのだろう。

「君に必要なのは、きっと塔の攻略ではない。
 …君が意義を感じないというなら無理強いはしないが、
 君さえ良ければ、また二人でここに来よう」

「これは命令や指示、提言ではない。ただ…」
(-132) unforg00 2023/11/30(Thu) 20:56:28

【秘】 看守用 バンドッグ → 点燈用 トムラビ


「ただ……その……そうだな…
 ……ゆ、友人としての提案だ。」
(-133) unforg00 2023/11/30(Thu) 20:56:45

【秘】 歌唱用 シングソン → 点燈用 トムラビ

錆びついたねじを無理やり回すかのような耳障りな音。
軋む頬、歪められた表情。

歌唱用グレイには本来、生殖機能はない。
それでも主人の意向で"人間らしく"を掲げられたそれは、
細部まで人間に近しい作りにされている。
見た目だけではなく、機能まで。

「………ッ」

しなだれかかられ、体を撫でられぞわりと毛が逆立つ。
体が強張り、くすぐったさを感じる。
確かに何かが存在している股の間に手が滑っていくのをみて、
がし、とその手首を掴んだ。


「……や、り、た、く、な、い、こ、と、は」


壊れた喉が音を濁らせないよう、一音一音はっきりと。

「や、って、は、だ、め、だ」

「……グ、レ、イ、は………に、ん、げ、ん、の」
「き、み、は、お、と、こ、の」
「………ど、れ、い、じゃ、な、い」


到底グレイが言うべきではない言葉を、告げる。
まるで人間のように辛そうに眉を歪めながら、
歌唱用は君の手を掴んだまま、見つめ続けた。
(-134) arenda 2023/11/30(Thu) 21:23:02

【秘】 点燈用 トムラビ → 看守用 バンドッグ

「かしこまりましタ」

待っていてくれ、との言葉に立ち止まる。
微笑みをたたえて静かにそこにいる。
戻ってくる時まで、一歩もそこから動いていなかった。

「おかえりなさいまセ」

一礼。しみついたような動き。
しかし、差し出された紙袋には一度首を傾げた。

「……下名に?それハ……
 問題ハ、ありませんガ……」

控えめに手を伸ばし、やっと、という具合にそれを受け取る。

「……ありがとウ、ございまス。
 提案をお受け致しまス。
 ……ところデ、バンドッグ様。バンドッグ様は確カ、
 無性型だったト、記憶しておりまス。
 その、可能であれバ、[言語プロテクト]。
 …………あア、まア、そうでしょうネ。
 いエ、失礼しましタ。
 さア、武器の確認ニ、参りましょうカ」
(-135) shell_memoria 2023/11/30(Thu) 21:28:44

【秘】 点燈用 トムラビ → 歌唱用 シングソン

軋んだ笑顔がそのまま、手首を掴まれる。
そうされるまではねっとりと。
そうされればあっさり、手が止まる。

一音一音を耳にしながらも、笑顔は変わらない。
声も、上がらない。

まるで無理に動いたように、今度は首が軋む音。
次いで、顔が。さらに、無理に口を動かす音。

「か めい ハ」
「どれ い でス」

そこでようやく、顔の軋む音が消えた。
(-136) shell_memoria 2023/11/30(Thu) 21:34:38

【秘】 点燈用 トムラビ → 歌唱用 シングソン

「……。失礼ヲ、致しましタ。
 シングソン様ハ、男性型でしたネ。
 ご覧の通リ、下名ハ、男性と見た相手ならバ、
 ほとんど全ての言葉ヲ、命令としテ、
 受領しまス。本来ハ、言語プロテクトガ、
 かかっているのですガ、下名を"ご利用"ノ、
 男性にハ、機能説明の為、一時的ニ、
 プロテクトが外れるのでス」

「下名ハ、奴隷でございまス。
 と言うようニ、自身を卑下する言葉のミ、
 常も言語プロテクトされておりませン。
 それ以外、特に、下名ガ、……」

「……下名ガ、お伝えできるのハ、
 この程度が精いっぱいでございまス。
 『どうカ、お恵みヲ』。
 『五人デ、お相手くださイ』。
 『全てを受け入れまス』、
 『それが命令ならバ』、
 『壊してくださイ』。
 ……説明機能を終了しまス」
(-137) shell_memoria 2023/11/30(Thu) 21:44:24

【秘】 看守用 バンドッグ → 点燈用 トムラビ


「……うむ!であればまた共にここに来よう」

断られたならどうしたものかと思っていたが。
随分柄でもない事を言ってしまった気もするし。
とはいえ無事、
紙袋と提案と、どちらも受け取って貰えたなら頷いて。

「ああ、確かに小官は無性型であるが……
 む? 用件は良いのか?良いなら良いのだが……」

プロテクトに阻まれ、宇宙番犬になった。

「…うむ、武器生成店の方へ向かうとしよう。
 資金的にも素材にも余裕はある。
 あまり節約は意識せずとも問題ないだろう」

気を取り直して、武器生成店へ歩みを進める。
店には陳列されている既製品もあるが、
店員に話し掛け、新たに生成してもらう事もできるようだ。
(-138) unforg00 2023/11/30(Thu) 22:02:44

【秘】 点燈用 トムラビ → 看守用 バンドッグ

「かしこまりましタ」

やはり、一礼。

「機会があれバ、いずレ」

宇宙番犬となったあなたにそう言って、
再度三歩後ろを行く。ヒールの音が鳴った。

「なるほド。想像より随分多ク、
 用意されているようですネ。
 女性の店員様はいらっしゃいますカ?」

そう言って女性の店員の所に近付いていった。
どうも新たな武器の生成をする事にしたらしい。
ゲーム的な都合で数秒後、出来上がった。

「良き物でス」

棘だらけの八角柱の外枠が付いたランタン……
に、鎖を接続したものが。見た目は最早棘鉄球のそれだ。
(-139) shell_memoria 2023/11/30(Thu) 22:15:28
トムラビは、武器を生成した。良き物でス。
(a38) shell_memoria 2023/11/30(Thu) 22:16:09

【秘】 看守用 バンドッグ → 点燈用 トムラビ


「なかなかいかついものを使うのだな……」


とはいえたとえ非力であっても棘と遠心力で威力を補える。
改造としては実に合理的、良いものだ。

「うむ、だがしっかりとした武器があれば
 単独での探索も一安心といったところだろう。
 その点では十分に頼もしいものと言える。
 やはり同性の方が使い心地に理解もあるのだろうな」

生成された武器を持ったあなたを見て、うむうむと頷いて。

「…さて、後は食器でも見て帰るとするか。
 それぞれのマグカップくらいはあってもいいだろう。
 当番の仕事をしっかりとこなした者には、
 ロベル殿がココアを淹れてくれるようだしな。」

「まあ、色は小官が独断と偏見で選ぶのだが。」

あなたは彼と同じく掃除・洗濯当番だったから。
ちょっとだけ冗談めかしてそう言った。
(-140) unforg00 2023/11/30(Thu) 22:33:18

【人】 点燈用 トムラビ

全部ちょっとずつ食べればいいという結論に達した愛玩用。
その傍らで佇んでいる点燈用だ。
その場の全員が好きな物を取ってから、
最後に残った物からひとつ選んで食べるだろう。
サンドイッチ辺りを。
(50) shell_memoria 2023/11/30(Thu) 22:34:05

【秘】 点燈用 トムラビ → 看守用 バンドッグ

「灯りという事を念頭におけバ、
 このようなモノも持てるという事がわかりましタ」

鎖を鳴らす。片腕に巻きつける形でぶら下げた。

「尤モ、無理は出来ませんがネ……ハッ」

一瞬、自嘲するような笑いが出た。

「あア。ココア、言っていましたネ。
 そういえバ、下名の分ハ、アトリ様に差し上げル、
 約束をしているのでしタ。
 下名に色彩センスの類はございませン。
 バンドッグ様にお任せ致しますヨ」

こちらは変わらぬ微笑。
……いや、今までより少しだけ柔らかいだろうか。
(-141) shell_memoria 2023/11/30(Thu) 22:40:14

【秘】 看守用 バンドッグ → 点燈用 トムラビ


「ああ、なるほど。
 つまり小官も盾でさえあれば攻撃的なものも…
 ふむ、もしもの時は参考にさせてもらおう」

ちょっとした検証の結果には、感心したように頷いて。

「…単独では難しいと感じたら、その時は小官を頼ってくれ。
 いや、もちろん他の者でもいいのだが……
 バーチャル内とはいえ、痛いものは痛いのだからな」

自嘲するような笑いを聞けば、ついお節介を申し出てしまう。
ゲーム的に補正が掛かっているとはいえ、
元々の用途の違いというものはやはり大きいだろう。

「小官にだってそんな機能は無いのだ!
 まったく、頓珍漢な色になっても恨んでくれるなよ」

前半は異を唱えるように、後半は苦笑するように。
12人分、12個のマグカップを購入して帰っただろう。
(-142) unforg00 2023/11/30(Thu) 22:49:51

【秘】 点燈用 トムラビ → 看守用 バンドッグ

「トンファーも盾のように扱えると言えバ、
 バンドッグ様もトンファーを扱えるのでしょうカ」

段々と存在の哲学的な話になってきた。

「あア、いエ。下名は……そうですネ。
 少々、あるのでス。権限所持者様を相手に、
 ……。まア。その時ハ、バンドッグ様ヲ、
 お呼び立てさせて頂くやもしれませン」

そうならない事を祈ってはいますガ。
そんな言葉をつけたしながら、後ろを行く。

「さテ、どうでしょウ。下名はなんでも問題ないですガ」

他のグレイはどうでしょう。
そんな響きを多分に含んだ冗句を飛ばして、
荷物と武器を手に戻った事だろう。
(-143) shell_memoria 2023/11/30(Thu) 22:57:35

【秘】 歌唱用 シングソン → 点燈用 トムラビ

元に戻るまでの、一連の様子を見つめ続ける。
用途外の使用をされていたのは明らかだ。
しかも、使用するためになにか弄られてるようにすら思う。
軋んだ笑顔を無理やり浮かべて、男に媚びて。
グレイだというだけで、
こんな所業がまかり通るのか?


「俺は……ザザザ………自分……意志の無……動は望まな……
 ……男………5人……自由行……出来る………?」


自由行動をするには、最低五人の許可がいる。
上位権所持者は、全ての男。
幸いここは男所帯だ。5人の男性型グレイからの許可さえあれば、
君は自由に動くことができるだろうか。
この問いかけに君が答えられないとしても、
歌唱用はその仮説を実証するため、行動に移そうと考える。

「……俺達は…………自由………生き……はず……」
「……それ……飲み終わ………休憩……てくれ……」


ギシ、ソファから立ち上がり、白い指で
君に渡した飲み物を指さして。
せめてそれを飲み終わるまでは休んでくれ、と。
……今はただの"命令"になってしまう言葉を、
ノイズ交じりに告げたのだった。
(-144) arenda 2023/11/30(Thu) 22:59:46

【秘】 点燈用 トムラビ → 歌唱用 シングソン

明後日の方向を向いて、頷く。
……先の質問に対する答えのつもりだろう。
幾らか、権限にも穴はあるらしい。

「……かしこまりましタ、シングソン様。
 下名のようなものにもお声がけ頂キ、
 ありがとうございましタ。良い一日ヲ」

座ったまま、深く一礼。あなたが去ってから頭を上げ、
ようやく、と言った具合にお茶を頂くのだった。
(-147) shell_memoria 2023/11/30(Thu) 23:09:01

【人】 点燈用 トムラビ

愛玩用が喜びに湧いている横で、
バナナスムージーを手にどうしたものか……
みたいな顔をしている点燈用。

とはいえこれも約束の内か。
折角作って頂いたのだし、まさか捨てる訳にもいくまい。
少しずつ少しずつ、味わうようにしていただいた。
……時々頷いている。美味しい。
(58) shell_memoria 2023/12/01(Fri) 0:15:27
トムラビは、その後、食器を片付け洗いまで済ませて、掲示板の前へ。
(a51) shell_memoria 2023/12/01(Fri) 0:16:11

トムラビは、数秒立ち止まった後、既に許可を得た塔へと一人出かけていった。今日は様子見。
(a52) shell_memoria 2023/12/01(Fri) 0:16:34

【神】 点燈用 トムラビ

鎖の音がする。次いで、空を切る音が続く。
最後に、何かが砕ける音がして。

「なるほド、理解しましタ。正体がわからない距離デ、
 且つ相手に気付かれる前ならバ、何も問題はなイ」

鎖を引く。棘のついた八角柱状の外枠の、頑丈なランタンが
喧しい金属音を立てて手元に戻ってきた。

「あア、……これはこれデ、ストレスですネ」

腕に鎖を巻き付ける。ランタンが手元で暖かく光る。
それを見て、またゆっくりと歩き出した。

/* 攻略ではないのでタグつけないでおきます
(G49) shell_memoria 2023/12/01(Fri) 0:25:19

【神】 点燈用 トムラビ

鎖を振るって、首に引っかけ、思い切り引く。
それだけで入口付近のエネミーは容易く死んでくれる。
なんなら、初めに引っかけた時点で顔面にぶつかる
ランタンの一撃で0と1に分解されてくれる。

「……あア、熱中しすぎましタ。何匹やりましたかネ」

鎖を引く。ランタンが引きずられ、手元に戻った。
酷使のせいか、幾らか汚れている気がする。
バーチャル的には劣化も何もないはずなのだが。

「帰ったら磨いてやりましょウ。
 今日モ、よく照らしてくれましタ」

腕に鎖を巻き付け、黒い指先でランタンを撫でる。
そうして帰路についた。

「……わオ」

ふと稼いだクレジットを見て、そんな声をあげたという。
(G54) shell_memoria 2023/12/01(Fri) 16:34:48
トムラビは、只今帰還致しましタ。……いい香りがしまス。
(a63) shell_memoria 2023/12/01(Fri) 16:35:52

トムラビは、上納品でス。寝ているシングソンに電子ジュース(ココア)をお供えした。
(a65) shell_memoria 2023/12/01(Fri) 17:09:04

【人】 点燈用 トムラビ

「かしこまりましタ、バンドッグ様。
 ……あア、これの使い勝手、良いですヨ」

腕に巻いた鎖とそれに連なる棘ランタンを示した。

「欠点があるとすれバ、傍に誰かいると巻き込ム、
 という事くらいデ。首を折るのに適していまス」

割りと大きな問題を抱えていた。
そのままランタンを手に、
汚れ落としに一旦部屋に戻っていった。
(71) shell_memoria 2023/12/01(Fri) 17:24:58
トムラビは、変な音にビックリして部屋の中のテーブルに手の甲をぶつけた。
(a67) shell_memoria 2023/12/01(Fri) 17:37:34

【人】 点燈用 トムラビ

「何事かト、思ったじゃないですカ」

武器持ってきちゃった。
手の甲を擦りながら、それなりにラフな格好。
ラフな格好なのに腕に鎖を巻いて、
そこから繋がるランタンを揺らしている。これが武器らしい。

「おはようございまス、シングソン様。
 アトリ様もこちらをどうゾ」

電子ジュース(ココア)。
なにせ沢山ドロップしたものだから。
(77) shell_memoria 2023/12/01(Fri) 18:07:03

【人】 点燈用 トムラビ

>>79
「はイ、少々様子見ヲ。そちらは副産物でス。
 20本少々あるのデ、必要ならばお代りもどうゾ」

微笑み。愛玩用、歌唱用二名の様子を眺めてから、
席に着いた。勿論下座だ。
(85) shell_memoria 2023/12/01(Fri) 18:51:03
トムラビは、全員が食べ終わるまで口を付けない。
(a71) shell_memoria 2023/12/01(Fri) 19:32:12

【人】 点燈用 トムラビ

「ム。それハ……指示を受諾。ご一緒させて頂きまス」

自分の存在で待たせるわけにはいかない。
一緒に食べよう、を指示として解釈し、
しかし恐る恐ると言ったふうに口をつけはじめた。

「……美味しイ、でス」
(89) shell_memoria 2023/12/01(Fri) 20:01:43

【秘】 歌唱用 シングソン → 点燈用 トムラビ

食事も終わった夜の頃、黒い姿を見つけて、
足音を立てながら近づいていく。

「…………………」

時計を指してから首を傾げた。
時間を貰えるか?ということらしい。
(-194) arenda 2023/12/01(Fri) 21:29:05
トムラビは、ゆっくり時間をかけて全て食べ終え、ごちそうさまでしタ。
(a78) shell_memoria 2023/12/01(Fri) 21:42:41

【秘】 点燈用 トムラビ → 歌唱用 シングソン

特にやる事もない。誰かからの指示でもない限りは。
この時間から出かける者もそうおらず、
居ても精々が娯楽施設に向かう者くらいだ。

ゆえに、玄関で棒立ちとまではいかず、
広間の端で壁の花となっていた。
そこに訪れた貴方の仕草に二度、瞬き。

「かしこまりましタ、シングソン様」

仕草もまた指示の内なのか、頷いた。
移動するならばあなたについていくだろうし、
そうでないなら変わらず、静かに佇んでいるだろう。
(-198) shell_memoria 2023/12/01(Fri) 21:46:28

【秘】 歌唱用 シングソン → 点燈用 トムラビ

こくり、返事に頷く。
さて場所はどうしようか、と少し悩んで。
くるりと踵を返して、爪先を向けたのは給湯室の方。
広間に隣接するように置かれたそこは、
密室ではないものの廊下からは死角になる、
ちょっとした話にはうってつけの場所だった。

「……文面……ザザ……指示……るか……わからな……が……」


そうしてついてきてもらった場所で、懐から取り出したのは。
丁寧に折られた紙。広げてみればそこには、
【点燈用グレイの自由行動の許可】という題名と、
そこに並ぶ5人の『男性』の名前。
恐らくは、許諾署名書なのだろう。

「……これ………自由に………ごけるか………?」


君に紙を渡しながら、じっと見つめた。
(-200) arenda 2023/12/01(Fri) 22:00:09